【MOMO】第12話「大魔王と星の皇子」(りぼん2009年8月号)感想 その2
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【MOMO】第12話「大魔王と星の皇子」(りぼん2009年8月号)感想 その1
↑のつづき
○ナナギ、自ら「代表者」に志願
モモは地球では夢を代表者に自ら選びましたが、ナナギの星では
特に指定はせず、その星の自由意志に任せたのですね。どう考えても
損な役回りの仕事なのに自ら引き受けるなんで。
だって、これってモモを喜ばせるなんていうはっきりいって
どうやっていいか分からないことをやらされるのに、失敗したら
それこそ星の人すべての憎悪の対象となり、星が破壊されれば
その瞬間に命が終わってしまうのですから。
アルハ「私達婚約したばかりなのよ? 危ないことは
やめて!」(りぼん2009年8月号・P.159の4コマ目)
ナナギ、婚約者いたのか…実結(みゆう)が知ったらどんな
反応をするのだろう? 婚約者の立場からすれば当然得体の知れない
仕事はさせたくないですよね。そもそも婚約直後であれば少しでも
長い時間一緒にいたいと思うはずですし。
○ナナギとモモの生活が始まる
街の人「ほらあれ…」「破壊しにやってきたとか…」
「恐ろしい…」(りぼん2009年8月号・P.161の1コマ目)
この反応は普通だろう。地球だって「この姿」でモモが正体を
明らかにした上で総理大臣と会見をして、街を歩けば
おそらく同じ反応がかえってきたことでしょう。
地球でのモモの姿はどう見ても幼い子供ですし、テレビや
ラジオなどでモモが地球を破壊するためにやってきたと報道
されていないので、モモが言うことを本気にする人などまず
いないでしょうが。
そう考えるとモモが地球で正体をほとんど明かさず、警戒心を
まず持たれない姿をしているのは、十分計算した上での行動
なんだなぁと実感。
ナナギ「すまないなモモ この地の者は全くと言っていいほど
外の者に慣れていない 心根の悪い連中ではないのだが…」
(りぼん2009年8月号・P.161の3コマ目)
いやいや、自分の星を破壊しに来た奴と友好的に
接する星なんてないだろう(笑) 地球の夢は例外中の例外でしょう。
むしろこうやってひそひそ話程度で勘弁してくれるのだからまだ
マシなほうなのでは?
○ナナギ、モモから敵意や悪意を感じず
これはモモがわざとこうやっているのか? それともモモ本来の
性格が知らず知らずのうちに相手の警戒心を解いてしまうのか?
たぶん後者なのでしょうね。
実際に攻撃してこないっていうのも警戒心を解く大きな要因かも。
(つづく)
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