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2009年11月12日 (木)

【絶叫学級】15時間目「処刑教室」(りぼん2009年12月号) 感想

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 今回のお話は「すわった人が必ず不幸になる」という呪われたいすが
登場します。この手の伝説って多くの学校に存在していると思いますが
この学校の場合、伝説が本物だったから恐ろしいです。

 伝説が本物だったと分かった途端、この学校の児童がとった行動は…

よーし これからどんどん悪い奴を処刑してこーよ
(りぼん2009年12月号・P.402の2コマ目)

 いすを徹底的に利用しようと決めたようです。

 本当に悪い奴ばかりを処刑するのであればまだしも
大抵の場合「悪い奴」って強い力を持った人の主観で
決まってしまうんですよね。

 何をもって「悪い奴」であるかというのは人によって違うはずですし。
なので、結局このいすはもともと強い力を持っていた奴の
ための道具
であって、弱い子の味方になることなど決してありません。

 このいすに座れば必ず不幸になってしまうのですから、みんなは
このいすに座る羽目にならないように必死にならざるを得ません。
いすを利用するはずだったのが、いつの間にかいすに支配される
ようになってしまいましたね。


いじめなんて許せない行為です 座りなさい
(りぼん2009年12月号・P.407の3コマ目)


 このお話で金本は白沢をひどい方法でいじめていたのですから
正直同情できない面もあるのは事実ですが、周りの子が一斉に
座るように圧力をかけている様子はまさにいじめの現場そのものです。
いじめを糾弾(きゅうだん)する場は結局
新たないじめの場となりました。


 このままこのいすがこの学校にあったままだと、自分さえよければ
いいって考える子が増えちゃいますね。いじめられっ子だった
白沢さんが自分が助かりたいがために吉野をむりやり座らせた
ように…

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