【ブランデージの魔法の城】〔香純裕子さん、橘香いくのさん〕りぼんマスコットコミックス「魔王子さまと鏡の部屋の秘密」感想 その1
2009年に発売された「りぼんファンタジー増刊号」に掲載された
「ブランテージの魔法の城」、それから約1年経った今週、コバルトに
掲載された分も含めてりぼんマスコットコミックスにまとめられて発売
されました。
コミックスを早速(さっそく)手に取ってみたのですが、そこに書かれていた
文が「子作り目当ての婚約生活」wwwwwww これに釣られてとりあえず
買った人っているのかな??? まぁ実際アドリエンヌは子供を作るために
連れ去られたのですが。
(お話の基本的な情報)
<登場キャラクター>
アドリエンヌ…6人兄妹の長女。頑固で真面目な子だが、ある日
ドナティアン・シャルルに魔法で連れ去られてしまった。しかしそんな
ドナティアン・シャルルのことを好きになってしまった
ドナティアン・シャルル…ブランデージを追放された元王子。魔法の水盤に
自分の魔術を継承させる跡継ぎを産むのにもっとも適した人物と
してアドリエンヌの姿が映ったことから魔法の力を使いアドリエンヌを
自分の城に連れ去った。アドリエンヌと結婚するらしい
ゲルガラン…王子の使い魔
<主なアイテム>
魔法の水盤…あらゆる問いに答えてくれる。アドリエンヌが
ドナティアン・シャルルの結婚相手としてふさわしいとしたのも
このアイテム
○家族への手紙を破かれたことからけんか
アドリエンヌ「食事の約束もすっぽかして魔術の研究にかかりきりな
くせに 私を外へは出させてくれない…」
(りぼんマスコットコミックス・P.12の1コマ目)
ここだけみたら完全に監禁されているようなものだな。
とても恋人同士のラブラブな雰囲気の生活がイメージできない。
ドナティアン・シャルルは自分の魔術を継承する子供を産んでもらい
たいだけという理由でアドリエンヌを連れ去ったとされているのですが、
態度を見る限りではそれは本当なのではないかと思えてきます。
目的を達成するのであれば子供さえ産んでくれてその世話だけ
やってくれればいいのですから。
研究にかかりきりっていうのはただ単に没頭(ぼっとう)しているだけと
考えられなくもないですが、外に出られないっていうのはきついよね。
どんなに好きな人と一緒に暮らしているのだとしてもずっとひとつの場所から
出られないなんて…
一緒に仲良くできるわけでもなく、外に出られることもない、
そんな生活がずっと続くなんて想像しただけで嫌になりますね。
アドリエンヌ「家族が恋しくなってせめて手紙を届けてくれるように
頼んだの そしたらー…」(りぼんマスコットコミックス・P.12の1コマ目)
※アドリエンヌが書いた手紙を破いて
ドナティアン・シャルル「家の者に手伝わせて城から出て行くつもりか?
そんなことは許さぬ」
(りぼんマスコットコミックス・P.12の2-3コマ目)
このやり取りから分かることは基本的にドナティアン・シャルルは
アドリエンヌが自分のことが好きだとは思っていないということ。
無理やり城に連れ去るようなことをする自分をアドリエンヌが好きに
なるはずはないと。だから、いつ逃げ出すか分からないから拘束を
続ける以外にないと思っているのでしょう。
ただ目の前で手紙を破かれたアドリエンヌはとてもじゃないけど
納得できないよな。手紙を破かれるということはもう家族と連絡すら
取り合ってはいけないということですから。この調子だと直接会うなんて
論外でしょうし。いくら好きな人と一緒にいられるのだとしても家族と
永遠にお別れなんてとてもじゃないけど飲めない話でしょう。
アドリエンヌ「わたしがショックだったのは手紙を破かれたことじゃない
わたしを信じてもらえなかったこと わたしがあなたを裏切ると
思っているの?」(りぼんマスコットコミックス・P.24の1コマ目)
好きな人に自分が好きだという気持ちを信じてもらえず、力ずくで
縛られる生活を強いられているのですから、これほどつらいことは
ないのかも。ある意味好きだと告白してフラれるよりきついかもな。
アドリエンヌ「あなたのことをどれだけ好きでもその心すら
疑うのー…?」(りぼんマスコットコミックス・P.24の2コマ目)
そもそもアドリエンヌが自分のことをどう思っているかということに
ドナティアン・シャルルが興味を持っているかどうかも不明。力ずくで
連れてくるような奴だからそんなことを知る必要はないのかもしれません。
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