【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第二十七話「ときめくならほのかに百合色」(りぼん2011年2月号)感想 その2
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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第二十七話「ときめくならほのかに百合色」(りぼん2011年2月号)感想 その1
↑のつづき
○青葉がこない
ついに青葉と結ばれることになった桜姫、白夜もわが子が嫁入りするかの
ように感無量といったところでしたが…
朝霧「今夜はなにもかも忘れて青葉様にたくさん甘えられると
いいですよ」(りぼん2011年2月号・P.334の1コマ目)
これまで生きるか死ぬかの戦いなどばかりだったらかな…本当の
意味で甘い時間を過ごしたことなどなかったのですから、こういう
時間があってもいいでしょう。
※朝になっても青葉がこなかったので
桜姫「なにもかも忘れたのは青葉のほうだったようね」
(りぼん2011年2月号・P.336の1コマ目)
朝になって鳥がチュンチュン鳴いているのが部屋まで聞こえて
きていますが、逆の意味での朝チュンじゃねーかwww
朝チュンについては7巻に収録された4コマでネタにされて
ますよね。しかし白夜と朝霧も一晩青葉が来るのを待っていたのか
…ってちょっと待て!!!
なんでこの人たちまで起きてるんだ???
桜姫と青葉の初めての夜に立ち会う気だったのか?! それか隣の部屋で
聞き耳を立ててるとか。まぁ二人とも桜姫と家族同然のつきあいをしてきたの
ですから、桜姫の人生の節目がやってきたとなると眠れないのかも
しれませんね。
桜姫「なによ! なによ なによ!! 不安がったりもしたんだから!
怖がったりもしたんだから!」(りぼん2011年2月号・P.336の4コマ目)
そりゃ怒るだろう。覚悟して部屋で待機していたのに来なかったの
ですから。ただ単にどこかに食事に行くとかいう話じゃないしな。
人生で「はじめての夜」は一度きりしかやってこない大イベント
ですから。おそらく一晩中青葉とのひとときを想像してたんだろうな…
(´;ω;`)ウウ・・・
桜姫「でも 私の全部 全部青葉に あげようと
思ってたのに…!!」(りぼん2011年2月号・P.336-337)
ここまで覚悟をしているのならむしろ青葉の部屋に特攻すれば
よかったのに…まさか朝まで来ないとは思わなかったんだろうな。
そもそもこの話は青葉のほうから持ちかけてきたのですから。
○桜姫、青葉に抗議
桜姫「青葉!!」(りぼん2011年2月号・P.337の1コマ目)
青葉「ああ おはよう桜 朝からどうした?」
(りぼん2011年2月号・P.337の2コマ目)
まるで何事もなかったかのようだな。青葉は桜姫との約束を
すっぽかしたら桜姫がどういう反応をするかということは当然考えて
いたでしょうから、あらかじめ桜姫が抗議にやってきた時の対応を
考えていたのかもしれませんね。
青葉はまるで突進してくる牛を華麗にかわす闘牛士みたいだ。
ここで「ごめんね」と言ったら桜姫は
※桜姫の部屋に行く話しについて
青葉「ああ…昨日は参内した後 夜は急な宴にお呼ばれ
したんだ」(りぼん2011年2月号・P.337の5コマ目)
例の帝(みかど)とのやりとりがあった後のことですね。お話を
読みすすめていくと「宴」の正体がおおよそ推定できるのですが
青葉にとってはある意味「宴」というより「徴兵」に近いのですが…
事実上拒否することが許されない状況に追い込まれたのですから。
青葉「桜は可愛いな! そんなに俺との一夜を楽しみに
してたのか!」(りぼん2011年2月号・P.338の4コマ目)
そ う で す
桜姫「ばっ 違うもん!」(りぼん2011年2月号・P.338の4コマ目)
青葉「違うのか…?」(りぼん2011年2月号・P.339の1コマ目)
このやりとりはいいな。青葉のほうが一枚上手っていう感じだ。
桜姫に「ばっ 違うもん!」と言われた際に「しゅん…」と落ち込んだ
ような表情を見せて桜姫の心をうまく揺さぶってます。
桜姫「あっ違わないけど」(りぼん2011年2月号・P.339の2コマ目)
デレた(w
何しろ一晩寝ないで青葉が来るのを待っていたからなぁ。青葉がすんなり
きた時より思いが強くなっちゃったのでは?
桜姫はもっと青葉に迫ればいいのに。青葉がまじめな性格だから
他の女の子に取られる心配がこれまで全くなかったので危機感が
ないのだと思いますが、待ちの姿勢では相手が動いてくれない限り
ただひたすら待つだけになってしまいます。
青葉「連絡しなかったのは本当ごめんな…」
(りぼん2011年2月号・P.339の5コマ目)
27話を最後まで読むとこの時青葉が連絡しなかったのは
わざとだったのではないかと思えてきます。誰よりも桜姫のことを
考えている青葉が連絡もなしに人生の一大イベントをすっぽかす
なんてあり得ないと言っても言いすぎではないでしょう。
もし初めての夜をすっぽかしても良いと思っているような存在
だと思っているのだとしたら、槐(えんじゅ)に連れ去られてしまった際に
命がけで助けにいくわけないです。
○青葉の部屋、大荒れ
※青葉の部屋をみた一葉
一葉「なにこれぇ~~~~っ」(りぼん2011年2月号・P.341の4コマ目)
なにこの犯行現場。部屋の中にあるものがほぼすべて
散乱してますが、ここまで散らかすのってわざとやろうと思っても
難しいだろう。
真面目な青葉がここまで部屋を荒らすなんて…よっぽど帝の指示が
ストレスになってんだな。いい加減、もう全てを投げ捨てて反乱を起こす位の
ことをすればいいのに。物にあたったって何も解決しないよ。
○桜姫、自分に魅力がないのではないかと悩む
※青葉が自分に手を出さない理由について
桜姫「じゃあ女として色気がないとか!」
(りぼん2011年2月号・P.342の5コマ目)
色気がある子が好みだったらとっくの昔に他に結婚相手を見つけてる
でしょう。桜姫に遠慮をして待つ必要なんてないのですから。まして
桜姫の部屋に行く約束なんてするわけないです。
朝霧「青葉様ったら 女は抱いてみないとわかりませんのに」
(りぼん2011年2月号・P.342の6コマ目)
朝霧wwwwwwwww これじゃ桜姫は色気がないという点については
認めたも同然だろう。
桜姫は朝霧の勧めで百合姫に相談することになったのですが…
↓つづきはこちら
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