【桜姫華伝】第九話「春を愛する人へ」(りぼん2009年9月号)感想 その1
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○死ぬ直前に見つけたとは…
朝霧「淡海(おうみ)様…淡海様は見つけたのですね?
『生まれてきた意味』を」(りぼん2009年9月号・P.176の1-3コマ目)
こんな皮肉なことがあるだろうか…死ぬ直前に初めて自分の生まれて
きた意味を見つけるなんて。桜姫信じて命を託すことが自分の運命だと
思って死んでいった淡海…もっとも、あの状況ではそう信じる以外に
選択肢はなかったのかもしれませんが。
ところで桜姫自身は自分の生まれてきた意味を見つけることは
できるのかな? 現在は周りのみんなを妖古の手から守りたいとの
使命感に駆られてますが、自分の生まれてきた意味自体を見つけたとは
思えません。
まぁ「生まれてきた意味は?」と聞かれて答えられる人などそう多くは
いないでしょうから、桜姫もあせらずじっくり自分の戦いを続けて
いけばいいでしょう。そうすればおのずと答えは見つかるはずです。
○藤紫、先に帰ると告げる
※帰り際に桜姫に対して
藤紫「そんな顔をするな ちゃんと毎日愛しに行く」
(りぼん2009年9月号・P.178の5コマ目)
こんなことを真顔で言われたらさすがに心が揺れるだろう(笑)
…ただ桜姫は青葉に対する気持ちの整理がついたのか? 今のまま
藤紫のところに行っても何の解決にもならないのにと思ったら
このお話の後半部分でちゃんと答えを出してますね。
○妖古になったのに理性を失わなかったことに疑問
中納言が妖古になったのに理性を失っていなかったことに
ついて疑問を抱いている白夜(びゃくや)、いろいろと推理している
ようですが…
白夜「『月泉水』を…まさか…な 月への道は閉ざされている
あの水が手に入る術(すべ)はない」
(りぼん2009年9月号・P.180の1-3コマ目)
まんがでこの手のセリフが出てくるときは
大抵の場合、その「まさか」が起こっている件に
ついてだが…
白夜がすべてのことを知っているとも思えないので、なんらかの
方法で月泉水を槐(えんじゅ)が手に入れた可能性が高いでしょう。
月泉水の効能などはお話が進むにつれて明らかにされるので
しょうね。
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