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2009年2月

2009年2月28日 (土)

【赤ずきんチャチャ原作】15話「うらら学園大運動会の巻」感想 その4

【「赤ずきんチャチャ(原作)」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【赤ずきんチャチャ原作】15話「うらら学園大運動会の巻」感想 その3
↑のつづき

○正々堂々と戦う気などない、うらら学園のみんな

 パンに薬を仕込むとか、借り物競争の命令文をすりかえる
とか、徒競走でゴールテープをもってる人が工作員で、ゴールが
1位のランナーから逃げるとかしてますが、関係者がみんな正々堂々と
運動会を戦う気がないってどんだけフリーダムな学校なんだよ(笑)

 生徒が自分のクラスを勝たせるためにいろいろ工作をするというのは
まだ分かるのですが、教師が率先して工作するって教育上非常に
よろしくないですね。バラバラマン先生は余程リーヤとお鈴ちゃんの
ことが欲しかったのだろうなぁ。

 園長は「ずるしないように正々堂々と闘いましょ」
(赤ずきんチャチャ1巻・P.100の1コマ目)と言っているのですが
園長の支持に従わない先生って一体…ある意味職務命令違反だな。

○いろいろ罠を仕込んでも上手くいかない

 罠を仕掛けても上手くいかないのは、仕掛けた側がまぬけ
なのが最大の原因ですが、味方内での打ち合わせが基本的に
なされていないっていうのも大きな原因っぽいですね。

 特に借り物競争ですり替えた命令文の特徴を伝達しなかった
のなんて、事前にクラスの生徒に知らせておけば戦いは
大きく有利になったはずです。

○正々堂々と戦ったら、今度は競技が不成立

 では特に誰も工作をしていない競技は成立したのかというと
綱引きはロープが切れ、玉入れは玉を入れるかごが取り付けられている
支柱が折れてしまい、こちらのほうに関しても競技は成立しませでした。
うらら学園の生徒のレベルを考えると、そもそも普通の子がやるような
競技をやらせること自体が無理なのでは??? 普段魔法とかを
普通に使っているような子たちなのに。

○オレンジ組…

 オレンジ組にはこの手の戦いにむいている生徒はいないのかな?
バナナ組とリンゴ組が目立ちすぎていて埋没しちっゃてる感じですね。
他の学校にオレンジ組があったらここまでバナナ組とリンゴ組の
草刈場になることもなかっただろうに…運が悪かったとしかいいようが
ないですね。

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2009年2月27日 (金)

【ぷちパレード!!】エピソード4(りぼん2009年3月号)感想 その2

【「ぷちパレード!!」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【ぷちパレード!!】エピソード4(りぼん2009年3月号)感想 その1
↑のつづき

○妖精の郵便屋なるものがあるらしい

ムサシ「妖精の郵便屋さんでやんす」
(りぼん2009年3月号・P.435の1コマ目)

 妖精の世界にも郵便屋があるのか…って、今気づいたけど
ムサシはなんでわざわざ四郎が日和に対して送る手紙を郵便で
出したんだ??? どう考えても差し出す手間を考えたら日和に
直接渡したほうが早いだろう。ムサシが手紙を預かった段階で
日和がどこにいたかは不明ですが、郵便屋より日和のほうが
近くにいた可能性が極めて高いだろうに。

 …というか四郎が直接日和に渡したほうが一番よかったな(笑)

 ところで郵便屋ということは頻繁に妖精たちに手紙を配って
いるのですから、もっと早く日和たちの目に留まってもよさそう
ですが、どうして今まで発見されなかったんだろう?

○郵便屋を滝川がほうきで掃(は)いてしまう

滝川「なんだこいつ」
ムサシ「郵便屋さんでやんす」
(りぼん2009年3月号・P.436の2コマ目)

 まぁ滝川のせいではないから、これは事故としかいいようがない
ですね。激しく転がっていますが、自分の意思で転がったと
言って意地になっているところがなんとなくかわいいです。

 妖精の郵便屋を見た瞬間にすかさず図鑑に手形をもらってページを
埋めている滝川はさすがとしかいいようがないですね。図鑑作りへの
執着心(しゅうちゃくしん)はすごいですね。

○郵便屋の「やぎジィ」が四郎から預かった手紙が無くなっていた

 弟子の「ヤギロー」が手紙を「やぎジィ」から奪って勝手に
配達に行ってしまった…半人前扱いされてムキになったという
側面もあるのですが、やぎジィもそうだったけど、妖精の郵便屋って
みんな意地っぱりなのか???

○ヤギロー誤配、四郎が日和に送った手紙を無関係の生徒に配達

四郎が日和に送った手紙「日和へ お前に出会って
俺の人生はかわったぜ!!俺は日和のこと
大すきだからな!! 四郎より

(りぼん2009年3月号・P.443の2コマ目)

    こ れ は 、 は ず か し い

 こんな手紙がクラスのみんなに晒し上げかよ(笑) 四郎はもちろん
日和もきついだろう。せめて「大すき」は「大好き」と書けよ…

 四郎って日和のことが気になって仕方がないっていうようなことって
描かれてたっけ??? 手紙の内容についてクラスメイトに聞かれた際の
反応からすると一応恋愛の対象としての「大すき」であるのは
間違いなさそうですが。

 手紙が天井から降ってきたのに誰も疑問を感じていないのは
なぜなのだろう? 普通に考えればおかしいと感じるはずなのですが
内容があまりに衝撃的だったので、おかしいと感じる余裕など
なかったのでしょう。

 ヤギローは手紙を誤配しましたが、一応日和の座席を確認して
手紙を投げたので、普通郵便に相当する扱いで引き受けていた手紙
であれば問題はないでしょう。書留に相当する扱いで引き受けていたの
だとしたらミスですが。

○クラスメイト、四郎と日和に質問攻め

 こんな盛り上がるネタを中学生が放置しておくはずもないですよね。
これからしばらくの間は四郎と日和はクラスの話題の中心になるのか。

「日和のこと好きってマジなの~」
四郎「マジだよ 嘘かくかっての」
(りぼん2009年3月号・P.444の4コマ目)

 四郎は事の重大さを分かっていないな。こんなことを言ったら
大変なことになるのに。今まで集団生活をあまりしていなかったのかな?

○恋をしたら妖精が見られなくなる?

 日和、おもわぬ形で大ピンチだな。滝川が言っている、恋をしたら
妖精が見られなくなるというのが事実であれば、四郎とつきあい
始めた瞬間にわたにゃんや小雪とお別れをすることになってしまいます。

 ん? 四郎はムサシのことが見えているのはなぜ??? 恋をして
手紙を書いた時点ではムサシのことを普通に見ることができていますし。
片思いの段階では恋愛経験ありとはみなされないのかな?

 恋をしたら妖精が見られなくなるという話を四郎はたぶん
知らないのでしょう。もし知っていたら怖くてラブレターと
思われても仕方のない手紙など出さないでしょうし。

○日和を突き放す滝川

滝川「俺ひとりでも図鑑は集めるから 気にせず四郎とつきあえば?
(りぼん2009年3月号・P.446の3コマ目)

 あっさり切られる日和(笑) 滝川は日和のことを図鑑探しの
パートナーとしか見ていないのかも。ただ滝川は自分の感情を
表に出さないから、言っていることが本心かどうかは判断
できかねますよね。

 もっとも滝川は日和が四郎とつきあうために妖精探しを
あきらめるとは全く考えてなかったでしょう。ここで日和が
四郎と付き合うと宣言したら、滝川はどんな反応をしたのかな?

○やぎジィとヤギロー、2人で配達することに

ヤギロー「ジジィの体 心配してんだよ 俺が
がんばるから 早く引退して休めよな」
(りぼん2009年3月号・P.449の1コマ目)

 いい話だなぁ…。・゚・(つД`)・゚・

 遊んでいたのではなく、仕事を手伝おうとしたのは
間違いないですからね。誤配してしまいましたが、ミスは
経験を積んでいけば少なくなるでしょう。性格は真面目な子
のようですから、仕事を覚えるのも早いのではないでしょうか。

 日和の提案でヤギローのボードに2人で乗って配達することに
なりました。なんでこんな簡単なことに気づかなかったのかは
謎ですが、やぎジィは一人で配達することにこだわり、ヤギローは
やぎジィに早く引退してもらうことにこだわったから、2人で
一緒に仕事をするという発想はそもそもなかったのでしょう。

○滝川、一気に妖精の住所を手に入れようとする

滝川「ジィさん 妖精の住所全部覚えてるんだよな?
じゃあ その住所全部教えてくれ

(りぼん2009年3月号・P.452の1コマ目)

 滝川、頭いいな(笑)、この手を使えば妖精がどこにいるか
探す必要はなくなりますし。妖精図鑑を作る上で何が一番
大変かといえば妖精の居場所を探すことですから。

 居場所さえ分かれば後はそこにいって手形をもらうだけ
ですしね。極端に言ってしまえば「図鑑作り=居場所探し」でしょう。

ヤギロー「ダメだぞジジィ 最近 妖精界でも個人情報
にはうるさいんだ
」(りぼん2009年3月号・P.452の3コマ目)

 これはさすがにヤギローのほうが正しいだろう。ここで
簡単に住所を教えてしまうような人に郵便の配達など任せることは
できません。

 …ん? でもやぎジィとヤギローの後についていけば、自動的に
妖精のところに連れて行ってもらえるのでは???

○日和、四郎とは付き合わないと決断

 結局付き合わないのか。まぁ妥当な判断ですね。
四郎のことを別に恋愛の対象としてみていたわけでは
ないのに、妖精の姿が見えなくなるという危険な道を
選択することなどありえないでしょう。

○小雪、母から手紙

小雪「女王はこの世で一番恐ろしい女よ
(りぼん2009年3月号・P.457の2コマ目)

(((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

 次回は小雪の母を見ることができるのかな? 妖精図鑑を
完成させるためにはたとえ恐ろしい相手でも合うしか
ないですね。

 小雪ですら一時苦戦したのですから、母と対峙(たいじ)する
ことになったら大変だ。

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2009年2月26日 (木)

【勝利の悪魔】ビクトリー;1(りぼん2009年3月号)感想 その4

【「勝利の悪魔」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【勝利の悪魔】ビクトリー;1(りぼん2009年3月号)感想 その3
↑のつづき

○田中森家はもともと裕福だった

朝実父「くっそー億ションに住んで ロールスロイス乗りまわして
フォアグラおやつにして食ってたのが こないだのことのようだな」
(りぼん2009年3月号・P.83の3コマ目)

 こんな生活から一気に借金生活ってどんだけバブルがはじけたんだよ(w
借金自体は以前からあったのでしょうが、歯車が少しでも狂ってしまったら
途端に破綻するような状態だったのでしょう。

 朝実はただ単に学校が変わっただけでなく、生活そのものが以前と
一変してしまったのですね。おそらくこれまでの人生の中でおそらく
一度も会ったことのないような人たちとこれから一緒に学校生活を
過ごすわけです。

○1-Aのクラスメイトはめげない!!!

みどり「たなかもりが来たら みんなでクラッカーやろうって
ことになったの♪
」(りぼん2009年3月号・P.84の3コマ目)

 全然懲りてないな(笑) 前の日に「しゃっきんにまけるな!」と
黒板に大きく書いて、朝実を怒らせたのに、まだやるとは。1-Aのクラスメイトは
みんないい子じゃん、ここまでクラスに溶け込ませようとがんばって
くれる人たちってそう多くはいないでしょう。ある意味朝実はとても
人間関係に恵まれていると言っていいのではないでしょうか。


○光(あきら)は男の子! りぼんに久しぶりに女装キャラが復活!!!

「光との出会いは 私のこれからの人生変えるくらい 強烈でした」
(りぼん2009年3月号・P.87の3コマ目)

 

久しぶりにりぼん本誌に女装っ子が復活か。
女装りぼんまんがと言うと「ミントな僕ら」を思い出さずにはいられません。
光はクラスのみんながすでに女装キャラだということが分かっているので
正体を隠す必要がないから楽ですね。

 女装をしていてもクラスの中で浮かないのは、周りがみんな個性的な
生徒ばかりだからでしょう。お互いの個性を尊重することができるって
いいですね。

 ところで光って女装をしている間は声も女声になるのだろうか?
朝実は光のことをネタばらしまでの間、ずっと女子生徒だと信じて
疑いませんでしたし。声が男声だったらおかしいと思うはずですから
なんとなく女の子っぽい声だったのでしょうか?

 クラスの担任が朝実の世話を光に託したのはただ単に自分が
やるのが面倒だったからというわけでなく、光でなければ朝実の
世話などできないからだったのかも。現に光のおかげで朝実は
学校に通っているのですから。もし光がいなかったら朝実が不登校に
なるまでそう長い時間はかからなかったことでしょう。


○朝実、この学校に入ってよかったのでは?

 下手に中途半端な学校に入ってしまったら、他の生徒がみんな
幸せに見えて、自分だけが不幸に思えてつらい思いをしたかもしれません。
しかし、この学校なら周りの生徒がみんな一線を越えちゃってるので
嘆く暇もなく、結果的によかったのではないでしょうか。
難しいことを考えているのはバカらしくなってくるでしょうし、何より
刺激が強いから、過去を振り返る余裕などないでしょう。おそらく
これからも朝実は驚きの連続でしょうし。

 どことなく朝実が学校のほかの生徒をバカにしている感じがにじみ出ている
のはこれまでの豪華な生活とお嬢様学校で培(つちか)われてしまった
他者を見下す心のせいなのでしょうか? 今後朝実の性格がどう変わって
いくかが注目されます。

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2009年2月25日 (水)

【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その7

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【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その6
↑のつづき

○赤玉を退治に向かった琥珀(こはく)

 で、巣に行ったら鷹ではなく妖古がいたのですが…

人間…うまそう…」(りぼん2009年3月号・P.164の1コマ目)

 妖古にもいろんな種類がいるのですね。最初に出てきた妖古
とは明らかに見た目が違いますし。しかしこのシーン
思わず「琥珀にげてーーっ!!!」って言いたくなります(笑)

「うわぁっ」"ばくっ"(りぼん2009年3月号・P.164-165)

 うわーーーーーーーーーーーーっ!!!

 くちばしに挟まれた瞬間に即死していてもおかしくないはず
なのですが、噛み砕かれるほどの強い力でかまれてはいなかった
のですね。このおかげで反撃する余裕が生まれたらしく、なんとか
琥珀は脱出に成功します。

 妖古の口ばしに挟まれて冷静に脱出する方法を考えて即座に
実行するとは、やはり琥珀はただものではありません。疾風(はやて)
が琥珀の実力は大変高いということを言っていますが、その話は
どうやら本当のようです。

○使命感に満ち溢れている琥珀

桜姫「琥珀もういいわ! 妖古はあなたじゃ倒せない!!」
(りぼん2009年3月号・P.166の1コマ目)

 まぁ一度口に入れられた身ですしね。桜姫の血桜でもなければ
まず倒せないと考えるのが自然でしょう。桜姫は妖古の恐ろしさを
文字通り、自分のことのようにしってますから余計そう思えるのかも。

琥珀「赤玉でも 妖古でも同じこと…ここを通る人はいつも命がけで
困っているんだ
 何であろうと退治する!!」
(りぼん2009年3月号・P.166の3コマ目)

 確かに通っている際に襲われる人の立場からすれば、襲ってくる
相手が誰であるかなどということは関係ないですよね。退治して
くれないかぎり命がけの旅は続くことになります。

 自分が頭領になるためではなく、地域のみんなのために、琥珀は
自分の命をかけて戦っているのです。相手がたとえ人を食う妖古
だったとしても。

琥珀「琥珀は頭領になりたいんじゃない!! 立派な忍者に
なりたいでごさる!!

(りぼん2009年3月号・P.166の4コマ目)

 いい子だなぁ…ただ単に楽をしてお飾りに使う肩書きが欲しいので
はなく、地域のみんなの役にたって、実力をつけたいのか。こう
考えている時点で十分頭領を目指す資格はあるでしょう。肩書きだけ
立派でも、何の価値もないですよね。琥珀は世襲で頭領の肩書きを
もらったとしても、おそらくよろこばないだろうなぁ。

 いつの世も、楽をして名声を獲たいという人はあとを断たないですが
そういう人が指導者となって人を率いる立場になったら、その人の下に
ついている人達はたまったものではありません。

 琥珀のように自分の命を省みず、周りのみんなのためにがんばる
ような子が指導者になったら、きっとその組織は活性化することでしょう。

(つづく)

【「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら

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2009年2月24日 (火)

【勝利の悪魔】ビクトリー;1(りぼん2009年3月号)感想 その3

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【勝利の悪魔】ビクトリー;1(りぼん2009年3月号)感想 その2
↑のつづき

○朝実、思わず言ってしまった一言

朝実「私 あなた達とは話が合わない
(りぼん2009年3月号・P.68の3コマ目)

 まぁ自己紹介をした時の反応を見るまでもなく、校内に入った
瞬間から気づくよな…自分なりに一生懸命しゃべったのに期待した
反応が返ってこなかったので、思わず口走ってしまったのでしょうが
第一印象は最悪だな。けんか売ってるようなものだし。

 結局このクラスの生徒は深く物事を考えないタイプの子ばかりが
そろっていたので、特に問題にはならなかったのですが、普通の学校で
もし最初の自己紹介の際にこんなこと言ったら、友達はできないだろうな…

○光(あきら)の案内で、朝実は校内を見学

 「かがくしつ」「ちょうりしつ」…マジでこの学校ヤバいんじゃ
朝実の言動には問題もあるし、相手の反応を見て臨機応変に話の内容を
変えるっていうことは苦手なようですが、ちょっと朝実に同情できる
面もあるな。

○朝実、光に自分がこの学校に来た理由を説明

朝実「私ね 親が借金つくって そのうえ離婚しちゃって 前の学校
私立で学費が払えなくてこの学校に来たの」
(りぼん2009年3月号・P.70の3コマ目)

 どう考えても親が引越しをしたからここに来たっていう感じじゃ
なかったものな…学力が足りないからとかいうのではなく、親の都合で
自分の希望とはかけ離れた学校に入らざるを得なかったのですから
後ろ向きに思考になってしまうのも無理ないです。むしろこの状況で
やる気に満ち溢れているほうがおかしいですし。

 ん?学力自体があるのであれば、公立の他の学校に行くという手も
あったのではないか? 受け入れ校との話し合いはなかなか大変ですが
朝実はある程度の学力はあったようですし。

朝実「交通費かかるとだめだから 家から一番近いこの学校に
来たんだけど」(りぼん2009年3月号・P.71の3コマ目)

 交通費も出せないなんてどんだけ貧乏なんだよ(笑) これじゃ
下手をしたら授業料や学校納付金も払えないんじゃ? 就学援助頼み
なのかな?

 ところで家からこの学校は近いとのことですが、こんなに個性的な
生徒ばかりが通っているのに事情を全く知らなかったとは考えにくいです。
登下校時に確認できる生徒の服装からして、どう考えても特別な高校だと
いうのは分かるはずですし。

 …というか、根本的な疑問なのだが入学を決意する前に
学校見学をしなかったのか? 見学をすればものの数分で
この高校はヤバい
って分かるだろう(笑) それすらして
いなかったのであればかわいそうだけど自己責任だな。


経済状況が厳しく交通費も節約したかったのだとしても心の準備は
できたはずです。

光「だってそれ悩みじゃないもん ただの過去じゃん」
(りぼん2009年3月号・P.71の5コマ目)

 全くもってその通りです。たしかにこの高校に入るまでの過程には
同情の余地もありますが、この高校に入学した段階で、もうこの転入話は
終わったことなんですよね。

○朝実、また教室で失言

朝実「悪気のない嫌がらせって一番最悪だと思う」
(りぼん2009年3月号・P.76の3コマ目)

 うわ…まぁ黒板に「しゃっきんにまけるな!」とか書かれたら
癇(かん)に障(さわ)るのは間違いないですが、でも文句の言い方って
いうものがあるだろう。全く学習能力がないな。

 正直朝実と1-Aの生徒はどっもどっちなような気がする。

○朝実、自分の境遇を周りに分かってもらいたいらしい

朝実「光に…私の気持ちがわかる?」
(りぼん2009年3月号・P.80の3コマ目)
光「わかんないよ あんたじゃないもん」
(りぼん2009年3月号・P.80の4コマ目)

 何気ないやり取りだけど、すごく深い意味がこめられている
ような気がします。光は高校の中でも一目置かれているくらい
ですから、これまで何度も修羅場をくぐってきたのでしょう。
そんな人だからこういう答えを出すことができたのかもなぁ。
普通だったら言葉だけ綺麗なことを言って適当にその場を取り繕って
ごまかしてしまうでしょうし。

(つづく)

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2009年2月23日 (月)

【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その6

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その5
↑のつづき

○本当の自分を信じてくれる人に出会った桜姫

桜姫「違うの…私は月の国の者よ…妖古と同じ化け物よ!?
不老不死で人間なら死ぬような傷が三日で治った!!」
(りぼん2009年3月号・P.157の2-3コマ目)

 桜姫って本当にやさしいんだな…本来であれば味方は一人でも
欲しいのですから、琥珀(こはく)と仲良くなることができるので
あればすぐに友達にしようとするはずなのですが、うれしいというより
琥珀を食べようとしたことなどが頭に浮かんでしまい、とても
つらそうですね。

 自分のことを「化け物」と言っている時の気持ちってどんな感じ
なのだろう。さぞかしつらかっただろうな…


琥珀「琥珀は姫様を殺したくない 姫様も琥珀を殺したくない
そう思っているかぎり姫様と妖古は違います!!

(りぼん2009年3月号・P.158の4-5コマ目)

 桜姫は自分のことを、生まれた場所や背負った運命ではなく、中身を
見て判断してくれる人に出会えた
のですから、桜姫は運がよかった
としか思えません。もし瀕死の重傷を負った時に別の人に助けられて
いたら、琥珀と出会うことはできなかったのですから。

 そう考えると青葉の攻撃も役にたったのかな? こうやって
琥珀と出会うことができたのは、青葉が桜姫の体を射抜いたから
ですし。


桜姫「琥珀 私を信じてくれるのね
(りぼん2009年3月号・P.159-160)

 自分が人間ではないということが分かってから、初めて流した
うれし涙でしょう。それまでは悲しい事件に巻き込まれたり
自分の生い立ちを知ったりといった具合にうれし涙とは全く
正反対の状況におかれていましたから。

 桜姫の今後の人生を考えると正体を知ったにもかかわらず
味方になってくれた琥珀の存在はとてつもなく大きなものと
なるでしょう。

 琥珀にとって桜姫はどんな存在となるのだろう? とりあえず
やさしい子だということが分かり、好きになったというのは
間違いないのですが、桜姫が必要不可欠な存在となるかは
これからの行動次第ですね。この時点では桜姫にとっては
琥珀は絶対必要な人物ですが、琥珀にとっては桜姫が絶対
必要かというと、まだそこまでは達していないような気がします。


(つづく)

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2009年2月22日 (日)

【ややプリ】りぼん2009年3月号の感想

 

 今回は予防注射ネタですね。何の注射かは明らかにされて
いないのですが、ママが最後のほうにかかった病気は
はしかですね。

 注射を怖がる子供がメインになってますが、注射を怖がる子って
ある意味健康な証拠だと思う。だって慢性疾患や大きな病気を
抱えている子だったら、注射の痛みより病気の苦痛のほうが
はるかに大きいでしょうし、そもそも生きていきたいと思うのであれば
注射を打たないなんていう選択肢すらないでしょう。

「リリーちゃん なにか心が晴れるような曲歌ってくれない?
(りぼん2009年3月号・P.106の左2コマ目)

 これはいいですね。注射を打つ緊張感を歌を聴くことによって
ほぐすことができたら、多少はつらさも緩和されるでしょうし。

星井リリー「悲しくて~ 悲しくて~ 涙がとまらないわ~
もういっそ 死んでしまえたら~
(りぼん2009年3月号・P.106の左3コマ目)

       こ れ は ひ ど い

 どう考えても、歌がなかったほうが雰囲気がよかったです。
どうもありがとうございました。でも状況と歌詞はぴったり
過ぎるほど合っていますね(笑)

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2009年2月21日 (土)

【赤ずきんチャチャ原作】15話「うらら学園大運動会の巻」感想 その3

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【赤ずきんチャチャ原作】15話「うらら学園大運動会の巻」感想 その2
↑のつづき

○生徒もすごいが、先生もすごいうらら学園

 チャチャやリーヤなど個性あふれる生徒が多いうらら学園は
毎日刺激的な学園生活をすごすことができますが、忘れては
いけないのは先生も個性あふれる人たちばかりだという点、うらら園長
筆頭に、トラックに轢(ひ)かれて入院し、面会謝絶になっても
翌日出勤できるラスカル先生がいたかと思えば、ラスカル先生が欠勤している
時に臨時でやってきたおゆき先生は気持ちが高ぶると体温の調節ができなく
なってしまい、吹雪を発生させてしまうなど、わざと変わった人を
集めてきているとしか思えないほどどの先生も個性的です。

 今回初登場のバラバラマン先生は、バラ人間でよろこぶと頭に
バラが咲いてしまい、トゲ肌だから触ると痛いという、ある意味
教師としては最悪な体質です。なにしろ触られると痛いのですから
生徒が寄り付くわけないですし。

 バラバラマン先生は生徒を抱っこしただけで下手をしたら
体罰扱いされそうですね。

○「花いちもんめ」でクラスの生徒の分捕り合戦

 学校を運営する上でクラス分けはとても重要で、毎回悩ましい
作業でしょうが、うらら学園は「花いちもんめ」という決闘で
簡単に生徒の所属クラスを変えられるのか。生徒にしてみれば
クラスが変わるなどということは大げさにいってしまえば世界が
変わると言ってもいい位なのですが、それを簡単に変えてしまう
あたりがうらら学園らしくていいですね。

 今回はバラバラマン先生がラスカル先生に「花いちもんめ」を
申し込みました。当事者となる生徒の意思は完全に無視して
話がどんどん進んでますが、生徒が反発した様子は特にないよう
なので、うらら学園的にはそれほど珍しい行事ではないのでしょう。
「花いちもんめ」のことを知らなかったリーヤがお鈴ちゃんに
そのことを聞いたらあっさり答えが返ってきましたし。

○毎日が刺激的な生活であるチャチャ達の運動会

 運動会は1年の中でも大きな行事であることは間違いない
はずなのですが、チャチャ達にしてみれば日常生活のほうが
はるかに刺激的ですよね。そんなチャチャ達は運動会に出ても
楽しめるのか? とも考えたのですが、純粋にスポーツを楽しむ
っていうことはある意味新鮮でいいのかな?

(つづく)

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2009年2月20日 (金)

【スターダスト★ウインク】star.2(りぼん2009年3月号)感想 その3

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【スターダスト★ウインク】star.2(りぼん2009年3月号)感想 その2
↑のつづき

○杏菜(あんな)、颯(そう)になぜ自分のことを好きなのかと問う

杏菜「颯ってさ…なんで私のこと好きなの?
(りぼん2009年3月号・P.44の1コマ目)

 こう聞かれた場合、果たして明確に理由を明らかにできる人って
何人くらいいるものなのだろう? 普通好きになるのに理由なんて
ないはずでしょうし。なんとなく趣味が合うとか、話し方が好き
だから好きになったとかはあるかもしれませんが。

 あ、あと顔が好みっていうのは結構理由としては多そうですよね。

杏菜「だって 女の子よりどりみどりじゃん!!
その中でなんで私!?
」(りぼん2009年3月号・P.44の3コマ目)

 これは確かに素朴な疑問として沸いてくるでしょう。だって
颯はこれまで何人も彼女がいましたし、なにより人気もあるから
その気になれば大抵の女の子を彼女とすることは可能なはずです。

 なのになぜ、杏菜???

 杏菜が他の子と比較して有利な点をあげるとするならば
やはり「幼なじみ」という強力な武器を持っている点でしょうか?
一緒にすごした時間が長いっていうのはそれだけで他の人より
一歩先を行っています。

杏菜「颯のことは好きだよ でも この好きがどういう好きなのかは
よくわからない…」(りぼん2009年3月号・P.45の2コマ目)

 まぁこれはそうだろうな…今まで颯や日向のことを異性と意識して
見たことなどなかったでしょうから、急に「好き」という意味の答えを
出せと言われても正直分からないでしょう。

○颯、杏菜に自分のことを「好き」かどうかを確かめさせる

颯「要するに杏菜的には『キス出来れば本当に好き』ってこと
なんだろ? 」(りぼん2009年3月号・P.46の1コマ目)

 颯は実にうまい作戦を考えたな。下手に言葉で迫ったところで
杏菜はすぐに答えを出すとは思えませんから、考える暇を与えず
キスを迫れば、杏菜はその場で答えを出さざるを得ません。

 キスできれば御の字ですし、もし蹴られたりしたとしても
答えがでたのですから、颯としては新しい道に向かって歩いて
いくことができます。告白したにもかかわらず、中途半端な
状態で過ごすのがおそらく颯にとっては一番嫌なのではないで
しょうか?

○日向、杏菜と颯が「つきあっている」との情報を入手

 この情報は間違っているのですが(笑) 日向はこの段階で
杏菜が謎の相談を持ちかけた理由が分かりました。

 これで日向も杏菜について自分はどう思っているのか考えなくては
ならなくなりました。もし日向も杏菜のことが好きなのであれば
すぐに行動を起こさないと颯に盗られてしまうおそれがありますし。

 杏菜が変な対抗心を燃やして先輩を彼氏にしたことがきっかけと
なり、3人の関係は大きく変わっていきそうですね。

【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら】

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2009年2月19日 (木)

【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その5

【「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら
【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その4
↑のつづき

○琥珀(こはく)が頭領になるには?

疾風(はやて)「任務をこなし名声をあげるとか」
(りぼん2009年3月号・P.150の1コマ目)
琥珀「赤玉をやっつける!! でござる!!」
(りぼん2009年3月号・P.150の2コマ目)

 鷹(たか)で、歴代の頭領も誰一人倒せなかった「赤玉」を
倒せば、そりゃたしかに頭領たる資格は十分すぎるほど満たす
でしょう。人間を襲っているようですから、世の中のためにも
なりますし。

 実力で勝ち取る地位は大変価値があると思います。たまたま
高い地位にある人の下に生まれたというだけの理由で地位を
譲り受けることができるような組織は決して繁栄などしないでしょう。
地位は実力のある者がもってこそ、はじめて意味があるのです。

○桜姫、妖古として覚醒の兆(きざ)し

桜姫「ああ…琥珀は本当に優しいな 琥珀…琥珀
おいしそう…」(りぼん2009年3月号・P.152の1コマ目)

 ぎゃーーーーーーっっっ!!! 目つきが変わり、化け物のように
なってますが、今まで桜姫はこんな風に人を襲いたいというような
気持ちになったことはなかったのか? 山にこもっていて、外部の人との
接触の機会がほとんどなかったから覚醒することもなかっただけなのかな?
とも思ったけど、家の中には人もいたし…

 血桜を手にしたせいで覚醒するようになっちゃったとかかな?

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(桜姫をとりまく環境の変遷)

青葉と結婚話が出る

自分はかぐや姫の生まれ変わりということが分かる

青葉となんだかいい雰囲気になる

青葉に殺されそうになる

自分が人間でないことが分かる

人を襲いたいと無意識に思い、目つきも変わる ←いまここ
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○琥珀、桜姫の事情を知りつつも桜姫を信じる

琥珀「琥珀が身分を明かした時に 親王様に知らせるよう
言われなかった 賊に襲われたなら すぐに親王様の助けを
お求めになられるはずです
」(りぼん2009年3月号・P.156の3コマ目)

 これで、桜姫は青葉に殺されかかったということが分かったのか。
十分頭は冴えてるじゃん。普通の子だったら、深く考えずに
親王に連絡して終わりのような気がします。

琥珀「そして今…琥珀を殺したくないって思って下さる 優しい方だと
いうことも知りました」(りぼん2009年3月号・P.156の4コマ目)

 琥珀いい子すぎるだろう…・゚・(ノД`)・゚・
しかし「殺」という漢字と「優しい」という単語がひとつの文章に登場すると
インパクトがあるな。

 普通、理由がどうであれ、自分を殺しそうになった奴とまともに
付き合おうなどと考えないでしょう。まして桜姫は人間ではない
のですから、正体を知った瞬間に逃げ出してもおかしくありません。

 桜姫が自分の意思に関係なく、人を殺そうとしてしまうことが分かっても
桜姫の気持ちを理解して、やさしく接してあげようとするとは。

(つづく)

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2009年2月18日 (水)

【MOMO】第7回(りぼん2009年3月号)感想 その1

【「MOMO」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

○実結(みゆう)、夢にナナギとの関係を問いただす

 ずーっと実結は自分がブレスレットを盗んだことを隠し続けて
夢に嫌がらせを続けるのかと思いきや、あっさり自分が
ブレスレットを持っていることを夢に明らかにしてます。
さすがに自分が盗ったとは言ってませんが。

 ブレスレットのことをきっかけに、実結が一気に夢に対して
質問を浴びせかけています。まだナナギのことを知ってから
何時間も経っていないのに、ここまで具体的な行動に出るとは
本当に一目惚れをしてしまい、自分で感情を抑えることが
てきなくなっちゃったんだなぁ。容姿に自信があるから押せば
勝てると思っているのかもしれませんが。

実結「あなたたちつきあってるの?」
(りぼん2009年3月号・P.228の1コマ目)

 これはまた一気に核心を突く質問だな。もしここで夢が
「はい、つきあってます」と言ったらどうするつもりだったの
だろう…略奪宣言でもする気だったのだろうか?

 まぁあれだけべったりくっついていたらつきあっていると
考えるほうが自然かなぁ。ただ毎日のように一緒にいた場面を
見たというわけではなく、転入初日に一緒にいるのを見ただけ
で、ここまで確信を持つとは、「勘」というやつでしょうか。

実結「昼 2人でお弁当食べてたよね 仲良さそーに」
(りぼん2009年3月号・P.228の1コマ目)

 何、この事情聴取(笑) こうやって外堀を埋めていく気か。

○夢、大きな賭けに、ブレスレットのことを話すことを決意

夢「こーなったらっ! 本当のことを話してドン引きして頂く!!
(りぼん2009年3月号・P.229の2コマ目)

 いやいや、これは大きな賭けっていうレベルじゃないだろう。
たしかに実結は退散してくれるかもしれないけれど、一歩間違えたら
学校中に変な噂がばら撒かれて、全校生徒からドン引きされかね
ない
です。

夢「実はですねっ 今宇宙の大魔王から地球を破壊するって
言われてまして そのブレスレットは世界を救うのにとても重要な
アイテムなんです!!
」(りぼん2009年3月号・P.229の2コマ目)

 

これは信じろというほうが無理だろう(笑)
…というかこの話を聞いた瞬間に「へーそうなんだ」とか言う子がいたら
逆に怖いよ。

 こんな話を夢がしているということが知れ渡ったらマジで
夢はヤバいな。「世界の危機」とか言われてもまずピンとこない
でしょうし。そもそも大魔王なるものが存在していると
信じてもらうのはまず無理でしょう。

実結「何よそれ 2人してあたしの事バカにしてんの!? ちゃんと説明
してくれなきゃ コレ返さないわよ!?」
(りぼん2009年3月号・P.230の4コマ目)

 もともと夢の持ち物であるブレスレットの返還に条件をつけている
のは理不尽であるとい点を除けば、どう考えても実結が言ってることは
正しいでしょう。

実結「じゃあ 会わせてみなさいよ その大魔王とやらに!!」
(りぼん2009年3月号・P.231の1コマ目)

 ここで売り言葉に買い言葉っていう感じで夢が実結をモモに
合わせるという決断をしてしまったことから、作品は予想外の
方向に展開していくことになります。

 ここで実結がモモに会わせろと言わずに、理由の説明を
さらに要求してきたら(というか本来はまず間違いなくこっちのほうになるはず)
ちょっとブレスレット返還問題はこじれたかもな…ナナギになんとか
してもらうしかなかったかも。実結が納得する理由などそう簡単に
みつかるはずもないですし。

(つづく)

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2009年2月17日 (火)

【ぷちパレード!!】エピソード4(りぼん2009年3月号)感想 その1

【「ぷちパレード!!」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

○授業中に手紙を書いてる日和

日和「タッキーへ 今日もいっしょに妖精探そうねって!!」
(りぼん2009年3月号・P.429の2コマ目)

 元の手紙が描かれているのですが、あて先って暗号???
普通に日本文で書けばいいのにと思うのですが、まぁ
いかにも日和らしい書き方でかわいいですね。この手紙を
他の人が読んでしまったら、「妖精探そう」とか
書いてある時点で、変な人達扱い確定ですね。

 滝川にしてみれば願い事を叶えなくてはならないので
日和に頼まれなくても自主的に探すでしょうが。

 …というかこんなの授業中に出すのやめろ(笑)

日和「タッキーに投げたつもりがなぜ!?」
(りぼん2009年3月号・P.430の2コマ目)

 ただ単に間違った席に飛んだとかいうレベルではなく
飛んでいった方向自体が全く逆である点についてだが…投げて渡す
なんて目立ちすぎて危険すぎるだろう。授業中だというのに
緊張感が全くないな。

 幸い手紙を見たのは四郎だったので事なきを得たと思ったら
かえって事態が悪化しているのは笑えます。

四郎「どうしちまったんだ わたにゃん!! ペラペラになってー!!
(りぼん2009年3月号・P.430の4コマ目)

 どうして手紙とわたにゃんの区別がつかないんだよ!?
どう考えても違うだろう…という野暮な突っ込みはしないことに
しておくとして、授業中に立ち上がって大声でしゃべるとか
完全にヤバいな。

 これって妖精が見えない普通の子だったら
ただ単に日和がよく内容が分からない手紙を滝川に出した
っていうことで片付けられたのに…

○掃除をさせられることになった日和、四郎、そして滝川

 日和と滝川は授業中に騒いだから罰を受けるのは仕方が
ないとしても滝川はどう考えてもとばっちりだろう。
だって自分と何の関係のないところで勝手に騒ぎが起きたのに
その責任を取らされたのですから。

滝川「なんで俺までそうじしなきゃなんねーんだよ
妖精を探す貴重な時間を!!」
(りぼん2009年3月号・P.432の3コマ目)

 この手を使えば気に入らない子に罰を受けさせるのは簡単ですね
気にいらない子の名前を手紙のあて先に書いて、適当に場所に
投げて授業中に騒げば確実に相手を陥(おとしい)れることができますし。

 日和は妖精を探そうと手紙を出したのに、結果として妖精探しが
できなくなったのは皮肉としかいいようがありません。

滝川「この連載がはじまって4ヶ月…まったりしてるから
妖精図鑑がうまんないんだよ
」(りぼん2009年3月号・P.433の1-2コマ目)

 たしかにこのペースで図鑑作りをしていたら、図鑑の厚さからして
何年かかるか分かったものではないですよね。少なくとも
日和たちの中学卒業には間に合いそうにないですが、高校が
別々になったら妖精探しは大変だな。

 滝川が言っていた恋愛経験がある人には妖精が見えないという
ことが本当だとしたら、年齢を重ねるごとに恋愛リスクが
高くなりますよね。そうなったら図鑑作りはますます大変だ…

○四郎も日和に手紙を出した

 これが思わぬ事件の原因となってしまったのですが、妖精を
発見することができたので、いいかな!?

ムサシ「郵便屋さんにちゃんとサインもらったでやんす」
(りぼん2009年3月号・P.434の2コマ目)

 受領証をちゃんと保存しておくとはムサシもなかなか
しっかりしているな。受領証が手元にあるということは
ポストに投函したのではなく、局員に手渡ししたのか。
まぁ大事な手紙ですからそのほうが確実だな。

(つづく)

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2009年2月16日 (月)

【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その4

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その3
↑のつづき

○射抜かれた傷が消えた桜姫

 瀕死(ひんし)の重傷を負った桜姫ですが、体から
傷が消えているのを見て衝撃を受けていますね。普通傷が
癒えたらよろこびそうなものですが、怪我が半端なものでは
なかったのに加え、ほとんどまともに治療をしていないのにも
かかわらず、傷そのものが無くなっていて痛みもないのですから
自分が人間でないということを実感できてしまい、複雑な
気分なのでしょう。

 これまでの人生で桜姫って大きなけがをしたことって
なかったのかな? もしけがをしたことがあったら、傷が
突然消えてしまったから、その段階でおかしいと思ったかも
しれませんが。

桜姫「でも私 青葉も淡海(おうみ)も死なせたくないよ…
(りぼん2009年3月号・P.147の5コマ目)

 自分自身が耐え難い精神的苦痛に見舞われているのに
まだ他人をおもいやる気持ちが残っていたのか。本当に
心がやさしい子なのですね。特殊な能力が覚醒することなく
静かに暮らしていくことができたら桜姫にとってどんなに
幸せだったことか…

 青葉自体を恨む気持ちは全くないようですね。出会った直後に
射抜かれたのであれば、もう怨念の塊になってたかもしれませんが
青葉の自分に対する気持ちと、これまでの青葉の努力を分かって
いるから、敵対する気持ちは沸いてこないのでしょう。

 淡海は…これまで世話になったからなぁ。情がうつらない
ほうがむしろおかしいでしょう。身内感覚になっているでしょうし。

○琥珀(こはく)、忍の里の頭領をめざす

 頭領って世襲(せしゅう)ではなく、あくまでも実力が高い人が
なる仕組みなのか。公平でいいですね。8人もいた兄弟姉妹がすべて死んで
しまい、跡継ぎは琥珀1人っていうのが悲惨すぎる…桜姫が
あまりに過酷な運命の下に生まれてきているから、琥珀はあまり悲惨では
ないと錯覚してしまいそうになりますが、琥珀も十分大変な人生を歩んで
いるようです。

琥珀「でも三代目から今までは琥珀の家から頭領が出てる
琥珀の代で途切れさせたくないでござるよ」
(りぼん2009年3月号・P.149の2コマ目)

 すごく真面目な子なんだな…ただ単にドジっ子属性だと
いうわけではないようです。

(つづく)

【「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら 】

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2009年2月15日 (日)

【スターダスト★ウインク】star.2(りぼん2009年3月号)感想 その2

【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【スターダスト★ウインク】star.2(りぼん2009年3月号)感想 その1
↑のつづき

○杏菜(あんな)、颯(そう)との一件を日向(ひなた)に相談

颯「日向は俺のためならRPGのレベル上げもやってくれる!!」
(りぼん2009年3月号・P.36の1コマ目)
杏菜「日向は私のためなら読書感想文の本も音読してくれるもん!!」
(lりぼん2009年3月号・P.36の2コマ目)

 日向って2人の世話を焼く役回りだったのか。1話の段階では
杏菜が自己中っていうことしか分からなかったです。日向は
特に世話を焼いているっていう意識もなく、ごく自然に颯や
杏菜のためになるようなことをやっているだけなのでしょうが。

 一つ確実に言えるのは颯に彼女がいるということを杏菜が
知るまでの間は3人がとても仲がよかったということですね。
ゲームや勉強など日常のちょっとしたひとコマに当たり前の
ようにいる存在だったのでしょう。

 永遠に颯に彼女がいるということが杏菜に知られないということは
あるはずもないですから、いつかはこの関係は変わっていく
運命だったのかもしれません。

日向「つまり颯が杏菜にあることを伝えて でも杏菜はソレを
信じられなくて 颯がマジギレしたと」
(りぼん2009年3月号・P.38の2コマ目)
杏菜「諸事情により『あること』は教えられないんだけど…」
(りぼん2009年3月号・P.38の3コマ目)

 さすがに告白されたとは言い出せなかったのか…でもちょっと勘の
良い人だったら、恋愛関係だということは分かりそうですね。


○日向、杏菜に正しい道を説く

日向「うーん まあ 杏菜が悪いよソレは」
(りぼん2009年3月号・P.38の4コマ目)
杏菜「颯の味方するならもうココに触らないで!!
(りぼん2009年3月号・P.38の5コマ目)

 なんだよこれ、相談じゃないじゃん。ただ単に自分の気持ちを
聞いてもらって、味方になってもらいたいだけじゃん。
杏菜は自分にとって耳の痛いことは聞きたくないのでしょう。

日向「本当のことを言ったのに 疑われたから 颯は怒ったんだよ」
(りぼん2009年3月号・P.39の1コマ目)

 日向はこれまでさまざまな面で役に立ってきましたが
ただ単に甘やかすだけでなく、こうやって正しいことを教えて
あげることもできるんですね。今まで3人で仲良くやってこられた
のは日向の役割は大きかったのかも。

 今後の3人の関係がどうなるかはある意味日向次第かも。

杏菜「正直に言ったらまた颯 怒りそうだもんっ
(りぼん2009年3月号・P.39の4コマ目)
うわーんっ うわーん
(りぼん2009年3月号・P.39の5コマ目)

  も う ど う し よ う も な い な

 こいつ、ただのバカじゃん。ただ泣くだけで
相手のこととか全く考えてないし。この段階にきてもまだ「怒りそう」とか
レベルの低い戯言(ざれごと)を…颯の気持ちは無視ですか
そうですか。はいはい! 泣けばなんでも解決解決(笑)


(つづく)

【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら】

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2009年2月14日 (土)

【赤ずきんチャチャ原作】15話「うらら学園大運動会の巻」感想 その2

【「赤ずきんチャチャ(原作)」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【赤ずきんチャチャ原作】15話「うらら学園大運動会の巻」感想 その1
↑のつづき

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原作15話チャチャの魔法まとめ
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・そうじ機を出そうとした → そうじ機が出た
・手クセの悪いサルを出そうとした → 手クセの悪いサルが出た

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原作15話やっこちゃんの魔法薬まとめ
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・しびれ薬が登場。やっこちゃんはバナナ組が有利になる
ようにパン食い競争のパンに薬を仕込むも、誤って全ての
パンに薬を仕込んでしまい、競技を中止に追い込む

============================================================
原作15話、お話の流れ
============================================================

・おおかみリーヤとお鈴ちゃんが職員室に日誌を取りに来る

・バラバラマン先生がリーヤに触ろうとするも、ラスカル先生に
止められる

・バラバラマン先生、ラスカル先生にクラス対抗で勝負して、勝ったほうが
負けたクラスの選手をもらえるという「花いちもんめ」を申し込む

・バラバラマン先生とラスカル先生、花いちもんめをやることで合意。
勝負は3日後の運動会で得点が多いほうのクラスが勝ち。

【バラバラマン先生のリンゴ組が勝利した場合
バナナ組のリーヤとお鈴ちゃんをリンゴ組が獲得

【ラスカル先生のバナナ組が勝利した場合】
リンゴ組の宮本くんとピヨコちゃんをバナナ組が獲得

・運動会開始、プログラム1番は1年生のパン食い競争

・やっこちゃん、バナナ組の勝利のためにパンにしびれ薬を仕込むも
全部のパンに薬を入れてしまい、パン食い競争は中止に

プログラム2番は3年生の棒たおし

プログラム3番は2年生の100M走

プログラム4番は1年生のつな引きだったが、綱が競技中に切れてしまい
中止になってしまう

・1年生はことごとく競技が中止となっているので、どのクラスも0点

プログラム8番は1年生の100M走、お鈴ちゃんが一位でゴールに
到着しそうになるも、ゴールテープを持っていた人がリンゴ組に
雇われた人物で、ゴールテープが逃げてしまう。以降、ゴールを
奪うために戦いとなり、競争は中止に

プログラム13番は1年生の玉入れだったが、競技中にリーヤが
投げた玉が玉を入れるかごを支えていた棒を折ってしまい
競技続行が不可能となり、競技が中止に

・1年生はことごとく競技が中止となっているので、この時点でどのクラスも0点

プログラム20番は1年生の借り物競争、やっこちゃんはセラヴィーと
一緒に走りたいので命令文を摩り替えようとするも偽の命令文を
落としてしまう。しかし、偶然引いた命令文が「将来結婚する相手を
つれて来い」
だったので、迷わずセラヴィーのところへ直行するも
セラヴィーは逃走。命令文はバラバラマン先生によって摩り替えられて
いたが難易度が高い命令文が書かれた紙の特徴(四つ折)が伝達されて
おらず、誰も選手が帰ってこなかった。

・お昼の弁当のため休憩

プログラム24番は最終競技の騎馬戦。バナナ組とリンゴ組は
共にとりあえずオレンジ組を倒そうと思ったようで、オレンジ組が
集中攻撃され、あっさり全滅。結局運動会を通じて1点も取れなった

・バナナ組とリンゴ組の一騎打ちに。各キャラはそれぞれの
能力を生かしてはちまき回収に全力をあげる

お鈴ちゃん…リーヤに体を投げてもらい、刀で敵のはちまきを切断して回収
チャチャ…魔法で「そうじ機」を出して敵のはちまきを吸引して回収
しいねちゃん…鳥に変身して、敵のはちまきを持ったお鈴ちゃんを回収
マリンちゃん…「真珠爆弾」で敵を崩してはちまきを回収

・競技が終了しそうになったが、まだチャチャが残っているので
試合を終わらせたくないマリンちゃんが関係者を攻撃し、競技が
終わらなくなってしまう

・残ったのはチャチャの馬とマリンの馬

・マリンちゃん、海のものなら何でも呼び出すことができる
壷を使って巨大コンブを出してチャチャ達をコンブ巻きに。

・この段階でチャチャのはちまきを取ったらマリンちゃんの
勝ちだったが、この機会にチャチャを始末しようと欲を出した
マリンちゃんは壷から人喰いザメを出そうとする

・しかし、出てきたのは人喰いザメに無理を言って交代してもらった
海坊主。マリンちゃんが混乱しているのに乗じたチャチャは
魔法で「手クセの悪いサル」を出して、マリンちゃんから
はちまきを奪い、バナナ組が勝利


・リーヤ達に優しい言葉をかけてもらったバラバラマン先生が
おおかみリーヤに抱きつく。ここでチャチャ達ははじめて
バラバラマン先生が、パラ人間で、さわるととげが刺さって
痛いということを知る
============================================================

(つづく)

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2009年2月13日 (金)

【夢色パティシエール】recette5(りぼん2009年2月号)感想 その4

【「夢色パティシエール」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【夢色パティシエール】recette5(りぼん2009年2月号)感想 その3
↑のつづき

○敵情視察

 高等部の中にはサロンがあるのか。店員も学生でケーキも
生徒が作っているとは、まさに生きた教育ですね。調理室や
教室で勉強しているだけでは、得られないものもあるでしょうから
こういう機会が与えられているっていいと思います。机の上の
理論と実際に店で起きる出来事とのギャップも体感できて
勉強にもさらに熱が入るのではないでしょうか。

 内装もかなり凝ってるようですね。まぁここで勉強している
ような子は下手な喫茶店の経営者より余程カフェ事情に詳しい
でしょうから、レベルも高くなるのでしょうが。

いちご「ケーキ片っぱしから全部下さい!!
(りぼん2009年2月号・P.347の5コマ目)

 大食い大会かよ(笑) まぁ敵情視察ですから、ひとつでも
多くのケーキを食べたほうがいいのはいうまでもありませんが。

 もともといちごはケーキを食べて分析をするのが得意
ですから、今回敵情視察はまさに能力をフルに発揮できる
良い機会ですね。いままでスイーツ王子のお世話になってきて
いましたが、少しでも恩返しができるといいのですが。

○美夜(みや)登場

 樫野の女嫌いに拍車をかけた美夜が登場!!! 分析職人の
いちごもおいしいと思っているようですから、少なくとも
前回の悲惨な状態からは脱したようです。

美夜「一流シェフについて特訓してきたの 真クンのために
(りぼん2009年2月号・P.353の2コマ目)

 愛の力ってすごいな…もし樫野がいなかったら美夜はここまで
努力したか分からないので、その点から考えると樫野への愛は
間違いなくプラスに作用しました。

 まぁ聖マリーにいる時点でそれなりに基礎はできているのでしょうから
一流のシェフが講師につけば実力が上がるのはある意味自然なこと
なのかも。

(つづく)



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2009年2月12日 (木)

【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その3

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【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その2
↑のつづき

○青葉に憎まれていたことに衝撃を受けている桜姫

桜姫「私…ずっと青葉に憎まれていたんだね…
(りぼん2009年3月号・P.139の6コマ目)

 青葉に射抜かれたことより、ずーっと憎まれていたことの
ほうがつらいっぽいですね。体の傷はいつかは消えますが、心の傷を
消すのは容易ではないですし。

 桜姫にしてみれば覚醒する前に殺してもらったほうが
余程幸せだったかも。自分が憎まれていたことも知らず
母が妖古になったことも知らず、そして何より自分自身が
人間ではないことを知らずに済んだのですから。

 あまりにつらい現実があるのであれば、あえてそのことを
知らないで過ごすのも有効な選択肢のひとつでしょう。
どんなに努力しても変わらないことであれば、そのことを
気にしても仕方がないですし。

 変わらないのであるのなら、いっそ知らず生きたほうが
どれだけ幸せなことか…

○琥珀(こはく)、参上

琥珀「お初にお目にかかります 拙者(せっしゃ)は琥珀!!
忍の里八代目頭領の娘でござる!!」
(りぼん2009年3月号・P.141の1コマ目)

 新キャラ登場!!! なんだかいろんな意味でつらい人ばかり
が登場する桜姫華伝の中で、この手のキャラは貴重ですよね。
この子が桜姫を救ったのですが、

琥珀「拙者の家は代々朝廷に仕えています そして琥珀の王は
王良親王様!!
」(りぼん2009年3月号・P.141の3コマ目)

      桜 姫 お わ た \(^o^)/

 せっかく青葉から逃げられたと思ったら、その青葉が主である子に
かくまわれる羽目になったとは。琥珀の気持ちひとつで
桜姫の運命が決まるということか。わずか数秒で桜姫は再び緊迫感を
味わうことになりました。

琥珀「あんまりひどいお怪我だったので 琥珀てっきりもう
助からないかと…」(りぼん2009年3月号・P.143の1コマ目)

 何しろ矢が完全に貫通していたからな…あの状況だったら
射抜かれた瞬間にその場に倒れこみも命が尽きていても何の
不思議もありません。射抜かれた後に矢を自ら抜き、さらに
自力で走って逃走したのですから、人間離れしているとしか
思えません!!!…ってそうか人間ではなかったんだよな…
こういうことがあると桜姫は人間でないと実感できます。

○疾風(はやて)、登場

疾風「俺は蛙じゃない!! 琥珀の幼なじみの疾風だ!!」
(りぼん2009年3月号・P.144の2コマ目)

 いや、どう見ても蛙です。どうもありがとうございました。

疾風「琥珀のどじに小さい頃にかけられた術がまだ解けなくて
こんな姿だけど 本当は立派な人間なんだからな

(りぼん2009年3月号・P.144の4コマ目)

 本当は人間ではないけど人間の姿をしている桜姫
本当は人間だけど、蛙の姿をしている疾風がご対面か。
運命って本当に皮肉なことをしてくれます。

 しかし琥珀は術を失敗したそうですが、周りの大人が
なんとかできなかったのか??? お話を見る限れでは結構
時が流れているようですが。

 術をかけた人でないと解けないような仕組みなのかな?
いずれにしても、不十分な判断能力の子供が人間離れした
力を使うと大変なことになるということを疾風は身をもって
教えてくれています。

(つづく)

【「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら 】

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2009年2月11日 (水)

【スターダスト★ウインク】star.2(りぼん2009年3月号)感想 その1

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○颯(そう)に告白されて戸惑う杏菜(あんな)

杏菜「颯なんてほんの2週間くらいまで彼女いたんだよ? 私のこと
本当に好きなら 他の子彼女にするとかおかしいじゃん!!

(りぼん2009年3月号・P.25の3コマ目)

 たしかにこの意見も一理あるな。杏菜のことが好きなのであれば
杏菜に告白するのが筋というものでしょう。他の子とつきあっていて
しかも、杏菜はそのうちの一人と颯の部屋で鉢合わせになっているの
ですから、そんな状況で颯に告白されても信用しろというほうが
無理でしょう。

 颯の立場にたって好意的な解釈してみるとすれば、杏菜のことが
あまりにも好きで、自分が告白することによってそれまでの
仲良しの関係が壊れてしまうということを恐れて杏菜に告白しなかった
という可能性もありますが、それにしても他の女の子とつきあうって
いうのは杏菜には理解されないでしょうね。

○颯の自分に対する告白は嘘だと決め付ける杏菜

杏菜「気づいたの私 適当につきあいは相手も自分も傷つけるだけ
だって…だから颯もこういうことやめたほうがいいよ? お互いさ
次は本当に好きな人とつきあえるように頑張ろっ ねっ」
(りぼん2009年3月号・P.28の4コマ目)

 ついこの間先輩に一方的に告白して、キスを迫られたら
暴力を振るった奴がこんなことを言っても何の説得力も
ない
件についてだが(笑)

 どうも杏菜はよく考えないで行動したり、対して根拠もないのに
物事を断定的に考えるクセがあるようですね。今回の件は颯にも
信用されなくて仕方のない事情があるとはいえ、正直周りの人は
たまったものではないでしょう。相手がどう思うかとかは全く考えて
いないようですし。こういう子は一度痛い目にあったほうがいいな。
授業中に颯と話をつけることを思い立ったからといっていきなり
話しをしにいこうとするとかちょっと普通じゃないだろう。

 颯も他にいくらでもいい子がいそうなのになんでわざわざ
茨(いばら)の道を歩もうとするのだろう。

颯「じゃあなんでわかんねーんだよ!! 俺が好きなのは杏菜
だっつーの!!」(りぼん2009年3月号・P.29の3コマ目)

 さすがに怒ったな…真剣に告白されて、根拠もないのに
冗談だと断定されて怒らない人は余程のお人よしでしょう。

 …もっとも颯も杏菜のことが好きであるにもかかわらず
彼女を作っていたので、その点を追求されるとちょっと弱い
ですが(笑)

 つまりこの2人は似たもの同士。ある意味お似合いなのかも。

(つづく)

【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら】

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2009年2月10日 (火)

【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その2

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その1
↑のつづき


○妖古について新たな事実が発覚

青葉「月の国の罪人が この地へ流され 心を失くした
成れの果てが妖古だ
」(りぼん2009年3月号・P.126の2コマ目)

 地球は流刑地扱いなのか…たしかに月にしてみれば罪人を
地球に追っ払ってしまえば楽ですしね。再犯のおそれもなくなり
ますから。追っ払った奴が地球で何をしようが月としては
知ったことではないのでしょう。

 地球は月より格下扱いされてるっぽいですね。罪人にして
みれば外国どころかもともと住んでいた星を追い出されるの
ですから、絶望するな、希望を持てと言ったところで全く
何の反応もしないでしょう。ここでは地球で模範的に生活した
場合、月に戻れる仕組みがあるかどうかは描かれていませんが
追い出す位だからまず戻れないだろうな…

青葉「おまえの母親も妖古に取り憑かれたのではない
妖古になったのだ!!
 お前もならないとなぜ言える!!」
(りぼん2009年3月号・P.126の3-4コマ目)

 つまり桜姫を殺すのは国防上やむをえないとの結論が
ここから導き出されたようですが、だったらわざわざ桜姫が
覚醒していろいろ血桜を使えるようになる前にさっさと
始末してしまったほうが青葉としても楽だったのでは?
何も倒すのに一苦労するようになってから倒そうとしなくても
いいのに。

 結婚話を具体化させて、都へ連行して「命字」を確認後
ただちに殺すつもりだったけど、妖古が現れて桜姫が予想外に
早く覚醒してしまったから計算が狂ったとかでしょうか?

○桜姫、逃走。朝霧が…

 白夜(びゃくや)が必死に青葉を食い止めてくれたおかげで
桜姫は逃走することができましたが、桜姫は湖に落ちてしまい
ました。夜で視界が非常に悪いからな…

 桜姫をここで救ったのが朝霧、朝霧って本当はこんな
姿だったのか。桜姫の反応を見ると桜姫はこの姿を
見たことがなかったのかな?

○桜姫が青葉に送った歌が明らかに

「春霞 季節越し咲く桜花 重ね重ねて 月と光らん」
(りぼん2009年3月号・P.137の1コマ目)

 うわぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!! この歌を書いてから
すぐ後に桜姫を襲った残酷な現実を思うとかわいらしい
歌も悲しく見えるから不思議です。

 この歌は淡海(おうみ)だけに披露されたようですが
この時の反応は全く普段とかわらず、とても裏切るようには
見えないな…余程の演技派か、それとも何かこのあととんでもない
脅しでもあったのか???

桜姫「こんなものっ なんの意味もなかった!! ちょっとは
結婚のこと前向きに考えて 青葉と二人幸せになれるならって
思って…っ
」(りぼん2009年3月号・P.139の2コマ目)

 青葉に送るはずだった歌がかかれた紙は青葉が自分自身に
向けて放った矢に貫かれた際に流された血で染められている
のですから、これはもう言葉で言い表すことのできないほど
つらい現実ですね。

 何の意味もなかった…というか、そもそも渡すことすら
許されなかったのですが。

(つづく)


【「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら 】

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2009年2月 9日 (月)

【アニマル横町原作】りぼん2009年3月号の感想

【アニマル横町(原作)感想】←今までの感想のまとめはこちら

 このお話が掲載されているのはりぼん3月号ですが
いまだに「年越した気がしない」(りぼん2009年3月号・P.92の5コマ目)
とかなんとかというネタが出てくるのはいかにもアニ横らしくて
いいですね。

 ドミノ倒しをあみちゃんはがんばってやっているのですが
ドミノ倒しをやりたがっていたケンタ、イッサ、イヨの3人が
いつの間にか置き手紙を残していなくなっていたのに気が
つかないとは、あみちゃんはかなり真剣になってドミノ倒しを
やっていたのですね。

 言い出した人がいつの間にかいなくなったり、興味がなくなったり
してしまい、結局巻き込まれた周りの人がやる羽目になるということは
実生活でもありますがあみちゃんの周りでも例外ではないようです。
あみちゃんはドミノ倒しをやる気などなかったのに、ケンタ達に
言われて買ってきてまでやっていたのに、途中でいなくなって
しまうとはひどい(笑)

 ヤマナミさんが登場して、あみちゃんのドミノ倒しを手伝って
くれる代役を紹介してくれていますが、全く役に立たないもの
ばかりが出てくるのはいつものことですね。あみちゃんは
ドミノ倒しなど全くやる気はなく、それどころか宿題を
やるつもりだったのに、やり取りをしているうちにドミノ倒しを
やりたいキャラに仕立て上げられていったのは笑えましたが。

 ヤマナミさんはあみちゃんの代役として指名されてしまい
ドミノ倒しをやる羽目になったのですが、ちゃんと律儀に
ドミノ倒しをやってますね。なんだかうしろ姿が悲しくみえます(笑)

 最後のほうになってようやくケンタ達はあみちゃんの部屋に
帰ってきたのですが、結局なんで途中でいなくなったのかは
謎のままでした。意味深な内容の置き手紙はただのいたずら
だったのかも!?

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2009年2月 8日 (日)

【桜姫華伝】第三話(りぼん2009年3月号)感想 その1

【「桜姫華伝」の感想 まとめはこちら】

○青葉の放った矢、桜姫を貫く

 完全に桜姫の体を貫通してます。どう考えても死なない
と考えるほうが不自然な状況ですが…青葉は桜姫を射抜く
ことに成功しました。日ごろの厳しい練習が皮肉なことに
こんな形で生かされることになりましたね。まさか練習を
している最中は桜姫を射抜くことになる羽目になるとは
思ってなかっただろうな。

 ん?もしかしたら、場合によっては桜姫を射抜く事態に
なることを想定していたのかな? 桜姫の正体は
前から知っていたはずですから。

○青葉、一瞬の気の迷い

青葉「桜!!」(りぼん2009年3月号・P.122の2コマ目)

 桜姫が自分の体に刺さった矢を強引に抜こうとした際
思わず声が出てしまった青葉、まだ青葉の心の中がすべて桜姫に
対する憎しみで満たされているという訳ではないのかな?
桜姫を愛する気持ちと、憎む気持ちが交錯しているのかも。

中納言「情けをかけてはいけません」(りぼん2009年3月号・P.123の1コマ目)

 青葉の一連の行動の裏に取り巻きの連中が余計なことを
言っているという背景があるのかな? ただ単に青葉が恨みだけで
動いていると断定するのは危険かもしれません。

○青葉によると桜姫は「妖古と同じ」

青葉「姫は 人間ではない 妖古と同じ不老不死の
化け物だ!
」(りぼん2009年3月号・P.124-125)

 桜姫、環境が激変しまくりだろう…

============================================================
青葉と結婚話が出る

かぐや姫の生まれ変わりということが分かる

青葉となんだかいい雰囲気になる

青葉に殺されそうになる

自分が人間でないことが分かる ← いまここ
============================================================

 普通の人だったら頭が混乱してしまい何をしていいか
分からなくなるだろう…

(つづく)

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2009年2月 7日 (土)

【赤ずきんチャチャ原作】15話「うらら学園大運動会の巻」感想 その1

【赤ずきんチャチャ(原作)の感想まとめはこちら】

今回はうらら学園で運動会が行われていますが、普段の
生活で運動会なんかとは比べ物なならないほど過酷で、生死に
かかわるような出来事が毎日のように起こっているのですから
運動会なんかそれこそ朝飯前でしょう。純粋にお祭りとして
楽しめたのではないでしょうか?

 決められたルールで戦うということがチャチャ達は苦手な
ようで、どの競技も大混乱してしまい、ことごとく中止を
余儀なくされているのは笑えますが、いかにもチャチャ達
らしくていいですね。最後の騎馬戦だけは何を使っても
良い決まりになってましたが、この競技はクラスに魔法使いや
力持ちがいないクラスは全く勝ち目がないですね。お話の
中ではオレンジ組が瞬殺されましたが、このクラスはある意味
どこの学校にもあるような普通のクラスだったのでしょう。
うらら学園でなかったら1点も取れないということはまず
なかったでしょうね。

 今回初登場のバラバラマン先生が、ラスカル先生に
対して「花いちもんめ」を申し込んでいます。勝負に
勝った先生が相手のクラスの好きな生徒を獲得できるという
当事者である生徒の意向を完全に無視したことを
やってますが、当の生徒はあまり緊迫感がないな~

(つづく)

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2009年2月 6日 (金)

【勝利の悪魔】ビクトリー;1(りぼん2009年3月号)感想 その2

【「勝利の悪魔」の感想 まとめはこちら】

【勝利の悪魔】ビクトリー;1(りぼん2009年3月号)感想 その1
↑のつづき

○朝美、光との出会い

倉木「誰かに『木下光(きのしたあきら)どこっすか』って聞いてみて
あいつのこと知らねー奴いねーから」
(りぼん2009年3月号・P.57の2コマ目)

 …ってここまで迎えに来てくれる訳ではないのか。顔も知らない
ですから、こういう聞き方をするしかないのですが、担任は
全く動いてくれないのか(笑) まぁ倉木としては携帯電話で
光に電話をかけた時点で自分の仕事終了なのでしょうが。

朝美「この人達に話しかけろと…?」
(りぼん2009年3月号・P.58の1コマ目)

 おそらく朝美のこれまで過ごしてきた人生の中で
このような格好をした人に話しかけたことなどなかったの
だろうな…どの学校でも今まで話をしたことのない子に
話しかけるのは多少勇気が必要ですが、この学校は多少
新参者にとっては壁がありそうですね。

 ただ格好は一般的な学校の生徒とは違いますが別に荒れてる子と
いうわけではなさそうですので、ちょっと朝美は気が
弱いのかな???

朝美を取り囲んだ生徒の一人「あなた だれでちゅか?
(りぼん2009年3月号・P.58の3コマ目)

       こ れ は こ わ い

 これじゃ朝美が話しかけられなかったのは責められない(笑)
やっぱ気が弱いとかそういう問題じゃないな。

光(あきら)「ごめんね むかえに来んの遅くなっちゃった」
(りぼん2009年3月号・P.60の2コマ目)

 光という名前から男の子ではないかと予想した朝美ですが
実際に目の前に現れたのは女の子に見える人物だったので
ちょっと戸惑ってますね。まぁでもここに来るまでの間に
朝美にとっては衝撃的な事件ばかりが起きていたので、この程度は
なんということはないでしょう。

 光はまだ朝美が名乗る前から朝美を特定してますが、まぁこの
学校だったら朝美は何もしなくても目立つでしょうから、転校生が
きているとの情報さえ手に入っていればすぐに分かるでしょうね。


○絹井(きぬい)みどりとの出会い

みどり「はじめまして~私絹井みどり みどりってよんでいいよ
はいこれ『よろこびね』のしるしにあげる」
(りぼん2009年3月号・P.61の5コマ目)

 なんだか分からないけど良い意味でおバカっぽい子きたーーっ!!!
セリフが苗字以外すべてひらがなっていうのは笑えますが
大体口調が想像できますよね。

 こういうタイプの子が周りにいると空気が和んでいいですよね~


○自分の教室に入った朝美

みどり「ここが教室です☆」(りぼん2009年3月号・P.63の2コマ目)

 さすがにこの教室に入るのは勇気がいるな…格好はともかく
どう考えてもここは遊び場だ。まともに勉強をしようと
考えてる子は誌面に描かれている範囲ではいないっぽいです。

 ただこれだけ変わった子がいるけど、とりあえずいじわるな子
とか、いじめをするような子がいないっていうのは奇跡に
近い…まぁまだ登場していないだけっていう可能性もありますが。


○転入生恒例の自己紹介

 初めてクラスメイトと対面するときにはみんなの前で
自己紹介をするのが恒例となってますが、朝美も戸惑う
心を抑えつつ自己紹介に入りました。

朝美「はじめましてっ 田中森朝美です
(りぼん2009年3月号・P.66の2コマ目)

 まんがのキャラが1話で自分のことを紹介するときに
定型文として使われるセリフですね~

朝美「あとっ 好きな教科は古典で和歌が得意です」
(りぼん2009年3月号・P.66の4コマ目)

 ここでやめておけばよかったのに…

 で、この後延々と額田王(ぬかたのおおきみ)の歌に関する
大演説をするのですが目の前にいる人たちの顔をみれば
こんなことを言っても理解されないっていうことが分からないのか?
古典の話をしている時は自分の世界に入るのかな? この時の
表情はちょっと怖い。

 …というかこんな自己紹介したらさすがに進学校でも
ドン引きだろう(笑)
ちょっと空気が読めない子なのかな?

(つづく)

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2009年2月 5日 (木)

【桜姫華伝】第二話(りぼん2009年2月号)感想 その5

【「桜姫華伝」の感想 まとめはこちら】

【桜姫華伝】第二話(りぼん2009年2月号)感想 その4
↑のつづき

○桜姫に心境の変化、青葉に歌を送ることを決める

 青葉と短い時間ながらお話をして自分の思いを伝えることが
できた他、青葉の自分に対する気持ちを知り、閉ざされていた
心がわずかではありますが、開き始めたようです。

 これまで青葉をかたくなに拒んでいたように見えた桜姫
ですが、もとも青葉自体を大嫌いと思っていたわけではなかった
ので、青葉が自分のことを好きだったと知ったら心を開くのは
ある意味当然の流れでしょう。

 ここで歌を書いた紙を桜姫は悲しい形で見ることに
なってしまうのですが…


○淡海(おうみ)、突然の裏切り

 せっかくお話がなごやかな雰囲気にになってきたのに。
淡海が桜姫の命字を青葉に渡したことから雰囲気が一変!
桜姫の命字が「滅」であると知った青葉は桜姫を殺すことを
決意します…

 しかし、淡海はちゃんと再就職先を確保してから裏切ったのか。
裏切るきっかけは何なのかな? 特に桜姫と険悪な感じでは
ありませんでしたし。なんらかの力が働いて裏切らざるを
得なかったということもありえますが。

 青葉はなんでわざわざ淡海に桜姫の命字を持ってこさせたの
だろう? だって、青葉ならこんな面倒なことをしなくても
自分で桜姫の命字を手に入れることは容易なはずです。だって
結婚相手なのですから。

 もしかしたら桜姫の正体を知った淡海が自ら裏切ることを
決意した可能性もあるかもしれませんが…

○白夜、青葉が桜姫を憎んでいたことを知っていた

 まぁ青葉の事情を知っているのであれば桜姫を憎んでいる可能性も
あるということを認識はしていたのでしょう。青葉の桜姫に対する
対応を見て大丈夫と判断したのでしょうが、結果としてその判断は
違っていたことになります。


○青葉、実は桜姫を憎んでいたと明かす

青葉「先代の帝(みかど)である父上も 先々代の帝である
お祖父様も 月の姫などに惑わされたから 妖古に殺され
国が乱れたんだ
」(りぼん2009年2月号・P.77の1コマ目)

 これが事実だとしても、桜姫には何の関係もない件に
ついてだが…こんなことを急に言われても桜姫は何もできません
よね。なにしろついこの間まで自分の正体すら知らなかったのですから。
先祖が何をやったとしても正直、桜姫にしてみれば知ったことでは
ないでしょう。

青葉「『おまえも月の姫に惑わされる』と恐れられ 正当な
後継者であるにも拘わらず 東宮になれなかった

(りぼん2009年2月号・P.77の4コマ目)

 これって逆恨みじゃん。別に桜姫は何もやっていないですし
生まれる場所や親を子供は選ぶことはできません。これを
理由に狙われるのであればもうどうすることもできませんね。

 そもそも東宮になれなかったのは桜姫のせいではなく、青葉の
まわりにいる人たちが狭量だったせいです。ではここで桜姫を
殺したとして、青葉は東宮になれるのだろうか?

青葉「ずっと憎かったんだ」(りぼん2009年2月号・P.78の1コマ目)
淡海「化け物! さわらないで!!」(りぼん2009年2月号・P.79の1コマ目)

 

さっまでのラブラブな雰囲気はなんだったのだろう…
桜姫に好きになってもらえるように努力したとかなんとかいう
話は本当だったのだろうか? 話をしている青葉は嘘をついている
ようには見えませんでしたが、この態度の急変ぶりを見ると
いろいろ考えたくもなりますよね。

 最初好きだったのは本当だったけど、東宮になれなかったので
気持ちに変化が生じたとかでしょうか?

○青葉、桜姫に矢を放つ

青葉「所詮(しょせん)お前も妖古と同じ人外の者なんだよ月の姫
滅ぼすのはこの国かもしれない そんな危険は放置できない」
(りぼん2009年2月号・P.79の3コマ目)

 桜姫はこの瞬間に、婚約者から一気に国家を危機にさらす
敵にキャラチェンジしたのですね。青葉は桜姫に好きになって
もらうために弓の練習もしてましたが、それがこんな形で
役にたつとは皮肉としかいいようがありません。

青葉「ここで死ぬんだ! 桜姫!!
(りぼん2009年2月号・P.80の2コマ目)

 あまりにも急展開すぎて、頭がついていけない(笑)
だって、2話の頭のほうで「初夜」とか「絶対好きに
なってほしかったんだ」とか言ってた人が、いきなり
「死ぬんだ」とか言って矢を放ったのですから。

【「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら 】

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2009年2月 4日 (水)

【ハローキティピース!!】第9回(りぼん2009年3月号)感想

【「ハローキティピース!!」の感想 まとめはこちら】
↑のつづき

○チョコのおかえしをもらったキティ、どうも浮かない顔

 ダニエルからチョコのおかえしをもらったこと自体は
うれしいのですが他の女の子と同じ箱のものもらったので
いまいち割り切れていないようです。

 ダニエルには家に帰ってから開けるように言われたのですが
開封すらしていないとは相当がっかしたんだろな…普通好きな子に
物をもらったらすぐに開けたくなるはずですし。

キティ「キティはまだ みんなのうちの一人…って事だよね
(りぼん2009年3月号・P.101の4コマ目)

 やっぱりダニエルにとって特別な存在でありたいという思いが
とても強いのでしょう。普通の子だったらこの段階で落ち込んで
しまうところでしょうが…

キティ「ダニエルくんの特別になるために キティはもっと
特別いい女になるから!!
」(りぼん2009年3月号・P.101の6コマ目)

 この前向きな性格はうらやましいな。後ろを振り返っても
結果は変わらないのですし、今を嘆いて未来が良くなることは
ないのですから、未来を変えるべくがんばったほうが時間を
有意義に使えるのでしょう。

 キティの良いところは、変に工作をしてダニエルに好きに
なってもらおうとしないで、自分がちゃんと努力してダニエルに
好きになってもらおうと思うところですね。

○キティ、シェイプアップのためにジョギングへ

 すぐ行動か。この鉄砲玉のような性格と前向きな姿勢が
つづく限り、キティは安泰(あんたい)なのではないでしょうか。

○偶然ダニエルと出会うキティ、そこでプレゼントの本当の中身を知る

ダニエルのプレゼントの中に入っていたメモ「明日の3時 サンリーオ公園で
まってろ。ダニエル
」(りぼん2009年3月号・P.102の7コマ目)

 うわぁぁぁぁぁっっっ!!! あぶねーーーーーーーっ!
もしキティがジョギングをしていなかったら、ダニエルが
待ってる公園にキティが行くことはなかったのか
。キティは
プレゼントを開封していませんでしたし。もしキティが
こなかったらダニエル大ショックだっただろうな…

 やっぱりもらったものはちゃんと中を確認しないとダメですね。

ダニエル「キティには 今日ちゃんと渡したくてさ」
(りぼん2009年3月号・P.102の8コマ目)

 どう考えてもダニエルにとってキティは「その他大勢」の一人では
なく、特別な存在ですね。もう完全に両思いだろう。しかしキティには
今後も突っ走って欲しいものです。

ダニエル「好きだって言ってたから おいしいって噂の店で
買ってきたんだ
」(りぼん2009年3月号・P.102の8コマ目)

 ただ単に好きな子に何かをあげるっていう感じではなく
なんだか本格的に相手のことを考えて選んだのですね。
この年代の男の子にしてはかなりがんばったほうでは
ないでしょうか。

ダニエル「運命ってほんとにあるかも♪」
(りぼん2009年3月号・P.103の5コマ目)

 たしかにこの2人は理屈抜きで何かの糸で結ばれて
いるような気がする。ダニエルはせっかく買った本当の
プレゼントを渡すことができなかった可能性が高かった
のに、結局渡すことができて、しかも目の前で楽しそうに
食べているキティの顔を見ることができたのですから。

 

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2009年2月 3日 (火)

【勝利の悪魔】ビクトリー;1(りぼん2009年3月号)感想 その1

○主人公は訳有りの「田中森朝美(たなかもりあさみ)」

 苗字と名をどこで区切っていいのか一瞬悩んでしまいそう
な感じの複雑な名前ですが、「田中森」「朝美」でいいようです。
まぁ「森朝美」っていう名だったら、それだけで名前として成立して
しまいそう。

 りぼんに出てくるキャラが転校とか編入をする
場面では、なんだかやる気が全身にみなぎっている感じで
「がんばるぞー」とか言いそうな勢いなことが多いのですが
この子はなんだか落ち込んでますね。


○校内も教師も、とても高校とは思えない環境

職員室前に掲げられてるプレート →『しょくいんしつ

 これはヤバい(笑) 小学校でも漢字で書いてある
ところがありそうですが。

 そもそも学校に入る前に馬のかぶりものをした生徒が
平然と登校してきている時点でヤバさを感じていたのに
とてもじゃないけど、これでは意欲が沸かないですよね。

朝美「え…ひらがなだ…高校なのに」
(りぼん2009年3月号・P.55の2コマ目)

     朝 美 、 オワタ\(^o^)/

 朝美は職員室前のプレートを見て不安に感じたようですが
そりゃそうだろう。この学校の生徒のレベルがもし「職員室」
という漢字も読めないような子ばかりだったら…
(((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

○朝美が通うことになった学校は職員室も崩壊している

朝美「ここは本当に職員室…? まんがやらおもちゃやらお菓子
ばっかり…
」(りぼん2009年3月号・P.56の3コマ目)

 どう考えても終わってるだろう、この学校。学級崩壊という話は
よく聞きますが、職員室が崩壊してるってもう救いようが
ないな。
朝美の担任の倉木の机の上にはまんがが積み上げられて
いて、まともに勉強を教えている感じではないですし。

 荒れてる学校でも職員室だけはまともなのが普通でしょう。
もし職員室がまともだったら朝美にとって逃げ場となった
はずですが、これでは朝美の心が休まる場がないな。

倉木「あのさっ 今日からうちのクラスに転入生来てんだわ
お前 最初面倒みてやって
 おんっ今度じゃがりこ買って
やるから
 ほんじゃ よろしくな♪」
(りぼん2009年3月号・P.56の5コマ目)

     こ れ は ひ ど い

 すがすがしい気分になるほど全くやる気がないな。
友達にすれば楽しいタイプの人なのでしょうが
恩師にしたくはないな。勉強で分からないところが
できてもこの人に聞いたらまともに答えが返ってこない
ような気すらします…

 もっとも、ここまでぶっ壊れたキャラの先生がどんな
授業をするのか一度見てみたいような感じもしますが。

朝美「…なんかいい加減な先生…
(りぼん2009年3月号・P.57の3コマ目)

 いやいやいやいや、いい加減とかいう次元を超えてるし。

(つづく)

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2009年2月 2日 (月)

【ぷちパレード!!】エピソード3(りぼん2009年2月号)感想 その3

【「ぷちパレード!!」の感想 まとめはこちら】

【ぷちパレード!!】エピソード3(りぼん2009年2月号)感想 その2
↑のつづき

○妖精をあっさり発見した日和(ひより)

 次々と妖精を発見する日和、ここまで簡単に見つかるとなると
もしかしたら妖精って人間が住んでいるあるゆるところにいるのでは
ないかと思いたくなります。

 今回日和が発見した妖精は「ムサシ」という名前で、雨笠四郎
という忍者と一緒にいるようですが何のために日和のそばにいたのか?

ムサシ「朝井日和のカバンを奪いにきたでやんす!!
(りぼん2009年2月号・P.234の4コマ目)

 直前に図鑑が何者かに狙われるのではないかという
話を日和と滝川はしていたので、このタイミングでカバンを
奪いにきたって言われたら図鑑が奪われるのではないかと
思ってしまうのはある意味当然でしょう。

 仮に図鑑がカバンの中に入っていなかったとしても
カバンを盗られたら大変ですからどっちみち、こんな敵は
なんとかしないといけませんね。

○問答無用でカバンを奪いにかかる謎の忍者四郎

 飛んだ瞬間に木に頭をぶつけるなど可愛げのある
忍者の四郎、妖精の姿もきちんと見えているようです。

滝川「忍者だと妖精が見える…のか?
(りぼん2009年2月号・P.237の1コマ目)

 いや、たぶん妖精が見える理由は忍者だからじゃ
ないと思う…
日和と滝川と同じ理由なのでは?

 四郎が攻撃のために手裏剣を放ちましたが、わたにゃんは
それをお花に変えてあっさり防御に成功しています。増刊号で
狛犬の妖精に攻撃された時もそうでしたが、わたにゃんの
攻撃力って意外と高いです。

※参考
【ぷちパレード!!】お正月だよぷちパレード!!(2008年冬休み大増刊号 りぼんスペシャル)感想 その3

○なぜか妖精に関する情報の入手先を日和に教えない滝川

滝川「朝井に言う必要はない」
(りぼん2009年2月号・P.241の3コマ目)

 妖精に関する情報がすべて図書館の本に書かれているとは
とても思えないので、滝川は何か別の情報源を持っているのは
間違いないです。日和に情報源を明らかにしない理由は謎ですが
滝川がどこかの組織の一員ということはあるのかな?

○小雪の偽者が現れ、日和のカバンを騙し取ろうとする

いったいどっちが本物なの!?
(りぼん2009年2月号・P.243の1コマ目)

 おいおい、服の色が違うだろう!!! 毎日見ている妖精なのに
これが一発で分からないようだったらこの先マジでだまされるのでは…
今回は2人が同時に現れたからよかったけど、単独で偽者が現れたら
ヤバかったですね。

○寒いギャグ聞いた時の反応で本物の小雪を識別成功

 何この大岡裁きみたいなやり方(笑)
小雪が寒いギャグを好きだということを利用した
頭脳的な作戦ですね。

○ムサシ、大事な服をなくして四郎から破門される

 敵を助けてあげようとするあたりがいかにも日和
らしくていいですが、うるうるした目で見つめられて
しぶしぶ服探しを手伝う滝川もなんだかんだいっても
いいやつですね。

○わたにゃん、ムサシの服を発見

 本当にこの作品はわたにゃんがいい仕事をするな…
攻撃もできるし、探し物も大丈夫とは。人間としゃべる
ことができる小雪があまり役にたってないのは謎ですが。

○四郎、日和のカバンを強奪するのをあきらめる

 ムサシの服探しをしている日和たちの姿を見た
四郎は心を開いたようです。

 日和たちが一見すると無駄に思えるムサシの服探しを
したおかげで、結果として自分達の安全を確保することに
成功したのですね。いいことをすると自分にとってもプラスと
なるのでしょう。

○四郎が欲しかったのは妖精図鑑ではなく、日和のマスコット

 まぁ、図鑑よこせとは一言も言っていないですよね。
勝手に日和と滝川が図鑑狙いだと思い込んだだけですし。
図鑑のことは全く知らなかったようですね。忍術を
使えるような奴に図鑑を狙われたらやっかいだったので
日和たちは助かりました。

○妖精と人間の距離

滝川「妖精と人間は深く関わっちゃいけないんだよ
(りぼん2009年2月号・P.255の1コマ目)

 やはり滝川、何か日和に隠しているな…日和に隠さなければ
ならない秘密って何??? 本来だったら一番隠す必要があると
思われる願い事がかなうということはあっさりバラしているのに。

○四郎、日和と滝川のクラスに転校

 これはまぁお約束の展開でしょう(笑) 妖精も見えるし
能力もそこそこ高いから味方につけることができれば
図鑑作りの役に立ちそうです。

 しかし忍者であるということは秘密にする必要がないのか
どうどうとみんなの前で忍者だと名乗ってるし。

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2009年2月 1日 (日)

【桜姫華伝】第二話(りぼん2009年2月号)感想 その4

【「桜姫華伝」の感想 まとめはこちら】

【桜姫華伝】第二話(りぼん2009年2月号)感想 その3
↑のつづき

○青葉との結婚に愛がないと感じる桜姫

桜姫「愛がないじゃん」(りぼん2009年2月号・P.43の5コマ目)

 いくら避けることのできない結婚話だとしても、愛が
全くないのに結婚しろと言われて素直に納得できる訳
ないです。周りの人から見れば桜姫の結婚相手の青葉は
申し分のない人物であったとしても、桜姫にしてみれば
一生つきあっていかなければならない相手ですから
割り切れない気持ちが晴れるのは相当先になりそうですね。

白夜「愛なんて初夜で芽ばえるものじゃ
(りぼん2009年2月号・P.44の1コマ目)

 白 夜 、 ぶ っ ち ゃ け す ぎ だ 。

桜姫「いいよ どうせ青葉と結婚しなくちゃ住むところも
ないし 食べる物もなくなっちゃうんだもん

(りぼん2009年2月号・P.44の2コマ目)

 すべてを知ってしまい、醒めた目で世の中、そして自分自身の
運命を見つめている桜姫がここにいます…

 結婚なんて人生の節目にあたる大イベントなのに
こんな気持ちのまま嫁がなくてはいけない桜姫って
かわいそうだな…自分の意思に関係なく結婚しなければ
生活が成り立たない…こんな人生に希望を持てと言われても
無理な話でしょう。


○桜姫が青葉を嫌いな訳

桜姫「一度も会いに来てくれなかった! 青葉なんて大嫌い
よ…!!」(りぼん2009年2月号・P.49の1コマ目)

 本当は青葉に来て欲しかったのか…結婚そのものが
嫌だというより、会いに来て欲しいときにきてくれなかったから
「嫌い」だったのですね。寂しい時、一番来て欲しい時に
来てくれなかったので、割り切れない気持ちが桜姫の中に
生まれてしまったのかも。

しかし青葉には桜姫に会いにいかなかった理由がちゃんとありました



○青葉が桜姫に会いに行かなかった訳

青葉「勉強も馬も弓も歌も楽器も都中の誰よりも上手く
なりたかった 桜に俺のこと絶対好きになってほしかったんだ
(りぼん2009年2月号・P.60の2-3コマ目)

 つまり桜姫への愛を貫くために努力したら桜姫に嫌われて
しまったのか。皮肉としかいいようがありませんね。
こんな事情があったのであれば、青葉のことは責められない…
と思いたくもなりますが…

青葉「本当は何度も和泉(和泉)に行ったんだ おまえの兄が
死んだ時も朝霧と出会った時もずっと見ていた」
(りぼん2009年2月号・P.61-62)

 

で は な ぜ そ の 時 会 わ な か っ た ?

 まぁ完璧な姿になるまでは桜姫と対面したくなかったのでしょうが
桜姫の立場からすればどんな姿でもいいから、寂しい時にそばに
いてくれる人のほうがうれしかったでしょうね。

(つづく)

【「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら 】

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