【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第十八話「僕は大丈夫だよ」(りぼん2010年6月号)感想 その4
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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第十八話「僕は大丈夫だよ」(りぼん2010年6月号)感想 その3
↑のつづき
○「片道きっぷ」だと知っていた破斗
朱里「密命を受けた時から破斗(はと)にはわかってたんだ
この任務が成功しても失敗してももう里には戻れないって…」
(りぼん2010年6月号・P.323の2コマ目)
まぁよくよく考えたらまともな方法で槐(えんじゅ)の動向を
探るなんて無理ですしね。槐に取り入ろうとすれば必然的に
里を裏切ることになります。里を裏切ればもう里には戻れない
ということくらいわかっているはずですし。
もし槐に気づかれなかったとしても、たぶん槐の関心を
ひくために破斗は似たようなことをきっとやったでしょう。
どんな気持ちで里を後にしたんだろうな…
朱里「僕も決めた もう里には戻らない」
(りぼん2010年6月号・P.323の3コマ目)
戻らないというか、戻りたくても戻れないのだが…
もうこの段階においては朱里はこの道以外に選択肢
などないです。すでに破斗殺しの犯人扱いをされているのですから
もどったところで捕まって淡々と処理をされるだけでしょう。
言うまでもなく琥珀(こはく)との関係も昔と同じということは
あり得ないですし。
朱里「頭領にもなれない 琥珀にも気づいてもらえない それでも
この任務を全(まっと)うする」
(りぼん2010年6月号・P.323の4コマ目)
頭領とか論外だろう。琥珀の彼氏になるのもどう考えても不可能ですし。
任務を放棄して里に戻ることもできないのであれば、このまま
槐の側について破斗の遺言を守ったほうが絶対にいいと思います。
朱里が任務を全うしなければ破斗は何のために死んだのか
分からなくなってしまいますし。
○琥珀が戦う理由
琥珀は8人もいた兄姉を失っていた状態で、破斗を殺されて
しまったので、自分の感情を抑えられなくなるほどの憎しみを
持っていたのか。帝の密命により人生を狂わされたのは破斗や
朱里だけではなかったのですね。
破斗は体が傷つき、命を絶たれ、朱里は無実の罪で人生が傷つき
そして兄姉を失った琥珀は心が傷ついた…帝の命令はこれだけの人を
振り回す形となりました。
幼なじみと話しをするのに武器が必要になってしまったのは
悲しいとしかいいようがありませんね。
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【白薔薇学園ヴァンパイア・ローズ】りぼんファンタジー増刊(2009年)掲載・種村有菜さん作、感想 その1
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