【勝利の悪魔】ビクトリー;5(りぼん2009年7月号)感想 その2
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【勝利の悪魔】ビクトリー;5(りぼん2009年7月号)感想 その1
↑のつづき
○子供に八つ当たりする親達
有栖川「役立たず!! 子供なら 親のスネかじっとらんで
面倒くらいみろ!」(りぼん2009年7月号・P.245の4コマ目)
八つ当たりもいいところだな…
真っ当に生きてる親ならこういうことを言ってもいいかも
しれませんが、相手をだまして結婚して貧乏脱出を図った奴らに
言われたくはないな(笑)
朝実の父「そーだ そーだ 親だって大変なんだぞ!!」
(りぼん2009年7月号・P.245の5コマ目)
なんだか変なところで意気投合してるな。大変なのは
確かですが、一日でゴミ屋敷にしたお前が言うなっていう
感じだなぁ。
朝実「冗談じゃないですよ…何もかも失くしても すごく不安でも
それでも一緒にいるのに 役立たずなんて言わないで
お父さんなんて…こんな家なんて…」(りぼん2009年7月号・P.246-247)
朝実にしてみれば人生を狂わされただけでも大変な思いを
しているのに、お荷物みたいな言われ方をされたら納得
できないでしょう。人生で一番大事な10代後半の時をこんな
ことで無駄に過ごす羽目になっているのですし。
○光(あきら)、一瞬で空気を変える
※泣き顔で親達に対して
光「だめ ぜったい…」「やだ けんか 仲良くして」
(りぼん2009年7月号・P.248)
相手が誰でも、どんな状況でも一瞬にして空気を変えて
しまう光の存在感はすごいとしかいいようがありません。
朝実が父に対して親子関係に深刻な亀裂が入りそうなことを
言うのを阻止しました。
この子なら、将来理事長の座についたとしても十分やっていける
ことでしょう。
学校で人気があるのも当然だなぁ。
○朝実のお見合い相手の有栖川圭一郎、謝罪
いや圭一郎も完全に被害者だろう…父が勝手に暴走して
お見合いの話が進んでしまったのですから。圭一郎はとても
性格がよさそうですね。
○光、有栖川親子の就職の世話をする
理事長が掃除要員で雇うことを決めましたが、たしかにこの学校は
掃除をしたほうがいいから、掃除専門の人ができるのは悪い
話ではないでしょう。相当過酷な仕事になるとは思いますが。圭一郎は
ともかく圭一郎の父は何日持つんだろう?
しかし、倉木は六本木で泣いていたところを理事長に
拾われたのか。教員免許を持っていなかったら掃除の仕事は
倉木がやっていたかもしれませんね。
光が朝実を自宅に呼び寄せたのはこの理事長の影響を
受けているのかもしれませんね。困っている子を見ると
放置しておけないのかも。
○朝実、自宅へ帰る
朝実「でも私 今回の家出でやっと貧乏の自覚がわいてきたかも…
お父さんのダメっぷりも…私がしっかりしなくちゃ」
(りぼん2009年7月号・P.256の3コマ目)
今回のお見合い話は朝実や圭一郎に大きな傷となってしまいましたが
全く無駄だったという訳ではなかったようです。これまでつらい現実と
十分向き合ってこなかった朝実に現実と向き合うことを決断させました。
いつもまでも過去の栄光にこだわっても未来が変わるということは
ありませんから、この事件がきっかけとなり、朝実が前向きに
生きることができればいいのですが。
朝実「光 もしかして照れてるの?」
(りぼん2009年7月号・P.261の1コマ目)
朝実「淋しいの?」
(りぼん2009年7月号・P.262の4コマ目)
話の成り行きでこういう言葉が口から出ただけで、からかっている
つもりは全くないのでしょうが、結果として光をからかっている形に
なってるな。
でもこういういうに朝実がしゃべるのは光に対して心を開いている
証拠でしょう。
光は自分のペースに相手を合わせさせることは得意ですが
相手にペースを握られるのは嫌なのですね。「淋しいの?」と
言われてキレてしまったようですが、案外本当に淋しいのかも。
※朝実にキスをした直後に光が言った言葉
光「調子のりすぎ」(りぼん2009年7月号・P.264の2コマ目)
役者が違うとはこのことだな…朝実は別に調子に乗ったつもりは
ないのでしょうが、光にキスをされて激しく朝実は動揺してますね。
これまで光に対して恋愛感情など全く抱いていなかった朝実ですが
今後光に対してどういう態度を取るか注目されます。
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