【桜姫華伝】第十話「その日、初恋だった」(りぼん2009年10月号)感想 その2
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【桜姫華伝】第十話「その日、初恋だった」(りぼん2009年10月号)感想 その1
↑のつづき
○桜姫が手紙の返事を書くまで青葉は桜姫に会わないと決める
疾風(はやて)「まぁまぁ姫さん 青葉はさ 貴族には 何かと
コビ売っといた方が 楽だぜって言いたいんだよ」
(りぼん2009年10月号・P.280の1コマ目)
たしかに桜姫の今後の生活を考えたら貴族を味方につけておいた
ほうが特なのは言うまでもないでしょう。いくら青葉や藤紫がついている
とはいえ、やはりそれだけでは生活は厳しいままでしょうし。
桜姫は権力とか大人の力関係など全く気にしていないでしょうが
現実にはそれらのことから逃れることはできないです。疾風みたいに
このことをはっきり言ってくれる人が周りにいたほうが良さそうですね。
青葉「これ全部返事するまで 桜と会わないからな!!」
(りぼん2009年10月号・P.280の2コマ目)
桜姫が絶対返事を書かざるを得ない状況に追いこむようです。
200通もの手紙の返事なんて、余程気合を入れないととても全部は
出せませんが、青葉に会えないとなれば頑張らざるを得ないですし。
しかし桜姫にとっては地獄の日々の始まりだな。やっとちゃんと
青葉と向き合えるようになった途端に再び青葉と会えなくなって
しまうのですから。
桜姫「やだっ 会わないなんてやだよ 青葉待って~っ」
(りぼん2009年10月号・P.281の2コマ目)
このシーンの桜姫かわいすぎるだろう。
この場を立ち去る青葉を追いかける桜姫、すっかり素直に自分の
気持ちを表に出すようになりましたが、とても良いことです。
今まで好きという気持ちを表に出すことができなかったのですが
今までの鬱憤(うっぷん)を一気に晴らしている感じだなぁ。
青葉「だけど桜のことをよく知れば きっと貴族達も安心するし
桜のこと『化け物』なんて呼ぶ人は もう出てこないと思うんだ」
(りぼん2009年10月号・P.282の1コマ目)
先に疾風が言っていたことをきれいに言うとこんな感じに
なるのか(笑) なんだかんだいっても青葉は地位にふさわしい
しゃべり方が出来るのですね。
青葉の言っていることは正しいと思います。桜姫が周りの人から
恐れられている理由の大半は桜姫がどんな人物から分からず、「妖古」
とかいう話ばかりが耳に届いてしまうからでしょう。悪い情報のみしか
入らないのであればとりあえず距離を置こうと思うのが普通の反応です。
直接接点を持ってみたら「なんだ結構いい奴じゃん」と思えることも
珍しくないですから、桜姫はただ単に青葉に会いたいからという理由だけ
でなく、自分自身のために返事を出すべきでしょう。
○青葉もつらい
※桜姫が返事を書いている間の期間について
青葉「俺が我慢できるうちにしてくれよ!」
(りぼん2009年10月号・P.282の3コマ目)
桜姫「我慢って何の我慢?」
(りぼん2009年10月号・P.283の1コマ目)
青葉もつらいんだな。しかし…
桜姫、いろんな意味で怖いもの知らず
だろう(笑)
無邪気さは時に凶器となるようです。
この時のやり取りを桜姫が数年後に思い出したら
顔が赤くなりそう。
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