【ひよ恋】step.5(りぼん2010年4月号)の感想 その3
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【ひよ恋】step.5(りぼん2010年4月号)の感想 その2
↑のつづき
○よせがき欄が空欄のひよりの卒業アルバムが意味するもの
言うまでもなく友達などほとんどいない中学生活だったのでしょう。
ただ単に中学卒業の資格を得るためだけに学校へ通い続けていたの
でしょうが、楽しい時とかほとんどなかったんだろうなぁ。
アルバムをお見舞いにきた子たちに見せたところでひよりが写っている
写真もほとんどないですし、語るべき思い出話も皆無なのですから
とてもじゃないけど見せる気にはなれないのでしょう。
中学校は義務教育だから行かなくてはならず渋々通っていたの
でしょうが、高校に行くのは義務ではないですから入学式前の
事故で一気に引きこもり同然の暮らしになってしまったのでしょう。
高校に入れば中学までの人間関係は一旦リセットされるのですから
それをきっかけに友達を作ろうと決意して積極的な性格になれば
それまでとは違う学校生活を送ることができた可能性もあったはず
なのですが、ひよりは学校でこれまで楽しい思いをほとんど経験
したことがないので、そもそも学校で楽しい思いをしてみたい
と考えることすらなかったのかも。考えていなかったから、
楽しい思いをするために努力をする必要性も感じず、結果として不登校に
なったのかもなぁ…
もしかしたら、楽しい思いはしてみたいと思っていたけど、自分は
どうせ努力してもだめだと決め付けてしまい、諦(あきら)めちゃって
いたのかもなぁ。
広瀬とであったことにより、初めて学校に行くことが楽しいことだ
ということを実感できたのかも。ひよりにとって広瀬はただ単に恋の
相手というだけでなく、高校と自分自身を繋ぎとめてくれる貴重な
接着剤なのかもしれませんね。
ただこの状況は決して良い状況とはいえません。なぜならひよりを
学校へと向かわせている最大の理由が広瀬に会いたいというもので
あるとするならば、広瀬とクラスが別になってしまったら、ひよりは
学校へ行く理由を失くしてしまい、再び不登校になってしまう危険が
あります。
なんとか今のうちに学校に行く理由をみつけないとまずいな。
学校へ行く理由は自分自身で見つけるしかないんですよね。周りの子
だっていつまでもひよりに対して積極的に何かをしてくれるという
ことはないですから。昼ごはんを一緒に食べてくれる相手を見つけること
すらできない状態でそれができるかなぁ…ちょっと心配。
○広瀬がひよりの部屋にやってきた
※ひよりの顔が真っ赤になっているのを見て
広瀬「でも 思ったより元気そう…じゃねーな。大丈夫?」
(りぼん2010年4月号・P.99の2-3コマ目)
いやいや、ひよりの熱があがったのはあなたのせいだから(笑)
来ないはずの広瀬が自分の部屋にやってきてしまい動揺する
ひより。好きな男の子が自分の部屋にやってくるなんていうことは
大イベントのはずなのですが、広瀬がはじめてひよりの部屋にやって
きた理由が風邪のお見舞いとはいかにもひよりらしいですね。
まぁ風邪でもひかなければ広瀬がひよりの部屋に来ることなど
なかったでしょうから、風邪をひいて良かった…のかな???
ひよりは広瀬にみっともない格好を見せたくないとか思った
かもしれませんが、格好にこだわったりせず、広瀬との楽しい
ひと時を過ごそうと前向きに考えて欲しいですね。
こういう体験をすることができたのもひよりが学校に行ったから
なんですよね。やっぱり学校は行かなくちゃはじまりません。
家にこもっていたらもうその時点で勝負はついています。
↓つづきはこちら
【ひよ恋】step.5(りぼん2010年4月号)の感想 その4
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