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2011年3月16日 (水)

【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.27(りぼん2011年4月号)感想 その2

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【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.27(りぼん2011年4月号)感想 その1
↑のつづき

○杏菜、過去の体験を思い出す

杏菜「いや ちょっと落ち着こうと思って… 今思い出したん
だけどさ…
」(りぼん2011年4月号・P.223の2コマ目)

 学習能力がなく、何度も同じ失敗をしてしまう杏菜が過去の体験を
思い出して冷静になるとか…人間って進歩するんだなぁ。こうやって
何か物事を判断するときに一度考える習慣をつければ、本人も
周りも嫌な思いをしないで済みます。

杏菜「私 過去に日向は自分のことが好きなんだと思って
浮かれてたら 全然違ったことがあったんだよね

(りぼん2011年4月号・P.224の1コマ目)

 マリちゃん事件か…別に日向はマリちゃんのことが好きだと
明言したわけでもなく、杏菜を恋愛対象として見ることができないと
言ってるわけでもないのですが、杏菜は東京で日向とマリちゃんが
キスをしているのを見てしまったのですから、日向はマリちゃんの
ことが好きだと思い込んでしまったのも無理はないです。少なくとも
嫌いではないのは確かですし。

(日向がマリちゃんのことを好きだと思った過程を思い出す)

 くるみが日向に告白したけど想いが届かなかったという
ことを知った杏菜はくるみの気持ちを無駄にはできないと
思い、日向に告白しようとしたのがそもそもの始まりなんですよね。
そうかいえばくるみは今何をやっているのだろう? 高校生編が
始まってからすっかり活躍の場がなくなってしまいましたが。

杏菜「……たしの 好きな人の話…」
(3巻・P.60の2コマ目)

 歩き出した日向を呼びとめて告白をしようとした杏菜ですが、今
あらためてこの場面を見ると、学校の廊下で大事な話をしようと
したのは危険がありすぎたよな。誰に見られるかわかったものでは
ありませんし。これが原因でこのあと杏菜は日向は自分以外の人の
ことが好きなのではないかと思ってしまうことなります。


日向「なに それ聞きたい」(3巻・P.60の3コマ目)

 日向はかなりくいついてきましたが、そりゃ幼なじみの好きな人は
誰であるかということは興味があるでしょう。別に杏菜ことを好きでも
好きでなくても。

日向「好きな人いるの?」(3巻・P.62の1コマ目)
杏菜「わ 私の…私の好きな人は……」(3巻・P.60の3コマ目)

 今にして思えばこの時が告白をする最大のチャンスだったよなぁ。
この時マリちゃんが杏菜に声をかけなければ、このお話の展開は
全く違ったものとなったはずです。マリちゃんの邪魔が入らなかったら
日向は何と答えたのだろう?


 杏菜はこの時、返事はいらないと言ってはいないので、この時なら
日向からきちんとした回答が得られたはずです。

 マリちゃんに声をかけられた日向は杏菜の手を離したので、日向は
マリちゃんのことが好きなのではないかと杏菜は考えたのですが
これだけで日向はマリちゃんのことを好きだとほぼ断定するのは
ちょっと危険だよなぁ。だってみなさん考えてみてください。
先生が現れたら普通手をにぎっていたとしても離すでしょう。
むしろ手をずっとにぎったままだったらちょっとおかしいだろう(w


 日向がマリちゃんのことを好きだと思い込んだ杏菜は、この後
再び告白しようと考えることはせず、ただひたすら落ち込むことに
なるのですが、この時点で告白することをあきらめず
もう一度やり直したらよかったのに。

 日向がマリちゃんことを好きなのではないかと思い込んでしまった
杏菜ですが、この後のキス事件でそれは確信に変わり、日向と
冷戦に突入してしまうことになります。

 この時の体験を生かして今度はうまくやって欲しいですね。前回と
違い、今度は日向が積極的に動いてくれているのですから。

↓つづきはこちら
【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.27(りぼん2011年4月号)感想 その3

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