【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第二十三話「僕には『君』だった」(りぼん2010年10月号)感想 その6
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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第二十三話「僕には『君』だった」(りぼん2010年10月号)感想 その5
↑のつづき
○桜姫は謎の世界に
突然誰もいない世界で目覚めた桜姫、槐(えんじゅ)の話によると
「今の桜に自我はない 体の奥深く眠っている」(りぼん2010年10月号・
P.231の1コマ目)と言っているので、もしかしたら桜姫の心の中に入った
のかもしれまんね。
謎の声で目が覚めた桜姫。どこの邸(やしき)の中のようですが
邸の外がないようです。現時点でここがどこであるのかは明らかに
されていませんが、仮に桜姫の心の中だするのであれば、桜姫に
とって邸以外の世界はないということになりますね。邸の外での
楽しい思い出がほとんどない…というか邸以外の生活を知らないと
いうことを意味するのですから、ちょっと悲しいですね。
※桜姫について
謎の声「ずっと前から存知あげております 桜姫様でしょう…?」
(りぼん2010年10月号・P.254の1-2コマ目)
ん? この話を聞く限りではもう一人の桜姫というわけではなさそうですが
ちょっと判断するには材料が少なすぎます。桜姫の心の中に何物かが
閉じ込められているのでしょうか? それとも桜姫はどこかに飛ばされてしまい
飛ばされた先に何物かがいたのでしょうか?
※謎の声の正体について
謎の声「言えません…言うとあの人に見つかってしまう」
(りぼん2010年10月号・P.254の4マ目)
ここには桜姫以外の人はいないのですが、言っただけで見つかって
しまうとは一体どういうことだろう? 仮に監視を受けているのであれば
そもそも正体を明かす以前に桜姫と話をした時点でみつかりそうですが。
謎の声「こわい人…それ以上は聞かないで」
(りぼん2010年10月号・P.254の5コマ目)
一番身近にいる怖い人っぽい人は言うまでもなく槐ですが、そんなに
簡単な話とも思えないよな…そもそも槐が「こわい人」であるというならば
わざわざ桜姫と接触されては困るような人がいる世界に桜姫を飛ばす
はずなどないでしょう。
○自分が青葉を斬るよう命令されている様子を見た桜姫
もちろん桜姫の形をしただけの人形と化しているのですが。問題は
ここからどんなに「やめて」と叫んでも声は届かないですし、槐に命令
された「桜姫」の行動を止めることもできないです。
桜姫は青葉を救うために積極的に動かなくてはならなくなりました。
これまで周りがいろいろ助けてくれたおかげでここまでやってくることが
できた桜姫。今回はどうするつもりなのでしょう? とりあえずはこの
謎の世界から脱出する方法を考えないと。謎の声の人に聞くしか
ないかもなぁ。さすがに脱出方法までは自分で考えろと言われても
無理でしょうし、そもそも考えている間に青葉が斬られてしまったら
何にもなりません。
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