【いちいちズキズキハート】〔木村恭子さん〕春の大増刊号りぼんスペシャル(2011年)、最終回の感想 その5
↑のつづき
○ネコが好きな人は犬田ではなかった
ネコ「ワンちゃんなんか好きじゃない~~~~!!」
(春の大増刊号りぼんスペシャル(2011年)・P.322の1コマ目)
真夏はネコは犬田のことが好きだと思い込んでいて、今の今まで
という訳ではなく、誰が見てもネコは犬田のことが好きだと信じるに足る
状態だったからな。なにしろ真夏は目の前でネコに矢が刺さっていたのを
見たのですから。犬田が真夏とのデートの約束を突然取り消してネコと
会っていたということもあったのですから、ネコは犬田のことを好きだと
思うのはむしろ当然でしょう。
ネコ「私 クマが好きだもん…っ」
(春の大増刊号りぼんスペシャル(2011年)・P.322の2コマ目)
あの時矢が刺さったのはクマがいたからだったのかwwwwwww
矢が刺さっているのは見えても誰のことが好きだということ
いた場合はこのように判断ができないこともあるということなのでしょう。
ネコ「ずっとっ クマに気づいてほしくて 毎日クマ柄のTシャツ
着てたのにー!!」
(春の大増刊号りぼんスペシャル(2011年)・P.322-323)
もらうことが目的だったらもっと目立つように着ないと。ただクマの柄が
目立つような着かたをしたとしても、たぶんクマにネコの想いが伝わる
ことはなかったとは思いますが。「あいつ毎日熊の柄のTシャツ着てる
けど、ひょっとして俺のことが好きなのか?」とか普通考えないでしょう。
こんな回りくどいことをやるくらい好きなのであればさっさと告白すれば
よかったのに。
ネコ「ずっとワンちゃんに相談してて…2人がデートの時 クマと
遊ぶ約束してたのに無しになっちゃって…知らないでワンちゃんに
連絡しちゃったぁ~ ごめん~~」
(春の大増刊号りぼんスペシャル(2011年)・P.323の3コマ目)
いやいや、どう考えてもネコは別に悪くないよ。だって犬田の予定
なんて知ってるわけないのですから。犬田が予定が入っているから
ダメだと断れば済んだ話。まぁおそらくネコが落ち込んでいる様子が
伝わってきたので、犬田はネコのほうに行ってしまったのでしょうけど
ちょっとお人好しすぎるな。
しかし恋愛の相談を犬田にするとか意味不明だ。どう考えても
恋愛の面では素人同然だろう犬田は。むしろ本来だったら真夏との
付き合い方を誰か別の人に相談してもいいくらいの状態だし。
真夏「全部 私のカンちがい!? だっふんだ!!」
(春の大増刊号りぼんスペシャル(2011年)・P.322の5コマ目)
いやいや、上のほうにも書いたけど、真夏は別に悪くないよ。
勘違いしないほうがおかしい状態だったんだし。
ネコ「でもねー きーてー 真夏ちゃあーん ワンちゃん
『クマはおれのこと好きだから』とか言うんだよ~」
(春の大増刊号りぼんスペシャル(2011年)・P.322の6コマ目)
ねーよwwwwwww 教室でジャレただけで恋愛感情がいちいち
発生していたら体が持たん。ネコも犬田がこんなことを言い出した
時点で「あ、こいつに恋愛のことを聞いても無駄だ」と気づけよ。
おかしすぎるだろう。
ネコって女友達いないのか? こういうことなら女同士のほうがいろいろ
知恵が沸いてきそうですが。
○犬田が真夏との約束を突然取り消した理由
犬田「おれ 女友達っていたことねーから どーすりゃいーのか
わかんなくて…」
(春の大増刊号りぼんスペシャル(2011年)・P.325の5コマ目)
いや、これは理由になってないだろう。その場の雰囲気に流されて
ついついネコの相談に乗るのを断りにくくなったものと考えるのが
妥当とは思いますが、だったら別に真夏に秘密にしておく理由は
真夏は良い子だったから一応納得してくれたけど、けんかは
起こっても当たり前の状況だよなぁ。
真夏「でも だからって…じゃー 言ってくれればよかった
じゃんっ だまってるからヘンななんだよーっ」
(春の大増刊号りぼんスペシャル(2011年)・P.325の7コマ目)
おそらく無意識のうちに他の女の子と会うという罪悪感のような
ものが生まれたのでしょう。これがたとえば急に他の男の子と
会わなくてはいけなくなったとかいうことだったら普通に真夏に理由を
説明していたのではないでしょうか。
犬田「おれが好きなの 真夏しかいねーじゃん!!」
(春の大増刊号りぼんスペシャル(2011年)・P.326の2コマ目)
いや、これはおかしい。
世の中、表に向かった表示されたことがすべて。犬田の今回の
行動は誰がどう見ても正しくはありませんでした。不器用なのでしょうが
こんな調子だと、また何かやらかしてもおかしくないでしょう。
こんど同じようなことをやったらちょっと反省させたほうがいいな。
真夏「ふわってして なみだ出そうになんの 好きだから
好きだから」(春の大増刊号りぼんスペシャル(2011年)・P.327の2-4コマ目)
本当に相手のことが好きになると、どんなことをやらかしても
許してあげたくなるのかもな…愛が強い間はちょっとの失敗くらいで
関係が揺らぐことはないのでしょう。
キスをしました。このカップルの関係が進展する時って勢いで
何かをやった時だなぁ。よく゜考えて行動しようとするとあれこれ
余計なことを考えて上手くいかないのかも。
これからもいろいろ悩んで、泣いて、このカップルは成長して
いくのでしょう。でも真夏と犬田のコンビならたぶん大丈夫なような
気がする。
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