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2011年6月 8日 (水)

【おてまえ頂戴いたします!】〔柚木ウタノさん〕(りぼん2011年5月号)感想 その2

【おてまえ頂戴いたします!】〔柚木ウタノさん〕(りぼん2011年5月号)感想 その1
↑のつづき

○新聞部に入った美和

 大和に近づきたくて、何度も突撃を試みた美和ですが、一向に大和が
振り向いてくれないので、新聞部に入りました。大和は茶道部に入って
いるのですから、新聞部に入ったということはもう大和のことをあきらめた
のではないかと思ってしまいますが、美和にはある考えがありました。

美和「わたし新聞部に入ったんだー! 茶道部の隣だったから
(りぼん2011年5月号・P.422の3コマ目)

 怖いよ…(((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

 大和の茶道部の部室への出入りを見張るための基地を
確保するために茶道部の隣に部室がある新聞部に入るとか、
さすがにドン引きだろう。


 ここまでくると大和は先生…場合によっては警察に相談してもいいレベル
だな。完全につきまとい行為だし。気が弱い子だったら茶道部やめちゃうよ。

 大和はすっかり疑心暗鬼(ぎしんあんき)になっていて、美和が部室の
近くにいないかきょろきょろと見回してから茶道部の部室に入りましたが
そりゃこんな変な子に目をつけられてびくびくしないはずはないです。


美和「今 新聞部で『突撃! となりのイケメン部員』特集の
インタビュー中です☆
」(りぼん2011年5月号・P.422の4コマ目)

 いやいや絶対嘘だろうwww ここで取材を断ったとしても今度は
また別の部活に入って、大和に接近を試みるだろうな。

美和「協力してもらえますよね!?
(りぼん2011年5月号・P.422の4コマ目)

 一応質問の形をとってるけど断られることを前提としていないよな。
もし断られても無視してどんどんいろいろ聞いてきそうだ。

 大和のことが好きでつきあいたいのであれば、大和が嫌がることを
したらますます彼女になる道が遠のいてしまいそうですが、美和は
あまりにも大和のことが好き過ぎてちょっと冷静さを欠いているのかも
しれませんね。

 
大和「………はい。」(りぼん2011年5月号・P.422の5コマ目)

 気が弱すぎる…こんな対応だから美和が調子に乗るんだ。
なんで嫌なのに断らないんだ??? 美和にしてみれば大和は強く押せば
折れる人っていう位置づけになってるでしょうね。

 ここまでくると正式に告白された時に断ったりしたら逆恨みを
されるのではないかと心配になってくるレベルだ。
とにかく美和の
振る舞いは普通ではないですし。

大和「あの」「伊藤さ…
美和「美和って呼ばなきゃ聞コエマセン。
ーで、好きな人は?
」(りぼん2011年5月号・P.422の6コマ目)

 あー、なんだかいちいち癇(かん)に触る
しゃべり方をする子だな(w


 ここで大和が「聞こえないのならもう取材はできませんね」と切り返す
くらいの余裕が欲しい。

※美和がたたみの縁(ふち)を踏んでいるのを見て
大和「畳の縁は結界を意味してる お互いのスペースを守るのも
茶道の礼儀作法のひとつだ

(りぼん2011年5月号・P.423の4コマ目)

 美和に相手を尊重することを要求しても、そもそも意味が理解できないと
思う。だって自分が欲しいものは強引に奪うことしか考えていないの
ですし。これまで何度大和は拒絶の意思表示をしたと思っているんだろう。

ただ「お互いのスペースを守る」って現実にはなかなか難しいですよね。
ついつい自分の領域を拡大しがちですから。

美和「それは暗に…"俺に入ってくるな"ということ…?
(りぼん2011年5月号・P.423の5-6コマ目)

 お前歓迎されていると思ってたのかよwwwwwwwwwwww

 そもそもこうやって相手をしてもらっているだけでも十分有難いはず
なんだけどなぁ。普通だったら無視されて終わりだし。

 ここまで読んできて思ったんだけど、美和はどうやら自分が拒絶されて
いるっていうことについて本気で気づいていなかった感じだな。無理やり
大和に付きまとっているという自覚がなかったのでしょう。

 たぶん美和はこういう性格の子だと思うから、これまで恋愛以外の面
でも自分が思った通りな突っ走っていたんだろうな。

↓つづきはこちら
【おてまえ頂戴いたします!】〔柚木ウタノさん〕(りぼん2011年5月号)感想 その3

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