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2008年7月25日 (金)

【ゴルバチョフの種】夏休み大増刊号 りぼんスペシャル(2008年)読みきり(牧野あおい作)感想 その1

 「ゴルバチョフの種」ってなんだかりぼん作品とは思えない
タイトルですね。今の小学生は「ゴルバチョフ」聞いても
ピンとこないでしょう。…そもそもソ連は教科書くらいで
しか知らないでしょう。

 ゴルバチョフは本当の意味で世界の歴史を変えた
政治家ですが、ソ連崩壊後はあまり表舞台に登場できなく
なりました。ロシア大統領選に出馬するも、到底当選は
望めない票しか入りませんでしたし。国外の評価と
国内の評価は違うということでしょうか。エリツィンが
それなりの名声も得、ロシア共和国大統領から
ロシア連邦大統領になり地位も獲得したのと比べると
ちょっと境遇の差にいろいろ考えさせられます。

 まさか自分が遠い国でまんがのタイトルに
なるなんて想像もしていなかったでしょうね。

○人生って…

奈也(なや)「私が思うに 人生って当たりの無いクジみたいだ」
(夏休み大増刊号 りぼんスペシャル(2008年)・P.712)

 うわぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!

 夢も希望もないな(笑) 中学生の段階でこんな悟りを
ひらいていたら、この先一体どんな大人になるのだろう?

 …人生に当たりくじはあるよ。自分の目の前の現象を
どう理解するかで、当たりくじにも外れくじにもなる
はずです。

○奈也の友人、翔太が福引きで1等を当てる

 で、商品が花のタネ1年分ってどんだけショボいんだ(笑)
せいぜい2等だろう…余程希少価値のある種であるのなら
別ですが。

 ただ、この花の種はある意味宝の種だったのですが…

(つづく) 

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