【君は坂道の途中で】8話(りぼん2008年11月号)感想 その3
【君は坂道の途中で】8話(りぼん2008年11月号)感想 その2
↑のつづき
○亜由、もう捨てられたくないと必死になる
亜由「『自分は捨てられたんだ』と 今度こそ 次の家では
捨てられないようにと必死だった」
(りぼん2008年11月号・P.425の1コマ目)
切ない話だな…小6にここまで決意させるとは。もう子供と
しての生活を楽しむとかいう気分にはなれないのでしょう。
理由はどうであれ亜由は捨てられたという事実は一生消えることの
ない傷を負ってしまいました。
捨てられるという人生に一回あるかないかということが
繰り返されないために必死に振舞う人生なんて…
○亜由、大介を好きになってはいけないと決意
亜由「子供心に 優しいこのいとこを困らせる事だけは
したくないと思った『この人のことだけは絶対に好きになっては
いけない』と胸に焼きつけた」
(りぼん2008年11月号・P.426の5-6コマ目)
亜由は大介のことを思って大介を好きになってはいけないと
決意したのですが、それが結果として大介が一番望まない結果を
生んでしまったのは皮肉としかいいようがありませんね。
相手のことを思うがゆえのすれ違いというやつでしょうか。
千治母「恋愛関係になれなくても もっとずっと深い
ところで繋がってるってしるしを 見せてあげられるん
じゃない」(りぼん2008年11月号・P.427の5コマ目)
千治母は亜由が一番欲しかった答えを与えてあげたのでは
ないでしょうか? 千治への想いと大介の自分に対する想いの
間で苦しんで、どうやってこの闇から抜けられるのか分からず
もがいていた時に、この一言がきっかけで亜由は抜け出すヒントが
得られたようです。
(つづく)
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