【君は坂道の途中で】9回(りぼん2008年12月号)感想 その2
【君は坂道の途中で】9回(りぼん2008年12月号)感想 その1
↑のつづき
○気をつかって生きている亜由
店のキッチンを毎朝掃除しているのか。前回のりぼん
2008年11月号、P.425の1コマ目で亜由は「『自分は捨てられたんだ』と
今度こそ次の家では捨てられないようにと必死だった」と言って
いましたが、すっかり家族として受け入れられた今でも心の
奥底には「捨てられたくない」との思いがあるのかもしれません。
何かをしていないと落ち着かないのでしょう。
これは象徴的な事柄なのでしょうが、こんな感じだと普段の
生活でも亜由は気をつかいながら生きているんだろうな…
本当に楽しい、心から笑えるっていうことはあまり多く
なさそうで、ちょっとかわいそうになってきます。
家よりむしろ学校の中のほうが落ち着くのでは!? 一番
くつろげるはずの家が捨てられないよう必死に戦う場所に
なってしまっているとは…
こんな感じだから、亜由にとって千治は大きな存在
なのでしょう。千治はしがらみもないですから、純粋に
つきあえますし、気をつかう必要もありません。
○亜由と千治、図書館に
勉強に集中しないで、余計なことを考えている亜由は
千治にしかられてますが、亜由と千治がまさかこんな力関係に
なるとは思いませんでした。
出会ったときは千治は困った子として描かれていたのに
ここのところ亜由も負けず劣らず困った子ですし(笑)
よくよく考えたら亜由は留年をしたら今いる家に迷惑が
かかるので、気をつかうのであれば、学力向上に全力を
あげたほうがいいと思うのですが。
とりあえずどちらか一方が留年したら大変なことになり
そもそも付き合うのも一苦労になるのですから、恋のためにも
亜由と千治はがんばらなくてはなりません。
○亜由、千治に自分の両親のことを話したがらない
まぁ、誰でもふれてほしくないことってありますしね。
それに話そうと思ったら嫌なことも思い出さなくては
なりませんから、できればこの話はしたくないでしょう。
(つづく)
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