« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

2009年5月

2009年5月31日 (日)

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その9

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その8
↑のつづき

○青葉が桜姫の許婚(いいなずけ)に選ばれた理由

白夜「決めたのはお前が三歳の時だ…人柄や性格などはわからなかった
(りぼん2009年6月号・P.47の4コマ目)

 むしろ3歳の時に人柄や性格が分かる子供なんて
いたら怖いよ(笑)


 まぁある程度好みとかは分かるのかもしれませんが、許婚にふさわしいか
どうかなんて分かるはずもありません。

 生まれた瞬間に許婚と決められたとかなら分からないでもないの
ですが、3歳の時ってなんだかすごく半端なような気がする。
まだ生まれた瞬間とかのほうがありえそうです。

 でも、ちゃんと理由はあったのですね。

白夜「おまえの命字だけが 姫の希望になればいいと そう願った
だけだ
」(りぼん2009年6月号・P.49の1コマ目)

 青葉の命字が「生」だから、ただそれだけの理由で許婚に
選ばれたのか…まぁこれも青葉の持って生まれた運命なのかも
しれませんね。

 結果として青葉を許婚に選んだのは正しい選択だったでしょう。
桜姫ときちんと向き合うことができる男性は青葉を除けば藤紫くらい
のようですし。青葉は好きという気持ちと憎いという気持ちに挟まれて
苦悩するほど真剣に桜姫と向かい合っています。

 命字が「生」であるからという理由だけであったとしてもそれに
すがるしかないとは…いかに桜姫がつらい立場におかれているかという
ことが分かります。

○淡海、蛇を放ったのは中納言であることを知ってしまった

 …で、まだ名前が明らかにされていない新キャラに謎の物体を
無理やり飲み込まされて秘密をしゃべったら死ぬぞと
脅されるとかどんだけ淡海は運が悪いんだよ。

 助ける条件は桜姫を連れてくることだそうですが、こんなことを
する奴の言うことって信じていいものだろうか? まぁもっとも
この時点で淡海が持っている選択肢は非常に限られているのは
間違いないですが。

 青葉と桜姫に安息の日が訪れるのはいつなのでしょうか?

「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら

|

2009年5月30日 (土)

【赤ずきんチャチャ原作】19話「魔法使いセラヴィー誕生秘話の巻」感想 その2

【「赤ずきんチャチャ(原作)」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【赤ずきんチャチャ原作】19話「魔法使いセラヴィー誕生秘話の巻」感想 その1
↑のつづき

○すっかり家族のようになった5人

 もうこうやって一緒に食事をするのが当たり前になったの
ですね。どこからどう見ても父、母、子供3人が仲良く食事を
しているようにしか見えません。

 朝からどろしーちゃんにけんかをふっかけたセラヴィー、しっかり
ドロシーちゃんも売られたけんかを買ってますが、これは2人なりの
コミュニケーションの形なのでしょう。どろしーちゃんは
本当にセラヴィーのことが嫌なのであれば、とっくの昔に
出て行くはずですから。

 しかし食卓をひっくり返して怒り狂うなんて、どろしーちゃんも
なかなか派手に暴れますね(笑) 魔法が使えるのですから
魔法を使って攻撃してもよさそうですが、お話を見る限りでは
誰でもできそうな古典的な攻撃方法しか使っていないようです。

 チャチャ達は目の前でセラヴィーとどろしーちゃんが
けんかをしていても全く動じていませんね。淡々とごはんを
食べている姿は笑えますが、チャチャ達にしてみればいつもの
風景であって、特別な出来事でもなんでもないのでしょう。

○チャチャ達、避難

 けんかの規模が大きくなってきたので、にゃんこハウスから
避難したチャチャ達、セラヴィーの家の屋根裏にある
セラヴィーが作った魔法のアイテムを使って遊んでますね。
子供の頃にこんな部屋があったらもう一日中入り浸りになりそう。
どんな遊具よりも刺激的なものが並んでいるのですから。
私だったら、一日の大半をここで過ごしちゃうかも~

 空を飛べる魔法の靴いいなー 自分が住んでいる町を
空から見たら全く違った姿に見えそう。高いところにあるものを
取ったり、そうじをしたりするときにも使えますね(笑)

 過去を映す鏡もあるのですが、チャチャがこの鏡の機能を
正確に把握していなかったことから大変な展開になるのですが…

(つづく)

|

2009年5月29日 (金)

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その8

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その7
↑のつづき


○青葉、相反する心の間で揺れ動く

青葉「幼い頃から桜に恋焦がれ…東宮になれなかった時から
その想いは全て憎しみにかわった」
(りぼん2009年6月号・P.46の1コマ目)

 好きな相手だったからこそ、反動で憎しみも大きくなってしまった
のですね。青葉にとってみれば桜姫を嫁にして、自分は東宮になるという
のが理想的な展開だったのでしょうが、現実は東宮にもなれず、桜姫を
嫁にすることもできず、どちらも手にいれることはできませんでした。

 青葉はただ純粋に桜姫に会うために一生懸命努力をしたのですが
その結果がこれではあまりにかわいそうすぎます。努力が報われないだけで
なく、かつて好きだった子を殺そうとしなくてはならなくなったのですから。

 矛盾する2つの感情の狭間で青葉は必死に戦っているようです。
ある意味妖古よりやっかいな敵かも。だって妖古から逃げることは
できますが、自分自身から逃げることは絶対できませんし。

青葉「もう 桜のことを愛すのも 殺すのもあきらめる
(りぼん2009年6月号・P.46の3コマ目)

 一番つらい道を選択するつもりなのか。憎むほうがまだ精神的に
楽だろうに。これって桜姫については何の感情も持たないように
するっていうことですが、そんなのどう考えても無理に決まってる
だろう…だってこれまで青葉は桜姫に対して愛情や憎しみの心を
さんざん向けてきたのですから、ある急に無関心になろうと思ったって
できるわけないです。

 仮に青葉がそんなことができるような器用な性格の持ち主だったら
もっと上手に立ち回っていたことでしょう。

白夜「わしはどちらでもかまわんよ 姫が妖古を倒すと言って
くれるなら 結婚相手が誰であろうと
(りぼん2009年6月号・P.47の1コマ目)

 これは青葉にしてみればたまったものではないだろう…
自分のこれまでの苦悩の日々は一体なんだったんだ!!! と言いたくも
なるでしょうし。

青葉「ならばなぜ俺を桜の許婚(いいなずけ)に
選んだ!?
」(りぼん2009年6月号・P.47の2コマ目)

 青葉が言うことももっともです。「誰であろうと」とか
言われてムカつかない人などいないでしょう。

 青葉はそもそもなんで自分が桜姫の許婚に選ばれたのか
理由の説明を受けていなかったのか。桜姫が許婚であるという
生活があまりにも長かったから、もはや疑問に思うことすらなかった
のかもしれませんね。

(つづく)


「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら

|

2009年5月28日 (木)

【スターダスト★ウインク】star.5(りぼん2009年6月号)感想 その4

【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【スターダスト★ウインク】star.5(りぼん2009年6月号)感想 その3
↑のつづき

○誕生日会の会場から飛び出した紅

 まぁ好きな颯(そう)に「関係ない」と言われたのでカッとなって
しまったのでしょうね。仮にカッとならなかったとしても、気まずい
雰囲気になって、結局この場から立ち去るしか選択肢はなさそうですが。

日向「まあ 颯も小学生相手に大人げなかったよね…」
(りぼん2009年6月号・P.149の3コマ目)

 ところが子供も思わずカッとなるようなことを
言うからあなどれないです。相手が子供だとなかなか怒鳴る
訳にもいかないから怒りを持っていく場所がないので大人に
言われた時よりかえってやっかいかも。

 颯は思わずムキになってしまいましたが、気持ちは分らない
でもないです。好きな杏菜と不本意ながら別れる羽目になったのに
そのことを執拗(しつよう)に聞かれたのですから。

 正直そっとしておいて欲しいのでしょう。

○飛び出した紅は公園にいた

 発見したのが紅にとっては恋敵(こいがたき)の杏菜だったって
いうのは皮肉としかいいようがありませんが、まぁ世の中
こんなもんです(笑)

紅「杏菜は好きな人と学校が違う重さをわかってない!!」
(りぼん2009年6月号・P.156の2コマ目)

 いくらメールや電話があるっていってもだんだん疎遠(そえん)に
なっていくのは明らかですよね。友人や恋人が自宅の近くに住んで
いても学校が別々になったらつきあいがなくなってしまったという体験を
なさった方も多いのではないでしょうか?

 大人と違って子供の場合は「学校」が世界のすべてと言っても
言いすぎではないからなぁ。学校が違うと住んでいる世界そのものが
違うようなものですし。颯と紅は年齢が違いすぎるから
塾で一緒になるということすら望めません。

○颯、紅と仲直り

 紅に誕生日のプレゼントとしてもらったストラップを携帯に
つけて仲直りか。この程度で仲直りできてよかったですね。
まぁもともと紅は颯のことが好きなのですから、颯が歩み寄って
くれればけんかを継続する理由などない訳です。

○杏菜、今の生活がずーっと続くと思い込んでいた

杏菜「きっと高校に行っても『あの2人 いつも一緒に
登校している女誰よ!?』とか言われるんだろうな~

(りぼん2009年6月号・P.161の2コマ目)

 3人が同じ高校に進学するという前提わろた(笑)

 あまりに一緒に過ごした時間が長すぎたので、別々の学校に通うなんて
いうことは想像すらしていなかったのでしょうが、3人が同じ
高校を志望して、3人が揃って合格するなんていうことは結構
難しいのではないでしょうか。

 今までその場の勢いだけで生きてきたから、物事を深く考える
なんていうことはなかったのでしょうね。だから3人が同じ高校に行く
なんていう極めて考えにくい前提を作ってしまったのかも。

日向「3人 同じ高校に行くかは わからないじゃん?
(りぼん2009年6月号・P.162の1コマ目)

 この言葉を聞いて初めて事の重大さに気づいた杏菜であった。

 これで3人一緒の高校に行きたいからとい理由で杏菜が
必死になって勉強をした結果、とても勉強ができるキャラに
キャラチェンジしたらすごいですが。

○新たな男性キャラ現る

 ただでさえややこしい人間関係がさらに複雑になってまいりました。



【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら】

|

2009年5月27日 (水)

【ぷちパレード!!】エピソード6(最終回)「パレードはおわらない!?」(りぼん2009年5月号)感想 その4

【「ぷちパレード!!」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【ぷちパレード!!】エピソード6(最終回)「パレードはおわらない!?」(りぼん2009年5月号)感想 その3
↑のつづき

○「ぷち」願いをかなえてもらえることに

プック「図鑑が半分うまったので 本の妖精プックごほうびに
『ぷち』願いをかなえますピ♪
」(りぼん2009年6月号・P.441の1コマ目)

 妖精図鑑についてある程度知識がある滝川もこのことは知らなかった
ようですが、あまり知られていないのかな? これまでに図鑑を半分埋めた
人が現れなかったので、プックの出ることもなかったから結果として誰も
知らなかったのかも。

 …ってここまで書いていて思ったのですが、図鑑を完成させると
願いがかなうって最初に知った人は誰からこの情報を手に入れたの
だろう? 親切な妖精が妖精の姿を見ることができる人間に教えて
あげたのだろうか?

プック「ちょっとした願いのことピ 大それた願いは
ムリッピ♪ さっさと言えっピ」(りぼん2009年6月号・P.441の3コマ目)

 「ちょっとした願い」って人によってものさしが違うから
難しいですね。結局のところ、プックの主観で決まってしまうので
しょうが、どうせお願いするのであれば、許容範囲ギリギリの線の
願いをかなえてもらいたいですよね。

 日和(ひより)はプックがとてもかわいいので、見とれてしまっていて
願いをかなえてもらうことにはあまり関心がないようですね。

○「ぷち」願い候補

※りぼん2009年6月号・P.442より
・やぎジィ 「じゃあ 持病の腰痛を治してもらおうかの」
・ヤギロー 「俺もそろそろ新しいボードがほしいな」
・滝川 「妖精すべての住所教えろとか 妖精全種類集めろとか」
・あられの妖精 「あの小雪さんのこととかどうでしょう?」

 ある意味一番切実なのはやぎジィのような気がする(笑) 腰痛は
なかなか病院に通っても直りにくいそうですし。不思議な力で解決
するのであれば、解決してあげて欲しいです。

 滝川の願いはどう考えても本来の趣旨から逸脱しています。
どうもありがとうございました。

○「ぷち」願い、日和の答え

日和「でもそれって 全部自分たちでできるよね!? 小雪ちゃんも
自分たちでどうにかしようよ!!」(りぼん2009年6月号・P.443の1-2コマ目

 日和本当に真面目だなぁ。でもこの考えは理にかなっているでしょう。
「ぷち」願いとは言え、不思議な力で願いがかなうことに変わりはない
のですから、自分の力でなんとかできるものにそんな貴重な力を
使ってしまうのはあまりにもったいないです。

 日和がここで「ぷち」願いを温存したことが、後々になって
生きてくることになります。

(つづく)

|

2009年5月26日 (火)

【ハローキティピース!!】最終回(りぼん2009年6月号)感想

【「ハローキティピース!!」の感想 まとめはこちら】

1年間に渡って楽しませてくれた「ハローキティピース!!」も
いよいよ最終回を迎えました。これまでのキティちゃんの
イメージとはかなり違うキャラでしたが、終わるとなると
寂しいですね。

○告白しないことを決めたキティ

 ダニエルがアメリカに行くということを知ったキティは
告白をしないことを決めました。本当にキティはダニエルの
ことが好きなんだなぁ~ 自分のことだけを考えたら好きだと
告白しちゃったのでしょうが、自分が告白したらダニエルが
どんな気持ちになるかということをちゃんとキティなりに
考えたのですね。

 こういう時って告白されたほうがうれしい人と告白されると
かえってつらくなるから告白して欲しくない人とではどちらが
多いのだろう?

 最近はアメリカ相手なら国際電話の料金も安くなりましたし
電子メールも気軽に送れるから、私がダニエルの立場だったら
告白して欲しいです(笑) これほどうれしい餞別(せんべつ)は
他にないでしょうし。

○出発直前、ダニエルに告白されたキティ

ダニエル「だってオレ キティのこと好きだもん
(りぼん2009年6月号・P.130の1コマ目)

 うわーっ こんな置き土産他にないな。キティにして
みれば本当は告白したくて仕方がなかったのですから
まさにのどから手が出るほど欲しかった一言ではないで
しょうか。

ダニエル「ぜったい戻ってくるから 帰ったら
デートしような
」(りぼん2009年6月号・P.130の4コマ目)

 どうせ告白するんだったらもっと前に言ってあげれば
いろいろな展開もあっただろうに…と思えるのですが
ダニエルが告白したのはキティが電柱の影で苦悩している姿を
見たからですから、このタイミングでないとダニエルから
この言葉が発せられることはなかったのでしょう。

キティ「キ キティもすき…っ!
(りぼん2009年6月号・P.130の5コマ目)

 ダニエルに好きと言われたとあってはもはや告白を
あきらめる理由などなくなりましたね。堂々と自分の本当の
気持ちを伝えることができました。

○ダニエル、アメリカに行くのはただの旅行

ダニエル「うん 5日だけ待ってて♪」
(りぼん2009年6月号・P.131の1コマ目)

 アメリカに行くってただの海外旅行かよ(笑)

 …ってよくよく読み返してみたら、別に引っ越すとは一言も
言ってませんね。

 結局キティの勘違いだったのですが、勘違いしたおかげで
両想いになったよろこびも大きくなったのではないでしょうか?

※キティとダニエルが写真をとってもらう際に
ピース!」(りぼん2009年6月号・P.130の2コマ目)

タイトルにつながった!!! キティ、ダニエルよかったね☆
この写真、マジで永久保存級の一枚だろう。両想いになった直後に
記念写真を撮れたなんて。ダニエルの父も公認してくれたようですから
帰国後はどんどん愛を深めていってほしいものです。

 ミミィもこれに続いて恋の方面で成功するといいですね。

 これで「ハローキティピース!」は終わってしまいましたが
最後はとてもきれいにまとまりました。これからも
キャラクターグッズなど各方面でキティちゃんの姿を
見る機会は多いと思いますが、たまにはちょっと一味違う
キティがかつてりぼんに連載されていたということを
思い出してあげてください。

|

2009年5月25日 (月)

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その7

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その6
↑のつづき

○青葉の苦悩

 桜姫が妖古を倒したら桜姫は月へ帰ることになり、桜姫が妖古に
なったら殺さなくてはならない…つまりこれからどういう展開になった
としてももはや青葉が桜姫を穏便(おんびん)な形で手に入れることは
不可能な情勢となってしまいました。青葉が桜姫を周りの人に特に
反対されることもなく嫁にすることができたのは最初のうちだけ
でしたね。

 桜姫は結婚話を初めて聞いた時に逃げ出してしまい、満月を
見てしまったところから、桜姫はある意味目覚めてはいけない力を
目覚めさせてしまったのですが、せめて覚醒するのが青葉との
結婚後だったらこの2人の人生は今とはかなり違っていたものに
なったでしょうね。

 青葉としては強引に話を進めたのが仇(あだ)となったかも…
少しずつ桜姫の警戒心を解いていけば桜姫もいきなり逃げ出したりは
しなかったかもしれないのに。

青葉「どうなっても 俺は桜を手放すしかないんだ
(りぼん2009年6月号・P.45の6コマ目)

 せつなすぎる…自分が愛している桜姫と両想いであるという
ことが分った日に手放すのが運命であると実感する羽目に
なったのですから。

 どうせ手放さなくてはならないのだったら、青葉は桜姫の気持ち
なんか知らなかったほうがまだ精神的に楽だったかも。
あきらめも
つきますし、桜姫が月に帰るか倒されるかすれば新しい道に向かって
歩き出すこともできたでしょう。

 青葉は、桜姫が月に帰るのと殺されるのとではどっちのほうがマシなのかな?
月に帰ったとしても倒したとしても二度と会えなくなるという意味では同じ
なのですが。私が青葉の立場だったら月に円満な形でお帰り
いただいたほうが精神的に楽かも。月を見るたびに「あそこで
桜姫は生きてるんだ」って実感できますし、生きていれば
もしかしたらまた会える機会もあるかもしれません。

 青葉に「駆け落ち」をする勇気があれば、もしかしたら
「第3の道」に進めるかもしれませんが、青葉にそこまで道を
踏み外す勇気はなさそうです。

 道を外れてもいいじゃんみたいな良い意味でのいい加減さが
青葉には必要なのかもしれません。

「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら

|

2009年5月24日 (日)

【赤ずきんチャチャ原作】19話「魔法使いセラヴィー誕生秘話の巻」感想 その1

【「赤ずきんチャチャ(原作)」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

============================================================
原作19話チャチャの魔法まとめ
============================================================

・大蛇を出そうとした → 大蛇は出たが冬眠中だった


============================================================
原作19話、お話の流れ
============================================================

・幼い頃の夢を見たセラヴィー、どろしーちゃんが将来セラヴィーの
お嫁さんになることを約束する内容だった

・朝食時、どろしーちゃんに「大うそつき…」と言い、けんかを
ふっかけるセラヴィー

・危険なのでセラヴィーの家に避難するチャチャ、リーヤ、しいねちゃん

・セラヴィーの家の屋根裏にある魔法アイテムで遊ぶチャチャ達
※遊んだアイテム
「姿を消すことができる薬」「空 飛べる魔法の靴」「過去の姿を映す鏡」

・リーヤが空を飛べる魔法の靴を履いて遊んでいたら、誤って
過去の姿を映すことができる魔法の鏡の中に入ってしまう

・リーヤを追ってチャチャも鏡の中に入り、チャチャを追って
しいねちゃんも鏡の中に入ってしまった

過去にタイムスリップしてしまったチャチャ達、ちょうど
過去のどろしーちゃんが家出をするところに出くわす

・家出をしようと駅に向かう過去のどろしーちゃんであったが駅に
過去のセラヴィーが待ち伏せしていた

・過去のセラヴィーに未来から来たセラヴィーの弟子だということを
伝えるもなかなか信じてもらえず

この時点のセラヴィーはまだ魔法使いでないことが明らかに
される


・将来セラヴィーが世界一の魔法使いになると知らされて激しく
怒り出す過去のどろしーちゃん。タクシーでその場を立ち去る

・過去のどろしーちゃんが乗ったタクシーを追うためしいねちゃんの
ほうきに乗った過去のセラヴィー、無意識のうちに自らほうきを操った
らしく、しいねちゃんの実力をはるかに超える速度で飛行

・過去のどろしーちゃんはヤホホ山にいる当時世界一の魔法使いの
下に弟子入りに行った模様

・ヤホホ山へ移動することに。今度は過去のセラヴィーは空を
飛ぶ魔法の靴で移動

・過去のどろしーちゃん、ヤホホ山にいる当時世界一の魔法使いに
弟子入り希望であることを伝え、許可される

・ヤホホ山の当時世界一の魔法使いはどろしーちゃんを魔法の
実験材料にするつもりだったらしい

・過去のどろしーちゃん奪還のためにチャチャ達が戦うことに

・しいねちゃんがおおかみリーヤを当時世界一の第魔法使いに
投げつけたらかつらが取れてしまい、チャチャ達にからかわれた
ので、当時世界一の魔法使いが激高してしまう

・当時世界一の魔法使いの魔法でチャチャ達は吹き飛ばされるも
過去のセラヴィーの手により助けられる
============================================================

(つづく)

|

2009年5月23日 (土)

【スターダスト★ウインク】star.5(りぼん2009年6月号)感想 その3

【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【スターダスト★ウインク】star.5(りぼん2009年6月号)感想 その2
↑のつづき

○紅(べに)、颯(そう)と杏菜を問い詰める

紅「杏菜が好きならなんで別れたの? 杏菜がふったの!? 杏菜は颯の
こと好きじゃなかったの!? じゅあなんでつきあったの!?

(りぼん2009年6月号・P.146の4コマ目)

 颯と杏菜が付き合い始めてすぐ別れたということを知った人なら
誰しも疑問に思うようなことを遠慮なしに聞く紅、子供は怖いもの
知らずだから、疑問に思ったら素直に聞きたいと思うのでしょう。
大人だったらいろいろ遠慮してしまい、結局何も聞き出せない
可能性が高そうです。

 しかしこの質問の答えを一番聞きたいのは紅ではなく、
颯と杏菜ではないでしょうか? 
自分達でもなんでくっついて
すぐに別れてしまったのかおそらく分らないだろうな…その場の雰囲気
でなんとなく付き合い始めてしまい、よく分らないうちに別れる羽目に
なったのですから。

颯「杏菜と俺のことは紅に関係ないだろう」
(りぼん2009年6月号・P.148の1コマ目)

 全くもって颯は正論を言ったのですが、この言葉を聞いた
紅は部屋を飛び出してしまいます、どうして颯の周りにいる
女の子はクセのある子ばかりなんだ??? 杏菜と紅ってどこと
なく似ているような気がする。

 すっかり誕生日をお祝いするという雰囲気ではなくなって
しまいました。せっかく杏菜との一件が落ち着きを見せていたのに。

 「関係ない」っていう単語がおそらくキレた原因だろうな…
大人でも仲間はずれにされるのはつらいですが、子供だったら
なおさらきついのではないでしょうか。まして大好きな颯に
言われたのですから、衝撃も大きそうです。

(つづく)

【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら】

|

2009年5月22日 (金)

【MOMO】第10話「モモちゃんのごきげんな1日」(りぼん2009年6月号)感想 その2

【「MOMO」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【MOMO】第10話「モモちゃんのごきげんな1日」(りぼん2009年6月号)感想 その1
↑のつづき

○代表者でなくなっても、モモ達と一緒に居る実結(みゆう)

夢「まだいるんだね藤田さん…
(りぼん2009年6月号・P.204の4コマ目)

 モモを平手打ちにしたり、ブレスレットを海になげたりして
揉め事を起こしたのに、まだそばに居続ける実結ってある意味
すごいな。普通、あそこまで問題を起こしたらとてもじゃないけど
モモたちと顔を合わせられないだろう。

 代表者の座とナナギ、両方あきらめていないようですが
ここまで強く代表者になりたいとの信念を持っているのであれば
少なくとも代表者になる資格はあるな。どんなことでも「やる気」が
あるということが絶対条件ですし。

 …ただ実結の場合はこの「やる気」が強すぎて空回りして
しまったのですが。もしモモが夢と出会う前に実結と出合っていたら
案外それなりに上手くいったかもしれませんね。モモも夢のことを
知らなければ「地球人はこんなものか」って思ったでしょうし。

実結「…代表者はあなただけど…私は私なりの関わり方を探す
それならいんでしょう?」(りぼん2009年6月号・P.205の1コマ目)

 代表者が夢でナナギの彼女の座は実結っていう足して2で割る
ような解決をするというのはダメなんだろうか???
 これなら
丸く収まりそうな気もするのですが。夢は少なくともこの時点で
ナナギの彼女の座を射止めようとの意欲は見せていませんし。

 もっともナナギが実結を彼女にしようと思わない限り
この解決案は実現することはありませんが。

○夢に新年早々試練が

※夢が自分のアパートの部屋の前にアパート関係者がいるのを見て
夢「よかった 借金取りじゃなかった
(りぼん2009年6月号・P.207の3コマ目)

 人がいたらまず借金取りではないかと思うなんて…
 。・゜・(つД⊂ヽ・゜・。

 どんだけ普段から借金取りの相手してるんだよ(笑) 普通
「借金取り」なんていう単語がごく自然に出てくる生活を
おくっている子が地球代表なのですね。

夢が住むアパートの大家の息子「実はこの度このアパートを
取り壊すことになりまして…

(りぼん2009年6月号・P.208の1コマ目)

 どうして夢ばかりがこんな目に…
・゚・(ノД`)・゚・

 ちょっと前のページで実結があいさつ周りをするとか
なんとか言っていたけど、境遇が違いすぎて泣けてくる。

 でも、このことが原因で思わぬ展開になるのですが。

(つづく)

|

2009年5月21日 (木)

【チョコミミ】りぼん2009年6月号の感想

○アンニュイ

 そういえば以前「アンニュイ」なる言葉が多用された時期って
ありましたね。最近はあまり使う人を見かけなくなりましたが
こうやってまんがのネタにされるところを見るとまだ完全に
使われなくなったというわけではなさそうですね。

 今まで「アンニュイ」について深く考えたことはなかったので
語源すら知らなかったのですが、フランス語の「ennui」から
来ていたとは。

 今回のお話では梅雨に関するネタが登場していますが、もう
そんな季節なんですねー 一年って本当にあっという間に過ぎて
いきます。サッカーなど屋外でやる活動はこれから雨か猛暑の
二択という厳しい時期に突入か。

○6月の花嫁

 日本って結婚式に適した時期が本当に短いのですね。冬は寒いし
春は花粉症、その後は梅雨、猛暑と続く…気候だけを考えたら
秋が一番無難っぽいですが…

「あたしは 秋がダメっ 食欲の秋で 毎年太っちゃうもん
太っている時にウエディングドレス着たくないよっ」
(りぼん2009年6月号・P.70)

 さすがにこれは無理があるだろう(笑) 出席者にとってみれば
こんなにい時期はないだろうに。

|

2009年5月20日 (水)

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その6

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その5
↑のつづき

○青葉のことが好きだと青葉に話した桜姫

 もし今は夢でなく、本当に自分の目の前に青葉がいると認識していた
としたら、おそらくこんな話はしなかったでしょうね。勘違いが
思わぬ形で桜姫を動かしました。

桜姫「あのねぇ 私が青葉と出会って最初に『好き』って思ったの
『おまえを殺す』って言われた時だった

(りぼん2009年6月声・P.39-40)

 こ れ が 本 当 の 「 殺 し 文 句 」 
 
 しかし青葉にしてみれば、さんざん「初夜」とかなんとか
言っていたのは効果がなくて、「殺す」と言ったら意中の桜姫に
好きになってもらえるとはなんとも皮肉な話ですね。

桜姫「一瞬で私の心を貫いたのよ…真っ直ぐで揺るぎない瞳」
(りぼん2009年6月号・P.40の3コマ目)

 誰がうまいこと言えと…(以下略

 桜姫は矢で体を射抜かれたのですが、同時に心も射抜かれて
いたのですね。

桜姫「怯えた背中の女房達 逃げてばかりの視線 正体のない
罪悪感 でも青葉は真っ直ぐ私を見てくれた
(りぼん2009年6月号・P.41の3-4コマ目)

 なるほどそういう事情か…これまでの人生で本気で桜姫の
瞳を見つめてくれたのは兄だけだったのか。周りの人は
化け物扱いしてしまい、まともに相手にしてくれなかったと。

 青葉のようにたとえ敵意に満ち溢れた瞳であったしても
誰かに見つめられるということ自体が桜姫にしてみれば
とても価値のあるうれしいことだったのか。

 もしかしたら青葉の心の底に桜姫を好きだという気持ちが
潜んでいるということを無意識のうちに桜姫は感じとったのかなぁ?
本当に桜姫のことを憎んでいることが明らかだったらさすがの
桜姫も好きにはならないでしょうし。

桜姫「確かにあの夜 私は青葉を好きになったの
(りぼん2009年6月号・P.42の1コマ目)

 こんな歪んだ形で愛の告白をされた青葉…両想いになることが
できたのですが、ここで桜姫の気持ちを受け入れようと思ったと
しても桜姫自身が夢だと思っているのですから、会話はたぶん
成立しないでしょうね。

 青葉、つらいな…自分が好きな女の子が自分のことを好きだと
知ったのにつきあうことができないのですから。手が届かない
ところにほしい物があるという絶望感を味わうことになりますから
むしろ今までよりつらさが増すのでは???

 まだ桜姫に対して憎しみを持っていたほうが楽だっただろうに…

(つづく)

「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら

|

2009年5月19日 (火)

【ぷちパレード!!】エピソード6(最終回)「パレードはおわらない!?」(りぼん2009年5月号)感想 その3

【「ぷちパレード!!」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【ぷちパレード!!】エピソード6(最終回)「パレードはおわらない!?」(りぼん2009年5月号)感想 その2
↑のつづき

○図鑑のかけらは人間界にも落ちていた

 で、やぎジィとヤギローが拾ってくれたとは。バラバラになった
かけらが簡単に見つかるはずはないなどという突っ込みは野暮だから
やめておくとして、これも日和が良いことをしたお礼なのか。

 日ごろから妖精に愛情をそそいできた日和の行動が結果として
日和自身を助けることになりましたね。日和は図鑑を完成させて
自分の願いを叶えるのが目的で妖精に接近しているのではなく
純粋にたくさんの妖精と出会いたい、仲良くしたいと
思っているから妖精を探し続けたのですが、そのおかげで妖精も
日和に対して心を開いてくれました。

○図鑑復旧、しかも…!

 バラバラになった図鑑のかけらが、突然ひとつにまとまり
図鑑として復活しました。不思議な力が働いてかけらがくっつく
のであればバラバラになった瞬間にすぐに元に戻ってもよさそうですが
ある程度かけら同士が接近していないと自然に復旧することは
できないのかな?

日和「かけらを集めた妖精たちのページができてる!!
(りぼん2009年5月号・P.440の1コマ目)

 図鑑の状態ではなく、バラバラかけらの状態でも妖精が
触れれば触れた妖精に関する情報が記載される仕組みなのか。

 …ということはあえて図鑑をバラバラにして、大人数で
手分けして妖精を探せば効率よくページを埋めることが
できるのかな?

 今回はバラバラになった図鑑のかけらが、特に日和や滝川が何も
していないのにもかかわらず、自然に集まってきて図鑑の形に
戻ったのですが、人間がわざと破った時にこうやって図鑑が自然に復旧する
とは限らないから、わざわざ破るなんていうのは危険すぎるかも。
下手をしたら二度と図鑑として機能しなくなる可能性も
ありますし。

滝川「は…半分くらいうまったんじゃないか!?
(りぼん2009年5月号・P.440の2コマ目)

 いくらなんでも半分埋まるなんて早すぎだろう(笑)
これは小雪の母に感謝するべきですね。もし図鑑がバラバラ
にならなかったらこんなに効率よくページを埋めることなど
できなかった可能性が高いですから。バラバラになったおかげで
一度にたくさんの妖精が図鑑に触れることができました。

(つづく)

|

2009年5月18日 (月)

【勝利の悪魔】ビクトリー;4(りぼん2009年6月号)感想 その2

【「勝利の悪魔」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【勝利の悪魔】ビクトリー;4(りぼん2009年6月号)感想 その1
↑のつづき

○朝実、光(あきら)の家での本格的な生活が始まる

理事長(光の母)「自分から家の手伝いをするという若きファイト精神
買ってやったのに なーにしょっぱなから茶菓子食ってんの!」
(りぼん2009年6月号・P.173の4コマ目)

 家出をした自分の学校の生徒に「若きファイト精神」とか言ってる
のは笑えますが、とりあえず朝実に対して自分の家に戻るように
説得する気はないようですね。個性的な生徒が集まる学校を仕切るには
この理事長くらいぶっ飛んだ性格でないと勤まらないのかも。

 朝実は昼間は学校で勉強、夜は光の家で家事の勉強と、気が休まる暇が
ないですね。もっとも夜自宅であれこれ考えて悩むよりは光の家で家事でも
やっていたほうが気がまぎれていいのかもしれませんが。

理事長「まずは 炊事 掃除! 洗濯!」
(りぼん2009年6月号・P.174の2コマ目)

 徹底的に鍛えられてますが、これらのことって生きていく上で
欠かせない能力ですから、この機会に覚えてしまいしまょう~
朝実はもともと学力は高いのですから、家事までこなせるように
なったらとても良い子になると思う。

 ただ単に家事の勉強をしようと思っただけでは思うように
覚えられないでしょうが、今回の朝実のように必要に迫られれば
覚えるのも早そう。だってできなければあっという間に窮地(きゅうち)
に陥(おちい)るのですし。

○朝実のお見合い相手、父に言われて作戦開始

 朝実が金持ちだと思い込んでいる親とその子が、いよいよ
動き出しました。

朝実のお見合い相手の父「何が何でも田中森商事の娘と結婚して
金持ちになるんや! わかったな!!」
(りぼん2009年6月号・P.176の2コマ目)

 だからどうして朝実の現状をまともに調べないんだろう…
田中森商事がつぶれたことすら知らないなんて。この父は
お金が目的なのですから、相手の経済状態なんてある意味
誰よりもくわしくなってもおかしくないはずなのですが。

 朝実と接触する作戦はきちんとたてているのに、基本ができて
いないですね。

(つづく)

|

2009年5月17日 (日)

【赤ずきんチャチャ原作】18話「カルタ王カータン登場の巻」感想 その3

【「赤ずきんチャチャ(原作)」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【赤ずきんチャチャ原作】18話「カルタ王カータン登場の巻」感想 その2
↑のつづき

○カルタ王とチャチャ達の醜(みにく)いけんか

 チャチャ達はともかく、カータンはただの痛い人だろう…
子供のけんかのほうがまだマシに見えてくるから怖い。
純粋にカルタで勝負していたのは最初だけで、後はカルタの札を
取ることより相手を倒すことのほうが目的になってます。

 カータンはチャチャ達に魔法を使う隙(すき)を与えていない
ところがすごいですね。魔法で正々堂々と勝負するより
こうやって低レベルの戦いに持ち込んだほうが有利なのか!?

(カータンが使った技、まとめ)

・顔面はたき取り
・ツバつーけた取り
・殴っちゃうぞー…
・単なるびびらせ取り

 要するにただ相手を動揺させて札を奪っているだけですね。
ここまでしてカルタに勝ちたいのか…ある意味カルタに対して
真剣に取り組んでいると言えなくもないか(笑)

○カータン、チャチャ達とのけんかに夢中になり札を取られる

 それも全く勝負に参加する意思がなかったセラヴィーが
偶然拾っただけとは。勝負に参加していない人が札を取ったの
ですから無効を主張しても良さそうですが、それをせずに
あっさり負けを認めて涙目で敗走をしました。

 どんな形でも札を取られたら負けなのですね。大人げない
人でしたが、変なところでちゃんとルールを守るとは。

○続々とさまざまな分野のチャンピオンが現れる

 一体セラヴィーは世の中でどういう位置づけをなされて
いるのだろう? 世界一の魔法使いだから、どんな分野でも
いいから、とりあえず戦ってみたい相手扱いなのでしょうか?

 世界一だからといってあまり尊敬はされていない感じですね。

|

2009年5月16日 (土)

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その5

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その4
↑のつづき

○青葉、苦しむ桜を見て自分の指を…

 桜姫が舌布で作った猿轡(さるぐつわ)を噛みちぎってしまった
ので、代わりの布を探して周囲があわてている時にとっさに
青葉は自らの指を桜姫の口に入れて、猿轡の代わりにしました。
表情からも見て取れるようにおそらく相当な激痛が青葉を襲った
ことでしょう。

 桜姫は自らが激痛に襲われることを百も承知で青葉をかばいましたが
今度は青葉が自らの体を犠牲にして桜姫を守ったことになります。
何も自らの指でなくても代わりとなるものはいくらでもありそう
ですが、とっさの行動だったので、考えている余裕などなかったの
でしょうね。結果として青葉は桜姫から受けた恩を返した形となりました。

 藤紫の話の前だったら、こんな行動は取らなかったかもなぁ。

 苦しんでいた桜姫ですが、青葉の指を噛んだ後はそれまでの苦しみが
嘘のように眠ってしまいました。理屈では割り切れない世界なのでしょう。
どんな薬よりも青葉の「大丈夫だ…」(りぼん2009年6月号・P.36の1コマ目)と
いう言葉のほうが効き目があったとは。

○目を覚ました桜姫、勘違いから思わぬ展開に

 青葉は結局そのまま桜姫の横で添い寝をしていたのか。まぁ
桜姫の苦しみ方を見てしまったら、そばにいないと心配で
仕方がないでしょうね。

青葉「体はどうだ? もう痛くないのか?」
(りぼん2009年6月号・P.39の1コマ目)

 すっかり桜姫に対する対応が柔らかくなってる。一連の出来事は
意地っ張りな青葉の桜姫への対応すら変えたのか。桜姫の捨て身の
行動は無駄ではありませんでした。この優しい青葉こそが桜姫が
欲してやまなかったものなのですから。

桜姫「優しー… そっかこれ 夢なんだ
(りぼん2009年6月号・P.39の1-2コマ目)

  こ れ は さ す が に 青 葉 が 
    か わ い そ う だ ろ う

 …あれだけ桜姫のことを心配していたのに。まぁ日ごろの行いを
考えたら桜姫が夢だと思ったのも理解できなくはないのですが。

 青葉がやさしいから、これは夢だと思うとか、桜姫の脳内で
どんだけ青葉は凶暴な奴扱いされてるんだよ(笑)

 でも桜姫が夢だと思ったことが、物語を思わぬ方向に
進めることになります。

(つづく)

「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら

|

2009年5月15日 (金)

【MOMO】第10話「モモちゃんのごきげんな1日」(りぼん2009年6月号)感想 その1

【「MOMO」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

 代表者の座を真冬の海に飛び込むという形で、奪還することに
成功した夢、晴れて代表者として新年を迎えることができました。
いよいよ自らの意思で代表者して地球のために戦わなくてはなりま
せんね。

○夢たちの初詣

夢「今年も…じゃなかった今年『は』いいことがありますよーに!
(りぼん2009年6月号・P.203の1コマ目)

。・゜・(つД⊂ヽ・゜・。

 でもナナギやモモ、沙成(さなり)と出会うことができたからそんなに
悲観するような出来事ばかりでもなかったような気がしないでも
ないのですが。宇宙人と話をした地球人なんてほとんどいないでしょうし。
そんな体験がもしできるならお金をいくら払ってもいいという人も
いるでしょうから、前の年に夢が経験したできごとをお金に換算すると
すごい金額になると思う。2度もおぼれかけたのに助かっているのも
幸運と言っていいでしょうし。

夢「あとはー ごはんがいっぱい食べられますよーに 王々軒が繁盛
しますよーに 絹子さんの間接痛が良くなりますよーに」
(りぼん2009年6月号・P.204の1コマ目)

 どうせ新年のお願いをするのなら、もっと「夢」のあるお願いに
すればいいのにと思うのですが、今の夢にとってみればこれらの
願いはぜひともかなえてほしいものばかりなのでしょう。

 ごはんをいっぱい食べたいとか…時を重ねるごとに金銭面で
苦しくなっていっているようです。まともに食事もできない
状態の子に全人類は運命を託していることに
なります。

 バイト先のことまで心配してあげるなんて偉いですね。つらい立場に
おかれているからこそ、他人の痛みも分かるのでしょう。

実結(みゆう)「ちょっとあんた5円でそれだけお願いするって
図々しーんじゃないの!?
」(りぼん2009年6月号・P.204の1コマ目)

 どう考えてもこれは実結の言っていることが正しいな。いくら
なんでも5円はないよ(笑) 「今年はいいことが」の段階ですでに
5円を超えているだろう…

夢「私にとって5円は大金なんだよ!! この際いろいろ拝んどかないと!!」
(りぼん2009年6月号・P.204の1コマ目)

 こ れ は さ す が に 嘘 だ ろ う

(つづく)

|

2009年5月14日 (木)

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その4

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その3
↑のつづき

○青葉をかばった桜姫の行動の重さ

 青葉は桜姫がなぜ自分のことをかばったのかあまり深く考えて
いなかったようですが、藤紫からいろいろな話を聞かされて
初めて桜姫の行動の重みを実感した感じですね。

○「不老不死」の正体

桜姫「痛い!! 痛い痛い痛い!!
(りぼん2009年6月号・P.31の3コマ目)

 本当に痛そうだな…桜姫が苦痛にあえいでいます。この時代には
麻酔とか痛み止めとかないからなぁ。ただひたすら耐える以外に
道はないのでしょう。

 不老不死と言っても苦痛そのものがなくなるという訳ではない
ですしね。青葉に矢で射抜かれた時の苦痛を知っている桜姫があえて
身代わりになったのはやはり青葉に対する想いというものが大きいの
でしょう。あの場では桜姫がかばわなかったほぼ確実に青葉は死んで
しまっていたのですし。

白夜「琥珀! 姫に布をかませろ!! 舌を噛んでしまう!!
(りぼん2009年6月号・P.31の3コマ目)

 桜姫が思わず死にたくなるような痛みってちょっと想像すら
できないです。

 …って今気づいたのですが桜姫は「不老不死」だから舌を
噛んでも死なないのでは???
 
大量に出血するから不老不死
と言っても血液が体からなくなってしまう場合は別とか?

 桜姫は死ぬ自由すらない…気の毒なんていう言葉だけでは
言い表すことのできないほどつらい境遇におかれてますね。
どんなに苦痛を受けても逃げることは許されないのですから。

(つづく)


「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら

|

2009年5月13日 (水)

【スターダスト★ウインク】star.5(りぼん2009年6月号)感想 その2

【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【スターダスト★ウインク】star.5(りぼん2009年6月号)感想 その1
↑のつづき

○紅(べに)、颯(そう)の誕生日会にあらわる

紅「せっかく颯んち行ったのに 颯いないしさぁっ ずるいよ杏菜!!
誕生日まで颯をひとり占めして!!
」(りぼん2009年6月号・P.142の2コマ目)

 紅には日向の姿は見えないようです。

 しかし中学生の誕生日会に乱入して、強引に迫るとか一体どんな
小学生なんだよ。颯の周りにいる女の子はいろんな意味ですごい子
たちばかりだ。この年でこんだけ積極的に動くとなると将来
どんな子に育つのか気になります。

 …ある意味杏菜と紅は似ているな。相手のことを考えないで
とにかく突っ走ってしまうあたりは特に。颯の問題があるから
杏菜と紅が分かり合える日はなかなかこないとは思いますが。

 もしかしたら小学生だからこそ、まだ怖さを知らないのでこのような
思い切ったことができるのかもしれませんね。

○大型連休に杏菜の初恋の人、真白(ましろ)が帰ってくる

杏菜「そりゃー初恋の人だもん」(りぼん2009年6月号・P.144の3コマ目)

 これは杏菜は何も悪くないのですが、タイミングが絶妙すぎて
笑える。颯との一件があってから間もないのに…杏菜にしてみれば
真白が初恋の人であったという事実を述べただけなのですが
颯の気持ちを考えるとなんだか複雑な気分になります。

 初恋の人がいるっていうことは、杏菜は異性を好きになった時の
気持ちをちゃんと知っているのですね。それなのになぜ先輩や
颯とその場の雰囲気に流されてつきあったりしてしまったの
だろう? 少なくともキスできるかどうかで判定なんていうことは
する必要はなかったはずです。

 初恋の人といっても本当の意味での恋ではなかったのかな?


○杏菜の脳内で真白が美化されている

 他のキャラが言っていることならある程度信用できますが
杏菜が言っているとなると、そのまま鵜呑(うの)みにできない(笑)
まぁ本当にいい子なのかもしれませんが、杏菜は思い込み激しそう
だからなぁ。

(つづく)

【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら】

|

2009年5月12日 (火)

【MOMO】第9話「船上のメリー・クリスマス」(りぼん2009年5月号)感想 その2

【「MOMO」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【MOMO】第9話「船上のメリー・クリスマス」(りぼん2009年5月号)感想 その1
↑のつづき

○実結(みゆう)、モモを叱りつける

実結「ていうかその自分のこと『モモちゃん』て言うのやめなさい
その語尾の『のだ』も!!
」(りぼん2009年5月号・P.42の4コマ目)

 

世界を救うヒロインを目指していたはずが、いつの間にか
モモの教育係になっている件についてだが。
実結はモモに一体何を
求めているのだろう? 地球を滅ぼすためにやってきた悪の権化(ごんげ)
である大魔王のあるべき姿というものが実結の頭の中にあって、モモに
対してその大魔王像を演じるように迫っているのかな?

実結「あなたは威厳(いげん)ある大魔王なのよ『私』って言いなさい!!
(りぼん2009年5月号・P.43の1コマ目)

 そもそも大魔王にあったことなど間違いないであろう実結が
頭の中に大魔王像をどうやって作り上げていったのか興味があります。
だって一度もあったことのないのにどうして大魔王が「威厳ある」と
知っているんだろう?

 …まぁ実結の気持ちも理解できますが(笑) アニメやコミック、映画に
出てくる大魔王的役割をしているキャラは大体似たような行動を
とってますし。原作赤ずきんチャチャの大魔王は例外中の例外でしょう。

○実結、モモを平手打ち

※モモを平手打ちしたことについて異論を唱える夢に対して
実結「甘いのよあなたは! この子はこの星を滅ぼしに来てるのよ!?」
(りぼん2009年5月号・P.44の3コマ目)

 甘いのは実結です。戦力に絶望的な差があるのに勝ち目の戦いを
挑むなんて無謀を通り越しているな。簡単に地球を滅ぼすことができる
相手を力でねじ伏せることなど到底不可能だろうに。

 モモが「夢」の名前を出したのがキレた直接の原因かな?
「今の代表者は自分なのに!!!」って思ったのかも。

夢「でも 喜ばせなきゃだめなんだよ モモちゃん嫌がってるよ!
(りぼん2009年5月号・P.44の3コマ目)

 もはやルールのことなど頭から吹っ飛んでしまったんだろうな…
実結が地球を救うただ一つの方法はモモを喜ばせることだけ
なのですが、平手打ちをしてしまった後にどうやってよろこばす
つもりなのだろう。

○実結の行動の背景に家庭環境はなかったか?

 実結のこの時の行動の背景には家庭環境が背景にあるのでは
ないでしょうか? 実結はすでに明らかにされているように
非常に恵まれた家庭環境の下で過ごしています。おそらく自分の希望
することはほとんど実現されたでしょう。周りの大人も実結の言うこと
はほとんど聞いたでしょうし。

 恵まれた生活をおくっているうちにいつしか周りは必ず自分の考えた
通りに周りは動くという誤った感覚が芽ばえてしまったのでは
ないでしょうか?

 そんな中、モモという自分の考え通りに動かない人物が現れました。
実結は自分の考えた通りに動かない相手が登場した時の
対処法を根本的に分ってなかった可能性があるかも。

だから力でねじ伏せることしかできないと。

 もともと自分の思った通りの人生などありえない夢とは
あまりに対照的ですね。

○モモ、ついに実結に激怒

 そりゃ、いくらなんでも平手打ちされたら怒るのは当然でしょう。
モモは不思議な力を使ってますが、動じることなく、モモに対して
強い態度をとりつづける実結はある意味すごいな。肝がすわって
いるのか、ただ単に空気を読めないのか不明ですが。

ナナギ「お前のわがままで星ひとつ潰す気か
(りぼん2009年5月号・P.47の1コマ目)

 あーわがままな人に「わがまま」って言うのは禁句かも(笑)
人間は本当のことを言われると逆ギレしたくなりますし。
実結にとってみれば正当な行動であって、わがままだとは
全く考えてないでしょうね。

○実結、頭の中から地球を救うことが消える

実結「…いやよ ブレスレットは渡さない」
(りぼん2009年5月号・P.48の1コマ目)

 

実結は、誰かに負けた体験ってこれまであったのだろうか?
代表者としての適格性が夢に劣るという事実をつきつけられて
冷静でいられなくなってしまったのでしょう。もはやこの時点の
実結にとって地球、そして自分自身の命などどうでもよくなっちゃった
んだろうな。

○実結、ブレスレットを海になげる

 自分の思い通りにならないから、全人類を道連れに自殺…
こんな人が将来日本の中枢に入ったら国民は大変なことになるな。
実結は夢がブレスレットを取りに海に飛び込むなど想像すらして
いなかったでしょうが、夢の考えた結論は。

夢「ひとつくらい 私にちょうだい
(りぼん2009年5月号・P.51の1コマ目)

 ある意味夢と実結は似た者同士だな。後先考えずにその場の
感情に強く支配されるところなんかそっくりです。真冬の海の
中に小さなブレスレットを探すために飛び込むとか、ちょっと
考えたら絶対やらないでしょう。戦力差を無視してモモを平手打ち
した実結とある意味仲良くやっていけるような気もしないでもないです。

 しかしこの時の夢の表情はすごいな。

○不思議な力で夢は助けられ、ブレスレットを奪還

 モモは夢の帰還を強く望んでいますからね。征服者として
やってきた宇宙人にここまで好かれている時点で夢は間違いなく
代表者としての資格を有しているでしょう。

○代表者の座が夢に戻る

 偶然代表者としての活動するよう強制された夢でしたが
この時点で自分の意思で代表者となったのですね。夢の
頭の中には地球を救うなどという大きな目標があるわけでは
なく、ただひたすら純粋にモモのそばにいたいという思いから
代表者としての資格を奪還したのでしょうが、地球を救う条件は
モモを喜ばせることなのですから、代表者に求められる一番の
能力は「モモに好かれる力」でしょう。

 そう考えると夢以上に代表者としてふさわしい人物はまず
いないでしょうね。

 実結は人生初の大敗経験かも。まぁ人間誰しも失敗はするから
次はがんばれ。

|

2009年5月11日 (月)

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その3

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その2
↑のつづき

○藤紫の真意は?

藤紫「おまえが姫を手放したと都人が知ったらどうなる?
(りぼん2009年6月号・P.27の2コマ目)

 あ、たしかに青葉が許婚(いいなずけ)である桜姫を手放したと
いうことになれば、秘密にすることなど不可能ですよね。あっという間に
都にうわさが広まるのは疑う余地はありません。

藤紫「出世に目が眩(くら)んだ貴族達がこぞって我も我もと姫の
後見人になりたいと言い出すだろう」
(りぼん2009年6月号・P.27の2コマ目)

 桜姫が大好きだという人が何人も現れて、桜姫を取り合うとか
いう展開ならまだしも、桜姫という人物などどうでもよく、ただ単に
桜姫が生まれながらなもっている「地位」を獲得するためだけの
目的で、桜姫の周りに人が集まってくるのだとしたら、桜姫に
とっと迷惑以外の何者でもありませんよね。「地位」につられて
よってくるような奴らが桜姫に対して愛情をもって接するとは
とても思えませんし。

藤紫「姫は妖古を倒せる伝説のかぐや姫の孫…事によっては
帝さえ動かせる この国にとって特別な存在だからだ……
(りぼん2009年6月号・P.27の3コマ目)

 桜姫は生まれながらに外交官であり、国防の要(かなめ)で
あることを強いられているのか。その地位に見合った処遇を
受けているとはとても思えない
ですし、尊敬されるどころか逆に
化け物扱いされているのですが、自分を化け物扱いしている国を
守ることは事実上強制されている…よくよく考えたらこんな不当な
話もないですよね。

 桜姫は純粋に自分の周囲にいる人達を守りたいという一心で
今回の任務を引き受けたのですが、心が本当にきれいなんだなぁ。
普通、ここまで不当な扱いを受けたらやる気なんか出ないだろう。

 桜姫をここまで本気にさせた周囲の人達もすばらしいということを
忘れてはいけないでしょう。朝霧、琥珀、藤紫、そして青葉…
もしこれらの人達が桜姫に対して冷たくあたっていたら、妖古退治も
今よりずっと厳しい戦いとなっていたかもしれません。

藤紫「愚かな政治の争いに巻き込みたくはないんだ…おまえが手を引く
と言うなら 東宮である俺しか姫を守れない」
(りぼん2009年6月号・P.28の2コマ目)

 この言葉に、桜姫を自分の邸に招き入れることを決めた藤紫の
気持ちが凝縮されているような気がしてなりません。桜姫のことを
考えたら、自分がこうする以外に方法はないというのを東宮で
あるからこそ分かるのでしょう。

(つづく)

「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら

|

2009年5月10日 (日)

【赤ずきんチャチャ原作】18話「カルタ王カータン登場の巻」感想 その2

【「赤ずきんチャチャ(原作)」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【赤ずきんチャチャ原作】18話「カルタ王カータン登場の巻」感想 その1
↑のつづき

○カルタ王がセラヴィーに対戦を申し込む

 セラヴィーは一体どういう人だと世間に認識されているのだろか?
なんでもこなせるすごい人扱いなのかな? 魔法を使われたらどんな
分野の名人でもセラヴィーには勝てそうもありませんが、だからこそ
各分野の名人が攻略しようと燃えるのかもしれませんね。

 チャチャ情報によると料理や裁縫(さいほう)の名人も勝負を
挑んできたそうですが、負けなかったのか。魔法が世界一で
料理も裁縫もできる…こんなすごい人が家族にいたらマジで
人生変わるな。


○どろしーちゃん、セラヴィーの妻と間違えられる(4巻時点の設定)

 そりゃ、正月にセラヴィーがいて、チャチャ達がいて、どろしーちゃんが
いたら、父、母、子供の一家5人が仲良く正月のひとときを過ごしている
ようにしか見えないよな。これはカータンを責められないでしょう。

 どろしーちゃんはセラヴィーのことを倒す目的で近づいている
はずなのですが、すっかり共同生活に慣れちゃってますね。

 本人はこの時どういうつもりでセラヴィーやチャチャ達と
一緒に生活していたんだろう? 一応建物は別ですが事実上
共同生活をおくっているも同然ですし。


○カータン、チャチャ達にせがまれてカルタをやることに

 すっかりチャチャ達の正月の遊び相手をしているおじさんに
なってる(笑) 最初のうちは本当にカルタ王としての実力を
披露してますが、チャチャが取った札を強奪するあたりから
怪しくなってきました。

 この人は本当にカルタ王なのか??? と思ってよくよく読み返して
きたら、具体的にどこの大会で優勝したのかは明らかにされて
いないですね。別に「カルタ王」と名乗るのは自由ですから
もしかしたらこの人は「自称」カルタ王なのかも。だって
この回での戦い方を見てるととてもまともな大会で優勝できるとは
思えませんし。


○しいねちゃん、カルタ王に殴られる

 もうここまでくるとカルタというより、たた単に適当な
理由をつけて対戦相手をいじめているだけのような気が…
さすがに、しいねちゃんが殴られたら、どろしーちゃんが
怒って殴り返してますね。


(つづく)

|

2009年5月 9日 (土)

【勝利の悪魔】ビクトリー;4(りぼん2009年6月号)感想 その1

【「勝利の悪魔」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

○朝実、新たな生活が始まる

朝実「光(あきら)さんっ お茶 入りました!
(りぼん2009年6月号・P.169の2コマ目)

 ビクトリー1の朝実を見た段階では、まさか数話後に朝実が
こんなことをやっているなんて想像が出来なかったです。
今までは人に対して何かを積極的にやってあげるなんていうことは
なかったんだろうな。

 しかし朝実が回を重ねるごとにかわいくなっていきますよね。
どうして最初のうちはツンツンしていたんだろう? あまりに
違う世界を見せられ続けて頭が混乱してしまっていたのでしょうか?

 ツンツンしていた理由はどうであれ、今こうやって性格がだいぶ
丸くなったのは光のおかげでしょう。光が凍った朝実の心を溶かして
あげたのはほぼ間違いないです。

朝実「ただで泊めてもらうのは申し訳ないから 家のお手伝い
しようと思って!!
 私にできることなら なんでも言って!」
(りぼん2009年6月号・P.170の2コマ目)

 朝実はお見合いが嫌で家出をしたのですが、身を寄せた光の家で
メイドまがいのようなことをやることを自ら志願したのか。ただ単に
好意に甘えようと思えばおそらくできるはずなのですが、あえて
楽な道を捨ててお手伝いを申し出るとは朝実も随分成長しましたね。

光「田中森 使い放題?
(りぼん2009年6月号・P.171の1コマ目)

 朝実…素直にお見合いをしたほうが楽だったような気が。
ただ、朝実は自分の運命を誰かが勝手に決めてしまうのが
嫌だったのでしょう。たとえいろいろ大変でも自ら選んだ道を
進むのであればがまんできるでしょうし。

 それに今の朝実にとって光は心の支えになっています。形は
どうであれ、光のそばにいられるっていうのは悪い話ではないでしょう。

光「お手っ」(りぼん2009年6月号・P.171の2コマ目)

 …って本当に「お手」をしてくれるのか(笑) 光が悪い子だったら
無理難題をいろいろ押し付けてしまうでしょうね。

 ところで光って家の中でも女装をしているのですね。光にとって
女装はもはや普通の服装であって、特別なことでもなんでもないのでしょう。

 朝実もついこの間まで、光と大して変わらない金持ち生活をして
いたんですよね。子供の人生にいかに親が大きな影響を与えるかが
分ります。

朝実「現状は最悪でも 光がいると重い気持ちが少し軽くなるかも…」
(りぼん2009年6月号・P.172の5コマ目)

 何気ない光との会話が、今の朝実にとってはとても大事なのでしょう。
学校だけでなく、学校の外でも光から元気をもらえるのですから
今回の家出生活は少なくとも朝実にとっては決してマイナスでは
ありませんね。

 光は朝実を「使い放題」ですが、ある意味朝実にとっても光を
「使い放題」なのかもしれません。
もちろん光に対して何かを
指示できたりすることはできませんが、少なくとも問いかけをすれば
何かしらの答えは返ってきますから。

 今の朝実にとって一番大事なのはお金ではなく、心の支えになって
くれる人でしょう。

(つづく)

|

2009年5月 8日 (金)

【スターダスト★ウインク】star.5(りぼん2009年6月号)感想 その1

【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

○颯(そう)のお誕生日会

 颯の誕生日は4月29日だから、毎年祝日にお誕生日会を開くことが
できますね。颯は恥ずかしそうですが、遠慮なく楽しんじゃってください~
杏菜(あんな)とも気まずい感じにならなくてよかったですね。

杏菜「でしょ!? 私ケーキ作ったの初めてなのにすごくない!?」
(りぼん2009年6月号・P.136の4コマ目)

 これは素直にほめてあげてもいいのではないでしょうか。練習する
こともなく、いきなり誕生日のプレゼントのケーキに挑戦して
そこそこの形にしたのですから。一応杏菜は杏菜なりにがんばったのでしょう。

※ケーキを食べた感想
颯「なんて言うか…手作りって 味じゃなくて 気持ちが
嬉しいよな
」(りぼん2009年6月号・P.137の3コマ目)

 これって決してけなしているのではないのですが、見方を変えると
ものすごくバカにしているように聞こえる微妙な感想だな(笑)

 でも、気持ちがうれしいっていうのは分ります。自分のために
わざわざ時間をさいて材料を調達して作ってくれたのですから
どんな出来栄えでも高い値段がするものよりうれしいでしょう。

杏菜「なんでいっつも 颯はまず否定から入るわけ!?
(りぼん2009年6月号・P.138の1コマ目)

 さすがにこれは杏菜がかわいそうだろう…祖母の家まで
行って道具を借りてくるほど気合を入れて作ったのに。

 …もっとも颯が杏菜に否定から入るのにはちゃんとした
理由があるのでしょうが(笑)

 スポンジが硬(かた)いくらいだったら初回としては
十分なのではないでしょうか? 杏菜にはスイーツ精霊が
ついているわけではないので、誰も教えてくれなかった
でしょうし。

○日向(ひなた)の颯に対するプレゼント

日向「テーマは『颯のゲットだぜ☆』な旅
(りぼん2009年6月号・P.139の2コマ目)

 超有名な作品が唐突(とうとつ)に登場わろた。

 こんな才能があったとは!!! 颯も部屋に飾りたくなるほど
よろこんでるようなのでよかったですね。

 絵が上手い人ってうらやましいなー なんだか自分の手で
無限の世界を描けるのですから。

【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら】

|

2009年5月 7日 (木)

【あかり&まり子のどうでもいい話】「ときめき☆はじめての美容室」りぼん2009年6月号の感想 その2

【「あかり&まり子のどうでもいい話」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【あかり&まり子のどうでもいい話】「ときめき☆はじめての美容室」りぼん2009年6月号の感想 その1
↑のつづき

○まり子逆切れ

まり子「もういいですよ 今日も1日中これでも見てますから
あ~ヒマ…
」(りぼん2009年6月号・P.339の4コマ目)

 本当に暇そうだな…どう見ても客が来ている様子はないですが
そりゃまり子の格好を見てたら誰だって逃げ出すよ。好き好んで
お金を払ってけがをするのではないかと心配したくはないですし。

 肝試しやジェットコースターは、安全っていう大前提があるから
みんな利用するのですから(笑) まり子の美容室みたいにどう考えても
けがをすると分っていく人なんてまずいない…と思ったら!?

あかり「あー もーわかったよ切りますよ!!
(りぼん2009年6月号・P.339の4コマ目)

 もうここまで来ると気が弱いっていうレベルじゃないな。
前回さんざんひどい目にあって、今日の返り血を浴びたと思われる
まり子を見ても断れないのだったら、悪徳商法にいつ引っかかってもおかしくないな。
怪しそうな訪問販売員が来ても撃退できそうにないですし。

○あかり、結局またひどい目に

 30センチも余計に切られたとか…かわいそうですが、まり子に
頼んだらこうなるのは予想できたな。まり子が余計に切られたところを
どうやってごまかすのと思ったら、ほうきで付け毛を作るなんて
悪知恵もここまで来ると一種の芸ですね。

 ここまで普通の人が思いつかないようなことをやり続けるなんて
まり子は頭は悪くなさそうです。

 あかりにとってはとても高い授業料になりましたが、この調子だと
また授業料を払う羽目になりそうですね。普通の人だったらこの後
まり子の姿を見てもすぐに逃げ出すでしょうが。

|

2009年5月 6日 (水)

【アニマル横町原作】りぼん2009年6月号の感想

【アニマル横町(原作)感想】←今までの感想のまとめはこちら

 今回は時事ネタが登場しましたね。雇用をめぐるニュースが
大きく取り上げられることが多いですが…

○ケンタ、あみの将来を心配する

※不況や雇用不安が問題とされている件に関連して
ケンタ「それなのに毎日毎日毎日毎日 あきもせず
遊びほうけて
」(りぼん2009年6月号・P.60の2コマ目)

 いやいや、あみ位の年の子が就職に役立つこととかを
一生懸命勉強してたら怖いから(笑)

 ついつい忘れてしまいそうになりますが、あみはまだ小学校にすら
入っていないのですから、就職以前にまだ高校や大学の受験対策
すらいらない…

○あみ、模擬面接を受ける羽目に

 どう考えてもあみを無理やり「面接ごっこ」の求職者役で
参加させてるだけです。どうもありがとうございました。

ケンタ「仕事を選り好みしてる場合か! 大不況なんだぞっ
(りぼん2009年6月号・P.61の3コマ目)

 いやいや、たしかにそれはそうなんだけど、イヨやヤマナミさん
などが立ち上げた会社に入ったらどうなるかを考えたら
どんなに不況でも逃げたくなる
だろう(笑)

あみ「だから 私の頃にはもっと良くなってるかも…
(りぼん2009年6月号・P.61の3コマ目)

 これは運に左右されますよね。おそらくあみが成長していく
過程で、日本経済も景気循環を繰り返していくでしょうが
あみが就職活動をする時期に景気がどうなっているかなんて
正直誰にも予想はできないでしょう。

 ただ、少子化の傾向は続いていて、労働力は慢性的に不足して
いくことが予想されるので、どこにも採用されないということに
なってしまう可能性は低いとは思いますが。

○あみ、イヨ、イッサ、ケンタの格好を見て笑う

 この格好を見て笑ったらダメとか、どんだけ我慢大会なんだよ。
わざとなのか、本気でやってるのか判断できない。

○職業に区別はない

 これはイヨの言うとおりでしょう。どんな職業でも世の中に
とっては必要ですから。

|

2009年5月 5日 (火)

【コスモ日誌】りぼん2009年6月号の感想

【「コスモ日誌」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

 突然みんなが葵(あおい)を学級委員にさせようとしたわけを
調査した結果、賄賂(わいろ)をクラスのみんなに葵が配っていた
のが原因と判明したのですが、クラスの子が葵を見た時の反応を
見ると買収なんかしなくても十分女子の票をまとめられると
思うのですが、確実に学級委員にらなくてはいけない理由が
あるのですね。

葵「別にクラスのためになりたいなんて思っちゃいないよ」
(りぼん2009年6月号・P.450の6コマ目)

 ここまではっきり言い切られると妙に納得してしまう(笑)
建前だけの綺麗な言葉よりある意味本当の理由を説明しているのでは
ないでしょうか。

 他の子も別に葵にクラスをよくしてもらおうなんて思っては
いないでしょうね。自分が物をもらったからお礼に票を入れるだけ
なのでしょう。

 葵は自分に自信がないのかな? 物で釣らなければ自分を支持して
くれる子はいないって思っているのかも。だって何もしなくても
自分に票を入れてくれる子が多いと思っているのであれば、わざわざ
お金をかけて買収をしようなどとは考えないはずですし。

 他の子の気を惹(ひ)く手段は金品で釣ることだけっていうのも
なんだかむなしいな。だって金品で釣られた人は、釣った人に
魅力を感じたからではなく、ただ単に物をもらったお礼に形式的に
なびいているだけですから。

 しかし中学受験のためにここまでやるとは…

|

2009年5月 4日 (月)

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その2

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その1
↑のつづき

○藤紫、青葉に自分が桜姫を引き取ると告げる

藤紫「桜姫は俺が引き取ることにした
(りぼん2009年6月号・P.24の4コマ目)

 これって青葉にとっては死刑宣告に等しいだろう…桜姫が
青葉の心の中で占める割合を考えたら、桜姫を失うなんて
想像を絶する悲しみではないでしょうか。幼い頃から桜姫の影を
追い続け、一生懸命あらゆることを努力して、ようやく桜姫と
同じ時を刻むことができるようになりかけたのに別れなくては
ならなくなるのですから。

 藤紫の言葉を聞いた瞬間の青葉の表情が25ページに描かれている
のですが、なんだか頭の中が一瞬真っ白になっちゃった感じだな。

○青葉、桜姫に対する想いを表に

青葉「桜以外に女などいらない!!
(りぼん2009年6月号・P.25の3コマ目)

 こんなにはっきりと桜姫に対する想いを言えるのであれば
もっと早く、桜姫に対して素直になり、たった一言「好き」と
言えばよかったのに。

 でも、青葉と桜姫の現在の関係を考えると、藤紫が自分の邸に
桜姫を引き取るという力技を使わなかったら、素直になることは
たぶんなかっただろうな…青葉がはっきりこういう風に言えたのは
藤紫のおかげかも。

 後は本人に言うだけですね。今からでも決して遅くはないでしょう。
過去は変えることは決してできません。しかし、未来は自らの手で
いろいろな道を選ぶことができます。

藤紫「おまえは桜を好きなんじゃない!『月の国の姫』に興味が
あるだけだ!!
」(りぼん2009年6月号・P.25の4コマ目)

 おおっ、挑発してますね~ ここで青葉が藤紫に言い返すくらいの
元気があればいいのですが、何も言えなくなっちゃいましたね。

 青葉が桜姫のことが好きなのは、「月の国の姫」だからということは
まず考えにくいですね。これまでに明らかにされた幼少期から現在
までの青葉の桜姫に対する行動を考えると、とても打算で桜姫を
手に入れようと思ったとは考えられません。

(つづく)

「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら

|

2009年5月 3日 (日)

【あかり&まり子のどうでもいい話】「ときめき☆はじめての美容室」りぼん2009年6月号の感想 その1

【「あかり&まり子のどうでもいい話」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

 今回のタイトルは「ときめき☆はじめ室」ですが、タイトルから
イメージされる話と、実際に掲載された話のギャップがありすぎだろう(笑)

○美容室に行ったあかり

 はじめての美容室がこんな店だなんて…かわいい髪形に
変えれば友達ができるのではないかと考えているようですが
ちょっとしたきっかけで積極的になれることもあるでしょうから
こうやって自らきっかけを作ろうとするのはいいですね。

あかり「うわっっ また出たー!!!
(りぼん2009年6月号・P.338の3コマ目)

 すっかりまり子が化け物扱いされてますが、そりゃそうだろう。前回
さんざんひどい目に遭わされたあげくに、とても食用になるとは思えない
たこ焼きを1500円で買わされたのですから。まり子の姿が見えた時点で
帰ればいいのに…どう考えてもロクな目に合わないだろう。

まり子「見ての通り転職しまして 大丈夫ですよ 今はプロの
美容師ですから」

 たこ焼きを焼いているかと思えば、銭湯で働いていたりと
神出鬼没のまり子が今度は美容師か。なんだか知らんが
職業を変えるハードルがとてつもなく低く感じる(笑)

 これくらいの積極性があかりにあれば、あかりの人生は
今とは全く違ったものになったかもしれませんね。

あかり「ぎゃああぁぁあ なに その返り血
(りぼん2009年6月号・P.338の5コマ目)

       こ れ は 事 件 だ ろ う

 よく被害者に通報されなかったな…というか、感染症に感染する
危険を考えたらまり子もヤバいのではないかと。

 返り血を浴びるほどの出血を負わせる程の傷って相当深いぞ。

○あかり、さすがに今回はまり子から逃げようとするが…

あかり「や やっぱり今日はいいや
(りぼん2009年6月号・P.339の1コマ目)

 前回、言いたくても言えなかったセリフをついに言うことが
できました。前回はこの一言が言えなかったせいで大変な目に
遭ってしまったんですよね。

まり子「なんでですか 私が切るんだから絶対 大丈夫ですよ!?」
(りぼん2009年6月号・P.2コマ目)

 いやいやあなたがいる時点で不安で心が埋め尽くされるから。
カードキャプターさくらでさくらが言っていた「絶対大丈夫」と
全く同じセリフなのですが、言っているキャラが違うと、こうも
印象は変わるものなのか。


(つづく)

|

2009年5月 2日 (土)

【桜姫華伝】第六話「どうして俺を選んだ」(りぼん2009年6月号)感想 その1

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

○青葉をかばってけがをした桜姫、白夜に怒られる

白夜「ばかもんっ!!」(りぼん2009年6月号・P.19の2コマ目)

 なんだかサザエさんの波平を思い出した(笑) 桜姫、青葉、藤紫
琥珀…みんな若いので、こうやってきちんとしかってくれるキャラは
貴重な存在ですよね。

 桜姫は若いだけでなく、いろんな意味で特別な立場の子なので
こうやって本音で話をしてくれる人は白夜だけなんだろうな。
他の人は桜姫のことを化け物扱いするので、まともに話すことは
できませんし。

 朝霧と琥珀も桜姫にとって欠かすことのできないキャラなのですが
白夜とは役割が違いますよね。桜姫にとって朝霧と琥珀は親友であり
心の支えですが、白夜は親や師匠のような役割を担(にな)ってます。

白夜「ぬしは二日後の満月に妖古を誘き出すのではなかったのか!?
そんな体で一体どう戦うつもりだ」(りぼん2009年6月号・P.20の1コマ目)

 たしかにこの体では戦えないな。妖古を討伐(とうばつ)するためには
桜姫が満月の夜に満月を見ることが一番手っ取り早い…というか
事実上他に有効な方法はないのですが、その満月の日まであと二日。
この機会を逃したら、次の満月の日までほとんどすることはなくなって
しまうのですから、白夜が怒るのも無理はありません。

 桜姫が妖古を倒すのはただ単にみんなのためというだけでは
ないのですから、なおさらです。桜姫は青葉が殺されそうになったので
妖古退治のことを考える余裕などなかったの
でしょう。

 もし桜姫がかばわなかったら、青葉は死んでいた可能性が高いので
桜姫の功績はとてつもなく大きいのですが、周りの人の反応を
見ているとあまり正当に評価されてないっぽいですね。いくら
人間ではないとはいえ、ちょっとかわいそうな気もします。
青葉の命を救うということはそんなに軽い、世の中的にはたいしたことの
ない行動なのだろうか???

 青葉が殺されていたら、桜姫は一生後悔したでしょう。心の傷は
そう簡単には癒えないですから、今回の桜姫の行動は桜姫自身の立場から
見ても結果として正しかったのではないでしょうか。

白夜「この任務を果たさねば帝(みかど)の信頼は得られない…」
(りぼん2009年6月号・P.20の5コマ目)

 桜姫の安全が帝に保障される条件が妖古退治なのですから、妖古を
退治する機会を逃すということは自分自身が危険に晒される

いうことを意味します。

 青葉をかばって妖古退治ができなくなった結果、青葉に命を
狙われるのでは桜姫は本当に割りが合わないですね。

(つづく)

「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら

|

2009年5月 1日 (金)

【ややプリ】りぼん2009年6月号の感想

【「ややプリ」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

 まんが定番の家出ネタが登場しましたが、家出の原因が
勘違いとは、ややらしくていいです。

○やや、家出

「弥々(やや)はいらないでしょ」「よそに…」「ようしに…」
(りぼん2009年6月号・P.443の1コマ目)

 目の前で言われるより、この時のややみたいに自分がいない
ところで、こんなことを言われているのを立ち聞きしたほうが
精神的ダメージが大きいですね。しかしややは幼いのに
「ようし」と聞いたら脳内で即「養子」と変換したのか。
なかなか
頭がいいですね。

 しかし「ようし」が「用紙」のことだったとかどんだけまぎらわしいんだよ(笑)
偶然にしてはあまりに出来すぎてます。

ややの手紙「いえでします。さがさないでくささい。やや」
(りぼん2009年6月号・P.443の5コマ目)

 いつも思うのだけど、どうしてみんな探して欲しくないのに
家出する時って置き手紙を残すのだろう…心配をかけたくないという
心理が働くのでしょうが、家出をした時点でその家にとっての
大事件を起こしているのに。

○家出の原因を考える残された家族

 よくよく考えたらパパのペン太ゴンとか、ママが年をサバを読んでる
とか、この家ってネタが多いですよね。そんな家に育ったややが
今さらこれらのことが原因で家出をするなど考えにくいのですが
当事者は真剣なのでしょう。


○やや、動物タクシーで移動

 父や母もすごいが、ややはそれをはるかに上回る能力を持って
いるな…動物を移動手段に使えるって夢があっていいなー
ややが実は魔法使いだということはないのか!?

○やや、大道芸で金を稼ごうとする

 大道芸人を感動させてお金をもらうとはやや、ただものではないな。
プロに認めれるなんてすごいよ。

 しかし、子供でここまで行動できるとは「英才教育」の成果なのでしょうか?
普通、子供は家を出たはいいが、何をしてよいか分らず適当にふらつくだけで
しょうし。

○結局、家族のところにもどったやや

 家族に愛されていることが再認識できたので、今回の家出は
無駄ではなかったでしょうね~



|

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »