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2009年6月13日 (土)

【桜姫華伝】第七話「儚い迷宮の入口に立って」(りぼん2009年7月号)感想 その3

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【桜姫華伝】第七話「儚い迷宮の入口に立って」(りぼん2009年7月号)感想 その2
↑のつづき

○淡海(おうみ)、桜姫をかつて自分の邸があった場所へ連れて行く

 かつて自分が住んでいた場所に桜姫を連れてきた淡海、ここが
桜姫の引渡し指定場所がどうかは不明ですが、淡海がこの後
ここで話す内容を考えると、ここはピッタリの場所なんですよね。
相手は別に桜姫を引き渡してもらえればそれでいいので、たぶん
ここに桜姫を連れてきたのは淡海の意思なんだろうなぁ。

淡海「下級貴族ですが…父がこの辺りの受領(ずりょう)
だったんです
」(りぼん2009年7月号・P.166の1コマ目)

 まぁ全くの庶民だったら、桜姫のお世話などできるはずも
ないですしね。桜姫は今まで淡海の生い立ちとかを聞かされて
いなかったのか。

※桜姫に両親のことを聞かれて
淡海「妖古に殺されました
(りぼん2009年7月号・P.166の3コマ目)

 もし桜姫が淡海の生い立ちを知ったらその時点で、妖古のことなどを
知ってしまった可能性があるということですね。淡海の生い立ちを桜姫が
知らなかったおかげで、結果として桜姫は平穏に暮らしてこれたのかも。

淡海「母が裏手から私を逃がし…振り向いた時には倒れてきた
柱に潰されていました
」(りぼん2009年7月号・P.167の5コマ目)

 こんな体験をしていたら妖古に良い感情を持てというほうが無理
でしょう。桜姫につらくあたったり、青葉の桜姫殺害計画に協力した
のもある意味納得できます。妖古になってしまうおそれがある桜姫は
ある意味親の敵(かたき)と同じですから。

 むしろこんなつらい体験をしたのに、形式的とはいえ桜姫のお付と
しての仕事を全うしたのはすごいな。おそらく桜姫の顔を見る度に
過去のつらい体験が頭をよぎったことでしょう。この話が出るまで
秘密を一切明かさなかったのも相当なストレスになっただろうな…
誰にも悩みを打ち明けることができないなんてつらすぎます。

(つづく)


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