【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その2
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【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その1
↑のつづき
○藤紫、青葉に自分が桜姫を引き取ると告げる
藤紫「桜姫は俺が引き取ることにした」
(りぼん2009年6月号・P.24の4コマ目)
これって青葉にとっては死刑宣告に等しいだろう…桜姫が
青葉の心の中で占める割合を考えたら、桜姫を失うなんて
想像を絶する悲しみではないでしょうか。幼い頃から桜姫の影を
追い続け、一生懸命あらゆることを努力して、ようやく桜姫と
同じ時を刻むことができるようになりかけたのに別れなくては
ならなくなるのですから。
藤紫の言葉を聞いた瞬間の青葉の表情が25ページに描かれている
のですが、なんだか頭の中が一瞬真っ白になっちゃった感じだな。
○青葉、桜姫に対する想いを表に
青葉「桜以外に女などいらない!!」
(りぼん2009年6月号・P.25の3コマ目)
こんなにはっきりと桜姫に対する想いを言えるのであれば
もっと早く、桜姫に対して素直になり、たった一言「好き」と
言えばよかったのに。
でも、青葉と桜姫の現在の関係を考えると、藤紫が自分の邸に
桜姫を引き取るという力技を使わなかったら、素直になることは
たぶんなかっただろうな…青葉がはっきりこういう風に言えたのは
藤紫のおかげかも。
後は本人に言うだけですね。今からでも決して遅くはないでしょう。
過去は変えることは決してできません。しかし、未来は自らの手で
いろいろな道を選ぶことができます。
藤紫「おまえは桜を好きなんじゃない!『月の国の姫』に興味が
あるだけだ!!」(りぼん2009年6月号・P.25の4コマ目)
おおっ、挑発してますね~ ここで青葉が藤紫に言い返すくらいの
元気があればいいのですが、何も言えなくなっちゃいましたね。
青葉が桜姫のことが好きなのは、「月の国の姫」だからということは
まず考えにくいですね。これまでに明らかにされた幼少期から現在
までの青葉の桜姫に対する行動を考えると、とても打算で桜姫を
手に入れようと思ったとは考えられません。
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