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2010年10月16日 (土)

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第二十四話「爪のないひと」(りぼん2010年11月号)感想 その3

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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第二十四話「爪のないひと」(りぼん2010年11月号)感想 その2
↑のつづき

○「あの人」の正体

桜姫「ねぇあの人に掴まったらどうなるの?
(りぼん2010年11月号・P.290の6コマ目)
謎の声「たぶんですが精神が取りこまれてしまう…もう外の世界へは
帰れなくなるでしょう
」(りぼん2010年11月号・P.290の7コマ目)

 さっき「あの人」と遭遇したけど大ピンチだったんじゃねーかwww
ただ単に不気味な奴と出くわしたとかいうレベルの話ではなかったの
ですね。

 しかし瑠璃条にとってはこれ以上ない都合の良い展開だな。
元の世界に戻れないとなれば死んだも同然ですから労せず桜姫を
始末できます。槐(えんじゅ)がこのことを知らないはずはないですから、
桜姫なんかもうどうでもいいのでしょう。


謎の声「戒様が掘り起こして集めています あの人の体を
(りぼん2010年11月号・P.292の1コマ目)

 何気ないこのセリフ。槐ではなく「戒」と言っているので、謎の声の
主は槐の幼い頃のことを知っている人物であるということが
わかります。


謎の声「月泉水につけて血肉を再生させている 部品が
すべて揃ったらいくらあなたでも太刀打ちできない

(りぼん2010年11月号・P.292の1コマ目)

 月泉水はこんなことにも使えるのか。桜姫の性格を考えると桜姫でも
太刀打ちできないような奴を再生することなど容認するはずはない

ですから、もしかしたら邪魔な存在だったのかもな。

 だとすると今回青葉たちが桜姫の奪還にこなかったとても、いずれ
しかるべき時期が来たら桜姫を処分したでしょう。どうせ処分するので
あれば正体なんかあかさずに粛々と目的遂行のためにがんばって部品を
そろえればよかったような気がしないでもないですが、桜姫が自分の側に
寝返る可能性も全くにないというわけではなかったので、一応自分の
ところに連れ去ったのかも。

 で、桜姫と一緒に過ごしてはみたけど青葉のほうを選んだから
やっぱり始末する道を選んだと。


桜姫「至るところにあいている穴 爪が再生を待つ
月泉水の水たまり
」(りぼん2010年11月号・P.293の1-2コマ目)

 これまでバラバラだったものがここにきて一つのものになってきた
感じです。至るところにあいている穴の意味はこれまで分からなかった
のですが、「あの人」を再生するための部品を掘り起こしていたとは。

 月泉水と謎の爪の関係も分かりました。ここの住人の「あの人」の
爪だったのでしょう。

 青葉が以前言っていた「かぐや姫は焼かれて灰となり
さまざまな土地へ分けて埋められた
」(りぼん2009年4月号・
P.73の3コマ目)っていう設定を久しぶりに思い出したよ(笑)
そういえばそんなことを言ってたな。


桜姫「そこまでして兄様が求める唯一絶対の強力な力
かぐや姫…?
」(りぼん2010年11月号・P.293-294)


 桜姫のおばあちゃんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

 つまり桜姫は自分のおばあちゃんに狙われているのか。
兄とおばあちゃんのせいで人生が終わりかねないとかどんな
家庭内の虐待だよ。

↓つづきはこちら
【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第二十四話「爪のないひと」(りぼん2010年11月号)感想 その4

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