【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その1
○青葉をかばってけがをした桜姫、白夜に怒られる
白夜「ばかもんっ!!」(りぼん2009年6月号・P.19の2コマ目)
なんだかサザエさんの波平を思い出した(笑) 桜姫、青葉、藤紫
琥珀…みんな若いので、こうやってきちんとしかってくれるキャラは
貴重な存在ですよね。
桜姫は若いだけでなく、いろんな意味で特別な立場の子なので
こうやって本音で話をしてくれる人は白夜だけなんだろうな。
他の人は桜姫のことを化け物扱いするので、まともに話すことは
できませんし。
朝霧と琥珀も桜姫にとって欠かすことのできないキャラなのですが
白夜とは役割が違いますよね。桜姫にとって朝霧と琥珀は親友であり
心の支えですが、白夜は親や師匠のような役割を担(にな)ってます。
白夜「ぬしは二日後の満月に妖古を誘き出すのではなかったのか!?
そんな体で一体どう戦うつもりだ」(りぼん2009年6月号・P.20の1コマ目)
たしかにこの体では戦えないな。妖古を討伐(とうばつ)するためには
桜姫が満月の夜に満月を見ることが一番手っ取り早い…というか
事実上他に有効な方法はないのですが、その満月の日まであと二日。
この機会を逃したら、次の満月の日までほとんどすることはなくなって
しまうのですから、白夜が怒るのも無理はありません。
桜姫が妖古を倒すのはただ単にみんなのためというだけでは
ないのですから、なおさらです。桜姫は青葉が殺されそうになったので
妖古退治のことを考える余裕などなかったの
でしょう。
もし桜姫がかばわなかったら、青葉は死んでいた可能性が高いので
桜姫の功績はとてつもなく大きいのですが、周りの人の反応を
見ているとあまり正当に評価されてないっぽいですね。いくら
人間ではないとはいえ、ちょっとかわいそうな気もします。
青葉の命を救うということはそんなに軽い、世の中的にはたいしたことの
ない行動なのだろうか???
青葉が殺されていたら、桜姫は一生後悔したでしょう。心の傷は
そう簡単には癒えないですから、今回の桜姫の行動は桜姫自身の立場から
見ても結果として正しかったのではないでしょうか。
白夜「この任務を果たさねば帝(みかど)の信頼は得られない…」
(りぼん2009年6月号・P.20の5コマ目)
桜姫の安全が帝に保障される条件が妖古退治なのですから、妖古を
退治する機会を逃すということは自分自身が危険に晒されると
いうことを意味します。
青葉をかばって妖古退治ができなくなった結果、青葉に命を
狙われるのでは桜姫は本当に割りが合わないですね。
(つづく)
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