【MOMO】第12話「大魔王と星の皇子」(りぼん2009年8月号)感想 その3
【「MOMO」の感想】←今までの感想のまとめはこちら
【MOMO】第12話「大魔王と星の皇子」(りぼん2009年8月号)感想 その2
↑のつづき
○モモ先生の科学教室
ナナギ「外から見るとこの地はそんな風に回っているのか!」
(りぼん2009年8月号・P.164の1コマ目)
ナナギたちの星の人達は自分達が生活している土地が実は丸い
ということ自体を知らなかったのですから、惑星の自転とか公転を
知るはずもないですね。モモがもし現われなかったらナナギは
この事実を知ることなく人生を終えた可能性が高そうです。
モモ「ふむ この星は温度が高い所と低い所の差が大きいから
生息可能なわずかなエリアを移動しながら暮らしてきたのだろう」
(りぼん2009年8月号・P.164の5コマ目)
モモ先生の科学教室はナナギにたくさんの知恵を与えたようです。
しかし、モモって地球では幼女のようなしゃべり方で統一
しているのにこの星では普通にしゃべっていたのですね。
知識もちゃんと大人と同じレベルのようですし。
そう考えると地球で幼女のフリをしているのはやはり十分計算された
上での行動なのでしょう。
モモ「…あのな ナナギ お前が私を喜ばせるのだぞ?
わかってる?」(りぼん2009年8月号・P.165の1コマ目)
喜ばせると言ってもモモが何が好きなのか分からないですし
そもそも喜ぶの基準が明らかでないのですから、手探り状態で
やるしかないんだよなぁ…まだある程度のインフラが整っている
地球の夢ならともかく、科学の知識すらほとんどない星に住んでいる
ナナギにしてみればある意味死刑宣告を受けたに等しい状況におかれて
いるのに、ナナギはあまり深刻そうでないですね。
星という概念そのものを知ってから間もないので、星を破壊しにきたと
言われてもピンとこないのかもしれませんね。
○順調にポイントを集めていったナナギ
モモはすでに多くの星でいろんな体験をしてきているので
しょうから、今さら欲しいものなどないのでしょう。なので
ナナギが見せたであろう、ごく日常の風景であってもモモに
とってみれば新鮮な出来事ばかりだったようで、ポイントが
どんどん加算されていったようです。
ナナギにしてみれば何も喜ばせる材料もないと思っていたのかも
しれませんが、外部から来た人にしてみれば面白いと思うことも
たくさんあったのでしょう。
具体的に何を見せたらポイントがもらえたのか知りたいですね。
ただこのポイント集めがナナギの人生を大きく狂わせる
結果となってしまいました。
(つづく)
| 固定リンク
「MOMO」カテゴリの記事
- 酒井まゆさんの「MOMO」でモモの屋敷となっていた旧古河庭園に行ってきました(2016年5月4日)(2016.05.04)
- 【HIGH SCORE】〔津山ちなみさん〕りぼん2016年2月号感想(2016.01.28)
- 【MOMO】第17話「Wish」(りぼん2010年1月号)感想 その2(2010.01.27)
- 【MOMO】第17話「Wish」(りぼん2010年1月号)感想 その1(2010.01.15)
- 【MOMO】第16話「ぽんきちの恩返し」(りぼん2009年12月号)感想 その3(2009.12.22)