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2010年9月23日 (木)

【いちいちズキズキハート(後編)】〔木村恭子さん〕夏の増刊号りぼんスペシャルオレンジ(2010年)の感想 その2

【いちいちズキズキハート(後編)】〔木村恭子さん〕夏の増刊号りぼんスペシャルオレンジ(2010年)の感想 その1
↑のつづき

○「普通」にすることの難しさ

 犬田への恋心を自覚した真夏、今まで気軽にお話ができていたのに
不自然な感じでしかお話が出来なくなってしまいました。本当になら
今まで以上にたくさんお話をしたいところなのでしょうが、これでは
好きという気持ちに気づかなかったほうがよかったくらいです。

 でも特になんとも思っていなかった頃にたくさんお話をしたことより
さんざん苦しんだ末の一言のほうが価値が高いかも。なんとか話を
したいと悩んでいる時間も決して無駄ではないでしょう。好きだと自覚
としたら戦略を立てて、積極的に攻めるような子より真夏みたいに
ぎこちなくなってしまう子のほうがなんだか好きだ。

※犬田に背中を触られて
真夏「せなかって涙腺(るいせん)あったっけ 体じゅう泣きそう
ドキドキしてあふれそう

(夏の増刊号りぼんスペシャルオレンジ・P.532の5コマ目)

 この調子じゃ告白するのは至難の技だな。もうちょっと犬田が
触れただけで汗がとまらなくなってしまうなんて。

犬田「なんかヘン ヘンなのは前からだけど 真夏もっとおれに
つっかかってきたじゃん

(夏の増刊号りぼんスペシャルオレンジ・P.533の2-3コマ目)

 ヘンなのは前から(笑) そりゃここまで態度が不自然になればおかしい
と思うよな。つっかかってこないっていうのは犬田にとって好都合なのですから
本来なら歓迎すべきことのはずなのですが。前日にいろいろあったから
その影響なのではないかとも考えたようですね。

犬田「きのうのこと そんなに気にしてんの?
(夏の増刊号りぼんスペシャルオレンジ・P.533の4コマ目)

 前日のことは直接関係はないのですが、事件がきっかけで真夏は
犬田のことが好きだと自覚をしたのですから、ある意味「きのうのこと」
が影響を与えたというのは確かですね。


真夏「いぬた…好きな人いる?
(夏の増刊号りぼんスペシャルオレンジ・P.533-534)

 これはまた、ど真ん中にシュートを打ったなwwwwww
ただでさえいつもと違うと言われているのにこんなことを言ったら
余計変だと思われるだけじゃん。本人もなんでこんなことを言って
しまったのか分からないようですが、でもとっさに出た一言って
その人が本当に言いたいことであることが多いですよね。
真夏にとって犬田が誰のことを好きなのかということは重大な
関心事ですから、思わず聞いてしまったのでしょう。

 勘がするどい男の子だったら真夏の態度からひょっとしたら
真夏は自分に好意を寄せているのではないかと気づくのでしょうが
犬田はまだ気づいてはいないようです。

犬田「なにっ…いきなり
(夏の増刊号りぼんスペシャルオレンジ・P.534の3コマ目)

 犬田の表情を見て「キュンッ」となってしまった真夏。「キュン粉」
を振り撒いてしまいそうになったようですが、キュン粉ってそもそも
なんだよ(w 矢が飛んできたり、粉をまいてしまいそうになったりする
などこの世界で恋愛をするのは命がけのようです。


真夏「好きな人にフツーにするってむずかしいな…
(夏の増刊号りぼんスペシャルオレンジ・P.536の1コマ目)

 矢を抜きながらとぼとぼ帰っていく姿はどう見ても敗残兵
じゃねーか…まだ告白すらしていないのに負けてどうする。


○犬田と一緒に下校をする真夏

 犬田に話しかける練習をする真夏。健気(けなげ)だなぁ~
普通に一緒に帰ろうと言うだけでいいのに。でもなんとか
一緒に下校できることになったからよかったですね。

真夏「一緒にトナリならんで歩いてるだけなのに ほころぶ
キモチ どこまでも どこまでも のびてくみたい

(夏の増刊号りぼんスペシャルオレンジ・P.540の3-4コマ目)

 好きな人と一緒にいられるだけで十分幸せだということを
初めて実感できたのではないでしょうか。犬田の何気ないしぐさが
かわいくて、愛(いと)おしくて仕方がないのでしょう。

 付き合い始めてもこのちょっとしたことにときめていていた頃の
気もちを忘れて欲しくないな。

真夏「だれかを好きになるといちいちこんな気もちになれるんだ
(夏の増刊号りぼんスペシャルオレンジ・P.541の1コマ目)

 恋愛を怖がっていた真夏とはとても思えん。まだ体験したことの
ないことを怖がっていた…つまりただの食わず嫌いだったのですね。
こういうのって口でいくら説明されても理解できないですよね。言葉で
上手く言い表すことなどできないですから

真夏「スゴイ! このままのびてったら
私天国いっちゃいそう

(夏の増刊号りぼんスペシャルオレンジ・P.541の1コマ目)

 ある意味もう天国にいるだろう

↓つづきはこちら
【いちいちズキズキハート(後編)】〔木村恭子さん〕夏の増刊号りぼんスペシャルオレンジ(2010年)の感想 その3

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