【桜姫華伝】第九話「春を愛する人へ」(りぼん2009年9月号)感想 その5
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【桜姫華伝】第九話「春を愛する人へ」(りぼん2009年9月号)感想 その4
↑のつづき
○恋が終わってしまう
桜姫「私もあきらめて…青葉もあきらめたら 青葉と私の恋
終わっちゃうよ…!!」(りぼん2009年9月号・P.189-190)
どちらもいじっぱりな性格だと、両想いでもなかなか恋が
進展しないですね。どちらかが素直であれば、告白をして
めでたく本格的に恋人同士になれるのでしょうが、桜姫と
青葉は素直に面と向かって好きっていうようなタイプじゃ
ないからな…
桜姫もここまで言うのであれば、なんで青葉が好きだから
一緒にいたいと言わないのだろう? すでに藤紫のところに
行く話が決まっているから、今さら桜姫の側からやっぱり嫌だとは
いいにくいのでしょうか?
桜姫にしてみれば、このセリフを言うのがせいいっぱいだったの
かも。
桜姫「私が藤紫様に愛されちゃっても…いいのねーっ!!」
(りぼん2009年9月号・P.191の2-3)
他のどんな言葉より、この一言のほうが効き目が強そうだ(笑)
漠然(ばくぜん)と恋が終わるとか言うより、はっきり今後どうなるか
青葉の頭の中にイメージさせてあげたほうが危機感も出てくるでしょう。
この後桜姫は青葉の前から走り去ってしまいました。
○青葉、ついに動く
※疾風(はやて)にいいのか?と言われて
青葉「いいわけねぇだろう!!」
(りぼん2009年9月号・P.192の2コマ目)
まぁこの展開で、走っていった桜姫を追わない訳ないです。
ここで追わなかったら本当に桜姫をあきらめるしかなくなるの
ですから。
いじっぱりな2人でしたが、ようやく本当の意味で恋がはじまった
のかも。
疾風「琥珀(こはく)ーっ」 琥珀「便乗するなーっ」
(りぼん2009年9月号・P.192の5コマ目)
今回のお話でここが一番笑えた。青葉が桜姫を追っていった時に
便乗して疾風が琥珀に抱きついたのですから。なんだかんだ言っても
この2人もうまくいきそうなかんじですね。
○桜姫と青葉、正面から向き合う
桜姫「でも忘れようとすればするほど 青葉のことで心が
いっぱいで苦しくて もう私 どうしたらいいかわかんないよ…!!」
(りぼん2009年9月号・P.194-195)
藤紫が桜姫を受け入れると表明して、桜姫がその話を受けたことが
結果として、桜姫にとっていかに青葉が大きな存在であったかという
ことを桜姫自身が再認識するきっかけとなったのですね。藤紫は
ある意味桜姫と青葉の恋の応援団なのかも。もし藤紫が桜姫受け入れの
話を出さなかったら桜姫と青葉の2人の恋が進展するのはもっと先だった
かもしれません。
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