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2009年4月

2009年4月30日 (木)

【スターダスト★ウインク】star.4(りぼん2009年5月号)感想 その4

【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【スターダスト★ウインク】star.4(りぼん2009年5月号)感想 その3
↑のつづき

○杏菜(あんな)、帰宅せず

 颯(そう)との一件があったので、杏菜がいなくなった理由について
悪いほうに考えてしまいそうになりますが、夜9時前になっても
帰宅できないのに、家族は何の連絡も受けていないのですから
心配になるのは当然でしょう。今のご時勢、大人だっていつもの時間に
帰ってこなければ周囲の人は心配するというのに、杏菜は中学生
だからなぁ。

○杏菜の携帯が繋がらないから周囲の心配はより一層深ま

 最近は携帯電話は繋がることを前提に世の中が動いちゃってる
から、携帯電話が繋がらないととたんに不安になったりしますが
無線を使ったサービスに過剰に依存するのはいかがなものかと…
結局ただの電気製品の一つにすぎないのですから、繋がらない時も
あわてず行動したほうがいいです。


○日向(ひなた)、颯は杏菜に嫌われていないと確信

日向「根拠は俺」(りぼん2009年5月号・P.90の5コマ目)

 なんかわろた(笑) なんだか分らんがすごい自信だな。
付き合いが長いからというのがその根拠のようですが
意外とこういうのって当たるかもしれませんね。

○杏菜、現れる

 おばあちゃんの家に行っていたのか…おばあちゃんに連絡を
頼んだのに、そのおばあちゃんが連絡をするのを忘れているとは
孫だけでなく祖母まで無責任なのかよ(笑)

 颯にケーキを作ろうと思い、道具を借りに行ったようですが
こういう良いところもあるのに、杏菜は普段の行いが悪すぎるから
この程度ではとてもじゃないけど好感が持てない(笑)

杏菜「私のこと嫌いになった?
(りぼん2009年5月号・P.97の3コマ目)


     こ い つ バ カ だ よ ね ? 


 この期に及んでまだ自分が嫌われたのではないかとか心配
してるのかよ
、嫌われるようなことをしたという自覚はさすがに
芽ばえたようですが、一体どこまで自己中なんだ。颯はこんなに
ひどい目にあったのに杏菜のことが嫌いになれないようです。
まぁ14年の時が杏菜と颯の間に理屈では割り切る事のできない
関係を築いたのかもしれませんね。

【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら】

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2009年4月29日 (水)

【勝利の悪魔】ビクトリー;3(りぼん2009年5月号)感想 その4

【「勝利の悪魔」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【勝利の悪魔】ビクトリー;3(りぼん2009年5月号)感想 その3
↑のつづき

○朝実、父親が安易に自分を切り離そうとしていることに怒る

朝実「それまで私にバイトしろぐらい言ってみろっての!」
(りぼん2009年5月号・P.189の3コマ目)

 朝実偉いな。ただ単に父親に対して金を稼いで来いというだけで
なく、自分も出来る範囲のことをする気があるのか。

朝実「でもやるよっ 家族のためならやるよ!!
(りぼん2009年5月号・P.189の3コマ目)

 貧乏になる前だったら「家族のため」とかいう発想を
することはまずなかったでしょう。何しろお金があるのですから
そんなことを考える必要すらなかったでしょうし。朝実が
考えなくてはいけなかったことといえばせいぜい大学進学のこと
くらいだったのではないでしょうか。

 なんだか朝実が回を重ねるごとに成長していってますね。
最初のうちは現実から目をそらして周りの人を傷つけかねない
ことを言っていたりしたのですが、今は現実としっかり向き合い
周囲の生徒とも協調して前に向かって歩こうとしています。

 こうやってキャラが成長していくのを見ると読者としても
とてもうれしいです。朝実は安定した生活や、もともと通っていた
学校を失いましたが、代わりに得た物も決して少なくないようですね。

朝実「なんで一緒に頑張ろうって言ってくれないのって思ってる
だけだもん
」(りぼん2009年5月号・P.190の2コマ目)

 朝実が怒っているのは父親が朝実の気持ちを考えずに一方的に
見合い話を持ってきたことだけが理由ではなく、安易に自分を
生活の場から切り離そうとした点についても納得がいかないよう
ですね。…というかむしろそっちのほうが大きいのかな?

○光(あきら)、朝実に対して自分の家に来るようすすめる

光「うちに来いよ」(りぼん2009年5月号・P.191の2コマ目)

 朝実がのどから手が出るほど欲しかったセリフをついに言ってくれる
人が現れました!!! なんだかいい雰囲気になってますね。よくよく
見たらこの2人、なかなかいいカップルになりそうです。今の朝実に
とって光はもはや無くてはならない存在でしょう。光が言う何気ない
一言が今の朝実にとっては大きなエネルギー源ですし。


○光はこの学校の理事長の息子だった

 理事長っていうことは朝実と光が通っている学校は私立高校なのか。
お金がなかった割には朝実は公立にいかなかったのですね。田中森家の
経済事情を考えると公立に入れる機会があったら間違いなく公立のほうに
行ったでしょうからなんらかの事情で入学できなかったのでしょう。

 しかし親子そっくりだなぁ、光は女装をしているのですが
顔そのものは瓜(うり)二つなのでしょう。

 理事長も「うちに来たらいいじゃない」(りぼん2009年5月号
P.193の1コマ目)と言ってますから、朝実は安心して光の家に行くことが
できますね。理事長は自分の学校の生徒が家出をしているのに止めないのか。
まぁこのくらい変わった人でないと理事長は務まらないのかもしれませんね。

 今の朝実に選択肢はないも同然なので、朝実は光の家に行くことに
なりました。理事長の家だから外泊を理由に処分される心配はありませんね。


○朝実のお見合い相手、朝実が光の家に入るのを見てとんでもない誤解を

 朝実が光の家に入るのをこっそり見ていた朝実の結婚相手とその父は
すっかり光の家を朝実の家だと勘違いしてますね。普通お見合い相手の
住所くらい調べるはずなのになんでこんなとんでもない勘違いを
しちっゃたんだろう…

 しかもお見合い相手の家族の会社も倒産しているとは、お互いに
家計が苦しいことを隠してお見合いをするとは、なんともまぬけとしか
いいようがありません。

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2009年4月28日 (火)

【桜姫華伝】第五話「言ったら怒るくせに」(りぼん2009年5月号)感想 その5

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第五話「言ったら怒るくせに」(りぼん2009年5月号)感想 その4
↑のつづき

○青葉、桜姫と藤紫のキスを見て動揺し、桜姫を押し倒す

 そりゃ、好きな相手がキスしていたのを見たのですから、動揺するな
と言っても無理な話でしょう。桜姫がキスをしていただけでも
衝撃的なのに、よりによって桜姫がキスをしていた相手が
東宮の座を奪った藤紫なのですから、衝撃の大きさは察するに
余りあります。

青葉「藤紫のことが好きなのか?
(りぼん2009年5月号・P.124の1コマ目)

 必死すぎる…桜姫を無理やり押し倒して問い詰めているのですが
こんなことをやったらまともな答えが返ってくるわけないだろう…
まぁ気持ちは分かるが落ち着け。

 青葉にしてみれば東宮の座だけでなく、桜姫まで藤紫に奪われて
しまう恐れが出てきたのか…

 はっきり青葉は桜姫に「お前が好きだ 藤紫には渡さない」とか言って
やればよかったのに。
桜姫も本当は青葉のことが好きだということを
告白する絶好の機会でしたのに生かせませんでした。

 2人の間には何か見えない大きな壁が立ちはだかっているような気がして
なりません。

桜姫「何!? 何こいつ!? 人のこと憎いとか言っといて私が他の人と
仲良くするのは許せないの!?」
(りぼん2009年5月号・P.125の3コマ目)

 あーこう思っちゃったか。まぁ桜姫からすれば青葉の自分に対する
態度で青葉が自分のことをどう思っているか判断するしかないですからね。
青葉が自分に対してこの時点で好意を寄せているなどと判断できる
材料は全くないでしょう。矢で射抜かれてからまだそんなに時も経って
ませんし。

桜姫「藤紫様が許婚(いいなずけ)ならよかった!!
(りぼん2009年5月号・P.125の4コマ目)
青葉「だ…黙れ!!
(りぼん2009年5月号・P.125の5コマ目)

 あぁ…こうやってどんどんボタンの掛け違いを直す機会が
失われていくのですね。この2人が素直になれる日はいつ来るのだろう…

桜姫「青葉最低!! 大っ嫌い!大っ嫌い!大っ嫌い!
(りぼん2009年5月号・P.126の2コマ目)

 大事なことなので3回言ったのですね。まぁ桜姫、青葉どちらも
責められないでしょう。2人共必死なのですから。

青葉「わかってるよ そんなこと…」
(りぼん2009年5月号・P.126の5コマ目)

  青 葉 、 や っ ち ま っ た な …

 まぁ気にすんな。こういう時もあるよ。次はがんばれ。
しかしこのセリフを言ったときの青葉の姿があまりに哀しくて
かわいそうになってくる。

○月から来た謎の人物と中納言が密会

 中納言は月から来た謎の人物の指示を受けて行動していたのか…
まぁ登場した時点からどことなく怪しかったからな。ここで
青葉殺害の指令を中納言は受けるのですが、ここまで操り人形と
化しているのはなぜなのだろう? 弱みを握られたのかな? 謎の
人物のセリフや態度を見る限りでは、この謎の人物の言うことを
聞かないと中納言の命、場合によっては国自体が危険に晒される
恐れがあるのかもしれませんね。

○女房が殺害される

 毒を持ったへびが命を奪ったのですが、なんで殺されちゃったん
だろう…騒ぎを起こして青葉をおびき寄せるためだけのために
殺されたのだとしたらかわいそうすぎるな。

○青葉、中納言におびき出されて殺されかける

 で、毒を持ったへびに襲われそうになったのですが、桜姫が
自らの身をもってかばったおかげで青葉は助かりました。

※桜姫が青葉をかばった理由を問いただす場面
青葉「どうしてだ!! 答えろ桜!!」(りぼん2009年5月号・P.137の5コマ目)

 なんで自分の身を守ってくれた桜姫を問い詰めるんだよ(笑)
これでは事情聴取ではないか。まずここでは「ありがとう」と
言えよ。

桜姫「好きって言ったら怒るくせに」
(りぼん2009年5月号・P.138の1コマ目)

    言 え ば よ か っ た の に

 あーまた告白の機会を逃したな。身を挺して守ったこの時を
逃したらこの先いつ告白の機会がやってくるかわからないです。

○桜姫、藤紫の邸に行くことを決意

 まぁこんだけいろんなことがあったからな…これは誰にも
責められないでしょう。青葉も桜姫と一旦離れて自分の気持ちと
向き合うことをしたほうがいいかも。


「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら

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2009年4月27日 (月)

【赤ずきんチャチャ原作】18話「カルタ王カータン登場の巻」感想 その1

【「赤ずきんチャチャ(原作)」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

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原作18話チャチャの魔法まとめ
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・偽のカルタの札を出した → 本物と明らかに違う大きさだったので
すぐにバレてしまった

・「おじさん(カータン)より強い右手」を出した → 見事に成功し
カータンを殴ることに成功



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原作18話、お話の流れ
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・正月を迎えたチャチャ達、お雑煮を食べているところに
カルタチャンピオンの「カルタ王カータン」がやってくる

・カータンはセラヴィーに勝負を申し込む

・セラヴィーは勝負を受けるか返事はしなかったが
チャチャ達がカータンにカルタをやろうと持ちかけて
カータンはチャチャ達とカルタをやることに

(1枚目)「うるうるお目めのウララ園長」
 チャチャは札の場所を見つけるも、チャチャの目の動きに
気づいたカータンに先に取られてしまう

(2枚目)「てくてく歩いて山こえて」
 リーヤが札の場所に気づいたが、カータンに取られてしまう

(3枚目)「あつあつのベストカップル誕生だ」
 チャチャが取ろうとした札をカータンが取ろうとしたので
リーヤはおおかみリーヤに変身して、カータンを驚かせて
ひるませた。カータンがひるんだ隙にチャチャは札を取ることに
成功

チャチャは取った札を自分の横に置いたが、なんとカータンは
その札を強引に奪ってしまう

(4枚目)「ねばねばとくっついちゃってとれないよ」
 しいねちゃんがカータンの気をそらそうと「あー!!!」
と叫ぶも、カータンにみぞおちをおもいっきり蹴られてしまう

どろしーちゃんがこのことに怒り、カータンを殴る

(5枚目)「めらめら闘魂もえてます」
 リーヤは最初からカータンに殴りかかったが、カータンに
顔面をはたかれ、札もカータンに取られそうになった。
しかし、偶然リーヤが足で札を踏んでしまい、リーヤが札を
取った形となる

しかし、せっかくとった札をリーヤはおおかみリーヤに
変身した際に落としてしまいカータンに札を取られてしまう

(6枚目)「らんらんと光る目玉が…」
 ここまでどろしーちゃんが札を読んだ時点でカータンは
札にツバを吹きかけてチャチャ達の戦意をくじいた

その後も次々と奇策を用いて札を取り続けるカータン

札が最後の1枚になった段階でチャチャは魔法を使って
偽物の札を大量に撒いたが、本物と明らかに違う大きさだった
のですぐに本物がどれかバレてしまった

しいねちゃんはカンガルーに変身し、殴りかかるも
逆に殴り返されてしまう

もはやカルタ取りとはいえなくなってしまい、ただひたすら
殴ったりするだけの戦いの場と化す

カータンが最後の1枚を取り勝利したかに見えたが、事情を
何もしらないセラヴィーがカータンがこれまで獲得していた
札を偶然拾ってしまい、勝者はセラヴィーに


カータン、涙目で敗走

その後も変わった挑戦者がセラヴィーのところにたくさん
やってきた
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(つづく)

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2009年4月26日 (日)

【コスモ日誌】りぼん2009年5月号の感想

 イケメン転校生がやってきた話ですが、外見は格好いいけど
やってることは明らかにおかしいな。英語で質問されたのに
フランス語で答えるとか意味不明だし。いくら語学に関する知識を
持っていたとしても質問そのものには答えていないですし。

 クラスの女子には人気があるようですが、実際にこんな子が
いたら周りはドン引きだろう(笑)

 まぁ個性的だから他の子より目立つのは間違いないですが
「あく手会」はさすがにないな。この看板を本人が用意していた
のだとはしたらちょっと怖い…

 そういえばアニメやコミックなどによく、今回登場した葵(あおい)
みたいに勉強やスポーツが何でもできて、生徒の間で人気となり
アイドル扱いされるキャラが登場しますが、このネタが飽きられないのは
多くの人が学校のアイドル的存在の生徒が登場するのを願っているから
なのかな?

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2009年4月25日 (土)

【桜姫華伝】第五話「言ったら怒るくせに」(りぼん2009年5月号)感想 その4

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第五話「言ったら怒るくせに」(りぼん2009年5月号)感想 その3
↑のつづき

○桜姫、ついに青葉への想いを爆発させる

桜姫「帰りたくない…
(りぼん2009年5月号・P.116の4コマ目)

 このセリフだけを見たら、「あーやっぱり桜姫は青葉と一緒に
いたくないのだな」と思ってしまいそうです。何しろ自分に対して
恨みを持っている相手で、しかも一度殺されかけて瀕死の重傷を
負わされたのですから。

 でも、桜姫の「帰りたくない」理由は違いました。

桜姫「やっと会えたのに…離れたくない 青葉のそばに
いたいの…っ
」(りぼん2009年5月号・P.117-118)

 やっと素直に自分の気持ちを表現することができたか。

 桜姫が青葉に対する想いをはっきり誰かに明らかにしたのって
この時が初めてなのかな? 少なくともこれまでのお話の中で
桜姫が青葉と一緒に住みたいと表明したことはありませんでしたが。

 藤紫から、青葉がいかに桜姫に会うために努力していたかを
聞かされて、自分自身の心の中から湧き出ていた青葉を好きという気持ちを
とうとう抑えることができなくなってしまったのかもしれません。

 藤紫と二人っきりになる機会がなかったら、桜姫は青葉に対する
想いを素直に表現することはなかったかも。この日逃げ出したおかげで
桜姫は新たな段階に進むことができました。桜姫はただ単にみんなが
いるところから逃げただけでなく、自分の本当の気持ちを封印し続ける
生活から逃げることにも成功したのでしょう。

 あとはこの気持ちを青葉に伝えるだけですが、その壁は高そうですね。

○藤紫、突然桜姫にキス

桜姫「藤紫様 なんで…!?」
(りぼん2009年5月号・P.120の1コマ目)

 そりゃ桜姫も驚くよな(笑) ついさっきまでいろいろ人生相談の
相談員のような感じで話を聞かせてくれていた藤紫がいきなり豹変
(ひょうへん)してキスしてきたのですから。

 この瞬間を偶然目撃してしまった青葉…ただでさえボタンの
掛け違いをしている桜姫と青葉の関係がまたややこしくなりそう。

藤紫「和泉(いずみ)に帰りたくないのなら 俺の邸(やしき)に
来たらいい 東宮の位など青葉に譲る 俺は姫のほうが
ほしい…!!
」(りぼん2009年5月号・P.120の2-3コマ目)

 藤紫の意図がわからん…いままで桜姫のことが好きだという
そぶりを見せたどころか、ほとんどまともに接触すらしたことすら
なかったのに、いきなりキスして桜姫の獲得希望を宣言したのですから。

 突然「告白」をした真意って何なのでしょう? 本当に桜姫のことが
好きなのであれば、堂々と攻めても問題はありませんが、桜姫の推理の
ように「同情」なのであれば桜姫を混乱させるだけなのでかえって
かわいそうかも。

 桜姫も藤紫の真意が気になって仕方がないようですね。

 …もし東宮の位を青葉に譲るという話が本当だとしたら
好きな青葉が一番欲しがっているものを桜姫が青葉に
プレゼントするチャンスですね。

(つづく)

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2009年4月24日 (金)

【絶叫学級】8時間目「おそろしい学級」(りぼん2009年5月号) 感想

  今回のお話ではクラスのみんなが同じことをするということが
描かれてますが、今の日本を見るとそんなに突飛な話には見えません。
最近は以前と違い日本社会も価値観の多様化が進んだとか言われてますが
現実にはまだまだ他の人と同じようなことをしないと目だってしまう
ことになんら変わりはありません。

 テレビ番組はクイズが流行ったら、どの局もクイズばかりになり
生放送の情報番組をどこかが始めたら他の局も始めたりしてます。
テレビ局は特定の価値観の押し付けばかりで、情報番組でコメントを
している人もみんな同じようことばかり言ってます。

 スポーツのイベントがあれば、まるで関心をもたない人は日本に
住む資格などないような感じでテレビやラジオ、新聞は煽ってますし…

 よく子供の世界は他の子と違うことをやったらいじめの対象に
なるとか言われますが、私に言わせれば大人の世界のほうが
よっぽど画一的です。日本からどんどん寛容さが消えていくような
気がしてなりません。

 みんなが同じことをやったことにより、結果が同じになったとしても
そんなの幸せでもなんでもありません。自分が本来やりたいことを
がまんしているのですから。

 本当の平等とは、異なる考え方をもった人同士がお互いに尊重される
ことなのかもしれません。

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2009年4月23日 (木)

【スターダスト★ウインク】star.4(りぼん2009年5月号)感想 その3

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【スターダスト★ウインク】star.4(りぼん2009年5月号)感想 その2
↑のつづき

○杏菜、颯(そう)の心は全く考えていなかった

妃(ひめ)「そんな相手にフラれたら颯くんは先輩以上に深ぁーく…
傷つくに決まってるだろ このゴキブリ野郎ー!!

(りぼん2009年5月号・P.77の1-2コマ目)

 妃よく言った! 杏菜は全くひどい奴です。いつも自分のことだけを
考えて生きてるようなので、自分の行動が相手にどんな影響を与えるか
を考えることすらしないのです。

 考えてないというより、考える必要性すら感じてていないっぽいですよね。
周囲に颯や日向(ひなた)みたな良い人すぎる人がずーっと居たので
ある意味感覚が麻痺しちゃったのかなぁ。でも、ここまで無神経な子に
育ってしまったとなるといろいろ問題もありそうですよね。

 妃にこれだけはっきり指摘されたのに、まだ自分に非があったとの
結論は導き出せていないようですね。

 とにかく杏菜はまず自分の何が問題だったのか、もう一度考えると
いいです。別に颯の気持ちを無条件に受け入れなくてはいけないと
いうのではありません。彼氏にする気になれないのであれば付き合わずに
はっきり「3人のままでいたいです」と言えばそれで済んだ話なのです。

 それを後先考えずにキスできたからつきあうなどというあまりに
安易な考えで、付き合い始めてしまったのですから、颯に余計な
負担をかけてしまいました。

○杏菜、颯と出くわす

 まぁ同じマンションに住んでいるのですから、永遠に会わないと
いうわけにもいかないですしね。こういう展開になると同じマンションに
住んでいるっていうのはお互いにとって大きな武器になりますね。もし
家が離れていたら、冗談抜きでこのまま疎遠(そえん)になりかねないですし。

 杏菜は颯に言いたいことがあるのに言い出せないようですね。まぁ
これは仕方のない面もあります。いくら杏菜でもさすがに気まずいでしょうし。
一言「ごめんなさい」と言うだけで空気は変わるんだけどなぁ…その一言に
たどり着くまでには大きな壁があるのでしょうね。

○颯、杏菜に「別れるか」と切り出す

 この言葉を聞いた時の杏菜のうれしそうな顔(笑) そんなに嫌なら
なぜつきあったの? …とこれまで何度も浮かんだ疑問がまたここで
出てくるのだが。それにひきかえ颯は大人だなぁ。杏菜の隣にいるから
余計そう感じるのかもしれませんが。

杏菜「そうだよね!? 私もそう思う!! やっぱ3人のほうが楽(たの)…
(りぼん2009年5月号・P.83の2コマ目)

 
   い く ら な ん で も あ ん ま り だ

 
 でも、言葉を飲み込んだのはさすがに颯を傷つけると
気づいたからなのか???

杏菜「また颯を怒らせる気か自分
(りぼん2009年5月号・P.83の3コマ目)

   
  こ い つ バ カ だ ろ う ?

 
 まだ颯が怒るとかそんな自己中な心配してるのかよ。
違うだろう! 自分の言葉で颯が傷つく心配をしろよ。

大体自分が怒られて当然のことをしている自覚がないのか?

 ないのだろうな…

(つづく)

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2009年4月22日 (水)

【ぷちパレード!!】エピソード6(最終回)「パレードはおわらない!?」(りぼん2009年5月号)感想 その2

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【ぷちパレード!!】エピソード6(最終回)「パレードはおわらない!?」(りぼん2009年5月号)感想 その1

のつづき

○今、滝川は妖精と出会ったことをどう思っているの?

日和(ひより)「私はわたにゃんたちと出会って タッキーと妖精
探して すっごく幸せだよ!!
」(りぼん2009年・P.429の1コマ目)

 こうやって素直に自分の気持ちを表に出すことができる
りぼんキャラが最近減ってきている
ので、こうやって言い切って
くれると気持ちがいいですよね。

 日和って妖精探しをしている時って本当に楽しそうですよね。
図鑑を完成させて自分の願いを叶えたいとかではなく、純粋に
たくさんの妖精と出会いたいと思っているから、妖精を探す過程で
滝川やわたにゃん、小雪と仲良くすることがとても楽しく感じられる
のでしょう。

※滝川に対して
日和「妖精と出会わなきゃよかったって 本当に思ってる?
(りぼん2009年・P.430の1コマ目)

 滝川がこのことに対して答えようとしていた時にわたにゃんが
やってきたので、滝川の口から答えを聞くことはできなかった
のですが、どう考えても出会わないほうがよかったと考えていることは
ないでしょうね。だってもし本当に一切妖精とかかわりたくないと
思っているのであれば、いくら願いが叶うとはいえ、妖精図鑑を完成
させようと思うはずなどないですし。

○わたにゃん、粉々になった妖精図鑑のかけらの一部を発見

 これを見た日和が飛び跳ねてしまったせいで、日和と滝川は
地上に向かって落ちていってしまったのですが…

 日和の学習能力のなさはすごいですが、どうも日和は憎めないな。
何をやってもかわいく見えるのは、やはり日ごろの行いがいいのと
性格が良いからでしょう。

○落ちていく日和と滝川をあられの妖精が救出

 仲間を助けたお礼だそうですが、やはり良いことをすると結局は
自分に帰ってくるのですね。どこで縁が繋がっているか分らない
ですから、やはり普段から相手を思いやる心を忘れてはいけません。

 ついでに妖精図鑑のかけらまで集めてくれたとは、ここまで
親切にしてもらえるなんて! 

(つづく)

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2009年4月21日 (火)

【桜姫華伝】第五話「言ったら怒るくせに」(りぼん2009年5月号)感想 その3

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【桜姫華伝】第五話「言ったら怒るくせに」(りぼん2009年5月号)感想 その2
↑のつづき

○桜姫は、かつて青葉のためにつくしを採(と)っていた

 小さいころ、つくしを春になるたびに採っていたのか。それも
青葉のために。青葉からの手紙を全部保存しておいた話と合わせて
考えると、幼いころの桜姫にとって、会った事すらない青葉が
心の支えであったということがよく分ります。

 幼い頃の桜姫は当然青葉が来たとしても何もあげることは
できないので、つくしを採ることが青葉に対してできる精一杯の
ことだったのでしょうね。

 幼い頃の青葉はこっそり桜姫の様子を見に行ったことがあるのですが
偶然でも、なんでもいいから一度くらい幼少期に2人を対面させて
あげたかったですね。もし対面が実現していたら、2人の関係は今とは
違っていたかもしれないのに。

 対面を許さなかった周りの大人たちのせいで、今愛し合っている
桜姫と青葉が反目する羽目になったのだとすれば本当に罪な話です。

○青葉は、かつて桜姫に会うために努力していた

藤紫「青葉はそんな姫に会うことが許されないのは自分が
未熟なせいだと思って 必死に書を読み武術を学んだ」
(りぼん2009年5月号・P.115の3コマ目)

 なんだか今の桜姫と青葉の関係を見ているとボタンの掛け違い
のような気がしてなりません。2人のうちどちらかが素直になれば
関係は劇的に変わる可能性が高いのに…だって2人とも
十分お互いを愛しているのに、どうしてこんなに反目しなくては
ならないの? 

 しがらみを断ち切る勇気がいまこそ試されているのかもしれません。

藤紫「つくしは渡せなかったかもしれないが その想いは無駄じゃない」
(りぼん2009年5月号・P.115-116)

 この時、桜姫は初めて青葉の気持ちの一端を知ることが
できたのかもしれませんね。結婚話が持ち上がってから
青葉と話す機会は何度かありましたが、けんかになってしまうことが
多く、突っ込んだ話はできませんでしたから。青葉がかつて
桜姫に対して言っていた数々の努力に関する話は本当だったということが
この時初めて確認されました。

 青葉に殺されかける前にこういう展開になっていればと思うと
悔やまれてなりません。

(つづく)

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2009年4月20日 (月)

【勝利の悪魔】ビクトリー;3(りぼん2009年5月号)感想 その3

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【勝利の悪魔】ビクトリー;3(りぼん2009年5月号)感想 その2
↑のつづき

○うたたねをした朝実、これまでの生活が夢に出てくる

 机に伏せているうちに眠ってしまった朝実、これまでの当たり前だと
思っていた生活が夢に出てきたようです。試験にがんばったから
高価なものがもらえるような生活をおくることができる子供など
ほんの一握りしか存在していないのですが、朝実にしてみればそれが
日常の風景だったのですから、疑問に思うことなどなかったのでしょうね。

 失ってみて、はじめて自分のこれまでの生活がとても価値があるもの
であるかということが分ったのでしょう。まぁ多くの人が今の自分のおかれて
いる立場を当たり前のように思って生活しているのですから、朝実も
恵まれた環境におかれていたころにその生活を疑問に思わなかったのは
無理もないです。

 自分のそれまでの生活がいかに恵まれていたかを理解することは
できましたが、そのための「授業料」はとてつもなく高かったですね…

○光(あきら)、朝実におにぎりの差し入れ

 おにぎりを持っている光、なんだか妙に似合っているな。
このおにぎりはたぶん自分で握ったのでしょうが、光が一生懸命
おにぎりを握っている姿を想像するとなんだかほほえましいです。

 朝実がこれまで数え切れないほど食べてきた料理より、ありがたみが
ある食べ物かも。だって、この日の朝実は夕食の目処が全くたっていなかった
のですから。

○朝実、父親に対する複雑な気持ちを話す

朝実「だいたいね!! 未来ある娘を生活のためにお見合い結婚
させるっておかしいでしょうが!!
 親として!!」
(りぼん2009年5月号・P.189の2コマ目)

 これは正論だな。成人した子供であってもいきなり見合い話を
切り出して半強制的に家から追い出すなんていうことはよくないですが
朝実はまだ高校生ですから、あまりに早すぎます。

 朝実に不本意ながら他の高校に転入することを強いた時点で
十分朝実の人生設計を狂わせたのに、その上事実上未来の生活まで
縛ってしまうのはさすがにひどいとしかいいようがありません。
朝実が怒るのも当然でしょう。

 もっとも父親の立場からすれば自分のところに朝実がいたとしても
幸せにはなれないから、まだマシな選択肢ということで見合い話を
持ち出したのであって、悪気は全くないのでしょうが。

朝実「自分で会社つくって がっぽがっぽ稼いで
私を養えっての!!」(りぼん2009年5月号・P.189の2コマ目)

 気持ちは痛いほど分かるけど、破産したのであれば当分会社作るの
不可能だから(笑)

 最近は簡単に破産すればいいと考えている人もいるようですが
破産をしたら失うものも多いので、破産に至らないように借金は
計画的にしないとまずいです。破産したら復権するまでどんなに
勉強をしても取得できない国家資格もありますし。

 朝実が怒った理由は他にもまだあるようですが…

(つづく)

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2009年4月19日 (日)

【赤ずきんチャチャ原作】17話「悪魔のキューピッド・きゅーぴふぇるちゃん登場の巻」感想 その2

【「赤ずきんチャチャ(原作)」の感想】←今までの感想のまとめはこちら 

【赤ずきんチャチャ原作】17話「悪魔のキューピッド・きゅーぴふぇるちゃん登場の巻」感想 その1
↑のつづき

○しいねちゃん、「きゅーぴふぇる」との契約の意思はあったのか?

 しいねちゃんは、「きゅーぴふぇる」に依頼するかどうかを判断
する前に本棚の上から落ちてしまったので、しいちゃんに「きゅーぴふぇる」と
契約の意思があったかどうかは不明ですが、勝手に「きゅーぴふぇる」は
しいねちゃんの体に乗り移ったのにチャチャに矢を当てることに失敗したので
まぁ仮にしいねちゃんが依頼をしていたとしても、苦戦したことでしょう。

 もしかしたらしいねちゃんが自分の意思で矢を放ったら矢がチャチャに
当たった可能性もありますが、それでチャチャを彼女にすることが
できたとしても、そんなのあまりうれしくないでしょう。最初のうちは
楽しくてもだんだんむなしい気持ちが強くなってくるでしょうし。

 だってそれって本当の恋ではないですし。

○普通に生活しているだけなのに攻撃を防いだチャチャ達

 チャチャ達は最初「きゅーぴふぇる」の矢の攻撃を意識的に
避けようとはしていなかったのに、見事に攻撃から逃げています。
普段通りの生活をしているだけで侵入者の攻撃を防ぐとは
さすが百戦錬磨のチャチャ達です。

 並大抵の悪魔ではチャチャ達に太刀打ちすることなど不可能
なのでしょうね。

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2009年4月18日 (土)

【フライハイ!番外編「葵ハイ!」】平成21年春の大増刊号りぼんスペシャル・小桜池なつみ作 感想 その1

○芽留(める)の母、葵(あおい)は怪力

 葵は少女まんが好きなのか。最近は女子でも少年まんがを
読むことが珍しくなくなりましたが、りぼん読者の立場から
すると男女を問わず、ぜひりぼんを筆頭とする少女まんがを
お読みいただき、豊かな心を育んでいただきたいと思う今日この頃です。

 かつて少女まんがを読んでいた人に再び少女まんがを手にとって
もらう方法はないものだろうか…いくらすばらしい作品があったと
しても読んでもらえなければどうにもなりませんし。

 りぼんが最近ネット上でやってる無料試し読みみたいな
取り組みがもっと行われるといいのですが。

葵「だけど私には乙女にあるまじき欠点があるの それはだいぶ
人より力持ち+力のコントロールが上手くできない
っていうこと…」
(平成21年春の大増刊号りぼんスペシャル・P.199の3-4コマ目)

 「乙女にあるまじき」とかいうレベルじゃねーぞ(笑) どう考えても
人間離れした力ですし。自宅の玄関のドアを破壊するだけでも
相当な力が必要なのに、電柱破壊とか尋常ではないだろう。しかも
常習っぽいですし。町の物を片っ端から壊していたら化け物扱い
されるぞ。

 力の加減ができないそうですが、壊さないように努力している
ようには見えないですね。本人もある意味開き直っているのでしょう。
自宅はともかく電柱とかは賠償責任が発生しますね。保護者が保険に
入っていないと、マジで破産コースまっしぐらだな。

葵「今まで 好きな人ができたこともあったけど…この力を知ると
みんな青ざめて逃げていった…

(平成21年春の大増刊号りぼんスペシャル・P.200の1コマ目)

 逃げた人を誰が責めることができるだろうか。怖いとか
いう以前の問題として、力の加減ができないっていうのは
困るよな…だって一歩間違えたら大ケガしかねないですし。

葵「いつか こんな私を受けとめてくれる運命の王子様が
現れるはず」(平成21年春の大増刊号りぼんスペシャル・P.200の3コマ目)

 葵を心から受け入れてくれる人は余程の変わり者か
同じ能力をもった男子以外にはいないでしょうね。

 でもこんな葵に思わぬ出会いが…

(つづく)

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2009年4月17日 (金)

【MOMO】第9話「船上のメリー・クリスマス」(りぼん2009年5月号)感想 その1

【「MOMO」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

○夢、実結(みゆう)の船上パーティーに参加

夢「まさか私の人生で 船上パーティーに参加する日が来るとは…」
(りぼん2009年5月号・P.37の1コマ目)

 貧乏生活でお金の心配をしながら生きているからな…パーティーに
参加することなど想像すらしていなかったでしょう。何しろ8話で
寝ている時に肉をもらう「夢」を見るほどですし。

 夢は宇宙人のモモと出会うという、ほとんどの人が一生のうちに一回も
体験できないとてつもないイベントをこなしているのですが、ある意味
船上パーティーはそれに匹敵(ひってき)するほどの大事件なのかも。

しかし実結、モモのお披露目のためにロイヤルウイングを貸切かよ。
どんだけ気合を入れてるんだ。まぁ地球の代表者としてのやる気に
満ち溢れて、それを実行できるだけの経済力があるというのは地球人の
一人としてとても心強いのですが、この強いやる気がこの後思わぬ展開を
招くことになってしまうことになります。

○ついにモモ、パーティー参加者にお披露目!…しかし。

実結「実は…今日はみなさんに紹介したい人がいます」
(りぼん2009年5月号・P.39の5コマ目)

 本当に紹介する気なのか。結構大人数が集まっているから
ここで発表したら瞬く間に世界的大ニュースになるぞ。
発表したらどんなことになるのか、ちゃんと計算しているのかな?

 実結は発表をして世界を救うヒロインとしてみんなに注目される
ことを期待いるようですが、世界はそんなに甘くないですし。

 …ていうか、40ページの1コマ目の夢、お皿に料理
取りすぎだろう(笑)
 まぁこの機会を逃したら今度いつこんな料理を
食べる機会がやってくるのか分からないですから、気持ちは
分りますが、食べる分だけ取ればいいのに…何度料理は取りに
いってもいいのだから。

○モモ、宴席にいかず、船上から雪を眺める

※モモを発見した際に
実結「何してるのモモ!! おかげで恥かいたじゃない!!
(りぼん2009年5月号・P.42の3コマ目)

 これは実結の気持ちも理解できます。一世一代の晴れ舞台で
多くのお客さんの前で恥をかかされたのですから。「宇宙からの
使者」とか行って、誰もいなかった時の微妙な空気は想像した
だけで寒いですし。

 モモの性格や行動パターンを知っている夢はなんとなく
こうなるのではないかと予想してたっぽいですね。

実結「沙成(さなり)さんもナナギくんもひと言いってよ!
(りぼん2009年5月号・P.42の3コマ目)

 実結が文句を言いたくなる気持ちも分かります。だってモモの
そばにいたのに、宴席にモモが行かないことについて何も
言わないのですから、沙成とナナギもある意味「共犯」ですし。

沙成「いやぁ モモ様に指図するなんてとてもとても」
(りぼん2009年5月号・P.42の3コマ目)

 なんだか実結を茶化(ちゃか)している感じだな。…というか
この発言を額面通りに受け取ることはできません。沙成はおそらく
宴席にモモがいかなかったら実結がどうなるか予測ができたはず
ですし。

 ナナギは実結に力を貸す気になってないような気がするなぁ。どう
見ても夢のほうに気持ちが行ってる感じですし。沙成、ナナギ双方に
とって、モモが宴席をさぼったほうが都合がよかったのかも。

モモ「実結 お空から白くてぽわぽわしたのが落ちてくるのだ
おいしそうなのだ モモちゃんこれ見るのだ」
(りぼん2009年5月号・P.42の4コマ目)

 これまで数多くの星に行ったモモですが、雪を見たことは
なかったのか。

 雪が降り出し、それにモモが興味を示したことが、この後
物語に重大な影響を与えることになります。

(つづく)

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2009年4月16日 (木)

【スターダスト★ウインク】star.4(りぼん2009年5月号)感想 その2

【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【スターダスト★ウインク】star.4(りぼん2009年5月号)感想 その1
↑のつづき

○杏菜(あんな)、颯(そう)を避けて登校

 逃げても何の解決にもならず、ただ単に解決を先送りしたに
過ぎないのですが、杏菜の場合はその場の雰囲気に流されて
どんどんしゃべってしまうので、むしろ逃げて一呼吸おいたほうが
上手く行くかもしれませんね。

 杏菜は性格そのものはそんなに悪くないんですけどね、ただ単に
空気を読めなくて、相手のことを考えないで行動するというだけで
…あ、これって周りの人にしてみれば迷惑か(笑)

 日向(ひなた)は冷静に事の成り行きを見守ってるっぽいですが、今後の
展開は日向が鍵となりそうですね。杏菜と颯と非常に近い関係に
ありながら、今のところ2人との間に大きな揉め事は起こしていませんから。

○杏菜、自分が学習能力がないことは自覚しているらしい

杏菜「本当 学習しないよねぇ 私って自分でも思いますよ
(りぼん2009年5月号・P.76の1コマ目)

 自覚はあるのか…でも直したくても直せないっぽいですね。いくら
自覚していても直さないのであれば自覚していないのと同じです。
こういう人が一番やっかいなんですよね。注意したら「そんなの
私だって分ってる」っていう感じで聞く耳無しですし。

 自分の行動の結果相手がどう思うか想像するだけでもマシに
なるのに。

杏菜「また懲りずに榎本先輩の時と同じ過ちをおかす
愚かな豚めをどうぞ罵(ののし)ってやってくださいよ

(りぼん2009年5月号・P.76の1コマ目)

 とうとう開き直ったか(笑) 過ちをおかしていると認識していながら
自分から現状を変える気は全くないようですね。この時点からでも
挽回(ばんかい)できる機会はあるのに、自分からなんとか
しようという姿勢を全くみせない
なんて、やっぱ杏菜はダメ人間だな。
嘆(なげ)くだけなら誰でもできますよ。
 

(つづく)

【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら】

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2009年4月15日 (水)

【あかり&まり子のどうでもいい話】りぼん2009年5月号の感想 (新れんさい) その2

【あかり&まり子のどうでもいい話】りぼん2009年5月号の感想 (新れんさい) その1
↑のつづき

○まり子のたこ焼き作りが始まる

 ほとんど押し売りに近い形で、あかりにたこ焼きを買わせることに
成功したまり子がたこ焼き作りに取り掛かります。

まり子「ハーイ それでは死んだタコの一部入れていきまーす
(りぼん2009年5月号・P.311の7コマ目)

 本当のことなんだけど、食欲をこれほど減退させる言葉はないな。
…でも、これって材料がまともで技術がちゃんとしていれば
面白いことを言いながらたこ焼きを作る屋台があると話題になるのでは?

まり子「なんせタコヤキ一筋25分ですからね…」
(りぼん2009年5月号・P.311の9コマ目)

 開業したばかりかよ(笑) 始めたばかりなのに一番肝心の材料の
たこがちょっと怪しい状態って一体どこから仕入れたんだ???
この随分前からやってますみたいな雰囲気をたった25分で
作り上げたのはある意味すごいですが。

○まり子、たこ焼きが完成させるも、すべて下に落とす

あかり「そして全部下に落ちてるー!!! 得意げに拾ってる!!」
(りぼん2009年5月号・P.312の3コマ目)

 も う 、 客 商 売 や る 気 な い だ ろ う

 落としたことに全く罪悪感を感じていないだけでなく、堂々と
自分の足で踏んでるし。今の世の中、これくらい図々しくないと
生き残っていけないのかなぁ…

まり子「お待たせしました1500円です!!
(りぼん2009年5月号・P.312の6コマ目)

 高いっていうレベルじゃないぞ、どんだけ高級なたこ焼き
なんだよ。しかもとても食用として耐えられる状態ではないのに…
こんなの食べたらマジで体がおかしくなりそう。

○あかり、まり子が落として踏んだたこ焼きを購入

あかり「ごめんごめんわかった食べますよーっ!!
(りぼん2009年5月号・P.312の7コマ目)

 いくらなんでもあかりは気が弱すぎだろう…ほとんど恐喝の
被害に遭っているようなものだな。この場から逃げても
誰もあかりのことなど責めないのに。

 このあとあかりはまり子にマヨネーズを顔にかけられたりもしてるのに
本格的に抗議をしている様子は全くないですね。まり子が笑顔なところを
見ると、ちゃんと料金も支払ったのでしょう。

 なんだかあかりが友達作りに苦戦している理由が分かった
ような気がします。もう少し自分の言いたいことを言えるように
なるといいですね。言うのは簡単で実行するのは難しいとは
思いますが。

 で、銭湯に行ったらまたまり子が…このまままり子と接触し続けたら
あかりは身ぐるみはがされてしまうのでは…

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2009年4月14日 (火)

【勝利の悪魔】ビクトリー;3(りぼん2009年5月号)感想 その2

【「勝利の悪魔」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【勝利の悪魔】ビクトリー;3(りぼん2009年5月号)感想 その1
↑のつづき

○学校に泊り込むことを決めた朝実

うちこないだネコひろったばっかりだしな‥
たなかもりひろったらさすがにおやがびっくりしちゃうよ
(りぼん2009年5月号・P.182の2コマ目)

 猫と朝実が同じ扱いされてる…猫を拾う前だったら大丈夫だった
のかよ(笑) あてもなく家を飛び出した朝実、家に帰ればお見合い話
お見合いが嫌だと家を飛び出したら今度は行くところがない、朝実は
四面楚歌(しめんそか)状態ですね。

朝実「親の会社がつぶれた末に家なき子な私のことをすべて受けとめて
『うちに来いよ』って言ってくれる人がいたらいいのに…」
(りぼん2009年5月号・P.182の3コマ目)

 まぁ冷静になって考えてみれば朝実もかわいそうなんですよね。
これまでの生活が親の会社の倒産によってすべて崩れてしまったの
ですから。親の収入が突然途絶えてしまうという経験をしてしまった
子供は結構な数いるでしょうが、高校生なのにお見合い話を持ち出された
なんていう子はなかなかいないでしょう。

 誰か救いの手を差し伸べてくれるのであればすがりたい気分
なのでしょう。「うちに来いよ」といってくれる人がいたところで
その人が結婚なり経済的支援をしてくれない限り、朝実を取り巻く
現状は全く変わらないのですが、つらい現実と向き合ってばかりでは
身が持たないでしょう。たまには現実から逃げて心を休める時が
あってもいいかも。

朝実「まさか この教室に泊まることになるなんて…
(りぼん2009年5月号・P.185の2コマ目)

 嫌で嫌で、一日も早く脱出したかった教室が、今や朝実に
とって最後の砦(とりで)…こんな皮肉な展開が待っているとは
転入した時点の朝実は想像すらしていなかったでしょう。

朝実「みんなも『たなかもりがそこまでいうならおうえんする!』って
帰っちゃうし… そこ普通背中押すところじゃないでしょっていう…」
(りぼん2009年5月号・P.185の2コマ目)

 朝実は、この学校に入ってよかったのではないでしょうか? こんな
突飛な行動をとっても変な目で見られる心配はなく、ごく普通に接して
くれる生徒ばかりの学校なんてなかなかないでしょう。みんな近すぎず
遠すぎずの絶妙な距離感を保って朝実と接してくれているようですし
慣れれば案外この学校は居心地がいいかも。

 今の朝実にとって必要なのは、勉強ができる子ではなく、心の支えに
なってくれる子でしょう。心が穏やかでなかったら何事も上手く
いきませんし、何より生きていて楽しくないです。

(つづく)

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2009年4月13日 (月)

【あかり&まり子のどうでもいい話】りぼん2009年5月号の感想 (新れんさい) その1

 新しいギャグまんがの連載が始まりました。この作品の主人公は
あかりという名前なのですが…

○あかり、新天地で新たな生活

あかり「私 あかり! 友達いないけど 元気な女の子!」
(りぼん2009年5月号・P.309の2コマ目)

 口調は明るいけど、ものごくかわいそうな気分になる
自己紹介だな…

。・゜・(つД⊂ヽ・゜・。

 友達がいない理由って一体なんだったのだろう? このお話を最後まで
読んでみましたが、特に困った性格という訳でもないですし、自己中心的
な物の考え方をする子でもありません。

 余程周囲の人に恵まれなかったのかな? それともかなりの
引っ込み思案なのかな?

あかり「そしてこの町に引っ越して来たばかりの女の子!」
(りぼん2009年5月号・P.309の2コマ目)

 子供の場合、引っ越しは友達との別れが伴うのでとてもつらい出来事
なのですが、あかりみたいに友達がいない子もやはり寂しい思いを
するものなのだろうか? もしかしたらむしろ引っ越しをきっかけに
友達を作ろうと前向きに考える子もいるのかもしれませんね。

○あかり、公園でたこ焼きの屋台を発見。購入しようとする

たこ焼き屋のまり子「このタコ大丈夫かなぁ…
(りぼん2009年5月号・P.310の4コマ目)

 うわぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!! 私だったらたこ焼き屋台の
中の人がこんなことを言っているのを聞いた瞬間に脱兎(だっと)の
ごとく逃げ出します。だってどう考えてもお金を出してこんなところ
からは買いたくないですし。

まり子「わぁー コレ臭っ!! まぁいっか
(りぼん2009年5月号・P.310の5コマ目)

 よくない、よくない(笑) 無料でもいらないレベルだな。
どう考えてもこのタコが安全上問題がないって判断したからでは
なく、なんとなくヤバそうだけど、とりあえずお客に出しちゃえって
いう感じですね。

○たこ焼き屋台からたこ焼きを買うのをやめようとするあかり

あかり「やっ やっぱりいいや」
(りぼん2009年5月号・P.310の6コマ目)

 そりゃ、そうだろう。お金を出して不快な思いをしながら
自分の体が無事がどうか人体実験をしようとする人はなかなか
いないでしょう。「いいや」って言ってるだけあかりはまだ
マシなのかも。無言で立ち去る人も多いでしょうね。

まり子「家では おなかを空かせた母が待っているっていうのに…
(りぼん2009年5月号・P.311の1コマ目)

 何これ、押し売りの常套句(じょうとうく)じゃん。お金に困った
学生を装ったり、借金や倒産をネタにしてお客に無理やり物を買わせる
とかは昔からよくある手です。

 もちろんまり子のこの話も真っ赤な嘘なのですが。

○まり子の嘘話にだまされたあかり、たこ焼き購入を決める

あかり「気の毒に…私 買うよ!! だから元気出してね!!」
(りぼん2009年5月号・P.311の2コマ目)

      買 う の か よ

 こんなあからさまな嘘の話に引っかかるとは…あかり、いい人
すぎるだろう。

(つづく)

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2009年4月12日 (日)

【スターダスト★ウインク】star.4(りぼん2009年5月号)感想 その1

【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら


○自分の気持ちを整理しようとする杏菜

 ノートにいろんなことを書いて頭の整理をしようとしている杏菜
ですが、考えがまとまらないようです。これまで信じて疑わなかった
自分と颯(そう)と日向(ひなた)の3人が仲良く過ごす生活。その生活が
ある日突然崩壊したのですから、頭が混乱してしまったのは仕方が
ない面もあります。答えはすぐに見つからないかもしれませんが、悩む
時間が長ければ長いほど、周りにいる人が困る時間も長くなります。

 絵を描いて頭を整理しているようですが、3人の特徴をよく捕らえて
描いてますね。こういう才能はあるのか。自分が何を考えているのか
分からないってやっかいですよね。こればっかりは人に聞いても答えは
返ってきませんから。自分の考えが何であるか、答えられるのは自分自身
だけですし。

杏菜「てゆうか 勢いで颯と別れるって勢いで言っちゃったけど
どうなんだろ」(りぼん2009年5月号・P.71の1コマ目)

 杏菜の最大の欠点は先のことを考えずにとりあえず行動してしまう
という点でしょう。先輩と付き合い始めたのも、颯とつきあい始めたのも
日向に颯と別れると言ったのも結局、自分の選択がもたらす影響を全く
考えずにその場の雰囲気に流され勢いに乗って行動してしまったことが
原因ですから。

 よく考える習慣をつけるだけでも多少はマシになりそうですが
こういうのってなかなか直らないですよね。やはり杏菜は一度痛い目に
遭わないと将来大変なことをやらかす恐れがありますね。

杏菜「私 また間違えた?」(りぼん2009年5月号・P.71の2コマ目)

 この期に及んでまだ間違えたかどうか確認している段階かよ…
どう考えても正しい選択肢を選んではいないだろうに。

○杏菜、成績が悪かったら塾や家庭教師がつくことに

 高校だけはちゃんとしたところに行っておいたほうがいいから
杏菜母が勉強させようとするのは当然でしょう。高校次第で
その後の人生の選択肢は変わりますから。

杏菜母「明日は 学力検査のテストだってわかってるんでしょうね?」
(りぼん2009年5月号・P.72の1コマ目)

 杏菜、テストの前日なのにまともに勉強していなかったのか。
普段勉強しない子でも、こういう時だけは勉強するだろうに…
ここでも後先考えない性格が災いしているな。

杏菜「うわーん!!!(泣)」(りぼん2009年5月号・P.73の1コマ目)

 で、都合が悪くなったら泣くといういつもの杏菜であった(笑)
まぁもっとも母の前で泣いたという訳ではないのですが。

(つづく)

【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら】

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2009年4月11日 (土)

【赤ずきんチャチャ原作】17話「悪魔のキューピッド・きゅーぴふぇるちゃん登場の巻」感想 その1

【「赤ずきんチャチャ(原作)」の感想】←今までの感想のまとめはこちら 

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原作17話チャチャの魔法まとめ
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・マリンちゃんを攻撃しようとする → ブーメランが出て
しいねちゃんに当たる
・盾(たて)を出そうとした → 大きな焼肉のタレが出た

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原作17話、お話の流れ
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・うらら学園内でかくれんぼをしているチャチャ達、チャチャは
お鈴ちゃんとおおかみリーヤをあっさり発見するも、しいねちゃんが
隠れている場所は分からず、しいねちゃんが隠れている部屋
から出て行ってしまう

・本の魔方陣から突然「きゅーびふぇる」が現れる

・しいねちゃん、悪魔のキューピッド「きゅーびふぇる」と出会う。
「きゅーびふぇる」はチャチャに片思いをしているしいねちゃんに対して
チャチャへの恋を助けることを申し出る

・しいねちゃん、誤って隠れていた本棚の上から落下し頭を強打して
しまい、気を失ってしまう

・契約は成立していなかったが「きゅーぴふぇる」はしいねちゃんの
体に乗り移ってしまい、勝手にチャチャとしいねちゃんを両思いに
することを決める

・しいねちゃんの体に乗り移った「きゅーぴふぇる」、バナナ組の
教室に向かう

・「きゅーぴふぇる」、チャチャとしいねちゃんを両思いにすべく
「ハートを射止める矢」を発射するもことごとく失敗

・チャチャに対して再三矢を発射するしいねちゃんを見たリーヤが
しいねちゃんを殴ったところ、「きゅーぴふぇる」がしいねちゃんの
体から姿を現し、チャチャ達がしいねちゃんの体に何かが乗り移った
ことを知る

・「きゅーぴふぇる」は今度はリーヤの体に乗り移るも、リーヤが
あまりに不器用なので、矢がチャチャに当たらず失敗

・リーヤの体を出た後にバラバラマン先生に乗り移った「きゅーぴふぇる」
自分のクラスの生徒をバラバラマン先生に取られると
勘違いしたラスカル先生に追われてしまい、矢が発射できなくなり失敗

・「きゅーぴふぇる」、ラスカル先生の体を使ってチャチャ達に
向かって矢を発射するも、うらら園長の体に乗り移った「きゅーぴ
ふぇる」の奥さんに阻止される

・「きゅーぴふぇる」は結局奥さんに矢の無駄遣いを怒られて
うらら学園の外に連れ出されて事件は解決
============================================================

(つづく)

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2009年4月10日 (金)

【ぷちパレード!!】エピソード6(最終回)「パレードはおわらない!?」(りぼん2009年5月号)感想 その1

【「ぷちパレード!!」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

 ぷちパレード!!最終回… ・゚・(ノД`)・゚・

 結構お気に入りの作品だったのでとても残念です。もっと日和と
滝川の冒険を見たかったです。

○日和と滝川、捕らえられる。

 氷の国の女王のご機嫌を損ねてしまったので縄で縛られ、一歩
間違えたら下に落ちてしまうようなところに連れて行かれた日和と滝川。
床が氷で滑りやすいので、もはやここまでくると罰ゲームという
レベルではないですね。落ちたら自動的に死刑執行か…

 仮に2人がなんとかがんばって下に落ちるのは免れたとしても
今度は凍死の危険が迫ってきます。このままここに放置されたら
長くはもたないでしょう。

 小雪は氷の国に来る前に氷の国の女王のことを「この世で一番
恐ろしい女よ」と言っていましたが、たしかにこんなことを
するのですから、恐ろしい女ですね。

○妖精図鑑のかけらが捨てられる

 図鑑の完成を目指してここまでがんばってきた日和と滝川に
してみればこんなつらい現実はないはずなのですが、あまりショックを
受けていないのを見ると、やはりこの時点では自分の命が危ないですから
図鑑の心配をしている余裕などないのでしょう。

○日和、女王に捕らえられた小雪の心配をする

 自分自身も縄で縛られて命の危険にさらされていて
とても他人を助けてあげられるような状態ではないのに
小雪の心配をしてあげるとは本当なやさいい子ですね。

○滝川、妖精に裏切られた過去があった

 なるほど、以前妖精と交流していたことがあったから
妖精に関する知識を持っていたのですね。おそらく恋愛経験が
あると妖精の姿が見えなくなるとの情報はここから仕入れたもの
なのでしょう。

 滝川が妖精とかかわるのを敬遠していたのは妖精に裏切られて
死にかけたからなのか…今回も小雪は悪くないにしても結果として
妖精とかかわったおかげで死にかけているのですから、滝川が
もう かかわるな」(りぼん2009年5月号・P.427の1コマ目)と言いたく
なるのもある意味当然ですね。

(つづく)

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2009年4月 9日 (木)

【桜姫華伝】第五話「言ったら怒るくせに」(りぼん2009年5月号)感想 その2

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第五話「言ったら怒るくせに」(りぼん2009年5月号)感想 その1
↑のつづき

○桜姫が考えたら妖古探しの作戦とは?

桜姫「二日後は満月よ!! 私が満月を見たら妖古のほうから私を
発見して寄ってくるわ!!
」(りぼん2009年5月号・P.107の3コマ目)

 桜姫頭いいな。桜姫と妖古が初めて出合ったのは白夜に満月を
見てはいけないと言われていたのに、満月を見てしまったからでしたが
それを逆手にとったという訳か。

 妖古を探すというと、妖古の居場所をどうやってつきとめるかという
ことばかり考えてしまいそうになりますが、妖古のほうから来てもらう
ということを考え付くとは、桜姫は柔軟な発想ができる子なのですね。

青葉「では せめてそれまでに姫が戦いやすい広い所を
選びに行くか」(りぼん2009年5月号・P.107の4コマ目)

 基本的に桜姫以外の人の出番はないんですよね。血桜を使えるのは
桜姫だけですし。こうやって環境を整えてあげたり、桜姫の精神的な
支えになってあげたりするのも桜姫が実力を存分に発揮するための
大事な仕事でしょう。気分が良いほうが力も出るでしょうし。

○任務が終った後の事を考える桜姫

 自分の命も狙われる心配もなくなるし、元の生活に戻ることが
できるのですから、本来であればよろこびの表情になるはずなの
ですが、どうも桜姫は心が晴れないようですね。青葉に対する
理屈では説明することのできない感情が心の奥から湧き出るのを
抑えることができないのでしょう。

 この時点で桜姫に青葉のことをどう思っているか尋ねたとしても
たぶんちゃんとした答えは返ってこなかったでしょう。桜姫自身が
青葉のことを自分はどう思っているのかはっきり分かっていなかったぽい
ですし。

 青葉について桜姫自身がどう思っているのかについてはこの後のほうの
コマで桜姫は答えを見つけます。

○逃げ出す桜姫

 逃げてどこにいくつもりなのだろう…本人も逃げてどうする?
とか思ってるようですが、足が勝手に動いちゃった感じだなぁ。
任務が終わった後のことなどをいろいろ考えているうちに、思わず
現実から逃げたくなってしまったのかも。

○東宮(藤紫)にあっさり発見される桜姫

 まぁ本気でみんなのところから逃げる気などなく、ただ単に
ちょっと隠れただけっていう感じですしね。

 …もし藤紫に発見されずに、日が暮れたらどうなったんだろう?
時間が経てば経つほど騒ぎが大きくなってしまい、姿を現しにくく
なりますし。

(つづく)

「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら

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2009年4月 8日 (水)

【ややプリ】りぼん2009年5月号の感想

【「ややプリ」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

 今回は家庭訪問ネタが登場してますが、どの学校でも家庭訪問は
地味だけど隠れた大イベントですよね。普段学校でしか会えない先生が
自分の家に来るのですから、子供にとって特別な日であるのは
間違いありません。

 しかし改めて星井一家を見ると本当に個性的な面々が揃って
ますよね。父は着ぐるみを着て学校に侵入し、自分の娘を観察
するという、一歩間違えたら前科がつきかねないことをやって
ますし、母はどこでもライブをやっちゃうような楽しい人です。

 ややはちょっとうっかりするところがありますが、かわいいから
いいか(笑) 兄の七海(ななみ)は星井家の人とは思えないほど
優秀ですが、個性が強い父と母がいるのに、どうしてこんな風に
育ったのだろう? 反面教師にしたのかな?

 個性が強い人だらけの星井家ですが、誰一人として寂しそうに
している人はいませんね。笑いは生きていく上で欠くことのできない
ものですから、こうやって家族がいつも笑顔の家ってとても素敵だと
思います。

○先生が下したややの父の評価

父:がっかりさん」(りぼん2009年5月号・P.321)

 これほど的確にややの父を表現するとは! 黙っていれば
そこそこ格好いい人なんですけどね…

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2009年4月 7日 (火)

【アニマル横町原作】りぼん2009年5月号の感想 (連載101回目)

【アニマル横町(原作)感想】←今までの感想のまとめはこちら

 連載101回目なのですが、いつもと変わらぬアニ横の世界が
繰り広げられていますね。アニ横の連載が100回を迎えるまで
連載回数など気にしていた読者はほとんどいないでしょうが
出ているキャラたちも回数は気にしていなかったのですね。

 今回はイヨ、イッサ、ケンタの3人が「やりたかったけど
出来なかった事」をやることになったのですが、今まで
さんざんやりたい放題やってきたのに、まだまだやりたいことが
残っているとは思わなかったです(笑)

 あみが、イヨに対して「ケンタ殺人事件」ネタはやるなと
イヨがやりたいことを言う前に念押ししているのは笑えます。
今までの行いを考えればまぁこう思うのも当然でしょう。

○イヨがやりたいこと

 「MCハマー」(りぼん2009年5月号・P.147の1コマ目)

 このネタ、流行していた当時にりぼんっ子が見せたとしても分からない子
が結構いるのでは??? あみが理解できたのはさすがと言うしかないですが。
なんでこのネタを5年も暖めていたんだろう。

○ケンタがやりたいこと

 くーちゃんと学園恋愛物をやりたいのか。まぁこの願いは
順当なところでしょうね。こういう話が出ない限りはなかなか
くーちゃんとこんなことはできないでしょうし。

 そんなに難易度は高くないから本物のくーちゃんを呼んできてやっても
よさそうですが、あみはくーちゃんを呼ぶ意思はないようですね。

○イッサがやりたいこと

 「超ドアップ」(りぼん2009年5月号・P.150の2コマ目)

 こんなの普段やってもいいような気が…ってそんなことを
言ったらイヨも同じか。

 改めて「やりたいこと」を考えて実行した今回のお話より
普段のお話のほうが3人はやりたいことを思いっきりやってますね。
「やりたいこと」を考えることになったから、その場で
適当に思いついたことをやっただけなのでしょう。

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2009年4月 6日 (月)

【ハローキティピース!!】第11回(りぼん2009年5月号)感想

【「ハローキティピース!!」の感想 まとめはこちら】


○ついにキティ、ダニエルに告白を決意

 告白も何も、すでにあれだけダニエルが好きであるというサインを
出しまくっているのですから、キティが言わなくてもダニエルは
なんとなくキティが自分に対して好意を寄せているであろういう
ことは何となく分かっているでしょう。

 でも、2人はまだ恋人同士とはとても言えない状態ですから、新しい
一歩を踏み出すためにはキティの告白は避けては通れない関門なのでしょう。
どちらかが勇気を出して告白をしない限りはこのままずーっと友達同士で
終わってしまいますし。

○キティ、ダニエルの部屋に着く

 勢いだけで突っ走るキティもさすがに人生の大きなイベントで
ある告白となると話は別なのですね。黙ったまま何もしゃべることが
出来ないキティ、沈黙をやぶったのはダニエルでした。

○ダニエルはカメラマン志望

 父と同じ道に進みたいのか。キティはダニエルが撮った
写真を見ているのですが、こうやって好きなことに打ち込むって
いいですよね。父も自分の子供が同じ道を志望してくれて
とても喜んでいるようです。

 もういまから成長が楽しみなんだろうな~

○告白しようと思ったキティに残酷な事実が告げられる

ダニエル「だから 今度の転勤も急にハリきっちゃってさ」
(りぼん2009年5月号・P.317の3コマ目)

 「転勤」…これは子供が作った世界が一瞬にして破壊されることを
意味する単語です…。・゜・(つД⊂ヽ・゜・。
キティはよりによって告白しようとした場所でこの言葉を
聞くことに。

ダニエル「オレも行くんだ アメリカ
(りぼん2009年5月号・P.317の5コマ目)

 しかも外国かよ。国内だったらまだ会う機会もあるけど
外国だったらメールでやり取りするか、電話をかけるくらい
しか出来ないですね…これはキティかわいそうすぎるだろう。

 次回はついに「ハローキティピース!!」の最終回か。キティと
ダニエルがどうなるのかとても気になりますね。どうか良い終わり方で
ありますように。

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2009年4月 5日 (日)

【赤ずきんチャチャ原作】16話「どろしーの妹!? ドリス登場の巻」感想 その5

【「赤ずきんチャチャ(原作)」の感想】←今までの感想のまとめはこちら 

【赤ずきんチャチャ原作】16話「どろしーの妹!? ドリス登場の巻」感想 その4
↑のつづき

○お札に全く興味を示さないチャチャ達、500円玉には大興奮

 本当にチャチャ達はお札を見たことがないのでは…
札束を渡されても、紙飛行機にして飛ばしてますが、ドリスの買収
には屈しないという姿勢を見せたという訳ではなさそうです。
価値が全く分からず、単なる紙と認識したっぽいですね。

 これまで山の中で生活していたからお金を使う機会がなかった
のかもしれませんが、いくらなんでもお札を見たことがないとは
考えにくいです。でもチャチャ達の反応を見るとお札を見たことは
ないようですし…

 500円玉を見た時に狂喜乱舞しているのを見るとお金を
使ったことがあるは間違いないです。セラヴィーとどろしーちゃんは
チャチャ達の前で硬貨しか使ったことがないのかな?

○どろしーちゃんの姿に変身したセラヴィーがチャチャ達を助けに

 助けに行く際にどろしーちゃんの姿に変身したのは、ドリスに
自分の姿を晒したくなかったからなのですね。女装している男性に
好かれるのはセラヴィーは嫌なようで、殴った上でさっさとチャチャ達を
連れて逃げてしまいました。

 女装キャラは今やアニメやコミックに出てくることは珍しくも
なくなりましたが、この当時はまだそれほど多くなかったですね。
ドリスが女装を解いたら、どこにでもいるような普通の兄ちゃん
だったので笑えますが、逆に考えたら、この顔がどろしーちゃんそっくりの
美少女に変わるのですから、女装の技術は大変高いのでしょう。

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2009年4月 4日 (土)

【勝利の悪魔】ビクトリー;3(りぼん2009年5月号)感想 その1

【「勝利の悪魔」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

○お見合い話に反発する朝実

 まぁこれは朝実の気持ちも理解できます。家の都合で通っていた高校を
辞めざるを得ない状況に追い込まれて大変な思いをして、ようやく
新しい道に向かって歩き出したと思ったら今度はお見合い話…

 本当に父親に翻弄(ほんろう)され続けていますね。

朝実の父「彼と結婚できればこんなボロ家にも住まなくていいんだよ?
(りぼん2009年5月号・P.170の2コマ目)

 これじゃ身売りと同じじゃないか…急な結婚話といえば桜姫華伝の
桜姫も同じように決められた許婚(いいなずけ)と結婚するよう強いられて
いますが、桜姫の場合は一応青葉のことを知っていて、青葉に多少は
思いを寄せています。

 しかし朝実の場合は顔も名前も知らない奴の嫁になれと言われて
いるのですから、桜姫とは全く事情が違いますね。経済的に苦しく
なったから、家を出て行けとかひどすぎだろう。まぁ朝実の父は
朝実を苦しめる意図など全くなく、父なりに朝実のことを考えた上での
行動なのでしょうが。

 たしかに生活のことだけを考えたら、結婚という選択肢もあるのかも
しれませんが、朝実の立場からすれば、いきなり自分の人生を左右する
ような話を切り出されたのですから、すんなり納得するはずもありません。

○朝実、家出

 朝実も思いきったことをするな。怒りが頂点に達したのでしょうが
家出するとか言っておきながら、逃げた先が学校
だというところに
朝実の限界を感じずにはいられません(笑) 家出をしたら普通保護者は
学校に連絡するだろう…そこに逃げたらすぐにつかまっちゃいそうですが
朝実の父が朝実に見合い相手の写真を託したところを見ると、朝実が
学校に逃げこむっていうのはある程度予想の範囲内だったのでしょう。

朝実「知らない 知らないっ 光(あきら)も! お父さんも!!
私の気もちなんて なんにも考えてない!!

(りぼん2009年5月号・P.180-181)

 まぁさすがに急な見合い話なんか持ち込まれたら怒るのは
当たり前ですから、朝実の怒りもごもっともですが、光は
何も悪くないだろう(笑) 完全にとばっちりだな。

 自分の意思とは全く関係のないところで運命の扉が開きまくってる
朝実、ついこの間まで勉強の心配だけしていればよかったのに
今では居場所を見つけるのに一苦労の生活とは。

朝実「ありがとう…私 この事忘れない」
(りぼん2009年5月号・P.182の1コマ目)

 家出した朝実にとって食料調達は大きな問題なのですが、みんなに
昼食を分けてもらってなんとかしのぐ事ができました。こういう困った時に
助けてもらうと後々まで忘れないですよね。

 なんだかんだ言ってもクラスに溶け込んでますね。朝実が
クラスで孤立したままではかわいそうですし。

 今回の件で朝実がクラスに溶け込むことができたら、父の無茶な
見合い話も無駄ではなかったのかな???

(つづく)

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2009年4月 3日 (金)

【桜姫華伝】第五話「言ったら怒るくせに」(りぼん2009年5月号)感想 その1

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

○桜姫たちの妖古退治が始まる

 せっかく桜姫と青葉は一緒にいられることになったのに、なかなか
お互い素直になれないようですね。まぁ青葉は桜姫を矢で射抜いたの
ですし、桜姫は大変な思いをしたのですから、こうやって会話が
成立しているだけでもすごいことなのかもしれません。

 一応まだこの段階では婚約は解消されていないんですよね。
とりあえず仲良くすればいいのにと思うのですが、なんだか仲が
悪いっていうのを2人が無理して演じているような感じも
しなくはないです。素直になればもっと違う生活が待っているのに。

青葉「もうこの山荘に来て二日だぞ? 一体いつになったら
妖古を探しに行くんだ」(りぼん2009年5月号・P.105の1コマ目)

 宇治についた時点で作戦会議とかしなかったのか? 普通するだろう
と思ったのですが、よくよく考えたら妖古退治自体は桜姫の仕事で
あって、青葉と東宮はついてきているだけでしたね。青葉は桜姫を
見張るという口実でついてきているのですから、ある意味言った
通りの行動をしているのかもしれません。

 山荘にこもってのんびり過ごしていると、妖古と戦うという緊張感も
多少は癒されるかもしれませんね。ここのところ桜姫はあまりに過酷な
現実を見せられすぎてましたから、多少は生き抜きも必要でしょう。

桜姫「しょうがないじゃない! 探すったって 山は広いし」
(りぼん2009年5月号・P.105の2コマ目)

 具体的な出現箇所に関する情報はないのか。妖古を見た人が
ことごとく殺されているから場所に関する情報は出ないのかな?

○白夜が生存していた

白夜「本当に二人共 仲が良いのう
(りぼん2009年5月号・P.105の4コマ目)

 この場面だけみたら恋人同士がちょっとした言い合いをしているように
見えますよね。実際は生きるか死ぬかの戦いがこの二人の間で行われて
いたのですが。

 …というか白夜生存確定か。青葉に逆らうようなことをやったのに
おとがめはなかったようですね。

(つづく)


「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら

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2009年4月 2日 (木)

【ぷちパレード!!】エピソード5「氷の国はパラダイス!?」(りぼん2009年4月号)感想 その3

【「ぷちパレード!!」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【ぷちパレード!!】エピソード5「氷の国はパラダイス!?」(りぼん2009年4月号)感想 その2
↑のつづき

○氷の国へ出発

一平「はいはいおまたせネー!! 妖精タクシーの一平でございますネー!!」
(りぼん2009年4月号・P.442の1コマ目)

 タクシーで行くのか。この一平って大岡さおりさんの読みきり「ドギマギ!」
に出てきたマリアが移動手段に使っていた三平に似てますね。もしかして
兄弟なのか???

 しかし陽気な感じでいかにも客商売やってるって感じの妖精ですね。
もちろん手形をもらって図鑑をひとつ埋めました。

 氷の国は寒いというのに十分な装備を身につけていなかった日和と
滝川ですが、わたにゃんの活躍により防寒対策を万全にすることが
できました。本当にわたにゃんは使えるキャラですね。

○氷の国は人間の入国ができない

一平「でも氷の国に人間つれてくの禁止されてるネー
(りぼん2009年4月号・P.444の2コマ目)

 連れて行くのを禁止するとは考えたな。基本的に何らかの移動手段が
確保されていなければ、人間が氷の国に行くことなど不可能ですから
連れて行く行為を禁止しておけばほぼ確実に人間を寄せ付けない体制が
できあがります。

小雪「こんな物を用意したんだけど…
(りぼん2009年4月号・P.444の3コマ目)
一平「しょうがないネー これ ないしょネー
(りぼん2009年4月号・P.445の1コマ目)

 買収わろた(笑) 妖精たちによって作られた国
まで「袖の下文化」が定着しているのか、夢も希望も
ないな。

 しかし一平はわたがしが好きなのですね。

○日和、あられの妖精の手形を取ろうとして一平から落下

 いくら雲の上でも空を飛んでいることに変わりはないので
万歳をした日和の行動は無茶すぎなのですが、助けようとして
一平から飛び降りた滝川も無茶苦茶だろう。飛び降りてどうする
つもりだったんだ…まぁ一平に助けられたからいいけど
とっさの行動だったので、深く考えずにやってしまったのでしょうね。

○日和、一平から落ちた際に図鑑を落とす

 日和と滝川おわた\(^o^)/ 

 氷の国について、目の前に妖精が無数にいるのに…このチャンスを
逃したらおそらく図鑑を完成させることなどまず不可能でしょう。
だってまたここに再びやってこれる保障などないのですから。

 なんだかスタンプラリーをやっていて、あと一歩で完成っていう
ところでスタンプ帳をなくした時のような絶望感を味わってるかも。
いや、この妖精図鑑の場合は完成させればなんでも願いがかなうと
言われているのですから、それ以上のダメージかも。

 妖精のくわしい情報も手に入らなくなるので、日和はこの点でも打撃
ですね。

○妖精図鑑は、妖精が拾い、女王の手に

 返還の条件が小雪の氷の国残留か…これって究極の選択ですよね。
だってここまでの図鑑の手形収集状況を見ると小雪の協力がなかったら
集めることなど不可能だった手形もありますから、小雪がいなくなったら
日和と滝川の戦力は大幅にダウンすることになってしまます。

 しかし小雪が氷の国に残留しなかったら妖精図鑑は返してもらえない…

 日和が図鑑さえ落とさなければこんなことにはならなかったのにと
嘆きたくもなりますが、よくよく考えたら氷の国の女王も妖精の一人、つまり
いつかは妖精図鑑を氷の国の女王の手に一度は渡さなくてはならなかった
のですから、どっちみち一度は通らなくなくてはならない関門なのでしょう。

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2009年4月 1日 (水)

【スターダスト★ウインク】star.3(りぼん2009年4月号)感想 その4

【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【スターダスト★ウインク】star.3(りぼん2009年4月号)感想 その3
↑のつづき


○もう自分の気持ちが分からなくなった杏菜

日向「落ち着いてよ なんでそんな怒ってんの? 杏菜は颯が
好きだからつきあってるんでしょ?」

(りぼん2009年4月号・P.149の1コマ目)

 淡々と話をしているのに突然相手が切れたらそりゃ日向も
戸惑うよな…別に日向は杏菜に何か意見を厳しく言ったという
訳でもないのにいきなりあてつけのように「別れる」とか
「お帰りください」とか言われたらどうしていいかわからないでしょう。

 杏菜の態度からは彼氏ができた直後のうれしさが微塵(みじん)も
伝わっきません。なんでこんな気持ちなのにつきあったのか
ますます分からなくなってきたよ。

杏菜「わかんないよ そんなのキスできただけだもん!!
日向ともできるかもしれないじゃん!!
」(りぼん2009年4月号・P.149の2-3コマ目)

      こ れ は ひ ど い

 また相手のことを考えないで頭の中に浮かんだ言葉をそのまま
口にしたな…杏菜にこんなことを言われて、この後杏菜にキスされた
としても日向は全然うれしくないでしょう。

 人の心を実に軽く扱ってますね。こんな子を彼氏にしたいと
思う男子はどのくらいいるのでしょう?

日向「俺とキスできたら 杏菜は俺のことが好きかもしれないってこと?」
(りぼん2009年4月号・P.150の3コマ目)

 当然の突っ込みです。杏菜の一連の発言を見ると、そもそも杏菜は
人を好きになった時の感情を理解していないと思うし、異性を本気に
なって好きになったこと自体がなさそうです。

日向「違うでしょ バカだね杏菜
(りぼん2009年4月号・P.152の1コマ目)

 みんなが言いたくても言えないことを言ってくれた。
こうやって本当のことを言ってくれる人の言う事は
聞いておいたほうが無難なのですが、冷静さを失った
杏菜には届かなかったようです。

○自分の感情を抑えられなくなり、周囲のすべてを敵に

杏菜「日向のバカ!! 颯のバカ!! 瑠衣(るい)のバカ!!
みんなバカ!!
」(りぼん2009年4月号・P.154の1コマ目)

 杏菜は一体誰と戦っているのだろう…もうここまで来ると
自分の力ではどうにもならないのだろうな。自分の意見と違うことを
言う人が全員敵に見えてしまうのでしょう。

 好きという気持ちが一体どういうものか、異性と付き合うこととは
どういうことか、全く理解しないまま雰囲気に流されて付き合いだしたら
このありさまです。

 もうこれじゃ杏菜の味方になってくれる人など、杏菜自身が
変わらない限り現れないでしょう。だって杏菜を見て何か意見を
言ったら敵扱いされかないのですから。

【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら】

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