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2009年2月23日 (月)

【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その6

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【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その5
↑のつづき

○本当の自分を信じてくれる人に出会った桜姫

桜姫「違うの…私は月の国の者よ…妖古と同じ化け物よ!?
不老不死で人間なら死ぬような傷が三日で治った!!」
(りぼん2009年3月号・P.157の2-3コマ目)

 桜姫って本当にやさしいんだな…本来であれば味方は一人でも
欲しいのですから、琥珀(こはく)と仲良くなることができるので
あればすぐに友達にしようとするはずなのですが、うれしいというより
琥珀を食べようとしたことなどが頭に浮かんでしまい、とても
つらそうですね。

 自分のことを「化け物」と言っている時の気持ちってどんな感じ
なのだろう。さぞかしつらかっただろうな…


琥珀「琥珀は姫様を殺したくない 姫様も琥珀を殺したくない
そう思っているかぎり姫様と妖古は違います!!

(りぼん2009年3月号・P.158の4-5コマ目)

 桜姫は自分のことを、生まれた場所や背負った運命ではなく、中身を
見て判断してくれる人に出会えた
のですから、桜姫は運がよかった
としか思えません。もし瀕死の重傷を負った時に別の人に助けられて
いたら、琥珀と出会うことはできなかったのですから。

 そう考えると青葉の攻撃も役にたったのかな? こうやって
琥珀と出会うことができたのは、青葉が桜姫の体を射抜いたから
ですし。


桜姫「琥珀 私を信じてくれるのね
(りぼん2009年3月号・P.159-160)

 自分が人間ではないということが分かってから、初めて流した
うれし涙でしょう。それまでは悲しい事件に巻き込まれたり
自分の生い立ちを知ったりといった具合にうれし涙とは全く
正反対の状況におかれていましたから。

 桜姫の今後の人生を考えると正体を知ったにもかかわらず
味方になってくれた琥珀の存在はとてつもなく大きなものと
なるでしょう。

 琥珀にとって桜姫はどんな存在となるのだろう? とりあえず
やさしい子だということが分かり、好きになったというのは
間違いないのですが、桜姫が必要不可欠な存在となるかは
これからの行動次第ですね。この時点では桜姫にとっては
琥珀は絶対必要な人物ですが、琥珀にとっては桜姫が絶対
必要かというと、まだそこまでは達していないような気がします。


(つづく)

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