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2009年8月11日 (火)

【MOMO】第13話「I'm here」(りぼん2009年9月号)感想 その2

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【MOMO】第13話「I'm here」(りぼん2009年9月号)感想 その1
↑のつづき

○ナナギの身の危険をモモが知らせる

 ナナギの身に危険が迫っていることを察知したモモが
夢に知らせにきました。自分の命を狙った奴のことを
心配するとは、モモはナナギのことを憎んでいるという
訳でもなさそうです。

 …というかナナギが今の生活を強いられている原因を作って
しまったという負い目のようなものがモモの心の中にあるのかな?
そうでもなかったら瀕死の重傷を負わせたナナギを許すはずも
ないですし。

 そもそもナナギが自分に対して刃を向けている時に
モモは抵抗するどころか逃げなかったくらいですから
負い目はやはりあるのかも。

○ナナギ、ピコに対して自らを消すよう依頼

ナナギ「面と向かってあそこまで背いたんだ…かと言って他に
行く場所もない もういい…もう疲れた

(りぼん2009年9月号・P.94の2コマ目)

 ただ単に裏切ったという生易しいものではなく、殺害しようと
したのですから、どう考えてもモモのところには帰れないでしょう。
帰りたいと思ったとしてもも、ナナギの意思だけでは帰ることは
不可能です。

 「もう疲れた」は本音だろうな…もともと自分の生まれ育った
星で一生を終えるはずが、運命のいたずらで、モモの旅に
永遠とも思える時を越えて付き合う羽目になったのですから。
自分の運命狂わせた相手との生活は苦悩の連続だったことでしょう。

 わざわざピコに自分を消すよう依頼するっていうことは
自殺ってできないようになってるのかな? どう考えてもナナギは
本来の寿命をはるかに超える期間生きているのですから、モモから
なんらかの力を与えられたはずです。なので、死ぬことすら自分の意思
では決められないようになってるのか?

ナナギ「消してくれ」(りぼん2009年9月号・P.95の1コマ目)
ピコ「…ふん」(りぼん2009年9月号・P.95の3コマ目)

 このやり取りの時のピコの表情、何かに失望したのかは分かりませんが
妙に醒めた表情ですね。

 ただ単にモモを殺すことをあきらめたことに対する失望を表して
いるように見えますが、ピコはナナギが自分と一緒に旅をする道を
選んで欲しかったということはないのかな? で、ナナギが自分という
存在がいるのにもかかわらず「行く場所もない」と言ったから失望したと。

 …これはさすがに考えすぎか。

○夢、ナナギが消えるのを阻止

夢「もうやめてピコ!!
(りぼん2009年9月号・P.97の5コマ目)

 しかし夢の靴攻撃はすごいな。星を破壊する力を持つ相手を
二度も靴投げで仕留めているのですから。命知らずの性格を持っているようにも
見えますが、実際はとっさの行動で、特に考えて靴を投げているわけでは
ないのでしょう。

 しかしピコはかわいそうだろう(笑)
ナナギに頼まれて体を消そうとしただけなのに
夢の靴に撃墜されたのですから。

(つづく)

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