【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十二話「青い葉に儚く」(りぼん2011年7月号)感想 その5
【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら
種村有菜さん参加の東日本大震災チャリティー同人誌「pray for japan」の感想
↑のつづき
○桜姫、青葉の病気を治すと誓う
桜姫「私…二人の病気を治す方法を見つけるわ…!!」
(りぼん2011年7月号・P.251の1コマ目)
桜姫にとってかげがえのない存在である青葉と朝霧がいなくなると
いうことは桜姫にとってわが身を削られるのと同じです。いくら不老不死
でも、心が満たされない状態で永遠の時を生き続けなければ
いけません。そんな人生はつらいだけでしょう。
青葉と朝霧ことを本当に好きであるからこそ、愛する人の苦しみを
取り除いてあげたいという気持ちも沸いてくるのだろうなぁ。
青葉「俺だって言いたくはないがそれは無理だ 槐(えんじゅ)の
言う通り死ななければ解けない呪いだ」
(りぼん2011年7月号・P.251の3コマ目)
真面目な青葉のことだから、自分に呪いがかけられた直後から
いろいろ呪いを解く方法をいろいろ探したはずです。
で、得られた結論が「死なないと無理」だったんだろうな…その時の
絶望感は言葉で表すことができないものだったでしょう。
白夜など周辺の人もなんとかしようとしたはずですが、やはり無理だった
のだろうな。
桜姫「でも 見つけるもの!!」(りぼん2011年7月号・P.251の1コマ目)
どうやって探すつもりなのだろう…桜姫が聞いて周れそうな人には
とっくの昔に青葉が聞いてるだろうし。月に帰って
槐に頼るしかないのかもなぁ…ただ槐が自分の愛する桜姫を奪った
青葉のために協力するわけないし。
桜姫「死なせたりしない…絶対……!」
(りぼん2011年7月号・P.252の1コマ目)
桜姫にとって青葉はかげがえのない存在で失ったらそれこそ生きる意味が
なくなってしまいかねませんが、青葉にとっても桜姫はかげがえのない
存在ですよね。あらためて考えてみると青葉の心の支えって
桜姫くらいしかいないからなぁ。
東宮にもなることができなかったので、今後政治的に大きな役割を
果たす機会があるかどうかも未知数です。親友と呼べるような人も
ほとんどいないし。せいぜい疾風(はやて)くらいか? 呪いがかけられてしまった
今、正直青葉は生きるための目標というものをつかめないでいるのでは?
青葉が本当に心を開いて自分をさらけ出すことができる相手ってもう
桜姫だけでしょう。もはやお互いにとって絶対に相手は失いたくない存在
なのでしょうね。
桜姫「青葉も 朝霧も 琥珀も疾風も白夜も藤紫様も
私が絶対守るから…!!」(りぼん2011年7月号・P.252の2コマ目)
血桜を使えるから敵が攻めてきたときには大きな力を発揮する
桜姫、ただ青葉や琥珀みたいに「呪い」という見えない敵を撃退する
方法もちゃんとこれから考えていかなくてはいけないのですね。
ところで桜姫にかかわった人の多くは大変な運命を抱えてしまって
いますが、藤紫は大丈夫なのだろうか??? 今のところ特に不幸な目には
遭っていないようですが…って
Σ(゚Д゚;)!!! 藤紫は百合姫と今後つきあっていくことになるん
だったな。これはある意味「呪い」のようなものか(笑)
桜姫絡みで不幸になった人って桜姫が好きだと思った人、あるいは
桜姫の心の支えになっている人限定なのか??? 白夜と藤紫、疾風、
琥珀が今のところおおむね平静を保っている理由もこれなら説明が
つきますが。
↓つづきはこちら
【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十二話「青い葉に儚く」(りぼん2011年7月号)感想 その6
「種村有菜ミニギャラリー」に行ってきました(紀伊國屋書店新宿南店で開催)
種村有菜さんの同人CD「純愛天使」を買ってきました(コミックマーケット79・1日目)
種村有菜さん15周年記念、アニメイト限定ペーパー「枕草子」をもらってきたので感想を
【イ・オ・ン】の感想 まとめはこちら
「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら
【白薔薇学園ヴァンパイア・ローズ】りぼんファンタジー増刊(2009年)掲載・種村有菜さん作、感想 その1
【天使の金貨メイプルローズ】〔種村有菜さん〕春の大増刊号 りぼんスペシャル(2010年) 感想 その1
| 固定リンク
「桜姫華伝」カテゴリの記事
- 桜姫華伝12巻の感想 その1(2013.01.15)
- 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その5(2012.12.27)
- 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その4(2012.12.23)
- 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その3(2012.12.15)
- 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その2(2012.12.08)