【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.22(りぼん2010年11月号)感想 その1
【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら
春田ななさんのサイン会に参加してきました!!! (2010年10月2日新宿開催)
○本当に反省している訳ではない? 杏菜
杏菜「さっきから2つの心が戦ってるけど そろそろもう限界です」
(りぼん2010年11月号・P.119)
2つの心ってなんだよ?
杏菜が今この場で持つことが許されるのはたったひとつの心
「ごめんなさい」という気持ちだけだろ? 他に何があるっていうんだい?
強いてあげるとすれぱ「もうしません」とかかな。そもそも心が戦う原因を
作ったのは杏菜自身なのですがそんなことはとっくの昔に忘れてしまった
ようです。
(杏菜の心の中の戦い)
杏菜の心「なんなのさ何回も謝ってるのにあの態度ありえなくね!?
もう知らんわ帰る!!」(りぼん2010年11月号・P.119)
あり得ないのはあなたの態度、もう帰れ。
なんなのこれ? 自分が颯(そう)に対してどれだけひどいことをやったのか
全く自覚がないようです。普通あれだけのことをしたら罵倒(ばとう)されても
ただひたすら頭を下げるだろう。生き別れの双子がどうのこうのとか
言ったり、自分のことが好きだと分かっているのに他の女の子とデート
するよう迫ったりするとかもう鬼とか思えないことをやったのにこんな
ことを頭の中で考えるとかちょっと信じられない。
…でも現実の世界にもこういう空気の読めない奴っているんですよね。
本人は悪いと思っていないから周りの人は大変。
↓
杏菜の心「ダメだよ! 元はと言えば私が颯を傷つけたんだよ!?
仲直りできるようにもっと誠意を見せなきゃ」
(りぼん2010年11月号・P.119)
謝っているのは颯の心を傷つけたことに対するおわびの
気持ちの表明ではなく、自分が颯と前のように接したいと
いうことだけなんですよね。もし颯の傷ついた心を少しでも癒(いや)そうと
考えているのであれば、颯が何を言ってきても申し訳ないという
気持ちが消えるわけないですし。
ここまで自己中心的な性格だと、毎日楽しいだろうなぁ。何があっても
相手のせいにしているだけでいいのですから。
↓
杏菜の心「謝る以上にどうやって誠意を見せろと!?」
(りぼん2010年11月号・P.119)
謝る以外に誠意を見せる方法などないっていうのは分かる。
実際その通りだと思うし。どんなにがんばったところで杏菜が
菜花(なのか)のありえないほど太い釣り針に釣られてしまった
という事実は変わることなどないです。
でも杏菜は本当の意味で颯に謝ってないよね? ただ言葉を
発するだけで謝ったつもりになっているのだとすればそれは
とんでもない間違いです。いくらごめんなさいと言ったところで
心から反省していなかったら何の意味もないんですよ。
↓
杏菜の心「そうだけど逆ギレはダメだよー!!」
(りぼん2010年11月号・P.119)
じゃあ何? 杏菜は颯がどういう態度をとれば納得するの?
笑顔で「分かった もういいよ」とか言うのを期待してるの?
バカじゃねーの!? そんな都合の良い展開があるわけないじゃん。
…っいうか自分が謝ったら相手が絶対許してくれることが前提で
物事を考えている時点でもう相手の気持ちなんかこれっぽっちも
考えていないということですね。
↓つづきはこちら
【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.22(りぼん2010年11月号)感想 その2
| 固定リンク
« 【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.12(りぼん2010年11月号)の感想 その1 | トップページ | 【いちいちズキズキハート(後編)】〔木村恭子さん〕夏の増刊号りぼんスペシャルオレンジ(2010年)の感想 その3 »
「スターダスト★ウインク」カテゴリの記事
- スターダスト★ウインク 第一話が掲載されたりぼん2009年2月号(2019.09.18)
- 【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕番外編・世界で1番せまい星(冬の大増刊号りぼんスペシャル2014)感想 その2(2014.01.17)
- 【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕番外編・世界で1番せまい星(冬の大増刊号りぼんスペシャル2014)感想 その1(2013.12.26)
- 【スターダスト★ウインク】冬の大増刊号りぼんスペシャル(2013年12月18日発売)に番外編(2013.11.24)