【ブルーフレンド】〔えばんふみさん新連載〕第一話(りぼん2010年5月号)感想 その3
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【ブルーフレンド】〔えばんふみさん新連載〕第一話(りぼん2010年5月号)感想 その2
↑のつづき
○歩(あゆむ)の評判が落ちるのではないかと心配する美鈴(みすず)
美鈴「私と一緒にいたら歩の株が落ちるんじゃないの」
(りぼん2010年5月号・P.99の2コマ目)
他人と絡むことをかたくなに断り続けてきた美鈴が他人である
美鈴の心配をするということって実は大変なことなんですよね。
だんだん歩との距離が縮まってきているということを示す証(あかし)
であるといえるのですが、たしかに校内であまりよく思われていない
自分とつきあったら歩に悪い影響を与えるのではないかと思うのも
ある意味当然でしょう。自分が嫌われているということは、美鈴自身が
一番よく分かっているのでしょうし。
歩「ごめんね あの子らまだあんたのこと誤解してんだ」
(りぼん2010年5月号・P.99の5コマ目)
いや誤解とはちょっと違うと思う。美鈴の評判が悪くなったのは
歩自身が他人との接触を極端に避けたのが原因ですし。誰とも
会話をせず、話しかけられても無視をしてまともに話をしないの
ですから、これで美鈴のことを良く思えというほうが無理な話です。
美鈴が他人との接触を極端に避けるようになったきっかけが現時点では
明らかにされていないので、なんとも言えないのですが、美鈴と
何のトラブルも抱えていなかった歩に初めて話しかけられた時の態度は
どんな理由があったとしてもたぶん周囲に理解されることはないかと…
美鈴「あたしはずっと1人だったからいい …だけどあんたは友達
多いし もし変な噂が流れたらー…」
(りぼん2010年5月号・P.100の1-2コマ目)
嫌われ者の美鈴と仲良くしていたら歩も変な目で見られる
危険性は充分あると思います。学校の中なんてはっきりいって
いじめの標的を探している場所のようなものですから。何かあったら
歩の学校の中の友達なんてあっという間にいなくなるぞ。
美鈴はずっと一人だったと言っていますが、ここで嘘をつく理由は
ないのでたぶん本当なのでしょう。何か親しい友達に裏切られる
などつらい体験をしたのでしょうか。男性が嫌いという点と何か
関係はあるのでしょうか?
歩「ははっ そんなの言わせとけ 言わせとけ」
(りぼん2010年5月号・P.100の3コマ目)
歩がどうしてここまで美鈴に入れ込んでいるのか謎なの
ですが、本人も気づかない間に心の中に美鈴に対する特別な感情が
芽ばえ始めているのかもしれませんね。だって普通初対面の際に
あんなことをされたら普通ここまで入れ込まないだろう。
歩「みんなもっと美鈴の良さを分かればいいのに
そしたらきっと」(りぼん2010年5月号・P.100の5コマ目)
これは残念ながら難しいな。だって美鈴自身が自分の良さを
アピールする気がないのですから。いくら歩が美鈴の良さを
説いて周っても信じる人などなかなか現れないでしょうね。
美鈴「あたしは歩だけでいい」(りぼん2010年5月号・P.100の5マ目)
美鈴「歩だけでいい」(りぼん2010年5月号・P.101の2コマ目)
大事なことなので二回言ったのですね。
歩のことは完全に受け入れたのですね。「歩だけでいい」と
言っているのを見ると歩を足がかりにして、友達を増やそうとか
いうことは全くないようですね。せっかく顔が広い歩と仲良く
なったのですから、歩の後についていけば自然と友達は増えそうなのに。
歩の美鈴と仲良くなりたいという気持ちは美鈴に伝わりました。これまで
こんなに一生懸命美鈴に接触を試みた人などいなかったのでしょうね。
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