【MOMO】第13話「I'm here」(りぼん2009年9月号)感想 その1
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○あれ? 破滅してないじゃん
ナナギの過去について沙成(さなり)から聞かされた夢ですが
根本的な疑問が沸いてきたようです。
夢「…破滅…してなくないですか…!? それ!!」
(りぼん2009年9月号・P.90の1-2コマ目)
夢は覚悟を決めて沙成の話を聞くことを決断したのですが
まさか破壊されなかったっていうオチを聞く羽目になるとは
思わなかっただろうな(笑)
沙成の話によると何代もかけてゆっくり破滅していったようですが
モモが直接手を下したという訳ではなく、ただ単に自滅しただけの
ようです。
「まともにポイントを集めて救われた星なんてこれまで1つもない」と
ピコから聞かされていた夢だったので、ちょっと不思議な気分に
なってしまったようですが、よくよく考えると、「破壊を免れた星なんて
ひとつもない」とはピコは言っていないんですよね。
「まとも」でない手段を用いた場合は救われた過去があったのか。
代表者が大魔王と同行することを条件に最後のポイントが与えられた
のですから、たしかに「まとも」ではないな…
ただ夢が過去に救われた星なんて1つもないと勘違いしたとしても
仕方がないでしょう。普通あのピコの言葉を聞いたら破壊を免れた星は
1つもないと思うでしょうし。
○ナナギはモモのことをうらんでいるの?
沙成「さあ? 私にはあきらめとやさぐれの境地に見えましたけど
どーでもい~みたいな?」(りぼん2009年9月号・P.92の1コマ目)
ナナギの本当の気持ちはこのお話の後半に出てくるのですが
状況だけを見ればナナギが投げやりになってしまうのも当然
でしょう。だって、周りから追い立てられるように星を
追われて、モモと同行する以外の選択肢が事実上なくなってしまった
のですから。
○過去にモモに本気で笑いかけたのは夢を含めて2人
一人ははナナギでもう一人が夢か。まぁ普通自分が住んでいる星を
破壊しにきたとか言ってる奴に対して本気で笑いかける人なんて
まずいないですよね。恐怖におののくか、ご機嫌を損ねることを恐れて
作り笑いをしたりする人がほとんどでしょうし。
夢のこのモモに対する警戒心のなさはどこから来るのだろう?
ただ単に見た目や性格、話し方が警戒心を抱かせないからという
理由だけではないような気がして仕方がありません。だって
いくら見た目が幼い子供だったとしても、自分の星を破壊しにきた
大魔王に対してここまで警戒心を持たないなんて通常考えられない
ですし。
(つづく)
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