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2008年10月 9日 (木)

【君は坂道の途中で】7話(りぼん2008年10月号)感想 その2

【君は坂道の途中で】7話(りぼん2008年10月号)感想 その1
↑のつづき

○千治と大介、亜由への接し方に対する考え方の違いが鮮明に

 亜由と千治がつきあいはじめたので、亜由のことを
好きな大介と、大介のことを好きな森永が動き始めました。
大介と千治は共に亜由のことが好きですが、どうやって
その気持ちを表現するかについてはやり方が違うようです。

大介「あの子が今まで家のことでどれだけ傷ついてきて
今ああやって笑っているのか お前は分かっていない

(りぼん2008年10月号・P.386の2コマ目)



千治「思い出すのがつらい記憶を分かってやることより
思い出す度笑えるような思い出作ってやる方が
俺は大事だと思う

(りぼん2008年10月号・P.387の1コマ目)

 どちらも亜由に対する想いは負けないくらいに
強いのでしょうが、考え方はかなり違ってますね。

 大介は過去の傷を理解してそのうえでつきあいたいと
いう考えで、千治は過去ではなく楽しい未来を共に
作っていきたいという感じなのでしょうが、これは
別にどちらかが間違っているということではないでしょう。

 大介が過去重視の考え方になったのは子供の頃から
亜由と共に過ごしてきて、つらいこともたくさい見てきた
のですからある意味当然でしょうし、千治が未来重視の
考え方になったのは、出会ってからまだ時がそれほど経過
していないのですからこれまた当然といえるでしょう。

 仮に千治が過去に亜由が受けた傷を癒そうなんて
考えたとしても形だけの同情になりかねない
ですから、あまり深く突っ込まないほうがよさそうです。

 私は時計の針はもう元に戻らないのですから、千治のように
楽しい思い出を作ってあげるほうを重視したほうがいいと
思います。どんなに悩み苦しんでも時間は絶対に元に
戻ることはないのですから。

 亜由の立場からすればつらい過去の記憶の再生より
笑いあふれる明日が欲しいのではないでしょうか。

○梨杏(りな)、千治におねがい

梨杏「大介に亜由を渡さないで…
(りぼん2008年10月号・P.386の2コマ目)

 そりゃ梨杏にしてみれば千治は救世主だろう…
だって、千治が現れたおかげで大介の気持ちが
自分に向く可能性が出てきたのですから。もし
千治が現れなかったら大介が亜由にフラれない
限り勝ち目がなかったことでしょう。

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