【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その2
【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その1
↑のつづき
○妖古について新たな事実が発覚
青葉「月の国の罪人が この地へ流され 心を失くした
成れの果てが妖古だ」(りぼん2009年3月号・P.126の2コマ目)
地球は流刑地扱いなのか…たしかに月にしてみれば罪人を
地球に追っ払ってしまえば楽ですしね。再犯のおそれもなくなり
ますから。追っ払った奴が地球で何をしようが月としては
知ったことではないのでしょう。
地球は月より格下扱いされてるっぽいですね。罪人にして
みれば外国どころかもともと住んでいた星を追い出されるの
ですから、絶望するな、希望を持てと言ったところで全く
何の反応もしないでしょう。ここでは地球で模範的に生活した
場合、月に戻れる仕組みがあるかどうかは描かれていませんが
追い出す位だからまず戻れないだろうな…
青葉「おまえの母親も妖古に取り憑かれたのではない
妖古になったのだ!! お前もならないとなぜ言える!!」
(りぼん2009年3月号・P.126の3-4コマ目)
つまり桜姫を殺すのは国防上やむをえないとの結論が
ここから導き出されたようですが、だったらわざわざ桜姫が
覚醒していろいろ血桜を使えるようになる前にさっさと
始末してしまったほうが青葉としても楽だったのでは?
何も倒すのに一苦労するようになってから倒そうとしなくても
いいのに。
結婚話を具体化させて、都へ連行して「命字」を確認後
ただちに殺すつもりだったけど、妖古が現れて桜姫が予想外に
早く覚醒してしまったから計算が狂ったとかでしょうか?
○桜姫、逃走。朝霧が…
白夜(びゃくや)が必死に青葉を食い止めてくれたおかげで
桜姫は逃走することができましたが、桜姫は湖に落ちてしまい
ました。夜で視界が非常に悪いからな…
桜姫をここで救ったのが朝霧、朝霧って本当はこんな
姿だったのか。桜姫の反応を見ると桜姫はこの姿を
見たことがなかったのかな?
○桜姫が青葉に送った歌が明らかに
「春霞 季節越し咲く桜花 重ね重ねて 月と光らん」
(りぼん2009年3月号・P.137の1コマ目)
うわぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!! この歌を書いてから
すぐ後に桜姫を襲った残酷な現実を思うとかわいらしい
歌も悲しく見えるから不思議です。
この歌は淡海(おうみ)だけに披露されたようですが
この時の反応は全く普段とかわらず、とても裏切るようには
見えないな…余程の演技派か、それとも何かこのあととんでもない
脅しでもあったのか???
桜姫「こんなものっ なんの意味もなかった!! ちょっとは
結婚のこと前向きに考えて 青葉と二人幸せになれるならって
思って…っ」(りぼん2009年3月号・P.139の2コマ目)
青葉に送るはずだった歌がかかれた紙は青葉が自分自身に
向けて放った矢に貫かれた際に流された血で染められている
のですから、これはもう言葉で言い表すことのできないほど
つらい現実ですね。
何の意味もなかった…というか、そもそも渡すことすら
許されなかったのですが。
(つづく)
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