【寺ガール】〔水沢めぐみさん〕前編(Cookie2011年3月号)感想 その2
【寺ガール】〔水沢めぐみさん〕前編(Cookie2011年3月号)感想 その1
↑のつづき
○光(ひかり)、諒(りょう)を自宅に誘おうとする
光里「境内には誰だって自由に入れるし♪ 今度遊びに来ない?」
(クッキー2011年3月号・P.95の4コマ目)
好きな人と仲良くなることの第一歩がお寺について知ってもらう
ことなのか。いきなり寺に誘うとか難易度が高いと思うのですが
光里としては諒に寺のことを知ってもらいたいとの思いがあるのでしょう。
光里にとっては「寺について知ってもらう」ということと「自分のことについて
知ってもらう」ということは同じ意味なのでしょう。
光里「……………境内からの眺め……キレイだよ…?」
諒「行かないよ」(クッキー2011年3月号・P.97の1コマ目)
まさか諒からこんな反応が返ってくるなんて想像すらしていなかったの
でしょうね。
ここまで突き放すように断られると落ち込むよな。優しい感じで
「ごめんね」とか言われたのであればまだ傷は浅かったかもしれませんんが
この感じだと完全に門前払いですし。
断るにしても言い方っていうものがあるよな。
もし光里が自分の寺でなく、遊園地とか映画館に誘った場合は受けた
のかな? まぁ寺に誘ってしまった後となってはもうどうにもなりませんが。
○天ちゃん、諒に抗議
天ちゃん「遊びに来てって誘ってるだけだろ なんだよ
あの態度!! 寺をバカにすんな!!」
(クッキー2011年3月号・P.98の3コマ目)
好きな光里に冷たい態度を取ったことに腹がたっただけでなく
寺をバカにされたと思えるような態度だったことから頭にきたのか。
天ちゃんにとっても寺はかけがえのないものでしょうし。
天ちゃん「じゃあ何でだよ!? ちょっと遊びに行くぐらいいいだろ
来いよ!! つか来んなよ!!」(クッキー2011年3月号・P.98の4コマ目)
天ちゃんの微妙な立場が言葉に反映されているな。光里の
希望はかなえてあげたいけど、恋のライバルが光里と仲良く
なるのは困る(笑) 天ちゃんとしては光里が傷つかないような
言い方でうまく断ってくれるのが理想的だったのでしょう。
○悩む光里
※光里が夕食をたくさん残したのを見て
光里の父「どうした? 具合でも悪いのか? こんなに残して…」
(クッキー2011年3月号・P.100の4コマ目)
父にしてみれば娘が食欲を無くすほど悩んでいたらそりゃ心配
でしょう。たぶんこれまで光里はここまで悩んだことなどなかったん
だろうなぁ。
光里「わたしは…今まで家がお寺だっていうのを
いやだと思ったこと1度もないんだ」
(クッキー2011年3月号・P.102の2コマ目)
大仏を抱えて悩んでいる光里。これまで嫌だと思ったことが
ないということはクラスメイトに恵まれていたのでしょうね。
おそらく自分の家が寺だということを嫌だと思うことがあると
ずればクラスメイトに寺のことをネタにあれこれ言われた場合
でしょうし。
光里「お寺を継ぐっていう事は 自分の恋愛の相手を自由に選ぶ
わけにはいかないってことなんだ……」
(クッキー2011年3月号・P.102-103)
ただ単につきあうだけなら家庭の事情は基本的に考えなくても
いいですが、結婚するということは家族として一緒にやっていく
ことを意味しますから、お互いが好きだという理由だけで結婚するのは
現実問題として難しいですよね。
光里は自分の家の寺を継ぐ意思があるのですから結婚相手は
坊さんが相手でないと厳しいでしょう。
ただ恋愛の相手…というか結婚の相手を自由に選べないのは
何も寺の娘だけではないです。
○諒は牧師の息子
だから寺に行くのを嫌がったのか…諒は自分の家の教会を
継ぐことになってる可能性があるな。こうなるともはや「恋愛の障害」
どころの話じゃないな。
恋の相手が牧師の息子だったなんて、ほとんどトラウマになるレベルの
ショックを受けただろう…
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