【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その3
【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その2
↑のつづき
○青葉に憎まれていたことに衝撃を受けている桜姫
桜姫「私…ずっと青葉に憎まれていたんだね…」
(りぼん2009年3月号・P.139の6コマ目)
青葉に射抜かれたことより、ずーっと憎まれていたことの
ほうがつらいっぽいですね。体の傷はいつかは消えますが、心の傷を
消すのは容易ではないですし。
桜姫にしてみれば覚醒する前に殺してもらったほうが
余程幸せだったかも。自分が憎まれていたことも知らず
母が妖古になったことも知らず、そして何より自分自身が
人間ではないことを知らずに済んだのですから。
あまりにつらい現実があるのであれば、あえてそのことを
知らないで過ごすのも有効な選択肢のひとつでしょう。
どんなに努力しても変わらないことであれば、そのことを
気にしても仕方がないですし。
変わらないのであるのなら、いっそ知らず生きたほうが
どれだけ幸せなことか…
○琥珀(こはく)、参上
琥珀「お初にお目にかかります 拙者(せっしゃ)は琥珀!!
忍の里八代目頭領の娘でござる!!」
(りぼん2009年3月号・P.141の1コマ目)
新キャラ登場!!! なんだかいろんな意味でつらい人ばかり
が登場する桜姫華伝の中で、この手のキャラは貴重ですよね。
この子が桜姫を救ったのですが、
琥珀「拙者の家は代々朝廷に仕えています そして琥珀の王は
王良親王様!!」(りぼん2009年3月号・P.141の3コマ目)
桜 姫 お わ た \(^o^)/
せっかく青葉から逃げられたと思ったら、その青葉が主である子に
かくまわれる羽目になったとは。琥珀の気持ちひとつで
桜姫の運命が決まるということか。わずか数秒で桜姫は再び緊迫感を
味わうことになりました。
琥珀「あんまりひどいお怪我だったので 琥珀てっきりもう
助からないかと…」(りぼん2009年3月号・P.143の1コマ目)
何しろ矢が完全に貫通していたからな…あの状況だったら
射抜かれた瞬間にその場に倒れこみも命が尽きていても何の
不思議もありません。射抜かれた後に矢を自ら抜き、さらに
自力で走って逃走したのですから、人間離れしているとしか
思えません!!!…ってそうか人間ではなかったんだよな…
こういうことがあると桜姫は人間でないと実感できます。
○疾風(はやて)、登場
疾風「俺は蛙じゃない!! 琥珀の幼なじみの疾風だ!!」
(りぼん2009年3月号・P.144の2コマ目)
いや、どう見ても蛙です。どうもありがとうございました。
疾風「琥珀のどじに小さい頃にかけられた術がまだ解けなくて
こんな姿だけど 本当は立派な人間なんだからな」
(りぼん2009年3月号・P.144の4コマ目)
本当は人間ではないけど人間の姿をしている桜姫と
本当は人間だけど、蛙の姿をしている疾風がご対面か。
運命って本当に皮肉なことをしてくれます。
しかし琥珀は術を失敗したそうですが、周りの大人が
なんとかできなかったのか??? お話を見る限れでは結構
時が流れているようですが。
術をかけた人でないと解けないような仕組みなのかな?
いずれにしても、不十分な判断能力の子供が人間離れした
力を使うと大変なことになるということを疾風は身をもって
教えてくれています。
(つづく)
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