【桜姫華伝】第二話(りぼん2009年2月号)感想 その4
【桜姫華伝】第二話(りぼん2009年2月号)感想 その3
↑のつづき
○青葉との結婚に愛がないと感じる桜姫
桜姫「愛がないじゃん」(りぼん2009年2月号・P.43の5コマ目)
いくら避けることのできない結婚話だとしても、愛が
全くないのに結婚しろと言われて素直に納得できる訳
ないです。周りの人から見れば桜姫の結婚相手の青葉は
申し分のない人物であったとしても、桜姫にしてみれば
一生つきあっていかなければならない相手ですから
割り切れない気持ちが晴れるのは相当先になりそうですね。
白夜「愛なんて初夜で芽ばえるものじゃ」
(りぼん2009年2月号・P.44の1コマ目)
白 夜 、 ぶ っ ち ゃ け す ぎ だ 。
桜姫「いいよ どうせ青葉と結婚しなくちゃ住むところも
ないし 食べる物もなくなっちゃうんだもん」
(りぼん2009年2月号・P.44の2コマ目)
すべてを知ってしまい、醒めた目で世の中、そして自分自身の
運命を見つめている桜姫がここにいます…
結婚なんて人生の節目にあたる大イベントなのに
こんな気持ちのまま嫁がなくてはいけない桜姫って
かわいそうだな…自分の意思に関係なく結婚しなければ
生活が成り立たない…こんな人生に希望を持てと言われても
無理な話でしょう。
○桜姫が青葉を嫌いな訳
桜姫「一度も会いに来てくれなかった! 青葉なんて大嫌い
よ…!!」(りぼん2009年2月号・P.49の1コマ目)
本当は青葉に来て欲しかったのか…結婚そのものが
嫌だというより、会いに来て欲しいときにきてくれなかったから
「嫌い」だったのですね。寂しい時、一番来て欲しい時に
来てくれなかったので、割り切れない気持ちが桜姫の中に
生まれてしまったのかも。
しかし青葉には桜姫に会いにいかなかった理由がちゃんとありました
↓
↓
↓
○青葉が桜姫に会いに行かなかった訳
青葉「勉強も馬も弓も歌も楽器も都中の誰よりも上手く
なりたかった 桜に俺のこと絶対好きになってほしかったんだ」
(りぼん2009年2月号・P.60の2-3コマ目)
つまり桜姫への愛を貫くために努力したら桜姫に嫌われて
しまったのか。皮肉としかいいようがありませんね。
こんな事情があったのであれば、青葉のことは責められない…
と思いたくもなりますが…
青葉「本当は何度も和泉(和泉)に行ったんだ おまえの兄が
死んだ時も朝霧と出会った時もずっと見ていた」
(りぼん2009年2月号・P.61-62)
で は な ぜ そ の 時 会 わ な か っ た ?
まぁ完璧な姿になるまでは桜姫と対面したくなかったのでしょうが
桜姫の立場からすればどんな姿でもいいから、寂しい時にそばに
いてくれる人のほうがうれしかったでしょうね。
(つづく)
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