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2008年7月 1日 (火)

【株式会社ラブコットン】序盤(りぼん2007年3月号)を振り返る その1

 「株式会社ラブコットン」はすでに連載開始から1年半近く
経ちました。そろそろ序盤の記憶があいまいになる時期と
思われるので、序盤のおさらいをしたいと思います。

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株式会社ラブコットン 1回(りぼん2007年3月号)
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○ 超無責任な保護者

「成ちゃーん 今度の行き先はケニアよ
(りぼん2007年3月号・P.28)

 ずいぶん軽いノリですね。観光ではなく長期滞在なの
ですが。

「だったら2人で行ってこい 私は降と日本に残る!!
やったー!! 15年ぶりの2人きり
(りぼん2007年3月号・P.30)

 だ め だ こ の 保 護 者 (笑)

 成は保護者が海外に行かないようにさせるために
残ると言ったものと思われますが、おバカな人たちは
どうやら言葉の奥底にある本当の意味を汲み取る
力などなかったようです。

 成は売れない小説家の父と散在家の母という困った
組み合わせの両親の下に生まれてきてしまいました。
子供は親を選ぶことはできませんが、ここまでひどい親の下に
生まれてしまったとは不運としかいいようがありません。

 成の保護者は子供同伴で海外放浪の旅を繰り返し、成をさんざん
ひどい目にあわせ、挙句の果てには、まだ高校生の成と
乳児の降を、お金をほとんど残していかずにケニアへ
放浪の旅に出て行ってしまいました。一応お金が入った
通帳を成に渡したのですが…

「生活費っていくらあんだろ どれどれ…ってごっ
5万?」(りぼん2007年3月号・P.33の3-4コマ目)

 ど う 考 え て も 虐 待 で す。

 両親は事実上養育を放棄してしまいました。
これって児童相談所に通報されたら成と降は
余裕で保護されそうですね。5万円で生活などできる
わけないですし、高校生ではアルバイトをやった
としても限界があります。

 普通の子だったらパニックを起こしてしまうような
状況ですが、成はひと味違う感性を持っていました。 

(つづく)

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