【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第十九話「朱里の道、琥珀の道、疾風の道」(りぼん2010年7月号)感想 その4
【りぼん「恋人にしたいキャラ」人気投票2010】6月30日午後8時まで
りぼん本誌の中で恋人にしてみたいなぁと思うキャラクターはいらっしゃい
ませんか? もしいらっしゃるという方で、投票所内の選択肢の中にその
キャラクターの名前があるという場合はぜひご投票ください。
投票の締め切りは6月30日午後8時までです。
男性が男子キャラに投票したり、女性が女子キャラに投票したり
といった具合に同性への投票も可とさせていただきます。
↓投票はこちら
【りぼん「恋人にしたいキャラ」人気投票2010】
【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら
【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第十九話「朱里の道、琥珀の道、疾風の道」(りぼん2010年7月号)感想 その3
↑のつづき
○青葉は帝(みかど)に逆らえるの?
槐(えんじゅ)「所詮(しょせん)帝に飼われている親王に何の価値が
ある?」(りぼん2010年7月号・P.83の1コマ目)
槐が言っていることは実は本質をついているような気がします。
青葉は桜姫のことが大好きで、桜姫の兄である槐のことを考えていたと
しても、帝が命令することに逆らうことは本当に可能であるかは正直
分かりません。もし帝が桜姫を殺せ、槐を殺せと命令してきたら逆らう
ことは可能なのでしょうか? 帝の意に反するようなことをしたら
おそらく青葉はその地位を追われ、下手をしたら命さえも狙われる
ことになるでしょう。その場合は当然生活の基盤もなくなります。
槐は形はどうであれ自分の意思で物事を決め、生活をしていくだけの
力を持っています。月の国の者である桜姫にとってどちらについた
ほうが無難であるかという点を考えたら正直、槐の側のほうがいいかも
しれません。
ただ、それはあくまでも安定して生活していけるかどうかということ
だけを考えた場合の話。いくら生活が安定していても心がおだやかで
なければその生活は決して豊かであるとは言えません。愛する青葉と
敵対する勢力に居続ける限り、桜姫に安息の時などやってこないでしょう。
槐「忘れるな おまえの運命を記す命字は『滅』だ」
(りぼん2010年7月号・P.83の2コマ目)
すみません命字そのものを忘れてましたwwwwwwwwww
そういえばそういう設定だったな。青葉の命字は桜姫が持ってるん
ですよね。このことが槐に知られたら青葉はいつ命を絶たれるか
分からないな…(((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
槐「月の者か 人間とそれに味方する者か 選ばなかったほうを
きっと滅ぼすことになる」(りぼん2010年7月号・P.84-86)
いや、桜姫がどっちを選んでも結局桜姫にかかわった人は
みんな滅んでしまうのでは??? 桜姫がどちらかを選んだとしても
選ばれなかったほうがおとなしくしている訳がないですから、結局
戦いになるでしょう。そうなったらどちらも無傷で済むわけないです。
つまり桜姫の存在そのものが破滅を呼んでしまうと…命字が「滅」
であるというのも納得できます。
桜姫「兄様……! ずるいわ…そんな言い方」
(りぼん2010年7月号・P.88の1コマ目)
ずるいわって…桜姫が破滅を避けようと努力をする気が
全くないっていうのはよく分かった。
ここで言い返すことすらしないなんて桜姫は本当に他力本願だな。
「自分ならどちらも守る」位のとは言えばいいじゃん。で、そのために
できる限りのことをすればいいじゃん。なんでその程度のことができないの?
このまま槐のところにいたら青葉側に損害が出るけどそれでいいの?
青葉側と戦って槐が傷つくかもしれないけれどそれでいいの?
この現状をなんとかできるのは
桜姫だけなんだよ。
○桜姫と青葉、久しぶりに対面
槐「おまえの杞憂(きゆう)など 全て取り去ってあげよう」
(りぼん2010年7月号・P.90の4コマ目)
桜姫が何もしない間に、どんどん戦いの方向へ…
槐としては青葉を生かしておく理由などないです。
…というか、さっさと始末してしまわないと桜姫の心が
乱れてしまうから粛々(しゅくしゅく)と攻撃するだけでしょう。
青葉「桜…」
桜姫「あ…青葉」
(りぼん2010年7月号・P.91の1コマ目)
久しぶりに対面を果たした桜姫と青葉。一緒にいたころは
顔を見るのも当たり前だったのに、今や顔を見ることができる
だけでうれしくなるような状況におかれているからな。
さぁ、この状況を打開するために桜姫が何を言うか注目
しましょう!!!
桜姫「ごめ…ごめんね」
(りぼん2010年7月号・P.91の2-3コマ目)
ええええっっっ!!!
せっかく槐と青葉が同じ場所にそろったんだから、危機を回避
するための大演説でもすればいいのにごめんって…戦いをやめて
欲しいのではあればここで何かしないでどうするよ!? このままだと
ここが戦いの場所になるよ?
口先だけで戦いをやめるように言ってる奴のほうがまだマシなの
では??? 桜姫はもうそれすら言わなくなってしまいました。
青葉「どいつもこいつもそんなに謝るなよ」
(りぼん2010年7月号・P.92の1コマ目)
たしかにみんな青葉に謝ってるなwww 琥珀(こはく)も
なんだかわからんけど泣きながら謝ってたし。青葉はいい子だから
何かやらかしたらすぐにごめんって言いたくなっちゃうのは
なんとなく分かります。
桜姫「だって青葉が許してくれるってわかるから言えるの」
(りぼん2010年7月号・P.92の2コマ目)
実際そうなんだろうけど、なんだろう…桜姫がこういうことを
言うと「なんでお前がそんなこと分かるんだよ、自分に都合よく
考えるなよ」とか突っ込みたくなる(笑)
桜姫「兄様の憎しみも 兄様を大切に思う私の気持ちも 理解して
くれようとしてくれてる」(りぼん2010年7月号・P.92の3コマ目)
桜姫にとった最大の味方であるのは間違いないです。槐も表面上は
桜姫のことを大切に扱っていますが、どうも裏がありそうですし
そもそも桜姫が青葉のことを好きだという気持ちを全く理解していない
時点で本当の意味での味方ではないでしょう。青葉を倒そうとしている
のですから、むしろ敵ですらあります。
桜姫「優しい人だから すきなの…」
(りぼん2010年7月号・P.92-93)
その好きな人のために特に何もしていない
桜姫であった。
○右京(うきょう)あらわる
※右京について
朝霧「私の…恋人です」
(りぼん2010年7月号・P.94の4コマ目)
ええええええええええええええっっっっっっっっ!!!
白夜(びゃくや)と青葉も素で驚いてるなwwwwww
…でもまぁ朝霧だって恋人くらいいてもおかしくないか。
右京「もうお前など恋人でもなんでもない!!」
(りぼん2010年7月号・P.95)
朱里は琥珀への恋心が消えていたわけではなかったようですが
右京はもう恋人ではない宣言をしました。
右京「村を一瞬で破壊した 狡猾(こうかつ)な雪女よ!!」
(りぼん2010年7月号・P.95)
こういう形で雪女であるという秘密が桜姫にバレてしまうとは…
もう敵も目の前にいるし、正体を明かして戦うしかないですね。
りぼん2010年7月号は桜姫華伝が二本立てなのでこの続きを
すぐに読むことができます!!!
↓
【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第二十話「雪蛍恋物語」(りぼん2010年7月号)感想 その1
「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら
【白薔薇学園ヴァンパイア・ローズ】りぼんファンタジー増刊(2009年)掲載・種村有菜さん作、感想 その1
| 固定リンク
「桜姫華伝」カテゴリの記事
- 桜姫華伝12巻の感想 その1(2013.01.15)
- 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その5(2012.12.27)
- 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その4(2012.12.23)
- 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その3(2012.12.15)
- 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その2(2012.12.08)