« 【夢色パティシエール(情報)】りぼんカレンダー2010、2月は夢パティでした | トップページ | 【キルミンずぅ】あにゃまる2(りぼん2010年3月号)感想 »

2010年3月 1日 (月)

【桜姫華伝】第十五話「美しくないものなんて全て消えてしまえばいいのに」(りぼん2010年3月号)感想 その4

「りぼんキャラクターグランプリ2010」ただ今実施中
りぼん本誌に過去に連載されたことのある作品に登場した
キャラクターの中から50 人を選び、人気投票所を作りました。
よろしかったらご投票ください☆

【「りぼんキャラクターグランプリ2010」へ向かう】

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【桜姫華伝】第十五話「美しくないものなんて全て消えてしまえばいいのに」(りぼん2010年3月号)感想 その3
↑のつづき

○槐(えんじゅ)が舞々が住む村に現れる

 妖古に対して槐が攻撃の指示をしているのを偶然聞いてしまった
舞々(当時「でん」)、普通こんな状況に置かれたら運命が悪い方向に
変わってしまいそうですが、舞々の場合は違っていたようです。

槐「月の光を浴びて あの村の人間を一人残らず食べて
しまいなさい
」(りぼん2010年3月号・P.198の2コマ目)

 舞々をさんざんいじめてきた連中が攻撃
されても正直同情できん…

やけどの被害により体をひどく痛めつけられた舞々の心まで傷つけた
ような連中ですし。体の傷のつらさより心の傷のほうがきつかった
だろうに。

 舞々にしてみれば槐は敵どころか自分をこれまで攻撃し続けた
村人をやっつけてくれる正義の味方なのでは??? 

※舞々に対して
槐「少年よ 今の話秘密にするなら その顔の傷消して
あげましょう
」(りぼん2010年3月号・P.198の7コマ目)

 この話に舞々が乗らない訳ないです。この顔のせいでこれまで
どんだけ地獄のような生活を強いられてきたのかを思えば…

 …もっとも仮に舞々が槐が妖古に対して話していた内容を
誰かに話そうと思ったとしても舞々には友人もいないですし
村人にも嫌われていますから、話す相手がいないから無理ですね。

槐「不老不死の妙薬『月泉水』ですよ 飲めばどんな傷でも
治ります
」(りぼん2010年3月号・P.199の2コマ目)

 しかし槐は相手を自分の味方にするのが本当に上手いな。
自分を攻撃する村人、助けてくれる槐…どちらの側についたほうが
いいか、子供でも分かるでしょう。ここで村を守ろうと必死に
抵抗したところで、勝てる訳はないですし、仮に防衛に成功
したとしても、舞々は村人にいじめられ続けます。

 槐は基本的に舞々がこの話を受けないなどとは微塵(みじん)も
思ってなかったでしょうね。

槐「ただしあの村を捨てられるなら…この花を贈る相手を
見捨てられるならー…
」(りぼん2010年3月号・P.199の3-5コマ目)

 自分を攻撃する奴らが住む村を攻撃して
くれるなんて槐は舞々にとって神のような
存在なのでは。
まい」も犠牲になってしまいますが
すっかり性格が曲がってしまった舞々は逆恨みをしているようですね。

舞々「迷いなどなかった」(りぼん2010年3月号・P.200の2マ目)

 そりゃそうだろう。上にも書かせていただきましたが迷う理由など
ないでしょうし。

 過去の状況を考えると舞々が美しさにこだわるのも理解できます。
容貌(ようぼう)のせいで、舞々の人生は大きく変わってしまったの
ですし。

 ところで「でん」は「舞々」と改名しましたが、新しい名前の
由来は「まい」から来ているのか???


「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら

|

« 【夢色パティシエール(情報)】りぼんカレンダー2010、2月は夢パティでした | トップページ | 【キルミンずぅ】あにゃまる2(りぼん2010年3月号)感想 »

桜姫華伝」カテゴリの記事