【桜姫華伝】第七話「儚い迷宮の入口に立って」(りぼん2009年7月号)感想 その3
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【桜姫華伝】第七話「儚い迷宮の入口に立って」(りぼん2009年7月号)感想 その2
↑のつづき
○淡海(おうみ)、桜姫をかつて自分の邸があった場所へ連れて行く
かつて自分が住んでいた場所に桜姫を連れてきた淡海、ここが
桜姫の引渡し指定場所がどうかは不明ですが、淡海がこの後
ここで話す内容を考えると、ここはピッタリの場所なんですよね。
相手は別に桜姫を引き渡してもらえればそれでいいので、たぶん
ここに桜姫を連れてきたのは淡海の意思なんだろうなぁ。
淡海「下級貴族ですが…父がこの辺りの受領(ずりょう)
だったんです」(りぼん2009年7月号・P.166の1コマ目)
まぁ全くの庶民だったら、桜姫のお世話などできるはずも
ないですしね。桜姫は今まで淡海の生い立ちとかを聞かされて
いなかったのか。
※桜姫に両親のことを聞かれて
淡海「妖古に殺されました」
(りぼん2009年7月号・P.166の3コマ目)
もし桜姫が淡海の生い立ちを知ったらその時点で、妖古のことなどを
知ってしまった可能性があるということですね。淡海の生い立ちを桜姫が
知らなかったおかげで、結果として桜姫は平穏に暮らしてこれたのかも。
淡海「母が裏手から私を逃がし…振り向いた時には倒れてきた
柱に潰されていました」(りぼん2009年7月号・P.167の5コマ目)
こんな体験をしていたら妖古に良い感情を持てというほうが無理
でしょう。桜姫につらくあたったり、青葉の桜姫殺害計画に協力した
のもある意味納得できます。妖古になってしまうおそれがある桜姫は
ある意味親の敵(かたき)と同じですから。
むしろこんなつらい体験をしたのに、形式的とはいえ桜姫のお付と
しての仕事を全うしたのはすごいな。おそらく桜姫の顔を見る度に
過去のつらい体験が頭をよぎったことでしょう。この話が出るまで
秘密を一切明かさなかったのも相当なストレスになっただろうな…
誰にも悩みを打ち明けることができないなんてつらすぎます。
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