« 【夢色パティシエール(アニメの感想)】1話「receet1 あたし、パティシエールになる!」感想 その1 | トップページ | 【桜姫華伝】第十話「その日、初恋だった」(りぼん2009年10月号)感想 その4 »

2009年10月 5日 (月)

【スターダスト★ウインク】star.10(りぼん2009年11月号)感想 その1

【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

○杏菜(あんな)、運動会の中止を心から願う

杏菜「1日1個ずつ てるてる坊主を作って逆さに吊るす
運動会には雨が降りますように

(りぼん2009年11月号・P.383の1コマ目)

 杏菜が訳のわからないことを始めた件についてだが…
これまで頑固に「幼なじみは恋愛の対象外」と主張していた
杏菜がとうとう前回ブレてしまったのですが、実に歪(ゆが)んだ
方法で自(みずか)らの不安な気持ちをなんとか解消しようと
しています。

 杏菜の行動に賛同(さんどう)する子はおそらく運動が苦手な子と
そもそも運動会など面倒くさいと思っている子だけでしょうね。

杏菜「雨が降って中止になりますように
(りぼん2009年11月号・P.383の1コマ目)

 いやいや、ちょっと待て! 冷静になって考えるんだ杏菜!

       運動会が中止になったらくるみは別の日に
            行動するだけだと思うよ(笑)

 杏菜は深く考えて行動するタイプではないですが、それにしても
浅はか過ぎるだろう。まぁそれだけ冷静さを失っているのでしょうが。

 大体日向(ひなた)が他人に奪われるのが嫌なので
あればさっさと告白すればいいのです。
それをやらずに
他人が日向に対して告白するのは嫌だというのはあまりに身勝手でしょう。

 じゃ杏菜は日向とどんな関係になりたいの? つきあいたいの?
杏菜が考えるべきは日向とどうすれば恋人同士になることができる
のかという点であるはずで、何も生み出さない運動会を中止に
する方法ではないはずです。

 そもそも杏菜は「幼なじみ」と「ご近所」という他の人が持って
いない有利な武器を持っているのですが、自分が有利な立場に立って
いるという実感は全く持てずにいるのですね。

 結局これまで物事を真剣に考えた経験がないから、こういう時に
どうしていいのか分からないのかもなぁ。思えば第1話からその場の
感情だけで動くことが多すぎる子ですし。颯(そう)に彼女がいる
ことを知った時の杏菜は無茶苦茶だった…勢いだけで先輩に告白
したかと思えば、彼氏になったはずの先輩からキスをされそうに
なった時に暴力を振るいましたし。

○晴天が続き、不安が募る杏菜

くるみ「最近すっごく天気いいよねー
(りぼん2009年11月号・P.384の1コマ目)

 くるみが知らない間に杏菜の傷に塩を塗(ぬ)ってっている件に
ついてだが…今の杏菜には一転の曇りもない純粋なくるみの言葉も
嫌味にしか聞こえないのだろうな。

くるみ「週間予報もずっと晴れだし 運動会もきっと快晴だよっ
(りぼん2009年11月号・P.384の2コマ目)

 杏菜さんの特殊能力はすごいな。大事なイベントの時には
ぜひ杏菜さんに逆さ吊りにしたてるてる坊主を作っていただきたい
ものです。

○とうとう運動会前日、あれこれ考えて混乱する杏菜

 だからあれこれ妄想する暇があるんだったらなんで
動かないんだよ。結局前日までただ嘆(なげ)くだけで何も
してないじゃん。ふざけるなよ。くるみよりに先に告白したいけど
その勇気がないって悩んでいるのであればまだ理解できますが
くるみより先に告白する道があるということ自体に気づいていない
のはもう救いようがないだろう。

※くるみが日向に告白する様子を想像して
杏菜「やだやだやだ!! 絶対ダメ!!!
(りぼん2009年11月号・P.387の4コマ目)

      もうだめだこの子…

(つづく)


【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら】

|

« 【夢色パティシエール(アニメの感想)】1話「receet1 あたし、パティシエールになる!」感想 その1 | トップページ | 【桜姫華伝】第十話「その日、初恋だった」(りぼん2009年10月号)感想 その4 »

スターダスト★ウインク」カテゴリの記事