【桜姫華伝】第四話「今は儚いその絆」(りぼん2009年4月号)感想 その7
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【桜姫華伝】第四話「今は儚いその絆」(りぼん2009年4月号)感想 その6
↑のつづき
○妖古討伐のため、4人で新たな旅立ち
青葉「俺も行く! 見張らねば 姫を信用できない…!」
(りぼん2009年4月号・P.94の1コマ目)
青葉は素直じゃないな(笑) 自分の立場なんか捨てて、自分の気持ちに
正直になれば、いろんな意味で気持ちが楽になるのに。定められた道を進んだ
としても、青葉はいまさら立場が好転する訳でもないのに、どうして…
東宮と琥珀もついてくることになったのはまぁお約束の展開でしょう。
現実問題として桜姫の立場からすれば味方は一人でも多いほうがいいですから
今回の展開は歓迎ですね。特に琥珀は桜姫にとってもはや欠くことのできない
存在でしょう。
○青葉、現在桜姫のことをどう思っているの?
桜姫「もう一度は聞けないよ」
(りぼん2009年4月号・P.96の1コマ目)
たしかにこの雰囲気になったらもう聞けないですね。なぜ
血桜が桜姫をめがけて飛んでいった時に「よけろ」と言ったのか
この答えが分かるのは物語の終盤に入ってからかもしれませんね。
どう思っているか直接聞いたら「憎んでいる」とこの段階では
言うにきまってますし。桜姫、青葉、共にいじっぱりの性格で
しかも頑固っていうのが恋の障害になりそうだなぁ。
○桜姫も苦しいが青葉も苦しい
東宮「苦しいね 少年」(りぼん2009年4月号・P.97の1コマ目)
東宮は何気なくこの言葉を言ったのでしょうが、これって今の青葉の
立場を端的に表していますね。桜姫は逃れることのできない運命の上に
生きていますが、青葉も「許婚(いいなずけ)のせいで帝(みかど)になれ
なかった人」を演じるよう強いられています。
自分の本当の気持ちを押し殺して…もう青葉は「自分の気持ち」
は何かということを考える必要すらないのかもしれません。とにかく
決められた道を進むだけですから。
道を踏み外す覚悟が青葉にはあるのでしょうか?
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