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2011年6月25日 (土)

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十二話「青い葉に儚く」(りぼん2011年7月号)感想 その6

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種村有菜さん参加の東日本大震災チャリティー同人誌「pray for japan」の感想

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    ↑のつづき

    ○ずっと一緒にいたい

    ※好きな人が自分と一緒にいると滅びる恐れがあることについて
    桜姫「でも…言えない 『私から離れて』なんて言えないよ
    (りぼん2011年7月号・P.254の1-2コマ目)

     これきついよな…桜姫にとって青葉達はかけがえのない存在で、ずっと
    一緒にいたいのですが、自分と一緒にいるとその大事な人たちが大変な
    ことになってしまう可能性があるのですから。好きな人たちが傷つくのは
    桜姫にとってはわが身を引き裂かれる思いでしょう。桜姫自身は不老不死
    ですから死なないのに…

     自分と接触することを断てば好きな人が傷つく可能性は減るかも
    しれないけど、そうすると今度は桜姫は心の支えがなくなる…

     どちらの道も極めて厳しいですね。


    桜姫「みんなが好きだから ずっと一緒にいたいから
    (りぼん2011年7月号・P.254の3コマ目)

     でも、桜姫がこのことについてあれこれ悩むのは時間の無駄でしょう。
    なぜなら桜姫と一緒にいると大変なことになるということに青葉達が
    気づいたとしても桜姫の前から去るという決断をするわけがないですから。

     桜姫にとって青葉達はかけがえの存在であるのと同じくらい、青葉達に
    とっても桜姫はかけがえのない存在でしょう。桜姫と会えない生活なんて
    おそらく耐えられないのではないでしょうか。

     桜姫と青葉達はそれぞれお互いを必要としているのです。

    桜姫「優しさに甘えて さよならできない
    (りぼん2011年7月号・P.255の1コマ目)

     別にむずかしく考えることなんてないよ。自分の気持ちに正直で
    あればいいのです。桜姫はみんなが好き、だから一緒にいる。
    それだけでいいじゃん。


    桜姫「私はずるいね ごめんね……
    (りぼん2011年7月号・P.256の1コマ目)

     いや、別にずるくないよ。むしろどんどん頼って欲しいくらいじゃないか?
    桜姫が誰にも助けてもらえず大変なことになったりするほうが
    むしろ青葉達にとってはつらいはず。


    ○朱里、久しぶりに登場

    朱里「久しぶり 白夜」(りぼん2011年7月号・P.258の1-2コマ目)

     おおっ、生きてたか。まぁ死んだとは思ってなかったけど、無事で
    よかったよ。もう槐(えんじゅ)のそばにいても何の得もないような
    気がするのですが、裏切ったら右京と同じ目に遭うことは目に見えて
    いるので、今さら他の生活なんて考えられないんだろうな。

    白夜「会えると連絡をもらった時は正直驚いた
    大丈夫なのか?
    」(りぼん2011年7月号・P.258の2コマ目)

    白夜はよく朱里の話に乗ったな。私だったら、何かの罠(わな)じゃ
  • ないかと思い、怖くて行く気になれないよ。朱里のところに近づいた
    瞬間に攻撃されてもおかしくないし。でもまぁ白夜を攻撃したところで
    今さら槐が何か得をすることはないだろうから、罠をしかけてまで攻撃
    なんてしないか。

    朱里「舞々と僕は貴族の中で仲間にできそうな人材を探すように
    命じられている
    」(りぼん2011年7月号・P.258の3コマ目)

     舞々も生きてた━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

      情報提供乙。朱里とは全く違う路線で人材発掘をしていそうだ(w

    そういえば朱里が里を裏切ったのは槐の側の情報をとるために潜入する
    必要があったからなのですから、ある意味こうやって情報を流すのが
    本来の仕事だったんだよな。


    ※槐の所在について
    朱里「僕達には言わなかった でも京にいることは確かだよ
    (りぼん2011年7月号・P.258の4コマ目)

     わざとにせものの情報を流してかく乱を図っているという可能性は
    ないのか? 京を重点的に捜索させておいて、別の地方で何かを仕掛ける
    ということもできなくはなさそうですが。

     ただこの朱里の態度を見る限りではその可能性はそれほど高くは
    なさそうです。


    朱里「わからない だけど桜姫に拒絶されてから 槐様の瞳は
    いっそう冷たくなった
    」(りぼん2011年7月号・P.259の2コマ目)

     もう誰も信じられないんだろう…そりゃ幼い頃からずっと慕ってくれて
    いた桜姫に刃(やいば)を向けられたんだからな。ただ、これは槐の
    自業自得でとても同情する気になどなれないのですが。

    なにしろ槐は桜姫を道具扱いしたんだからな。これで桜姫に拒絶されたと
    言って怒るとか逆ギレもいいところだろう。こんな自分勝手な奴と
    別れて桜姫は正解だったな。

    ↓つづきはこちら
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