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2009年10月24日 (土)

【夢色パティシエール(アニメの感想)】3話「receet3 バラのスイーツ王子」感想 その2

※ここではアニメの感想を書いています。

原作の感想は→こちら
原作1巻のまとめは→こちら
をご覧ください

【夢色パティシエール(アニメ1話から8話までの感想)】←これまでのまとめはこちら

【夢色パティシエール(アニメの感想)】3話「receet3 バラのスイーツ王子」感想 その1
↑のつづき

○お菓子作り以外でも苦戦しているいちご

 まぁお菓子作りは未経験だからできないのは仕方のない面が
ありますが、数学や理科の実験まで上手くできないっていうのは
どういうことだ???
 学校によって進度が違うから聖マリー学園と
元々通っていた中学校では授業内容が異なっているのかもしれませんが。

 いちごはアニメ1話で「通信簿はオール3」と言っていましたが
学校によって評価基準が違うということだけはよく分かった。

 フランス語の授業があるというのも知らなかったようですが
いちごの反応を見るとやはり聖マリーではどんな授業が行われて
いるのか全く把握しないまま入校してしまったようです。
「毎日大好きなスイーツ作りだけしてればいい」とか
思っていたなんて調査不足っていうレベルじゃないぞ。

 やはり熟慮の上での入校ではなかったというのが響いていますね。


○いちごの将来を周りがどの程度本気で考えていたのだろうか

 数学と理科に関していちごも基礎があるから、対応するのはそれほど
難しいことではないでしょう。しかしお菓子作りとフランス語に関しては
いちごがいくら努力しても他の子に追いつくのは簡単ではないはずです。
いちごは他の生徒より1年以上遅れて中途で聖マリー入り
しました。中途で生徒を入れればその生徒がどういう目に
遭うのか学校関係者なら容易にわかるはずなのにどうして
それに対応する策を練(ね)っていなかったのが理解に
苦しみます。

 もしいちご一人のためだけに補習などの特別な配慮を
することができないのであれば、そもそもいちごを
中途で入校なんてさせてはいけません。
入校はさせるけど特別な配慮をしないというのであればはっきり
いって無責任な対応です。

 大体いちごの実力がどの程度であるかということすら調べようと
していないなんてどんだけ無責任な学校なんだよ。
まぁアンリ・リュカスの目を信用してあえて調べていない可能性も
なくはないでしょうが。

 いちごの保護者は大切なわが子が入る学校はどんな学校であるのか
十分精査するべきでした。イベント会場で勧誘されてその場で入校を
決意するという常識で考えたらおかしいことをわが子が言っているの
ですから、せめていちごが入った後どんな教育を受けられるのか確認
するのが保護者として当然の責務でしょう。学校側と打ち合わせを
どの程度やったのだろう?

 アニメ1話のいちごの様子を見ると入校決断前に学校見学すらやらなかった
ようですが、入学の手続きの時は保護者だけで聖マリーまで行ったのか?

まさか書類は郵送で、お金は振込み??? 全寮制の学校に途中から入ると
いう人生の大決断をするにあたって判断材料になるようなものをほとんど
仕入れていなかったなんてどう考えてもおかしいだろう。

○シュークリーム作りに失敗をして周りから嫌味を言われるいちご

 これはさすがにいちごを擁護できないな…技術的に未熟であるのは
仕方がないですが、事前に予習さえしていれば防ぐこともできたで
あろうことまでできていないのですから、これはもっとがんばら
なくてはだめです。一応前の日に予習をしようとしていましたが
途中で寝てしまったからやむをえない面もあるとはいえ一体何を
勉強していたのだろう?

 周りの子が嫌味を言っていますが、そりゃこれだけできない子が
成績トップのAグループにいて、失敗の連続なのですから、かわいそう
ですが、いちごはこのくらいは甘んじて受けるしかありません。
みんな必死に頑張っているのに基本的なことすらできないいちごに
足を引っ張られるのは迷惑でしょう。

 このままだといじめの対象になりそうなので、いちごはなんとか
這(は)い上がるしかないです。全寮制の学校でいじめられると逃げ場が
ないから地獄だぞ…

○積極的に発言をするいちご

 華道の授業でみんなの前で発言したいちご。こういう度胸が
あるのはいいですね。積極的に前に出る性格は人生をおくるに
あたって間違いなくプラスに作用しますから、ぜひこの才能は
伸ばしていって欲しいです。

○ホームシックになったいちご

 生活が激変して、しかも失敗続きなのですから、家や元々通っていた
中学校のことを思うのも当然でしょう。この状況で平然としていられる
子のほうがかえって不自然です。

○花房、いちごに自分の父と母がであったきっかけなどを話す

 原作に登場した父と母のその後についてはここでは話されません
でした。ボートに乗ってバラの香料が入ったビンを眺めるシーンが
出てきたので、いずれ出てくるのでしょうが。

○花房に元気にしてもらったいちご

 すぐに元気になることができるのも才能だよなぁ。こういう良い面も
たくさんいちごは持っているのですから、がんばって立ち直ってほしい
ですね。

○周りの生徒に恵まれたいちご

 スイーツ精霊(スピリッツ)のバニラを筆頭に寮で同室のルミ
スイーツ王子など周りの子に励まされ、助けられ、なんとか
元気を取り戻したいちご。もしこの子たちがいなかったらいちごに
とって聖マリーは生き地獄だっただろうな…

 特にルミの存在は大きいです。寮や教室、調理室など常にいちごの
ことを考えて支えてくれています。苦しい時は素直に頼ることも
大事だから、

○シュークリームを完成させたいちご

 一度失敗したことは必ず自主トレをして挽回(ばんかい)するいちご
ちゃんと教えてあげればできる子のようですから、今後周りがどう
いちごをサポートするかが鍵ですね。

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