« 【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.25(りぼん2011年2月号)感想 その2 | トップページ | 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第二十七話「ときめくならほのかに百合色」(りぼん2011年2月号)感想 その1 »

2011年1月19日 (水)

【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.15(りぼん2011年2月号)の感想 その2

【「ひよ恋」の感想】←今までのまとめはこちら

【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.15(りぼん2011年2月号)の感想 その1
↑のつづき

○りっちゃんがひよりを迎えに

ひより「どうしたの? 今日部活の朝練ある日なのに
(りぼん2011年2月号・P.128の2コマ目)

 昔は不登校のひよりを迎えにきていたのですが、今や迎えに
きたらひよりがどうしたのか?と思うようになったのか。
りっちゃんは弓道部員(ひよ恋2巻・P.167の左4コマ目より)ですが
お話の中でりっちゃんが部活でがんばっている姿が出てくれると
いいのですが。弓を構えるりっちやんとか見てみたい。

 りっちゃんが何かの大会に出場したら、今度はひよりがりっちゃんを
応援する番ですね。

 今思ったけど、ひよりって何か部活をやる気はないのかな?
今までは学校に通うことが精一杯でとてもじゃないけど部活をやろうだなんて
考える余裕がなかったのですが、そろそろ登校すること自体に抵抗感は
なくなってきたのですから、学校生活をより一層楽しいものにするためには
部活をやってみるっていうのも悪くないかも。すでに2年生に進級してしまった
ので、今さら部に入りにくいかもしれませんが。

 りっちゃんが文化系の部に所属していたらりっちゃんと同じ部に入る
という手もあったのでしょうけど、弓道部じゃ難しそうですね。


りっちゃん「ひより どうしてるか心配だったから…
昨日ホントにごめんね
」(りぼん2011年2月号・P.128の2コマ目)

 自分が探偵ごっこを持ちかけた結果、広瀬と妃が話しをしているのを
ひよが目撃してしまったので、自分を責める気持ちが強いのでしょう。
過去の経験からして、前日のようなストレスを受けたらひよりは
かなり落ち込んでいて、もしかしたら学校を休んでしまうのではないかと
思ったのかもなぁ。

 保護者役を今でも忠実に果たしているようですが、いつまでも
りっちゃんはひよりのそばにはいられないのですから、そろそろ
過剰に守ってあげるのは卒業したほうが長い目で見てひよりの
ためになりそう。もちろん友人として一緒に遊んだりするのは
これまでと同様でいいでしょうが。

 ひよりがりっちゃん離れをするのとりっちゃんがひより離れを
するのとではどちらが難易度が高いんだろう?
 案外りっちゃんが
ひよりと離れるほうが大変かもな(笑)
 ひよりが何をしてるのか
心配で仕方がないだろうし、この調子だとひよりに彼氏が出来たとしても
今度は彼氏と上手くやっていけるのだろうかとか気になりだすでしょう。

 でもりっちゃんにしてみればこうやってひよりのことを心配するのは
苦ではないのでしょう。ひよりのことをあれこれ考えるのはりっちゃんに
とっては日常の一コマに過ぎないのでしょうね。

ひより「ううん りっちゃんは何も悪くないよ! だって今思えば
あの時私が出て行かなければ…

(りぼん2011年2月号・P.128の3コマ目)

 たしかに出て行かなければ、その後広瀬が妃に言ったであろう
言葉を聞くことができたから、不安感も少しは軽減されたと思います。
でも、りっちゃんも言ってるけどあの時動揺するな、出て行くなと
言うのはちょっと無理だろうな。

ひより「…気持ちがすぐなくなるわけじゃないし 平気がどうか
自分でもよくわかんないけど

(りぼん2011年2月号・P.130の3コマ目)

 まぁ平気じゃないだろうけど、一度は通らなくてはいけない壁だと思う。
この程度でつぶれるようだったらこの先、もうやっていけないでしょう。
現在ひよりの周りの人たちはみんなひよりに優しいですが、こんな環境なんて
ほとんど奇跡に近いようなものでしょう。好きな人に面と向かってフラれたり
することだってあるかもしれませんし。

ひより「広瀬くんと普通に話せなくなったら やだもん
(りぼん2011年2月号・P.130の4コマ目)

 「普通に」はあくまでもひより基準(笑) ひよりが自然な
感じで広瀬と話をしていることなど見たことがないよ。「普通に話せない」って
もはや会話が成立してないっていうのと同じだな。


ひより「だから今日はいつも通りにしようと思うんだ
(りぼん2011年2月号・P.130の4コマ目)

 つまり傍(はた)から見るとぎこちないしゃべりっていうことですね。
合格ラインが低いような気もするけど、失恋したと思い込んでるひよりに
してみれば自分なりに普通に話すっていう事自体が大変なことなのでしょう。

○コウとひよりとりっちゃん

※コウの姿を見つけて
ひより「あ コウくん! おはようっ 昨日は巻き込んじゃって
ごめんね
」(りぼん2011年2月号・P.131-132)

 ひよりが唯一、自分から話しかけることができる異性の同級生コウ。
この日もコウの姿を廊下で発見してわざわざ走り寄って話しかけています。
いつの間にか「コウくん」との呼び名も定着してますが、なんだか
もうすでにコウはひよりにとってりっちゃんと同じくらい抵抗なく話ができる
相手になってるな。このページを見てると抵抗なく話ができるっていうのを
通り越して、もう楽しそうに話をしているからな。ひよりはコウと一緒に
どこかに遊びに行くのも抵抗感ないのでは?

 コウよりひよりにやさしいことばをかけてくれる男子なんていくらでもいると
思うけど、わざわざコウを選択しているのですからひよりにしか分からない
何かをコウは持っているっていうことなのでしょう。

 やはりコウは自分と同じ面を持っているって思っているからかもなぁ。
自分より人付き合いが上手な人、友達が多い人と接しているとどうしても
それができない自分と比較をしてしまいますが、コウはそういう余計なことを
考えずに話しができるっていうのが大きいのかもなぁ。

 りっちゃんはまだコウのことをよく分かっていないようですが、この感じ
だとりっちゃんは嫌でもコウと接していかなくてはならないでしょうね。
とにかくひよりはりっちゃんと同じクラスではないのですから、現時点で
ひよりはクラスの中で自由に話しができる相手はコウだけですし。

 コウが初登場した時、コウがひよりにとって命綱になると予想できた
りぼんっ子はどのくらいいたのだろう?

↓つづきはこちら
【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.15(りぼん2011年2月号)の感想 その3

|

« 【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.25(りぼん2011年2月号)感想 その2 | トップページ | 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第二十七話「ときめくならほのかに百合色」(りぼん2011年2月号)感想 その1 »

ひよ恋」カテゴリの記事