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2010年8月 2日 (月)

【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.9(りぼん2010年8月号)の感想 その4

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【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.9(りぼん2010年8月号)の感想 その3
↑のつづき


○妃(きさき)、ひよりに謝罪

妃「この前はあんなこと頼んでごめんなさい
(りぼん2010年8月号・P.134の3コマ目)

 いやいや、妃がバレンタインのチョコを渡すよう頼んだおかげで
ひよりは成長するきっかけをもらうことができたのですから。
しかしなんで妃はひよりにチョコを渡すことを頼むことにしたん
だろうなぁ。ひよりが広瀬のことを好きだということは妃も知って
いたのに。正直待ってるうちにどうでもよくなったのかもなぁ…
本来であれば恋のライバルであるひよりに自分のチョコを託(たく)す
というのは妃にとっても危険がある行為のはずですし。

 ひよりに嫌がらせをしようっていう意図があったようにも見えない
しなぁ…

妃「16年間結心と一緒にいて ずーっと好きなの
(りぼん2010年8月号・P.136の1コマ目)

 本当に幼い頃から広瀬のことが好きなんだな。スターダストなんとかの
杏菜とかいう人と違って自分は幼なじみに恋心があるということを
きちんと自覚しているようです。

妃「そう簡単に他の人には渡さない
(りぼん2010年8月号・P.136の3コマ目)

 どうやら妃はひよりを本気で恋のライバルだと考えているようだな。
他人か見れば、幼なじみという点や住居の位置関係、そしてなにより
抜群の容姿があるから妃がどう考えても余裕で勝利するのではないかと
思うのでしょうが、本人からしてみればとてもじゃないけど余裕を
持つことなどできないのでしょう。現に広瀬のことを彼氏にすることが
できていないですし。

ところで妃が言ったこの一言

妃「結心て 誰にでもすごく優しいでしょ? でも…昔から私には
優しくないの どうしてかしらね
」(りぼん2010年8月号・P.135の1コマ目)

 これひよりは「ちがうそんなことない」と思ったようですが
これ、妃は嘘をついているとは考えにくいです。だってここで嘘を
ついても妃には何の得もないですし。

 それどころか自分に対して広瀬はやさしくしてくれるってひよりに
対して言えばひよりを精神的に揺さぶることが可能となります。なので
ここで妃が言っていることはまず間違いなく本当でしょう。

 ではなぜ広瀬は妃に対してだけ優しく接しないのか? もし妃のことを
全く意識していないのであれば、他の子と同じ態度で接するはずですが
態度を変えているのですから、他の子と違う目で見ているのは確かでしょう。

 で、広瀬の妃に対する気持ちは「好き」? それとも「嫌い」?
確実に言えるのはその他大勢の女子とは明らかに違う目で妃を
見ているという点。このことが明らかになるのはもう少し先でしょうね。

ひより「あのっ 私はまだ半年も一緒にいないけど…簡単にあきらめ
られないのは 私も同じです
」(りぼん2010年8月号・P.137-138)

 ライバル宣言キタ─(゚∀゚)─!!!

 ひより、ここまですごいことができるようになったのか。
自己紹介すらできなかった頃が遠い昔に思えてきたよ。本当に
成長してるんだなぁ。ちょっと前のひよりだったら妃の「他の人には
渡さない」発言を聞いた時点でもう落ち込んでしまったでしょう。

 妃の驚きの表情がすごく印象的です。まさかひよりがこんなことを
言うとは思っていなかったんだろうな。

○ひより、バレンタインのチョコのお返しを広瀬からもらう

 キャットフードwww しかもコンビニで買った奴とか。
ひよりにも何か買ってやれよ(w

ぷいぷいは喜ぶけどひよりはこれを食べられないから何も返して
もらっていないのと同じだな。あ、でもひよりにしてみれば
広瀬から物をもらうだけでうれしいですよね。自分の飼い猫の
ぷいぷいがえさを食べる姿を見るのも楽しいでしょうし。

○カラオケで打ち上げ

 みったんの話、最後まで聞いてやれよ(笑) せっかく大演説
してんのに。でもみったんは本当にこのクラスが大好きだったん
だな。先生がここまで生徒と別れるのをつらいと感じるなんて
なかなかないだろう。

みったんさっきもその話きーたって
(りぼん2010年8月号・P.141の3コマ目)

 生徒との温度差が泣けるwwwwwwwwww
大人になると同じ話を何度もしたくなるんです。分かってあげて
ください。
みんなのことがそれだけ大好きだったっていうことですし
この日が最後なんですから。

 ひよりはこの前広瀬と二人で撮った写真を受け取りました。
この写真は単なる教室で撮った一枚の写真ではないんですよね。
自分の人生が変わった何よりの証(あかし)とも言える写真
ですから、ずーっとお守りのように持っていたいものでしょう。

 …でも後でこの写真が思わぬ方向へお話を導いていきます。

○ひより、最後の最後に「自己紹介」

 カラオケが終わる際、ひよりはまだ歌っていないからという
ことでマイクを渡されました。田中くんが選曲をしている間
一言みんなに伝えたいということになったのですが。

ひより「私…西山ひよりです」(りぼん2010年8月号・P.146-147)

 初めて教室に入った日に言うことができなかった一言をお別れの日に
言うことができたひより。時間はかかってしまいましたが、ひより
は自らの意思で一歩前に進むことができました。

ひより「自己紹介のとき…自分の名前もちゃんと言えなくて
…なのにみんな『ひよりん』て声かけてくれて 学校来るまで…
すごく怖かったけど
」(りぼん2010年8月号・P.147の3コマ目)

 改めて思うのだけど、ひよりは本当に周りの子の恵まれたな。
いじわるな子が一人もいないクラスなんて奇跡といっても言いすぎ
ではありません。みったんも優しいし、学校は恐ろしいところだと
思っていたひよりに「そんなことはないんだよ」って教えてあげる
のにこれほど最適のクラスなどなかったでしょう。

ひより「えっと…あの…これだけちゃんと言いたくて…
このクラスにいられてよかったです ありがとうございましたっ

(りぼん2010年8月号・P.147-148)

 これはりっちゃんが大泣きするのも理解できます。自分の家に
引きこもっていた頃のひよりの姿を知っている立場からすれば
この日のひよりは本当に成長したと実感できますし。

○田中くんが選んだ最後の一曲

♪童謡 1年生になったら」(りぼん2010年8月号・P.150の4コマ目)

 留年した子がいたらシャレになってない曲だったなwww
まぁひよりのイメージにはあってるし、誰でも歌えるから案外良い
選曲だったのでは? ひよりは思い切って友達100人作りましょう。

○新学期はじまる

 いきなり男の子とぶつかってしまったひより。生徒証と広瀬と
2人で撮った写真を落としてしまいました。ぶつかった男の子が拾(ひろ)い
ましたが新たな波乱の予感!!! 新学期もがんばれひより!!!

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