【チョコミミ】りぼん2009年11月号の感想
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○情報過多のミミ
ミミは「いい女になる本」を読んだのを皮切りに「ステキな彼が
みつかる本」「うわき発見本」と読んでいき、最後には「失恋から
立ち直る本」まで手を出したのですが、この気持ちとてもよく分かります。
情報をひとつ手に入れると、その先のことまであれこれ考えてしまい
情報を追加するとさらに別のことが気になってしまう…で、新たに気になった
ことが解消したら今度は他のことが気になってしまい、頭の中で延々(えんえん)
と考え事を続けてしまうと。
こんな経験をなさった方は結構いらっしゃると思います。
インターネットが普及して自宅で簡単に情報を手に入れることが
できるようになってから、やる前にあれこれ考える機会は増えましたね。
本当は考える暇があるのだったら、さっさと動いたほうが良いはずなのですが
人間はなかなか合理的な選択ってできませんよね。
○自分の足跡
仁(じん)「エライ人だけじゃなくてさ 普通の人の本も
あればいいのにね 普通の人が生まれてから死ぬまでを
書いた本」(りぼん2009年11月号・P.215の2コマ目)
自分が生きたという証(あかし)を形にして広く一般の人が見ることが
できる状態で残すことができるのはこれまで大きな力を持った人だけの特権で
普通の人はそんなことはまず不可能でした。
しかし今はBLOGがあるので、誰でも自分の足跡を多くの人が読むことが
できる状態で残すことができるようになりました。現在無数にあるBLOGや
個人のサイトは時を重ねていけばその当時のごく一般的な庶民の暮らしを
伝える資料になるかもしれません。
…ただし使っているサービスが継続されていればの話ですが(笑)
冗談抜きでそろそろインターネット上の情報の保存も考える時期に
きているかも。書籍や放送番組だけが文化の担(にな)い手である時代は
もう終わりましたし。
仁「あおいちゃんの人生は読まなくていいかな」
(りぼん2009年11月号・P.216の1コマ目)
ここだけ聞いたら大ショックだろう…もうお前の人生なんか知りたくも
ないって宣言しているようなものですから。
仁「あおいちゃんの人生 何が起こるかは この目でぜーんぶ
見るワケだからさ 本なんて必要ないよ
僕らずーっと一緒だもんねっ」
(りぼん2009年11月号・P.216の3コマ目)
ラブラブすぎる。仁なかなかやるな。
どんなに立派な本も結局実際に見た人には勝てないという
ことですね。
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