【桜姫華伝】第九話「春を愛する人へ」(りぼん2009年9月号)感想 その4
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【桜姫華伝】第九話「春を愛する人へ」(りぼん2009年9月号)感想 その3
↑のつづき
○青葉、桜姫への愛は衰えず
※桜姫について青葉がどう考えているかについて
青葉「好きだよ」(りぼん2009年9月号・P.187の1コマ目)
疾風(はやて)も言っているけど、この時の青葉の表情は
本当に格好いいな。第三者にははっきり自分の気持ちを明らかに
できるのに、肝心の桜姫には素直に本当のことを言えないなんて
もったいないです。まぁ第三者だからこそ、こうやって気軽に
「好きだよ」と言えるのであって、桜姫に言うとなるとやはり
高い壁が立ちはだかっているのかでしょう。
まだ桜姫を好きという気持ちは変わっていなかったのですね。
藤紫が突然、桜姫を迎え入れると言い出した時に抗議とかを
一切しなかった青葉ですが、
青葉「だけど俺じゃだめなんだよ」
(りぼん2009年9月号・P.187の5コマ目)
桜姫が自分に対して好意を寄せているということも知っている
のに、どうして桜姫の相手として自分はふさわしくないと思って
しまったのだろう…幼いころから桜姫のためにいろいろ努力を
してきたのに、桜姫が手を伸ばせば届くところにいるのに
だめだと思うなんて。
○桜姫、青葉に抗議
桜姫「私が好きならなんで引き止めないのよ! どうして
あきらめちゃうのよ!! 会えなくなっちゃうんだよ!?」
(りぼん2009年9月号・P.189の1-2コマ目)
ここまで言うのであれば、「引き止めてくれ」とはっきり言うか
自分から藤紫に対して辞退を申し入れればいいのに…
だって桜姫だった青葉のことが好きなのに。
青葉が琥珀(こはく)や疾風と話をしているのを立ち聞きしていたのか。
そういえば桜姫も自分の気持ちを最初に青葉に伝えたのは、自分が
夢の中にいると勘違いして、目の前の青葉に青葉が好きだと言ってしまった
というものでしたが、どうも桜姫と青葉は素直な形で好きという気持ちを
伝えることができませんね…
両者とも変に意地っ張りのところがあるから、こういう風になって
しまうのでしょうが、これも2人なりの愛の形なのでしょう。
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