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2009年12月 5日 (土)

【夢色パティシエール(アニメの感想)】9話「receet9 運命のプリン対決!!」感想

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※ここではアニメの感想を書いています。

原作の感想は→こちら
原作1巻のまとめは→こちら
をご覧ください

【夢色パティシエール(アニメの感想)】←これまでのまとめはこちら


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9話 アニメと原作の違い
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<いちごと美夜のプリン対決の場所>

(原作)→サロン・ド・マリー

(アニメ)→高等部

<美夜がいちごのプリン特訓の様子を知った手段>

(原作)→携帯電話の音声通話

(アニメ)→いちごの特訓の様子を盗撮した画像が添付されている
電子メールを携帯電話で受信

<美夜が樫野にこだわる理由>

(原作)→特に言及なし

(アニメ)→自分が作ったプリンに対して樫野が「まずい」と
はっきり言ったから

<プリン対決後に天王寺が出てきた時について>

(原作)→特にいちごとスイーツ王子の間にやり取りはなし

(アニメ)→ケーキグランプリをなめているかのような態度をいちご
がとったのでスイーツ王子が厳しい言葉をいちごに投げかけた

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アニメ「receet9 運命のプリン対決!!」お話の流れ
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・美夜とのプリン対決を受けたいちごが、実はプリンを一度も
作ったことがないと知り驚くスイーツ王子達

・いちごは美夜がアンリ・リュカスの悪口を言ったのがどうしても
許せなかったらしい

・とにかく練習をしようということになったいちご

【ここでオープニングとCM】

・プリンの作り方を一から教わるいちご。カラメルソースはキャラメルが
教えることになった。バニラには生地のほうを教えてもらうことに

・いつものように失敗の連続のいちご。簡単だと思っていた
プリン作りも決してそうではなかった

・プリンの生地に入る小さな気泡「す」が入らない方法をバニラから
教わるいちご

・あいからわずバニラの話をちゃんと聞いていないいちご。熱湯を
使うなと言われていたのに熱湯を使ってしまい怒られる

・とりあえずプリンを完成させたいちご

・いちごが作ったプリンはとても苦いものとなってしまった他
「す」も入ってしまった

・花房と樫野からプリン作りのコツを教わるいちご。今夜中に
プリン作りをマスターすると意気込む。

・調理室で特訓中のいちごを携帯電話のカメラで盗撮をする人物
が現る。電子メールに撮影した画像を添付して美夜に送信

・添付されたいちごの特訓中の画像を見た美夜。すっかり
自信を深める

・美夜、対決会場の高等部で使われている物と同じオーブンを購入
プリンの材料は烏骨鶏(うこっけい)の卵、和三盆(わさんぼん)の砂糖
ジャージー牛乳など超一級品らしい

・美夜が樫野のことが好きになったのは「新入生歓迎会」で
美夜が作ったプリンに「まずい」と樫野がはっきり言ったから
だった。お世辞ばかりしか言われたことのない美夜にとって
とても新鮮な体験だったらしい

・美夜は一年間一流のパティシェの下について特訓していたらしい

【ここでCM】

・調理室の床で寝ていたいちごとバニラをスイーツ王子が発見
一晩中プリン作りの特訓をしていたらしい。調理室中にある
鍋とオーブンを全部使ったらしい

・いちごの手がやけどだらけであることに気づきおどろく樫野

・いちごが作ったプリンを試食したスイーツ王子、味が大幅に
改善されていた

・オーブンにも一台一台クセがあると知ったいちご

・スイーツ精霊達がいちごのプリンを試食していた時の
反応を見て、人によって味の好みに違いがあることに気づいたいちご

・「今夜はちょっと用がある」といい、調理室での特訓はしないことを
明らかにしたいちご

・いよいよプリン対決が始まる。すっかり自信たっぷりの美夜

・手際の良い美夜に対して、まごついている感が否めないいちご

・いちごがカラメルソースを煮詰めすぎているのを見て味が苦くなると
心配するスイーツ王子達

・いよいよ試食開始。理事長は美夜のプリンを一口食べただけで
言い当てた。

・いちごのプリンを食べたいちご、「こっこれは!!!」と驚く

・カラメルソースが苦すぎたのではないかと騒ぐ安堂

・勝者はいちご

・美夜のプリンには「す」が入っていた、いっぽういちごのプリン
には「す」が入っていなかった

・美夜はたしかに高等部が使っているものと同じオーブンで
練習をしていたが、いくら同じ型の物でも同じではない。
美夜はそれを知らなかった

・一方いちごは高等部のオーブンを実際に使って明け方まで
練習していた

・「昨日はやることがある」の意味がようやく判明

・いちごがカラメルソースをわざと苦くしていたのは、先日
理事長がビターな味のガトーショコラを食べ、ブラックのコーヒーを飲んで
いたのを見て、理事長がビターな味が好みだと判断したからだった

・「そんなの卑怯(ひきょう)よ」と抗議をする美夜

・いちごがオーブンのクセや理事長の好みを「知ろうとした」
ことをほめる理事長

・捨て台詞を吐いてその場から涙目で逃走する美夜

・バニラ、作ったプリンをカードにしてスイーツ女王へ送る

・天王寺、いちご達にスイーツ精霊がついていることを知っていた
天王寺にもスイーツ精霊がついていた

・天王寺に「グランプリでお会いしましょう」と言われ、天王寺が
自分のことを認めてくれたと有頂天(うちょうてん)になるいちご

・スイーツ王子達からプリン作りの復習をするように言われるも
すっかり調子に乗っているいちごは聞く耳を持たず

・「残念だけど今の君とじゃ一回戦突破は無理だよ」などと
スイーツ王子達から厳しいことを言われる

・スイーツ王子達、いちご前から立ち去る

・一人前になれたと思い込んでいるいちごは、どうしてみんなに
認められないのか納得できない

・すっかり意固地になってしまったいちご。バニラは
「もうパートナーなんかじゃないわ」と言い、その場を
立ち去ってしまう

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9話 お話の感想
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 前から気になっていたんだけど、アニメの
夢色パティシエールは携帯電話のカメラで
盗撮をするシーンが多すぎです。

 良く考えずにその場の勢いだけで行動するいちごの性格が
よくも悪くも存分に発揮された回でした。

○プリンを作ったことがないのに、対決を受けたいちご

 この段階でいちごはAグループの仲間から見放されても
なんらおかしくないです。どう考えても勝てない勝負に
自ら突っ込んでいくバカになんかつきあっていられないですし。

今回はもしいちごが負けたらスイーツ王子達は美夜とケーキグランプリで
組まなくてはならないなんていうとんでもない条件までいちごはあっさり
飲んでるから巻き込まれたスイーツ王子達も必死です。

○プリンの作り方を一から教わるいちご

 本を見てスイーツ精霊から基礎を教わるところから始めるのかよ(笑)
ホント良くこんな状態で対戦受けたよなぁ。当然最初から上手くできる
はずもなく、失敗の連続です。

 しかしいつも思うのだけど、失敗を繰り返しても絶対できると
確信して努力し続けるいちごってすごいよなぁ。

 …ただ単に自信過剰なだけかもしませんがwwww

○目標に向かってがんばるいちご

 しかしいちごの負けず嫌いっぷりはすごいよな。何かあるたびに
徹夜をして特訓をしてますが、いくら追い込まれて
いるからと言ってもこんなに頻繁に徹夜なんかしないだろう。
手に樫野が驚くほどのやけどを負っても練習をやめず、床に
寝るまでがんばるのはすごい。

 まぁでもこのおかげで短期間にあり得ないくらいいちごは
上達したのですが。

○美夜が樫野のことを好きになった訳

 なるほど、今までお世辞ばかり言われていたのに、初めて樫野が
自分の作った物の味について本当のことを言ってくれたからだったのか…
樫野もまさか自分のちょっとした一言が後々大変な災いを
自分にもたらすとは想像すらしなかっただろうな。

 樫野は何気なく発した一言だったのでしょうが、美夜にとって
その一言はまさに人生を変える一言となりました。一流のパティシェに
ついて必死に特訓をするきっかけとなったのですから。もし樫野に
本当の感想を言ってもらうことがなければ、心地よいことだけを
言われ続けて、スイーツ作りの技能が向上することもなかったでしょう。

○いちごの分析能力が存分に発揮された

 いちごの最大の特技は一口食べただけで的確に食べた物の
分析ができるということなのですが、対決会場のオーブンを
実際に借りてオーブンのクセを探ったり、理事長のスイーツの
好みを調べるなど、今回は存分に情報収集力が発揮されました。

 ただ単に食べて分析するだけでなく、こうやって普通の情報収集も
できるのか。高等部に出向いてオーブンを貸してもらって
オーブンのクセを確認するほど気合を入れているのですが、負けず嫌い
の勢いだけの子に見えて、実はこうやってちゃんと冷静に分析も
するのがいちごの良いところでしょう。

○勝敗を分けたポイントは

 美夜が「自分がつくりたいプリンを作った」
のに対していちごは
「相手が食べたいプリンを
作った」
のが勝敗を分けたといっていいでしょう。どんなにすばらしい
材料を使って作ったプリンであっても相手の好みに合って
いなければ、おいしいとは思ってもらえません。

 あくまでもスイーツの評価を決めるのは食べる人であって
作った人ではないということを今回の対決で思い知らされ
ました。

○調子に乗ったいちご。スイーツ王子と対立

 相手が美夜だったからいちごは勝つことができましたが
実力を持った相手が的確な情報分析を元にいちごに戦いを
挑んできたら、かなり厳しい戦いになったはずです。今回勝てた
からといって決して努力をやめてはいけないのですが、すっかり
いちごは調子に乗ってますね。今まで上手く行っているのだから
これからも大丈夫と…

 やっかいなのは一応ここまではいちごのやり方が成功
しちゃってるっていう点だよなぁ。
いちごにしてみれば
これまで上手く行っているのになんでスイーツ王子達が
厳しいことを言っているのか理解できないのでしょう。

 スイーツ王子達はケーキグランプリを実際に戦った経験から
今のいちごでは勝つのを難しいと確信しているからいちごに
対していろいろ言ったのでしょう。にもかかわらずいちごが
全く聞く耳を持たないからちょっとイラっときちゃった感じ
ですね。

 別にいちごを仲間から外すとスイーツ王子達は言っては
いないのですが、いちごにしてみれば一人前になったと思った
のにまだまだ半人前扱いされているような気がして納得が
いかないのでしょう。

 思ったことをはっきり言うスイーツ王子達と、その場の感情で
すぐに動いてしまういちご…この組み合わせが今回のお話の
一番最後のところで悪い方向にお話を進めてしまいました。

○いちごの周りからみんな去っていく…

 バニラまで去っていくとは…まぁバニラはスイーツ王子が
なんでいちごに厳しいことを言ったのか分かっているから
だろうなぁ。

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