【株式会社ラブコットン】序盤(りぼん2007年3月号)を振り返る その1
「株式会社ラブコットン」はすでに連載開始から1年半近く
経ちました。そろそろ序盤の記憶があいまいになる時期と
思われるので、序盤のおさらいをしたいと思います。
============================================================
株式会社ラブコットン 1回(りぼん2007年3月号)
============================================================
○ 超無責任な保護者
「成ちゃーん 今度の行き先はケニアよ」
(りぼん2007年3月号・P.28)
ずいぶん軽いノリですね。観光ではなく長期滞在なの
ですが。
「だったら2人で行ってこい 私は降と日本に残る!!」
「やったー!! 15年ぶりの2人きり」
(りぼん2007年3月号・P.30)
だ め だ こ の 保 護 者 (笑)
成は保護者が海外に行かないようにさせるために
残ると言ったものと思われますが、おバカな人たちは
どうやら言葉の奥底にある本当の意味を汲み取る
力などなかったようです。
成は売れない小説家の父と散在家の母という困った
組み合わせの両親の下に生まれてきてしまいました。
子供は親を選ぶことはできませんが、ここまでひどい親の下に
生まれてしまったとは不運としかいいようがありません。
成の保護者は子供同伴で海外放浪の旅を繰り返し、成をさんざん
ひどい目にあわせ、挙句の果てには、まだ高校生の成と
乳児の降を、お金をほとんど残していかずにケニアへ
放浪の旅に出て行ってしまいました。一応お金が入った
通帳を成に渡したのですが…
「生活費っていくらあんだろ どれどれ…ってごっ
5万?」(りぼん2007年3月号・P.33の3-4コマ目)
ど う 考 え て も 虐 待 で す。
両親は事実上養育を放棄してしまいました。
これって児童相談所に通報されたら成と降は
余裕で保護されそうですね。5万円で生活などできる
わけないですし、高校生ではアルバイトをやった
としても限界があります。
普通の子だったらパニックを起こしてしまうような
状況ですが、成はひと味違う感性を持っていました。
(つづく)
| 固定リンク
「株式会社ラブコットン」カテゴリの記事
- 【株式会社ラブコットン】22話(りぼん2008年12月号)感想 その4(2008.11.30)
- 【株式会社ラブコットン】22話(りぼん2008年12月号)感想 その3(2008.11.26)
- 【株式会社ラブコットン】22話(りぼん2008年12月号)感想 その2(2008.11.24)
- 【株式会社ラブコットン】22話(りぼん2008年12月号)感想 その1(2008.11.20)
- 【株式会社ラブコットン】21話(りぼん2008年11月号)感想(2008.11.18)