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2009年7月18日 (土)

【赤ずきんチャチャ原作】20話「どろしー救出作戦の巻」感想 その4

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【赤ずきんチャチャ原作】20話「どろしー救出作戦の巻」感想 その3
↑のつづき

○過去のセラヴィー、魔法使い世界一の座をかけて戦うことに

 セラヴィーは常に純粋にどろしーちゃんのことを思って行動
しているのですが、これまでのところ、ことごとく裏目に出て
しまっていまっています。今回だって、どろしーちゃんを
助けたいとの一心で魔法を使ってピカポンと戦っているのですが
皮肉なことにそれが、どろしーちゃんの夢である魔法使い世界一の座を
脅かすことになるとは。

 どろしーちゃんにしてみれば、こうやって悪意のない行動が
かえって癇(かん)に障(さわ)るかもしれませんね。正々堂々と
魔法で対決されたほうが余程気分的にはすっきりするでしょう。
自分が欲しくて仕方がないものが、全く獲得の意思のない奴に
奪われようとしているのですから。

 セラヴィーが魔法使い世界一になったとしても、セラヴィーを
倒せば魔法使い世界一の座を奪うことができるのですが、これまでの
セラヴィーの完璧ぶりを嫌というほど見せ付けられたどろしーちゃん
にはそれは事実上不可能だということが分かるだろうなぁ。

○過去のセラヴィー、ピカポンに対して優位に戦いをすすめる

 そりゃ、相手が使った魔法を威力を完全にまねをするだけでなく
威力を強くして反撃に使うことができるのですから、戦いが
有利になるのは当たり前です。セラヴィーに対して魔法で攻撃をするという
ことは、セラヴィーに対して自分を攻撃する方法を教えてあげる
ようなものですから。

 ピカポンもこの点を考えて、攻撃方法を変えてきました。

ピカポン「ハゲ光攻撃!!!」(赤ずきんチャチャ2巻・P.91の1コマ目)

 自分の頭を武器にしてセラヴィーの目を眩(くら)ませるとは!
自虐的なような気もしますが、こうやってセラヴィーを
一時的に攻撃不能にしない限り勝機はないよな…

過去のセラヴィー「出でよ 大っきな鏡!!!
(赤ずきんチャチャ2巻・P.91の5コマ目)

 戦いの途中でいつの間にか相手が使っていない魔法を
使うことができるようになったのか…これはピカポン終わったな。
これだけ短い時間に魔法のことを覚えるとは、やはりセラヴィーは
もともと魔法使いとしての素質があったのでしょう。

(つづく)

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